一家5人の4人が発達障害。数字に弱い女の就職指南。千分の一を中心に据えるな
テレフォン人生相談 2019年5月11日 土曜日
兄弟3人とも発達障害で、本人は認めないものの父はきっとアスペルガー症候群に違いない。
相談者は算数がほとんどできずに苦労してきた。
仕事では数字の扱いでつまづくものの、就活は健常者として探している。
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 女29歳独身 父65歳 母 長兄31歳 家庭持ちの次兄30歳
今井通子:
もしもし?テレフォン人生相談です。
相談者:
こんにちは
今井通子:
今日はどういうご相談ですか?
相談者:
わたくしい、が今、発達障害、なんですよね。兄妹は3兄妹いるのですけど。
今井通子:
はい
相談者:
全員そうみたいなんですよね。
今井通子:
はい
相談者:
でえ、わたしの、父親が・・どうもアスペルガー症候群という発達障害みたいで。
今井通子:
はい
相談者:
でえ、うちの家族5人いるんですけども、母以外、全員発達障害という現実です。
今井通子:
あなたは・・
相談者:
あの、一番下です。
今井通子:
一番上、お姉さん?
相談者:
長男です。
今井通子:
ご長男はおいくつ?
相談者:
31い、です。
今井通子:
で、もう一人・・
相談者:
次男です。男です。
今井通子:
ご次男はおいくつ?
相談者:
30です。
今井通子:
で、あなたが?
相談者:
20、9です。
今井通子:
お兄さん達は、もう結婚されてんのかな?
相談者:
真ん中の方だけ、しております。
今井通子:
さてですね、発達障害だっていう事を、まず最初におっしゃった理由は何?
相談者:
も、わたしの場合は、計算が、ま、全く出来ない、という・・特色で。
今井通子:
あ、計算っていうのは算数の計算?
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
もう、あの、基礎からが出来、ていなくて、
今井通子:
はい
相談者:
あの、レジとかをアルバイトで担当したんですけども、
今井通子:
はい
相談者:
全くう、その、話にならないというか、もうゼロが、何個あるのか?とか、どこで止めていいのか?とか・・テストとかも今までボロボロで・・
今井通子:
例えば指でえ・・押さえたりすると、分かる?
相談者:
分かる時と分からない、時とか・・
今井通子:
あ、それでも分かんない?
相談者:
はい
今井通子:
なるほど。はい
相談者:
塾とかも、小学校ぐらいの時とか通ってたんですけど、も、「お宅のお子さんはもう無理です」って、はっきりと、断られて、
今井通子:
うん
相談者:
も、中学校に入って、
今井通子:
はい
相談者:
家庭教師の先生にも逃げられて。
「数からは逃げよう」っていう事で。
今井通子:
うん
相談者:
この、国語とか違う教科で、やってみたら、ま・・算数ほどではないんですね。
今井通子:
うん
相談者:
高校に入ってからも、2年生に上がる試験の方でも、単位が取れなくて、
今井通子:
うん
相談者:
辞めちゃって。
今井通子:
うん
相談者:
そして、数学の先生とかからもですね、個人的に教えてもらったんですけど、すごい・・
「この子はなんでこんなに出来ない子なんだ?」みたいな感じで、すっごい、もう嫌な思い出しかないんですね・・
今井通子:
ん、ふん
相談者:
先生とか・・あの、学校の先生・・
今井通子:
はい
相談者:
塾の先生とか。
今井通子:
はい・・で?
