トラの教育ママはアジア人。子どもを尊重したい男が妻を離婚に向かわせる矛盾

テレフォン人生相談 2020年11月4日 水曜日

子どもが小さい頃から、教育に厳しく干渉する妻と自由にさせたい相談者との間で喧嘩を繰り返してきた。
妻が離婚を望んでいる。

 

こういうのゲーム理論で扱ったりする。

男にとって命題は2つ。

① 子どもの意思を尊重する。
② 夫婦喧嘩しない。

両方は達成できない。
①を達成しようとすれば、②は諦めるしかない。
トレードオフと呼ばれるんだけど、夫にとって①と②は選択の産物なわけだ。
これが記事タイトルにある「矛盾」の意味。

今までは①を選択してきた、ていうか①と②両方追いかけてたんだけど、子どものことを考えるのなら②を選択すべきだというのが高橋某のアドバイス。

もっとも、妻も同じような命題を抱えているハズ。

妻の命題は
① 子どもの教育に強制力を行使する。
② 夫婦喧嘩しない。

夫と対立する命題を抱えながら、なぜ夫が折れるしかないのか?

お分かりですね。
②の手段の違い。

夫は仲良くすることで②を達成するんだけど、妻の方は離婚によってでも②を達成する。

妻にとって①と②はトレードオフではなく、①によって②も達成するという併存関係になってるわけ。
これをトレードオフに対して、シナジーと呼ぶ。

夫は妻の主張を認めたくないが、喧嘩したくないので自らの主張を引っ込める。

こんなとこにも日本のアジア外交が。
(苦笑)

 

パーソナリティ: 玉置妙憂
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)

相談者: 男53歳 アジア系外国人妻43歳 寮に入っている長女16歳 次女14歳

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