中3で不登校をする息子が姉の知的障害を理由に自分の可能性を否定する
テレフォン人生相談 2019年9月18日 水曜日
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 女48歳 知的障害の長女高2 長男中3 次男小6 5年前から別居の夫50歳
ドリアン助川:
もしもし?テレフォン人生相談ですう。
相談者:
あ、よろしくお願いいたします。
ドリアン助川:
はいよろしくお願いします。
えー今日どんなご相談でしょうか?
相談者:
長男の中3の、不登校についてなんですけれども。
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
まったく行かなくなったのは、先月ぐらいから。
ドリアン助川:
ご兄弟はいらっしゃるんですか?
相談者:
長女、が高2。次男が小6。
ドリアン助川:
不登校の理由というのは・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
お母さんは・・聞いてますか?
相談者:
「知らねえし」って言って、何も話してくれなくて。
ドリアン助川:
あ、「知らねえし」って。
相談者:
はい(苦笑)
ドリアン助川:
そういう、い、口の利き方するわけね?
相談者:
はいそうですね。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
うん。今別居中なので、それも原因かな?って思って・・
ドリアン助川:
あーお母さんが?
相談者:
はい
ドリアン助川:
お母さん失礼ですけどおいくつですか?
相談者:
と48です。
ドリアン助川:
48歳・・旦那さまは?
相談者:
50です。
ドリアン助川:
この3人のお子さんは・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
今あなたと一緒にいらっしゃるんですか?
相談者:
はい、そうです。
ドリアン助川:
ふうーん
で、旦那さんいつ出てっちゃったんですか?
相談者:
5年ぐらい・・
ドリアン助川:
5年ぐらい前?
相談者:
えはい
ドリアン助川:
と、これ理由はなんなんですか?
相談者:
わたしとの不仲ということが理由で。
ドリアン助川:
旦那さんに女性ができたってことじゃないんですか?
相談者:
いえ、それはなく・・
ドリアン助川:
お子さんが・・でき、た頃から、不仲?・・
相談者:
あ、その前も不仲でしたけど。
ドリアン助川:
ふうーん
相談者:
波はあって。
ドリアン助川:
結婚なさったのが、18、9前ですか?
相談者:
そうですね・・
ドリアン助川:
うん
相談者:
はい、そうです。
ドリアン助川:
でもその時はもう・・この人でいいと思ったわけですよね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
うーん。だけど、ま、実際、生活をすると不仲になっちゃった?
相談者:
はい
ドリアン助川:
でも、ま、3人お子さん作られて、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、5年前に、お父さん出て行った理由というのを・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
子ども達はどういう風に理解してますか?
相談者:
最初の頃は・・お父さんが怒、って、勝手に出て行ったと思って、でも段々わたしが口うるさいので、
ドリアン助川:
ふうん
相談者:
「お母さんも原因なんじゃないの?」っていう風に・・
ドリアン助川:
3人共?
相談者:
え、いえ、真ん中だけ、エヘ(苦笑)
ドリアン助川:
真ん中だけ?
相談者:
はい
ドリアン助川:
高2のお姉さんは・・どんな風に、思ってるんですか?
相談者:
ほんのちょっと、あのお、ちょっと生まれつきっていうか病気なのであんまりよく分かっていなくて。
ドリアン助川:
あ、そうなんですか。
相談者:
はい
ドリアン助川:
知的障害があるんですか?
相談者:
え、はい
ドリアン助川:
ふうーん
お父さんは例えば月1回会いに来るとかそういうことはあるんですか?
相談者:
2年ぐらい前にちょっと・・会わなくなった・・んですね。
ドリアン助川:
養育費は?
相談者:
は(わ)いただいています。
ドリアン助川:
で、お母さんも働いてらっしゃる?
相談者:
はい、パートで。
ドリアン助川:
パートで働いてると。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、あの、不登校っていうのは・・大雑把に言ってね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
学校に理由がある時とか・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
それから、ま、友だちに理由がある時とか・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
或いは家庭に問題があるとか・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
或いは彼の、胸ん中に何か・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
問題が生じてるとか・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
色々あると思うんですけども。
相談者:
あの、色々、全部重なって・・のような気が、します。
ドリアン助川:
&#、全部要因が重なっちゃってる?