相談者:
ハローワークさんとか、あの、求人情報誌で見ても、やはり販売だとか、あの、レジだとか、自分がやりたい職業とか、なりたいなと思っても、やはり計算とか・・あのお、能力がついて来て・・も、そこでもう辞めないと・・いけなくて。
本当に自分が働きたいとこでは働けなくて。
「ここがいい」、「家から近い」と思っても、「レジ担当です」、「お金を扱います」って言って・・も、何回もレジとか・・あの、今までの仕事で怒られて来た経験があるので、すごい、も、トラウマみたいになってるんですよね。
で・・あの、わたしの方お、も、苦しいんですけども・・あの、一番、可哀想なのが父なんですよね。
なぜかというと、自分がアスペルガー症候群、発達障害という事を全く認めていないという事。
障害の、ある人とかを、偏見というか、自分には関わりのない人と思っているみたいで、自分はしっかり、あの、何十年と、会社で働いて、あの、給料ももらって、家も建てて、「なのに、これが、そんなわけないだろう」っていう感じで、「病院の方に、診てもらいなさいよ」って母が言ってるんですけど、
「知らない」って言うんですよね。
今井通子:
お父さんが、そうじゃないと思ってるのに・・
相談者:
はい
今井通子:
なぜあなたが、アスペルガーだって言い切れてんの?
相談者:
も、家族もみんな、「あ、もう絶対そうだ」って言って、あのお・・
今井通子:
うん、ちょっと待ってちょっと待っ・・これは、診断ついてるわけじゃないのね?じゃ。
相談者:
診断はついてないんですけど・・
今井通子:
お父さんどんな性格の人?
相談者:
1日のスケジュールを、自分の思っている通りに動かないと気が済まなくて、勝手に怒り出したりしてですね?
例えば、私たちが、「3時から一緒に買い物に行こう」とか、スケジュールを立てて、目の前で言うんですよ。
「いや、俺は、何時から何時に、自分の・・趣味の物買いに行くから」って・・すぐ怒るんですよ。
「いや、さっき言ったでしょ?」、「いや、俺のスケジュールはあるから、それは動かせない」っていうんですよ。
今井通子:
「みんなで買い物行きましょう」っていう、決める時に・・
相談者:
はい
今井通子:
お父さんは、その時間、もう、「行こう」と思ってるわけでしょ?
相談者:
言うんですけど、それをわたし達の目の前で言わないんですよね。
その時は「はい、行こう」って、「うん」って頷くんですけど、
分かってるのに嘘をついてるのか?、なんなのか?、
「もう俺のスケジュールはお前ら知ってるやろ?」、「1日の動き見てるだろう?」っていう感じで・・
「自分では分かっていても」・・
今井通子:
うん
相談者:
「わたし達には言わないと分からないよ」っていうのに、
今井通子:
うん
相談者:
「なんで知らないんだ、俺の1日を把握してるだろう?」みたいな感じで、
今井通子:
うん、まず、はい・・
相談者:
わたし達が、はい
今井通子:
なるほど。
相談者:
とか、気分によって、あの、態度とか、その、会社でもちょっと浮いてるような感じで、その、友だちも、多分いないと思うんですよね。
今井通子:
・・お父さまは、ちゃんと社会の中で・・
相談者:
はい
今井通子:
人材としてね?、出来上がってる方ですよね?
相談者:
はい、それがですね・・
今井通子:
うん
相談者:
外面と、うちの家では全く違うんですよね。
今井通子:
いやそりゃそうでしょ。
相談者:
わたし達の前では全部吐き出すんですけど、
今井通子:
うん
相談者:
わがままばっかり言うんですけど、外に行くと、すぐ「いい方ですよ」とか近所で、全然・・評判が全然違って、
今井通子:
うん
相談者:
でもお、やっぱり・・同じ発達障害の人とかから見たら・・なんか共通するものが、あるんですよね。
今井通子:
病名を病院で、確定されてるわけじゃないので(苦笑)・・ちょっとここでは・・あの「発達障害だから」とかね?・・
相談者:
はい
今井通子:
「アスペルガーだから」とかっていう言い方でじゃない・・何が問題になってるのか?をお聞きしたいのよ。
相談者:
・・わたしい、の、これからですね。
恋人と、もし付き合ったとして、言った方がいいのか?、そして、言わなくて黙ったまんま、騙したまま結婚とか、お付き合いをしていいのか?、すごく気になります。
今井通子:
「数字」・・「については弱い」っておっしゃったけど、
相談者:
はい
今井通子:
どっかでお仕事とかされてる?
