大人都合の犠牲か?がんばり屋の不登校。過干渉親父に諭す少年スポーツのあり方
テレフォン人生相談 2019年12月18日 水曜日
4ヶ月前ぐらいから不登校。
隔日程度は登校している。
スポーツの習い事でキャプテンに指名されて厳しく指導されていたが、後輩に譲って引退。
勉強も頑張ってて私立を受験する予定だったが、それもやめてしまった。
相談者も口うるさかったことを反省している。
やる気を取り戻すには?
パーソナリティ: ドリアン助川
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)
相談者: 男39歳 妻 娘中2 息子小6
ドリアン助川:
もしもし、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、よろしくお願いします。
ドリアン助川:
はい、よろしくお願いします。
え、今日どんなご相談でしょう?
相談者:
4ヶ月前ほど・・くらいからですね、あのお、息子の方が、ま、学校に、ちょっと行ったり行かなかったりっていう状況に・・なってるっていうので、ちょっとその対応についてどうしたらいいか?っていうことで相談させてもらいます。
ドリアン助川:
学校に行ったり行かなかったり?
相談者:
はい、はい
ドリアン助川:
息子さんおいくつですか?
相談者:
小6う、です。
ドリアン助川:
小6?
相談者:
はい
ドリアン助川:
あなたおいくつですか?
相談者:
39です。
ドリアン助川:
39歳?
相談者:
はい
ドリアン助川:
お子さん一人ですか?
相談者:
中2の娘がいます。
ドリアン助川:
はい。えー、奥さま、も、いらしゃる、わけですね?
相談者:
はい、はい
ドリアン助川:
さて、この小6の息子さんが、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、学校に行ったり行かなくなったりというのは・・ただなんとなくではなくて、なんか理由がある?
相談者:
朝、学校前になると、お腹が痛くなったり、気持ちが悪くなったり、頭が痛くなったりっていうことで、はい
ドリアン助川:
はい
相談者:
あの、言っ・・休・・みますね、はい
ドリアン助川:
うん、ま、だからそれがその、症状としてね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
そういうこと訴え出したんでしょうけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
その・・ん、もっと前の話で、何か、そこに理由はありますか?
相談者:
・・本人すごい真面目で頑張り屋でちょっと大人しい感じなんですが、
ドリアン助川:
はい
相談者:
非常に、何事にも一生懸命ずうっと今まで、やって来まして・・
ドリアン助川:
ええ
相談者:
で・・スポーツの習い事をしてたんですが、
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、ひと段落した、辺りから・・急に・・そういう状、症状が始まって来たので、まあなんか、疲れ、たのか?、緊張の糸が切れたのか?・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
ていう風にちょっと・・はい、思ってるんですが。
ドリアン助川:
うーん・・そうですか、じゃまずね、一つ、あのお・・え、ここで、じゃ・・いじめの可能性っていうのないですか?学校で。
相談者:
は(わ)、学校なんかとも色々相談したんですが、そういったのは一切、ないですね、はい
ドリアン助川:
あ、いじめの問題ではなさそうだと?
相談者:
なさそうですね、はい
ドリアン助川:
えー、クラスではどうなんでしょう?、あの、お友だちはいるんでしょうか?
相談者:
そうですね、はい、あの・・比較的、なんでしょう、その、目立つ方、目立つっていいますか、ま、運動も勉強も・・結構しっかりやる方ので、
ドリアン助川:
ええ、ええ
相談者:
はい、友だちなんかも、多いと思います。
ドリアン助川:
友だちは多い?
相談者:
はい
ドリアン助川:
うーん。で、成績の方もまあ、いい方だと?
相談者:
そうですね、はい
ドリアン助川:
ふうん、えーと、中学受験とか考えてらっしゃいます?
