逝く半年前の入籍、連れ子‥小出しにする女。過去の夫の裏切りに供養心も遠のく
テレフォン人生相談 2019年6月10日 月曜日
去年亡くなった夫の遺品に中学校の同級生との親密なやり取りが見つかった。
亡くなる前には感謝の言葉を述べていた夫だが、供養する気持ちが揺らいでいる。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女64歳バツイチ 夫は去年59歳で他界 元夫との息子40歳と二人暮らし
今日の一言: 他人の評価を、素直に受け入れること。
加藤諦三:
もしもし?・・
相談者:
恐れ入ります。
加藤諦三:
テレフォン人生相談です。はい
相談者:
はい
加藤諦三:
最初に、年齢教えて下さい。
相談者:
64歳です。
加藤諦三:
64歳・・結婚してます?
相談者:
・・え、してましたけど、去年、主人が亡くなりました。
加藤諦三:
あ、そうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
と、今は、お一人で暮らしてんですか?
相談者:
いえ・・子どもが、一人おります。
加藤諦三:
何歳ですか?お子さん。
相談者:
40歳ですね。
加藤諦三:
40歳・・
相談者:
はい
加藤諦三:
男の子?女の子?
相談者:
おと、男の子です。
加藤諦三:
男の子・・
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
それで、どんな相談ですか?
相談者:
えーと、ちょっと主人が亡くなって・・
加藤諦三:
はい
相談者:
色々遺品の整理をしていたら、
加藤諦三:
はい
相談者:
昔、若い時に・・付き合っていた彼女と・・
加藤諦三:
はい
相談者:
交際していたという・・ことが発覚しまして、
加藤諦三:
・・はい
相談者:
まだ現役だったので、
加藤諦三:
はい
相談者:
会社の方から・・
加藤諦三:
はい
相談者:
残っている物を全部自宅に持って来ていただいたんですよね。
その中に・・そのお、彼女から届いてた・・
加藤諦三:
はい
相談者:
えーと、誕生日とか、バレンタインデーのカードが?
加藤諦三:
はい
相談者:
何通かまだ残ってたんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで・・古い携帯が何十個もあったので、
加藤諦三:
はい
相談者:
それをちょっと見てたら、その中に・・ドライブに行ったり、会ったり色々・・ま、色々っていうか、ま(苦笑)、会ったりして、
加藤諦三:
はい
相談者:
7、8年前ぐらいに二人で撮ったような写真も残ってたんですけど、
加藤諦三:
はい
相談者:
LINEっていうところがあって、
加藤諦三:
はい
相談者:
それを見たら・・ま、3年ぐらい前から、過去3年に遡(さかのぼ)ったLINEの・・
加藤諦三:
はい
相談者:
メッセージっていうか、やり取りが全部出て来たんですよね。
加藤諦三:
はい
相談者:
「身内は」・・「うちって」、「わたくしの家(うち)は」、あの・・
加藤諦三:
はい
相談者:
・・「冷えきってるから」?
加藤諦三:
はい
相談者:
彼が、書いてた文章ですよ?(苦笑)
「冷えきってるから」・・
加藤諦三:
はい
相談者:
相手の女性は、「奥さんも居るんだから、奥さん・・孝行とかしたら?」とかって言ったら、「いや、そんな必要はないんだ」と・・
加藤諦三:
う&#・・
相談者:
「うちもう」・・ね?「冷えきってるし」・・
加藤諦三:
冷えきってるからという事、はい
相談者:
「冷えきってるし」・・
加藤諦三:
はい
相談者:
それに、あのお・・「このまま行けば」・・「定年、離婚」・・「だな」・・って&#△%・・
加藤諦三:
あ、定・・定年になったら離婚するつもりだというような事を言っていた、書いて・・
相談者:
いや・・そうそうそう、そして・・
加藤諦三:
はい
相談者:
「出来れば今でも一緒になりたいと思ってる」、その彼女とね?
加藤諦三:
ああ
相談者:
ような事を・・書いてて「一番今、大事で、好きだ」みたいな事を(苦笑)、ずう、ダラダラダラって書いて(笑)・・
加藤諦三:
ああー
相談者:
書いてたんですよねえ。
加藤諦三:
それで「今でも一緒」と言ってるその彼女は・・
相談者:
え、同級生です。
加藤諦三:
・・同級生?64歳?
相談者:
はい・・あ、違います。うーんと、主人と同級生なので、
加藤諦三:
あ
相談者:
若い、59ぐらいですね。
加藤諦三:
59歳ぐらいの方。
相談者:
はい、中学校ん時のね。
加藤諦三:
中学校の時の同級生。
相談者:
はい
加藤諦三:
・・で、あなたはあ・・これを見るまでですねえ?
相談者:
はい
加藤諦三:
全くそういう事は、感じてなかったわけ?
相談者:
ん、ま、ったく、感じなかったですね。
加藤諦三:
あ・・まったく感じない・・
相談者:
もう、ま・・ったくですね、ほんとに。まさかこんな、ことを・・ま、7年も8年も?
加藤諦三:
はい
相談者:
・・やってたとは思わなかったですねえ。
加藤諦三:
それで、その、結婚したのは、あなた何歳ん時?
