教育熱心な父の下で高校で息切れ。ウツを治し接客に就くも一人になると空虚


テレフォン人生相談 2019年7月24日 水曜日

大学の就活中ぐらいからウツ状態で、新卒で入った会社でメンタルを病んで入院し、認知療法から職場復帰プログラムによって仕事に就いたものの、その後も転職を繰り返し、現在は通院を続けながらアルバイト。
自分に合ってる思われる仕事に取り組みながらも、一人になると相変わらず虚無感に襲われる。

パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)

相談者: 男36歳

ドリアン助川:
もしもし?テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、もしもし

ドリアン助川:
はい、よろしくお願いします。

相談者:
あ、よろしくお願いいたします。

ドリアン助川:
今日どんなご相談でしょうか?

相談者:
えーとですね、結構小さい頃からあ・・なんですけれども、
割とお、漠然とした、こう、虚しさみたいな、ものとかこう、不安感ていうのか、結構・・ずっと抱えてる方で・・

ドリアン助川:
あなたにそれがあるってことですね?

相談者:
そうですね。

ドリアン助川:
はい

相談者:
で・・え、現在今、36歳、なんですけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
なんだかよく分からない、じんせ(人生)・・の、こう虚しさみたいなもの感じながら・・こう・・過ごして来たんですけれども、

ドリアン助川:
うーん

相談者:
なんかこう仕事・・をして、いても・・なん、なんかこう・・クタクタになるまで頑張ってはいるんですけど、こ・・なんか、こ、自分の中に残る物がなくって・・で・・自分の中ですごく・・こ、疲れ果ててしまって、転職を・・まあ、して・・でえ、新たなところで・・また、始めようと思って、こう・・意気込んで行くんですけれども、やっぱり・・結局う、一人の時間になった時に、なん、なんーだろ?この、僕の、このお、人生の虚しさは?みたいなところに行き着いてしまって結局・・こう、同じところでいつもつまずいて・・仕事も続けられなくって次に、行くっていうようなことを繰り返してしまって・・

ドリアン助川:
はい

相談者:
この先が・・不安で不安で・・

ドリアン助川:
しょうがないと?

相談者:
ていう・・とこお、ろですね、はい・・

ドリアン助川:
うん

相談者:
はい

ドリアン助川:
えーっと、大体いくつぐらいからこの、虚しさと、対峙し始めました?

相談者:
(息を吸って)そうですね、高校生ぐらいの頃から、ですかねえ?

ドリアン助川:
高校生ぐらいの頃から

相談者:
はい

ドリアン助川:
なんかきっかけはありましたか?

相談者:
えーとですね、ま、ちょっと、父い、が、かなり、えっと、教育に厳しい人っていうのもあって、

ドリアン助川:
ええ

相談者:
えっと、ま、中学時代、僕あんまり勉強が出来る方ではなかったんですけれども、

ドリアン助川:
うん

相談者:
まあ、そこで、ま、ちょっと「このままでは」・・「お前どこも行けないぞ」っていう脅しを掛けられたっていうこともあって、かなり・・あのお、一日も、ホントに、睡眠時間、2、3時間、抑えるぐらいまで・・で、結構勉強に・・集中して・・ま、ある・・いい進学校の方には、入学は出来たんですけれども、

ドリアン助川:
はい

相談者:
ま、そこで・・まやっぱり・・力尽きてしまったというか(ため息混じり)・・

ドリアン助川:
うん

相談者:
自分ん、なんのために・・ここまで、頑張って来たのか?っていう、なんかこ達成感みたいなものお、が、感じられないまま何かこう・・なんていうんですかね?その中、中学時代のその、劣等生から・・こう、挽回しようとしたその・・短期間での集中力っていうのがすごく・・こう、反動が来てしまって、

ドリアン助川:
うん

相談者:
で、そこから、こう、毎日毎日がすごく疲れてるっていう状態になって、

ドリアン助川:
うーん

相談者:
(息を吸って)で、ま、大学まで・・行、ったんですけども、大学う、卒業、就職・・シーズン・・あのお・・の時にですね、ま・・一気に何かこう、自分の中で線が切れたように、こ、感情がなくなって・・うつ状態になったっていう・・

ドリアン助川:
はい

相談者:
ところで・・あるので、やはり原点は、高校生ぐらいからですかね?

ドリアン助川:
ふうーん、んで・・結局それで、あの、就職はしたんですか?

相談者:
・・そうですね。

ドリアン助川:
ふうーん
で、折角頑張って、入った会社、なんでしょうけど・・ま、さっき「転職」、っておっしゃいましたが、何回も転職してる状況ですか?