相談者:
具合悪くなる前までは考えてたんですが・・
ドリアン助川:
ええ
相談者:
ま、本人も、そういう意思も、あるようだったので、
ドリアン助川:
ええ
相談者:
ただ今は、ちょっとお、やる気が今、何やっても、ちょっとやる気がないような感じで・・
ドリアン助川:
ふうん
相談者:
ま「受験もしない」っていう風に言ってます。
ドリアン助川:
あ、そうですか。
相談者:
はい。結構わたしが比較的、習い事とかも、「しっかりやれ」「ちゃんとやったか?」とか「勉強もちゃんとやったか?」って形で、ま・・結構、なんでしょうね?、あの、厳しくというか・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
はい、ね、熱心に、ちょっと見て、い・・いた感じはありますね。
ドリアン助川:
お父さんが・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、勉強の面もスポーツの面も厳しく見てた?
相談者:
はい、そうですね。
ドリアン助川:
厳しくってのはどれぐらいの厳しさなんだろ?
相談者:
ま、や・・っていなければ、「なんでやってないんだ」と。
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、まあ・・「ゲームとか、テレビ見る時間削ってでも、やりなさい」っていう、ような、感じですね。
ドリアン助川:
あーあ・・&#
相談者:
ま、手上げたりってのは一切ないんですけど。
ドリアン助川:
あ、手上げたりはない?
相談者:
ないです、はい
ドリアン助川:
ま、ただ言葉では・・
相談者:
結構キツめに・・
ドリアン助川:
「ゲームしてる時間があったら勉強しろ」と。
相談者:
あ、そ、ま、そう言う感じですね、はい、はい
ドリアン助川:
ま、そういう感じね?
相談者:
はい、はい
ドリアン助川:
よくある言葉ですけどね。
相談者:
はい
ドリアン助川:
ま、そのぐらいは言ってると。
相談者:
あー、はい
ドリアン助川:
はい、はい
で、そういう時、お子さんどんな感じですか?
相談者:
黙って従うみたいな感じですね。
ドリアン助川:
ああー
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、成績の方はでもそんな悪くないわけですよね?
相談者:
・・ん、ま、いい方でした。はい
ドリアン助川:
いい方なんですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
そうするとお父さんとしてはあ、
相談者:
はい
ドリアン助川:
なんら問題なかった子どもが、
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、そのまんま頑張れば中学受験も可能だった・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
なんら問題ないはずのお子さんが、
相談者:
はい
ドリアン助川:
急になんかこう、弱気になってしまって・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
えー、「お腹痛いよ」「頭痛いよ」って、学校に行かなくなり始めたと?
相談者:
はい、そうです。
ドリアン助川:
それが4ヶ月ぐらい前ですね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
よーく、あの、その頃振り返って欲しいんですけども、
相談者:
はい
ドリアン助川:
ま、4ヶ月前からその・・ことが起きたとすれば5ヶ月前、6ヶ月ぐらい前から・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
何かお子さん、なんかこう、変な動きがあったとか・・
相談者:
うーん
ドリアン助川:
例えばね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
これ、誰か女の子好きになっちゃったと。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、その女の子から・・嫌われちゃったとか。
相談者:
はい
ドリアン助川:
そういったこと、たとえ息子さんが言わないまで、も、
相談者:
はい
ドリアン助川:
奥さんから聞いたりってないですか?
相談者:
あ・・えーとお・・ま、ちょっと妻とよく話すんですが、
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、あのお、ま、運動の習い事をしてて、
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、だいぶちょっと、相当厳しい、ところでずっとやってまして、
ドリアン助川:
ええ、ええ
相談者:
もう主力のメンバーではずっとやってたんですが、
ドリアン助川:
はい
相談者:
相当、厳しくですね・・
ドリアン助川:
ええ
相談者:
もう、毎回、泣くくらい厳しくずうっとやってて、
ドリアン助川:
なんかやだね?それね。
相談者:
ハハ(苦笑)
ドリアン助川:
なんの運動か分かんないけど。
相談者:
まあ、ただ、そん中で、本人もキャプテンってことでずっと、あのお、やってまして。
ドリアン助川:
はい
相談者:
ただ、毎回怒られて、たぶん本人はすごい行きたくなかったと思うんですが、
ドリアン助川:
うーん
相談者:
ずっとそれをお・・口に出さず、ずうっと頑張って・・て、で・・ま、ひと段落、世代交代、の時があって・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
で、そっから・・なんか、急に・・無気力というか・・なんかそういう感じになった、感じが、します。
ドリアン助川:
まさか小6で燃え尽きちゃった?
