夫、子ども、姑、申し分のない生活の中で蘇る虐待の記憶が女を苛む

テレフォン人生相談 2020年3月5日 木曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女39歳 夫40歳 娘13歳(中1) 息子7歳(小1)

今日の一言: 立ち上がれないほど傷つけられた言葉は自分に向けられた言葉ではありません。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ、もしもしい?

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、お世話になりますう。

加藤諦三:
はい
最初に、年齢教えてください。

相談者:
はい、えー、39歳

加藤諦三:
結婚してます?

相談者:
はい

加藤諦三:
え、ご主人何歳ですか?

相談者:
えーと40歳

加藤諦三:
40歳、お子さんは?

相談者:
えーと長女が、

加藤諦三:
はい

相談者:
13歳の、

加藤諦三:
はい

相談者:
えー中学1年生で、

加藤諦三:
はい

相談者:
えーと長男が、

加藤諦三:
はい

相談者:
えっと、7歳で・・小学1年生です。

加藤諦三:
はい、分かりました。それでどんな相談ですか?

相談者:
えっとお、わたしのことなんですがあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
えっと、自分が、小学4年生になった頃、からあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
えっと、母親あ、があ・・急に、精神的に不安定になりましてえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、わたしい、への、

加藤諦三:
はい

相談者:
暴言というか、虐待があ、

加藤諦三:
ん、はい

相談者:
えっと、スタートをしました。

加藤諦三:
はい

相談者:
でえ・・

加藤諦三:
その虐待はあの、暴言だけですか?肉体的な虐待もあった?

相談者:
あ・・肉体的な、あの、虐待もありましてえ。

加藤諦三:
あ、両方ですね、はい

相談者:
はい
でそれが、わたしが中学3年生え・・卒業するまで続きました。

加藤諦三:
はい

相談者:
高校に入ってからは、あの、ずいぶんと、なくなりましてえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
えー、大学う、がもう早く家を出たかったので、

加藤諦三:
うん

相談者:
えっと、家から、ま、出まして、

加藤諦三:
うん

相談者:
えー、家に、まあ、ほとんど戻ることも、あの、なかったんです。

加藤諦三:
はい

相談者:
でえ、大学卒業して、えーっと就職も、あの、家から遠いところに、え、行きましてえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
そこで、あの、今の主人と出会って、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、それもまた、実家から遠いところお、で、今、あの、生活をしている状態い、です。

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、就職もお、あの、順調にというか、職場でも楽しくう、過ごすことができましてえ、

加藤諦三:
はい

相談者:
で、主人も、あの、穏やかあ、な人で、あの、子供達も今すくすくと、あの育ってましてえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
ホントに今、充実、をしている、時間ん、を、過ごしてるんですけれども、

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、2ヶ月か3ヶ月に1回ぐらいなんですが、

加藤諦三:
うん

相談者:
あの、ある、あの、拍子というか。何かのタイミングでえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
自分が小学4年生から受けて来た、

加藤諦三:
うん

相談者:
あの、母親あ、の?、あの・・

加藤諦三:
うん

相談者:
虐待い、について・・映画を観るようにというか、

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、写真を見るよ、ようにというか、

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお・・すごく、こ、鮮明え、に、えー、思い出してしまうことがありまして、

加藤諦三:
うん

相談者:
それ、を思い出したときに、

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお、自分でどのように、えー、解決う、を、する・・したらいいのか?

加藤諦三:
うん

相談者:
どのようにその・・苦しいときい、を乗り越えたらいいのか?、が、

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお、ちょっと、こう、分からなくなるときがありまして、

加藤諦三:
うん

相談者:
で、うまく、あの、乗り越えられる日は、

加藤諦三:
うん

相談者:
こう、自分の中で、ぐっと堪えて、

加藤諦三:
うん

相談者:
えー、乗り越え・・る、こともあるんですが、

加藤諦三:
うん

相談者:
えっと、自分で折り合いがつかない、ときというのは、

加藤諦三:
うん

相談者:
えー、ちょっと外に出るのもしんどくなるぐらい、

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、落ち込んでしまう、ことが、もう・・何年も経ってるのに、

加藤諦三:
うん

相談者:
いまだに、苦しむことがありまして、

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、そういうときに、何かいい、あのお、対策というか、

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、方法があるならば?

加藤諦三:
うん

相談者:
えー、何か教えていただけたらなと思いまして。

加藤諦三:
はい。お話が・・大変よく分かります。

相談者:
はい

加藤諦三:
大変よく分かりますけど。
虐待というよりも、かなり激しい虐待ですか?