相談者:
はい・・はい
ドリアン助川:
うんー、じゃ・・
相談者:
それで、
ドリアン助川:
うん
相談者:
はい、で、いつも・・聴かせていただいてて、
ドリアン助川:
はい
相談者:
あ、「お母さんが明るく、いれば子どもも元気になる」とか。
ドリアン助川:
ええ、ええ
相談者:
「お母さんがなんか楽しいことを見つければ子どもも人生楽しみを見つけられる」とか。
ドリアン助川:
はい
相談者:
色んなことを、聞いて、それを一生懸命実践しようとするんですけど、
ドリアン助川:
はいはい
相談者:
わたしが・・も、ご飯、置いてても(息子が)ずっと食べないとか・・
ドリアン助川:
うーん
相談者:
(わたしが)毎日、毎食捨てる、捨てる行為をしたりとか・・
ドリアン助川:
うん
相談者:
そういうのを・・毎日やってて、あの、わたしが毎日元気で・・◆#$することが出来なくて。
ドリアン助川:
うーん
相談者:
2、3日で凹んでしまって・・
ドリアン助川:
うーん
相談者:
て、また人に相談して元気をもらっ・・また、また、そ、その時は元気に出来るけれども・・また、凹んで、っていうのが、あって。
で、不登校って1、2年は掛かるって聞いて、それが1、2年、これから先やっていけるか?、ちょっと自信もなくて。
ドリアン助川:
ふうーん
相談者:
どうしていいのかな?っていう・・
ドリアン助川:
ま、これが不登校だってスタンダードなものがるわけじゃないですからね。
相談者:
(苦笑)
ドリアン助川:
まだその・・えー、完全に行かなくなってから、だって、1ヶ月ですよね?
相談者:
1ヶ月、はい
ドリアン助川:
うん
が、学校の先生は何か言いに来てくれるんですか?
相談者:
そうですね・・一度会いに、来た、来られたんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
も、本人が・・拒否して、会、会わなかったので・・
ドリアン助川:
うーん
相談者:
で、2回目に会わ、会って・・話はしましたけど・・
ドリアン助川:
はい
友だちは、いそうですか?
相談者:
表面的にはいると思います。
ドリアン助川:
でも例えば不登校で1ヶ月も、来なくなれば・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、友だちがいるなら、普通は、
「どうした?」って来ると思うんですけども。
相談者:
はい、来ませんね。
ドリアン助川:
来ま、来ません?
相談者:
「みんな受験モードだ」って先生はおっしゃるんですけど・・
ドリアン助川:
うーん、ま、受験モードでもね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
友だちがいれば来るとは思うんですよ。
相談者:
そうですね。
ドリアン助川:
ということは学校でも、その・・心から話せる友だちは・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
いないんですね。
相談者:
そうですね。
ドリアン助川:
ふうん。で、受験は考えてんですか?
相談者:
もう、「行かなくていい」って・・本人は言ってます。
ドリアン助川:
うんー、高校受けないと?
相談者:
はい
ドリアン助川:
うんー、で・・家の中にいるか、間・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
誰とも話をしないんですか?
相談者:
なんかネットで喋ってたり、オンラインゲームで喋ってたりとか。
ドリアン助川:
ふうーん
えっと、お姉ちゃんとの会話ってのはないんですか?
相談者:
普通の会話はできないので・・
ドリアン助川:
ふうーん
相談者:
ふざけて・・あの、遊ぶ、ホントに小っちゃい子と遊ぶような会話しかできないんです。
ドリアン助川:
弟とは?
相談者:
弟とはゲームの話(はなし)しかしない・・
ドリアン助川:
ふうーん
相談者:
感じ、&#△%
ドリアン助川:
この子の胸ん中、今、大変ですね、色んなものが・・渦巻いていて。
相談者:
はい
ドリアン助川:
うーん・・それで・・お母さんとも・・会話がない状況?
相談者:
はい
ドリアン助川:
うん、「知らねえよ!」って、なっちゃう。
相談者:
はい
ドリアン助川:
ご飯は、どうしてるんでしょう?
相談者:
なんかもう、カップラーメンだったりとか・・
ドリアン助川:
うーん
相談者:
時々、あの・・好きな、のを食べたりとかは、つまんで食べたりとか・・
ドリアン助川:
それはお母さんが作った夕飯の席に出て来ないってことですか?
相談者:
(息を吸って)そうですね
と、それを食べる時もありますけど・・
ドリアン助川:
ええ
相談者:
ほとんどお、なんか冷蔵庫開けて・・
ドリアン助川:
自分の部屋があるの・・
相談者:
あ・・
ドリアン助川:
あるのかな?
相談者:
弟と一緒・・&#△%
ドリアン助川:
弟と二人の部屋?
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、そこに籠っちゃってる状況ですか?