相談者:
・・そうですね。新入社員で入った仕事お、から・・ま・・身体が、動かなくなって1年間、うんと、入院生活をして、

ドリアン助川:
あー、そうだったんだあ。

相談者:
ええ

ドリアン助川:
うーん

相談者:
で、そこから・・えと、再就職に向けて・・えっとお、お仕事を、をはじめて、

ドリアン助川:
はい

相談者:
で、そこで・・一応3年ほど続けて・・

ドリアン助川:
うん

相談者:
ま、あの、また同じようにちょっとこう、つまずいてしまって・・で、また次のところに行って、

ドリアン助川:
うん

相談者:
・・辞めて。
で、現在はあのお・・ま、正社員っていう形、ではなくて、ま、アルバイト・・

ドリアン助川:
アルバイトね?うーん

相談者:
になってしまったんですけれども、それも・・

ドリアン助川:
この・・

相談者:
それもすごく、

ドリアン助川:
うん

相談者:
なんか自分の中で、なんか情けなくっていう風に思ってしまっちゃってるんですよね。

ドリアン助川:
うーん
で、今は、その・・精神科の病院に通ったりということはしてないんですか?

相談者:
月に一度お薬を、もらうぐらいです。

ドリアン助川:
それはあの・・主に鬱のことで?

相談者:
そうですね、鬱とお、あとは、ちょっと気分が、こう・・変調しやすいので、

ドリアン助川:
うんー

相談者:
ま、安定剤という形ですね。

ドリアン助川:
安定剤ね。

相談者:
はい

ドリアン助川:
は、はあ・・何が足りないんだろね?

相談者:
・・(息を吸う)・・

ドリアン助川:
あのね?

相談者:
はい

ドリアン助川:
たくさんの人がみんな満ち足りた人生、歩んでるわけではなくて。

相談者:
はい

ドリアン助川:
みんな、なんか足りないんですよ。

相談者:
はい

ドリアン助川:
みんな、なんか足りないし、みんな、なんか虚しさ抱えてるし・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
だけど、あなたがそのお、ま、今・・ひょっとしたら・・今は穏やかな声で話してるけども・・

相談者:
はい

ドリアン助川:
追い詰め、られてるような夜もあるわけでしょ?

相談者:
・・そうですね。

ドリアン助川:
ねえ?
そこまで来ちゃった、そのお・・突破口っていうかさ。

相談者:
はい

ドリアン助川:
え、それが、まだ見えて来ないわけね?

相談者:
・・そうですね。

ドリアン助川:
うーん、そっか。
ま・・僕もまたあとでちょっと、話をしたいと思うんですけども。

相談者:
はい

ドリアン助川:
えー、それでは、とっておきの先生を、紹介いたします。

相談者:
はい

ドリアン助川:
はい、精神科医の高橋龍太郎先生です。よろしくお願いします。

(回答者に交代)


「教育熱心な父の下で高校で息切れ。ウツを治し接客に就くも一人になると空虚」への6件のフィードバック

  1. 私の長年の虚しさが消えたのは、毒親である両親を堂々と憎むようになってから、です。
    それから、世界が変わって見えました。空って、こんなにきれいだったんだ、と気づきました。
    他人の目が怖かったのが無くなり、人の目を気にする前に、自分から笑いかけてました。
    本来の自分に戻った感じです。

    親に対する怒りの感情を抑えて、小手先の努力をしても、疲弊するだけだと私は思うのですが。
    憎むべき相手をきちんと憎むことで、自分の人生が手に入ると思います。

    1. >匿名さま

      ありがとうございます、勉強になります。
      対象に怒りや憎しみをきちんと自覚した後で、それにとらわれずにするにはどうしたらいいのでしょう。
      怒りや憎しみにとらわれていると、それが障害になってしまわないでしょうか。それとも、自覚した時点で心が晴れるのでしょうか。

  2. わたしも支配的で身勝手な毒母から離れて1年位経った頃、空の綺麗さ、景色の綺麗さに感動した事があります!それまではいつも不安定で、何かモヤモヤしていましたし、達成感も無く、身体も弱くネガティヴでした。仕事や人間関係もトラブルに巻き込まれたり生きづらかったのですが、母親から離れて自分の人生を生きようと心掛けてから人生変わりました!今も不安が無い訳では無いですが絶対自分の人生乗っ取られてたまるか!と口にするだけでも変わると思いますよ

  3. ドンタコスさんとホントに同じです。
    時間はかかりましたが、親に支配された自分もそもそも弱かったんだと自覚し、でも、あんな親の元で、がんばって生きてきたよね、と自分をいたわり続けたら、なんか世界が明るくなりました。
    今は、憎むより、自分の人生を取り戻したい気持ちが強いし、取り戻している実感も強いです。
    spiralspineさんの疑問に対する答えになっているといいのですが、私の場合、自覚した後、十分憎んだから、吹っ切れたのかもしれません。
    加藤先生の言うように、ノートに書き続けて、だんだん自分を客観視できるようになったのも大きいと思います。もちろん、親にされた数々のひどいことを全て書き出し、怒りの感情も全て書き出しました。
    空のきれいさに気づいたのは、そういう苦しい時間が長く続いた後、怒りから一歩抜け出せるようになった時だったような気がします。

    1. >一番上の匿名さま

      ありがとうございます。やはり時間をかけて少しずつ、段階を踏んでということなのですね。

  4. 上のお三方のリスナーさんの意見に勇氣をもらえました。ありがとうございます。
    それとやはりドリ助さんは生き方に迷った若者には適任者。
    竜太郎先生はやはりプロ。

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