相談者:
今は、休職中なんですけども、
今井通子:
うん
相談者:
前、今まで行ったところで全部、数字がダメで、物凄く怒られたり、ミスを連発しました。
今井通子:
でも、仕事は出来るのね?、しようと思えば。
相談者:
・・はい、数字が無ければ。
今井通子:
うん。今後、社会の中で・・人材としてね?、働く気はあるの?
相談者:
は(わ)、あります。
今井通子:
あなたに合った、就職口を見つけるっていう、ことも必要よね?
相談者:
はい
ハローワークとかでそういう・・窓口にも行った事があります。
今井通子:
うん
相談者:
その窓口に行って紹介されても、自分が働きたいとことはちょっと違うので・・
今井通子:
ちょっと待って。でもさ・・あなたは自分の・・数字には弱いっていう、部分を知ってるわけじゃない?
相談者:
はい
今井通子:
そうするとハローワークでそれは言ってるでしょ?
相談者:
そういう窓口で一回言った事はありますけど、
今井通子:
うん
相談者:
あの、健常の方で探す方がメインです。
今井通子:
数字に関わる仕事がしたいの?
相談者:
止めた方がいいと、思ってるんですけど。
入って・・「実はこういう作業もあります」っていう、言われた事があって。
「あー、それだったら数字があるんだったら来なきゃ良かった」と。
避けて、あの、探してはいるんですよね。
今井通子:
あうーんと、質問と答えが違うんだけど。
相談者:
すいません。
今井通子:
要するに・・数字が必要な、仕事、一般の仕事がしたいっていうのは何かのチョイスの中に・・
相談者:
はい
今井通子:
数字の仕事が入っているっていう事を・・必要としてんの?あなたは。
相談者:
いいえ
今井通子:
どうしても、関わ、数字に関わっちゃうような仕事でも、それを探しに行くっていう理由は何?
相談者:
やっぱりい、世間の・・目とかですね、周りの・・発達障害の人の実際そういう、場所で働いて・・あの、発達障害という、障害の枠があるじゃないですか。
今井通子:
はい
相談者:
周りの人が、それでいじめとか・・差別とか物凄く見て来たから、
自分はこんな目には遭いたくないと思って、見てて苦しくなって、
わたしは普通のところがいいと思って逃げてしまうんですね。
今井通子:
なるほど。
相談者:
はい
今井通子:
でもさ、一般のところでも数字に関係ないところって結構あるじゃないですか。
相談者:
はい
今井通子:
そしたらば、ハローワークに行った時に、もう、その数字が出て来るようなところは、外してもらうっていうのも、話も出来るじゃない?
相談者:
はい、一応、そういうのばっかり、今、探してるんですけど、
今井通子:
うん
相談者:
・・意外と入ってみて、普通の健常の方から見て「いや、こんなん簡単でしょう」みたいに思うものが、わたしにとって実は、かなりの計算、だったっていう場合があって、
今井通子:
うん
相談者:
で、「あー、求人には書いてなかったのに」と思った事とか・・
今井通子:
自分の方から・・「わたしは数字が全く苦手です」っていうのは、最初に申告してる?