相談者:
ま、言葉というのはもう毎日、5年間、

加藤諦三:
あー

相談者:
えー、わたしに対する、

加藤諦三:
あー

相談者:
暴言というか、

加藤諦三:
あー

相談者:
ま、あの、「産まなかったら良かった」っていうのは毎日聞いてます。

加藤諦三:
「産まなかったら良かった」ね。はい

相談者:
えっと、あとは、なんか、わたしまだ小学生なのに、

加藤諦三:
はい

相談者:
あの、女性的な感じで母親から見られてまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
1人の、大人の女性のように、

加藤諦三:
はい

相談者:
えー、暴言を吐かれたりとかあ、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、物は買ってもらえなかったですし(涙声)、

加藤諦三:
はい・・うん

相談者:
・・まあ・・(ため息)、ま、認めてもらえないというか、何をしても・・

加藤諦三:
&#△%、うん

相談者:
ま、褒めてもら、った・・記憶は、ないです。

加藤諦三:
&#△$■もないですよね?

相談者:
で・・まあ・・食事

加藤諦三:
一生懸命やって、褒めてもらおうと思ったけども褒めてはもらえなかったですよね?

相談者:
はい

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、何をしても・・とにかく否定え、をされて、

加藤諦三:
うん

相談者:
あ、わたしはたぶん何をしてもうまく行かない人なんだなあという・・自分で?

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお、ま、納得をしながら、生きてたと思います。

加藤諦三:
うん。うん。

相談者:
で、あとお、まだ、あの、わがままは、ま、言えないので、

加藤諦三:
うん

相談者:
とにかく、母親あ、が、機嫌を損ねないように、

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、常に顔色を伺いながら・・

加藤諦三:
うん、でしょうね。ええ

相談者:
ええ、学校、でちょっとわたしも、プライドが高か・・ったので、

加藤諦三:
うん

相談者:
友達からそれを知られるのがすごく、嫌でえ、

加藤諦三:
うん

相談者:
え、学校では無理に、あの、明るい人を、

加藤諦三:
うん、うん、そうでしょうね。

相談者:
でえー、ずっと、装って来てました。

加藤諦三:
うん、ふん

相談者:
でえ・・今でも・・自分はすごくプライドが高くて、

加藤諦三:
うん

相談者:
あの子供達に、あの、自分がその5年間の(涙声)・・受けたことを、

加藤諦三:
うん

相談者:
知られたくないという気持ちがありまして(涙声)、

加藤諦三:
うん・・うん

相談者:
「お母さんは」あ、えー「小さいときも」・・

加藤諦三:
うん

相談者:
「幸せ」え、「に、育ったよ」・・ということとお・・

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、お祖母ちゃんもお祖父ちゃんも、今は、すごく、孫のことを大事にしてくれているので、

加藤諦三:
うん

相談者:
「わたしが小さいときは、あなた達と同じように」、

加藤諦三:
うん

相談者:
え「お母さん、お父さんに大事にしてもらった」という、ま、無理な、嘘というか・・

加藤諦三:
うん

相談者:
あのお、恥ずかしくて・・

加藤諦三:
うん

相談者:
えー、自分があ、ま・・(声をつまらせる)

加藤諦三:
うん

相談者:
(呼吸が荒くなる)

加藤諦三:
あの・・

相談者:
(呼吸が荒くなる)

加藤諦三:
はい

相談者:
はい

加藤諦三:
ま、あのお、あなたの、し、質問は、&#△%、なんか、うまい方法があるかな?と。

相談者:
はい

加藤諦三:
いい方法を教えてほしいという・・あのご相談なんですけどね?

相談者:
はい

加藤諦三:
今日はですね、僕よりも、

相談者:
はい・・はい

加藤諦三:
本当に・・ま、そういう人間の心をどう乗り越えるか・・ということについては、この人をおいていないと・・いうような、方が、

相談者:
はい

加藤諦三:
スタジオにいらしてます。

相談者:
はい

加藤諦三:
幼児教育研究の大原敬子先生です。

相談者:
あー、ありがとうございます、はい

(回答者に交代)


「夫、子ども、姑、申し分のない生活の中で蘇る虐待の記憶が女を苛む」への5件のフィードバック

  1. 今のご自分が、母のようになりそうで恐いのでは?少なくとも娘さんを信頼して打ち明けてみては?絶対無理でしょうけど、隠すことに全力を注ぐより、打ち明けるタイミングを探すよう意識したらどんなでしょう?

  2. おそらく今現在相談者さんは実母とは付き合っていないと思うんだけど、年齢にしたら70歳前後になってて、虐待を受けた頃よりかなり衰えているはず。
    もし勇気があるのなら、実母さんを遠くからでも見てみたらどうでしょうか。
    「こんな老人なのか」と心の中の怖いイメージがす和らぐかも。

    相談者さんがご自分のインナーチャイルドを慰めて、恐怖に勝てますように。

  3. 参考になります。人生相談、解答が素晴らしい!加藤先生大原先生がいいから今日の人生相談は聞いていて引き込まれました。人生相談最高です。

  4. 読んでいて泣きました。
    相談者の方が心から癒されて、過去に苦しむ事が消えてなくなるようにと心から願います。

  5. 今が幸せで、めでたしめでたしといかないところが、似たような生育歴の人にはよくわかると思います。
    記憶を消せたらいいのに。

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