相談者:
籠ってたり・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
出て来てリビング占領してたり。
ドリアン助川:
ふうーん
相談者:
日によって違います。
ドリアン助川:
うーん・・で・・その、お父さん、会いに来ないってことは音信も不通なんですか?
相談者:
あ・・一応・・心配して出て来て・・くれたんですけど、
ドリアン助川:
はい
相談者:
・・最終的には説教になってしまって、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
あの、息子の方が・・「会いたくない」って言い・・
ドリアン助川:
「今頃説教される筋合いはないよ」・・
相談者:
エヘヘ(苦笑)
ドリアン助川:
ていうことですかね?
相談者:
なんか・・はい
ドリアン助川:
うーん・・はい、では今日の回答者の先生、紹介いたします。
相談者:
はい
ドリアン助川:
三石メソード主宰、作家で翻訳家の三石由起子先生です。
(回答者に交代)
息子さん、かわいそうです。
家族のこと心配してるんですよ。
お父さんは、この重荷を捨てたわけだから、ひどい奴だと息子は思ってますよ。
頼りたいのに、頼れない。泣きたい気持ちでしょう。
お母さんにも甘えたいに決まってます。
なのに、お父さんはこのお母さんのせいで出て行ったと感じていれば、責めたい気持ちも同時にあるでしょうに、その上、もし、「お姉ちゃんのことはアンタが面倒みるんだよ」なんてこと小さいうちから言われたりしたら、本当にかわいそうです。
親も兄弟も捨てて良し。
輝かしい未来が君にはある!絶対ある!
自分の人生をつかんで欲しいです。
ここの回答者は不登校を軽く見過ぎてる
特に加藤先生や大原先生は「これで解決できるんですよ」
「夫婦の問題」っていうけど
一度不登校になったら少々夫婦関係見直しても、会話を増やそうとしても上手く行かない。
ご飯を捨てたら怒るって三石先生が言うようにしたら下手したらボコボコに殴られる事もある。不登校になったら後々の人生まで引きずって引きこもりや依存症になる事があるから「これで解決します」なんて言えないです。
不登校になるにはそれだけの原因があるはず。
専門家に時間をかけて相談、治療をした方が良い。
この相談者さんは息子のしんどさより自分がしんどいって想いが強そうです。
あなたは自由、か。
きょうだい児からすれば、本人が死なない限り真の自由は無いんだよ。
不登校だけを治すなら今だけその言葉でごまかしてもいいけど、息子さんは近い未来にまた苛まれるよ。
彼女、結婚、親の老い等、全てのイベントごとに姉がつきまといその度苦悩する。
施設に入れても誰かが連絡役にならなければいけない。死んでくれない限り自由なんて無いさ。
生半可な前向きな言葉より、学校卒業したら親の方から絶縁する、くらいの言葉じゃないとただの対処療法なだけ。
と、きょうだい児の自分は思うんだよ。
私も、兄弟が知的障害ですが、救いは性格がいいこと。だから、ゆくゆくは自分が面倒を見るつもりでいる。
一方、性格の悪い引きこもりの兄弟もいるが、そちらは、見る気はない。勘弁してほしい。
性格の良さって、けっこう大事。
親や周りの人の愛情を受けてきたか、が大きいようにも思うが、本人の気質もあるだろうな。
その中3の子には、自分の人生は自分で作って行け、と言いたい。
色んなことに負けるな。絶望感や虚無感に支配されるな。自分の人生なんだから、ひねくれてたら、損だよ、と言いたい。
こんな家、出てってやる、と心の中で思いながら、勉強や好きなことを頑張って、自ら道を切り開いてください。
立ち向かうしかない問題に
方法ではなく性根を説く
我が子なれど愛せず
愛せるほど正直でもない
どうしてこうなった?という問題には
嘘の性根がありありとある
自分についた嘘がある
姉のことが人生の重荷に感じるのは、とても理解できる。
中学生だから思い切り悲劇的に悲観的になってるのかも。
でも自身は健康なんだよね。
障害兄弟児じゃなくたって、人間、何かしらハンデ持ってるのが一般的。
自身が貧乏とか不細工とか太ってるとか記憶力弱いとかアスペとかアトピーとか…
ちなみに私は上記の殆どが当てはまる。
それらをどの位の不幸と考えるのかは実際のところ当人次第じゃん。
家に篭ると暗いことばかり考えるから、一人旅にでも出て気分転換するといいのでは?
将来、一番いいのは姉の面倒をみることも大して負担に思わないくらい金銭的に余裕がある大人になれること。
息子も親も悩めばいいと思う。
それが大きな財産になるよ。
お姉さんが疎外されていないってのはとてもいい家族じゃない?