相談者:
うんとね・・一緒には暮らしてたけど、ずっと・・夫婦別姓で暮らしてたので。
籍自体、入れたのは、亡くなる、半年ぐらい前ですね。
加藤諦三:
・・なんでそんな、長い間ですね?
相談者:
うん
加藤諦三:
籍入れなかったの?
相談者:
・・えっと、わたしもずっと、一緒になる前から、一つの仕事をして・・お客さん相手の仕事だったので・・
加藤諦三:
はい
相談者:
やっぱりあの・・名前を変えるとか、そういう事・・あまり好まなかったので・・
加藤諦三:
ん、ん・・
相談者:
自分が仕事してちゃんと、収入とかもお互いにあったので、別に・・そんなメリットがないっ・・て別に変えなくても・・とは思ってましたね。&#△%
加藤諦三:
それで結婚した・・途端にご主人が亡くなられたわけ?
相談者:
・・いえ、亡くなるっていう事が分かったので・・色んな問題が発生するので・・相続とかそういう事ですよね。
家とか・・色んな物があるので・・ま、もちろん・・んとお、亡くなった主人の名義になってるので・・あの、わたしと籍が入ってなく、ないとね?
加藤諦三:
ええ
相談者:
それがほら、わたしに来ない・・
加藤諦三:
うん
相談者:
いう事もあったので、じゃ、「早く籍」・・「入れなよ」って、んも、「そういう事になるよ」って言われ・・まし・・
加藤諦三:
この、さっき言った40歳の息子、と一緒だ、暮らしてるって言いましたよね?
相談者:
それはわたしの・・わたしの子どもです。
加藤諦三:
あなたは、じゃ、初婚ではなくて、
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
初婚っていうのは、そうすっと何歳の時ですか?
相談者:
・・23
加藤諦三:
23歳で・・
相談者:
はい
加藤諦三:
初婚?
相談者:
はい
加藤諦三:
そいで、離婚したのはいつですか?
相談者:
30か31ですね。
加藤諦三:
30か3じゅう、い・・
相談者:
はい
加藤諦三:
それから・・
相談者:
はい
加藤諦三:
この・・亡くなられたご主人と、一緒に生活を始めたわけね?
相談者:
はい・・そうです。
加藤諦三:
・・で、今日、あなたが・・相談したいという事の、内容というのはどういう事ですか?
相談者:
えーと、それでですね?
加藤諦三:
ええ
相談者:
えーと、主人は、あの、病気でえ、ずっともう、半年、ぐらいずっと、亡くなるまで・・家で介護してました。
加藤諦三:
あ、はい
相談者:
&#△の状態だったのでね。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで・・ま、あの、その時は、やっぱりずっと一生懸命看病したので、主人はわたしに、ま、日記を書いてたんですけどお、
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、「一緒になれて良かった」とか・・「ほんとに感謝してる」とか・・あの・・も、「ほんとに」って・・そういう事いっぱい書いてくれてたんですよね。
加藤諦三:
ええ、ええ
相談者:
まあ、そうやって言っては、亡くなってったのでえ・・
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、わたしも・・まあ、一生懸命、まだ、さい、ま、色々後悔はあるけど、ま、あれしたかな?と思って・・ま、お葬式したり、お通夜したり、色んな事し、して来ましたよね。
加藤諦三:
ええ
相談者:
でも、実際にね?・・こういう事が発覚して・・
加藤諦三:
はい
相談者:
え?なんだ・・あ、な、なんだったんだろう?とは思わないけど、なん、なんなんだろう?って・・そりゃ・・これからちゃんと、供養出来るか?わたしの自分の気持ちとして、っていうのがありますよね。これから・・
加藤諦三:
・・感謝しているという気持ちがほんとなら、供養するけれども・・
相談者:
うん、うん、うん
加藤諦三:
それが信用、信頼出来ないのであれば・・
相談者:
ええ
加藤諦三:
まあ、わたしの方も・・そんな・・亡くなった夫の供養なんか・・してられないと・・
相談者:
という気持ちにもなります。
加藤諦三:
分かりました。今日は、あの・・
相談者:
すいません。
加藤諦三:
スタジオに心についてのエッセイストとしてお馴染みの、マドモアゼル愛先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
すいません。
(回答者に交代)
愛先生の洞察力は鋭いな
時々ズレてる感じがしたりキレちゃうけど
今日の回答は納得だな
加藤先生に「何で籍を入れなかったの?」って聞かれると
それまでペラペラ流暢に話してたのに急にゴニョゴニョ言い出した。
相続したんだから責任も果たしなよ
最後は加藤先生も愛先生も褒めてたけどね。
こう言う地元のオッちゃん相手の客商売のオバちゃん結構
要るよね
この人を選んだ相手もまたしかり
負の方向からしか物事を進めない
しかし、死者にとって恨み祟りであろうと
残った者が思い出してくれるならば
それは悪いことではないのかもしれない
なぜ、亭主がそんな物を残したのか
お互いに寂しくて寂しくて臆病な似た者夫婦だったのだろう
決してお互いを思いあってはいない
くだらない
ひさびさに(ゴメンナサイ) 愛先生の快進撃!
リスナーが違和感を感じているところをバッサバッサと切ってくれて、気持ちよかった。
この相談者の周りで、今までここまではっきり突きつけた人、いないんじゃないかしら。
ここに電話してきてよかったですね。
でも、最後にちゃんとフォローするところ、いいですね。