相談者:
エッへ(苦笑)なんか、なんか、感じ的にはそういう風に、で・・
ドリアン助川:
あらあ!
相談者:
あの、ま、そのせいでだけでなく、まあ、わたしもそういう厳しいところで・・あの、育ってたんで、も、家帰っても・・厳しく厳しく、ずっとやって来ているので、ま、その反動かなっていう・・気がしてるんです。
ドリアン助川:
疲れちゃったのかねえ?
相談者:
ん、か、そ、そうじゃないかなあ?と。はい
ドリアン助川:
ありゃりゃあ・・ま、そのキャプテンということは、これはあれですね、チームスポーツだったわけですね?
相談者:
あ、そうです、はい
ドリアン助川:
ということは、その、一人一人のプレイに対しても、その、大人が厳しく当たるし、
相談者:
はい
ドリアン助川:
「お前」、しかも「キャプテンなんだからしっかりしろ」と言って・・
相談者:
ああ
ドリアン助川:
人一倍、厳しく当たられてたと。
相談者:
そうです、もう誰よりも厳しく、はい、当たられ&#△%
ドリアン助川:
で、泣いて帰って来て。
相談者:
そうですね、はい
ドリアン助川:
で、家(うち)帰ったら今度はお父さんが厳しいと。
相談者:
はい(苦笑)それもそうなんです、はい
ドリアン助川:
それで、一気になんかポキっと・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
「もういいよ」みたいな・・
相談者:
んん
ドリアン助川:
感じになっちゃったんでしょうか?
相談者:
そう、なのかもしれませんね、はい
今は、もうこういう状況なので・・
ドリアン助川:
ええ
相談者:
家であのお・・テレビ見る時間だ、ゲームする時間ってほとんどなかったので、今は・・あのお、そういう時間を・・を、作るようにというか、本人に任せて今、やってるような感じですね。
ドリアン助川:
なあー
相談者:
はい
ドリアン助川:
ま、人生ね、これから先長いですから。
相談者:
はい
ドリアン助川:
そういった時期もあるかとは思うんですけども。
相談者:
はい
ドリアン助川:
で、問題、どういう風に、また歩き出すかですよね?
相談者:
あー、はい
ドリアン助川:
うーん
で今、なんかこう・・気が抜けちゃったような感じで・・
相談者:
そうですね、あの・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
無気力というか・・
ドリアン助川:
うーん
相談者:
はい、そういう感じですね。
ドリアン助川:
で・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
「どうしたいの?」と。
相談者:
はい
ドリアン助川:
「君何をしたいの?」と。
もっと優しくでもいいな。
相談者:
はい
ドリアン助川:
あの、なんか「これからしたいことはあるの?」と、そういうことは聞いたことありますか?
相談者:
あーそうですね・・
ドリアン助川:
ええ
相談者:
あのお、ま・・ま、「将来何になるか」とか・・えー「中学校行ったら部活、何やりたい?」とか、そういった話は・・あの、よくするんですが、
ドリアン助川:
はい
相談者:
あ、ま、「まだ分からない」っていう&#(苦笑)・・
ドリアン助川:
んな、分かんないよね?それ。
相談者:
ははい(苦笑)
ドリアン助川:
「将来何したい?」なんて小学生に聞いて・・
相談者:
エヘへ(苦笑)
ドリアン助川:
それは分かりませんよ。
相談者:
そうですねえ・・
ドリアン助川:
うーん
相談者:
はい
ドリアン助川:
お父さんとしては、無気力なとこ脱して・・
相談者:
はい
ドリアン助川:
また小学校に普通に通うようになって欲しいと。
相談者:
そうですね。はい
ドリアン助川:
うん、息子さんの心の中に起きていることが・・こ、分からなくて、お父さんも困ってるってことですね?