相談者:
バレない程度に、あの「ちょっと苦手なんですよね」ぐらいの、形・・
今井通子:
ああー、なるほどね。
相談者:
はい
今井通子:
なんでこんな話聞いたかっていうと、今日はですね・・三石メソード主宰で、作家で翻訳家の、三石由起子先生に、伺ってみたいと思いますが・・
相談者:
はい
今井通子:
その伺う前に、あなたがどういう事にどういう風な、は、反応するかをお聞きしただけなの。
相談者:
あ、はい
今井通子:
うん。先生よろしくお願いしまあす。
(回答者に交代)
彼女ほどではないけど気持ちが分かる。
数学が苦手で教師から教わったとおりに出来なくて学生時代は本当に辛かった。
大変だと思うけど環境にあった職につけるといいね。
自称発達障害が多すぎる…この相談者だけじゃなく、某絵本作家とかもね。
発達障害バブルって言われてるらしい。
ちゃんと診断されてから言えばいいのに。
三石センセーの言う通りで、うまくいかないこと全部発達障害のせいにしておけば、楽だものね。
もし診断名つかなかったら、どうするのかしら?
発達障害者って、自分が思ってたより多いとこの頃思う。
広島で心療内科院やってる医師は、妊婦の貧血が大きな原因だとその著書で言ってる。
血液検査の基準数値が海外より甘いらしくて、貧血妊婦が妊娠出産するとリスクが高くなるらしい。
特に男性は貧血に弱いそう。
この説を聞いて、すごく腑に落ちた。
日本は発達障害者の割合が他国より高いというのも、兄弟でみんな発達障害ということも。
これから子どもをつくる世代は隠れ貧血が分かるフェリチン値も調べてもらってください。
私は健診では貧血判定じゃないのに、このフェリチン値を調べたら異常値だった。
自称発達障害や自称ウツや自称アスペが多いですね。
自称ウツの知人が言っていた。「宝くじで数億円当たれば、ウツは治る」そうだ。 スミマセン、話が脱線した。
私は”電話恐怖症”(そんな病気あるかどうか知らんが、仕事で電話を取ると どもったり声が出なくなる。遂には電話が鳴ると動悸や吐き気が。)になったため、事務職を退職し資格を取って”一人仕事”ができる職に就いた。働かなくては食べていけないから必死だった。自分に向いた職種だったため のびのびと仕事が出来て充実している。自信がついてからは 電話も少しだけ克服できた。
相談者は数字が全くダメとのこと。でも他が突出していることもある。それを早く見つけられると良いですね。
因みに私は病的な方向音痴です。もう話にならん位に。恥ずかしいのでメモとかを使ってどうにか乗り越えていますが、これも障害かな?
深刻な発達障害を持ってる方には三石先生のアドバイスは
空回りだろうけど
この相談者タイプには良いアドバイスだったと思った。
確かに65歳のオッサンに今更障害を認めさせてメリットはないわな。
下手にメンタルクリニックなんか連れて行こうものなら
性格も障害も改善せず薬だけ飲ませれる事だってあるんだしね。
発達障害のせいで出来ない事がある
でも出来ること得意な事もあるわけで
得意な事を仕事にすればいいのに
なぜか苦手な事を仕事にする人がいる。
そうすると自信無くして自分はダメな人間だってなるから得意な事を生かそう。
と三石先生も言っている。
相談者、気軽に発達障害なんで言ってほしくない❗️
診断受けたわけじゃなく、勝手にできないことの言い訳つくってんじゃねーよ、診断受けて一生懸命にできることをコツコツ頑張っている人たちに失礼だろうが❗️
発達障害をひとからげにするな、察して障害の勉強もせずLDなだけだろうがLDの人でも社会でしっかり働いている人たちはたくさんいるんだよ。
あんたみたいのがLDの代表みたいに思われたら本当に迷惑だから。
LDとは、学習障害のことです。
承知してます。
LDも発達障害にはいりますから。
相談者の問題の元は、父親との関係にあると思う。父親は外で良い人をして本当の自分を出せないで、家で吐き出していて、子どもが何を思っているのか子どもの心に無関心なのだろう。だから相談者は父親や世の中で認めてもらえるものにこだわっている。相談者は自分の本音に耳を傾けて、自分が何がしたいのか何ができるのか内省していったいいと思う。
「数字が苦手」よりも「障害があって数字が苦手」って説明してもらった方が、同僚としては一緒に働きやすい。