相談者:
そうですね、あとどういう風に、そ、導いて行くというか、はい
ドリアン助川:
はい
相談者:
え、どういう風にしたらいいのかなっていうのが正直悩んでます。
ドリアン助川:
ふうーん
相談者:
はい
ドリアン助川:
ま、「行きたくなるまで、じゃゴロゴロしてろよ」っていうだけの、その、それはお父さんないんですね?今。
相談者:
そうですね、ま、あのお・・「家で」ま「最低限」、まあ、「学校で出た宿題とかは・・やりなさい」っていうことは、今してますが・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
ま、それ以外の・・やってる教材だとかそういったのは今、も、前はよく「やれやれ」って言ったんですけど・・
ドリアン助川:
うーん
相談者:
今は一切言ってないですね。はい
ドリアン助川:
お父さんは人生充実してますか?今。
相談者:
今ですか?
ドリアン助川:
はい
相談者:
は(苦笑)、今はあ、ちょっと、おー、そのことが頭いっぱいで・・
ドリアン助川:
はい
相談者:
どうですかね?はい
ドリアン助川:
あー、お子さんのことが頭いっぱいで?
相談者:
そうですね、はい
ドリアン助川:
うーん、そっか。
じゃ、ま、その辺りのこと聞いてみますかね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
お子さん、どうやったら、また・・歩き出すような気分になるのか?
相談者:
あー、はい
ドリアン助川:
或いは放っといた方がいいのか?
相談者:
あは、そうですね、はい
ドリアン助川:
ま、その日を、お父さんも、気長に待った方がいいのか?
相談者:
あーそ、はい、はい
ドリアン助川:
その辺り聞いてみましょうかね?
相談者:
はい
ドリアン助川:
はい、今日の回答者紹介いたします。精神科医の高橋龍太郎先生です。よろしくお願いしまあす。
(回答者に交代)
相談者さんへ
私の子供も不登校なので、はっきり言わせてもらうと、不登校になるのは、「規範型の親」で、親子の理想を子供に押し付けるタイプの親のせいです。
私自身もそうでしたが、不登校、引きこもりカウンセラーの今野陽悦さんのブログに出会い、己を反省している所です。私の変化に気付いたのか子供が明るくなって来ました。
もし良かったら、参考にしてみて下さいね。
宿題もなーんにも言わなくていい。なーんにも口出しせず、見守ってあげてください。親の欲を一切捨てること。すべて。
原点に返ってください。お子さんが無事生まれた時、元気に生きてるだけで、うれしかったはず。
元気に生きててくれるだけで、ありがたい、そういう気持ちで、見守ってあげてください。
そして、お子さんがまた学校に毎日通いはじめても、期待しない。欲を捨てて、元気でいるだけでありがたい、と自分の軸を持ち続けてください。
こどもは、親がこどもの存在だけを喜んでくれると、自分からやる気になって、自分で考えて、自分からがんばりはじめます。
全くその通りだと思います。
出来る子供だったから大人が依ってたかって喰いつぶしてしまった。
大人が子供に依存している。
大人が子供を食いつぶす…まさにそういう場面が多すぎますね。やたら厳しい少年野球のコーチとか、ものすごく病的に見えますが、それになぜか従ってしまう親も多い。自分たちの鬱憤ばらしに子供を利用していることに気づけないのでしょうか。
社会でも若者が食いつぶされてる気がします。
期待しない、欲を捨てて、元気である事を喜ぶ。心に留めておきたい言葉です。
親も子も息抜きしましょうよ^_^
こたつに入ってミカン食べながら
お笑い見たりトランプしたり。
家でほっとできる時間があるから
外で頑張れるんじゃないのかな?
身体が丈夫で、楽しい事でニコニコして、いっぱい食べてよく寝て、仲良くお喋りしてくれればありがたい。
親も同じようにありたい。