60km先の支配的攻撃的母90歳の強力磁場。傷つきながら寄らずにいられない女

テレフォン人生相談 2020年3月26日 木曜日

パーソナリティ: 柴田理恵
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)

相談者: 女56歳 夫57歳 二人暮らし 長女30歳と次女27歳は家庭持ち 三女22歳は他県暮らし 実家の母90歳 父は他界 兄と姉が実家の近くに住んでいる

柴田理恵:
もしもし?テレフォン人生相談です。こんにちは

相談者:
あ・・こんにちは

柴田理恵:
はい。今日はどんなご相談ですか?

相談者:
はい、あのお、母親との関わり方についてご相談したいんですが。

柴田理恵:
・・お母さんですね?

相談者:
はい

柴田理恵:
はい・・はい、関わり方とはどんな感じでしょう?

相談者:
はい、あのお、昔、あの、母がとても支配的い、で・・

柴田理恵:
支配的?

相談者:
支配的、攻撃的で、

柴田理恵:
はい

相談者:
あの、とても厳しく育てられたんですね。

柴田理恵:
はい

相談者:
え、それで・・あのお・・小さい頃から・・

柴田理恵:
はい

相談者:
なんでも自分ん、でするようにっていう、ふうに育てられて、

柴田理恵:
はい

相談者:
えー・・高校も短大も、

柴田理恵:
うん

相談者:
バイト、したり、

柴田理恵:
うん

相談者:
え、奨学生になったり、

柴田理恵:
うん

相談者:
・・えー、ん、努力したん・・して、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、社会人となったんですけども、

柴田理恵:
うん

相談者:
え、そこのストレスが元で、

柴田理恵:
うん

相談者:
35年前に、

柴田理恵:
うん

相談者:
双極性障害になってしまいまして、

柴田理恵:
うん

相談者:
はい。で、不調なときもあるんですが、

柴田理恵:
うん

相談者:
体調のいいときは、えっと、母に優しくしようと・・60キロぐらい離れた、母の、ところまで、

柴田理恵:
はい

相談者:
行って、こう、関わりを持つんですけども、

柴田理恵:
はい

相談者:
あの、喜ばせようと思って、やっても、こ、嫌味を言われたり、

柴田理恵:
ふうん

相談者:
反対に無理なことを頼まれたり、

柴田理恵:
うーん

相談者:
あの、こう、良かれとやったことを、素直にたい、して、素直に受けとめてくれない、ことがありまして、

柴田理恵:
うーん

相談者:
えー、それで、あの、そのあとやっぱり、昔のことが、フラッシュバックしてしまって、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、不満を言ったり、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、自分に自信が持てなくなってしまうんですね。

柴田理恵:
うん、ふん

相談者:
で、母には、感謝はしてるんですけども、

柴田理恵:
うん

相談者:
で、今はもう、昔の強さもないんですが、

柴田理恵:
うん

相談者:
関わる、と、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、深く傷ついてしまうので、

柴田理恵:
うーん

相談者:
どうすれば良いかということと・・

柴田理恵:
あーあ

相談者:
それで、亡くなってしまってから、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、悪口を言わないようにしたいと思ってるので、

柴田理恵:
うん

相談者:
自分の中でどういうふにしてけばいいかってことをご相談したいんですけども。

柴田理恵:
あー、なるほど。あなたおいくつですか?

相談者:
はい、56歳です。

柴田理恵:
56歳、ご結婚なさってますか?

相談者:
はい、してます。

柴田理恵:
旦那さんおいくつですか?

相談者:
57歳です。

柴田理恵:
57歳・・お子さんはいらっしゃるんですか?

相談者:
はい、3人おります。

柴田理恵:
はい。上から・・

相談者:
えー、30

柴田理恵:
はい

相談者:
27

柴田理恵:
はい

相談者:
・・ん、22です。

柴田理恵:
22、えーと、上、男の子と・・

相談者:
あ、3人共女の子です。

柴田理恵:
女の子ですか・・

相談者:
はい

柴田理恵:
あーそうですか。じゃあ、えーと、お子さん方はあ、えーと、ご結婚なさったりはしてますか?

相談者:
はい。上2人は結婚しておりまして、

柴田理恵:
はい

相談者:
えっと下の1人は、あの・・別の、県で暮らしております。

柴田理恵:
あー、そうですか、じゃ、今あの、旦那さんと・・

相談者:
はい

柴田理恵:
あの・・お2人で暮らしてらっしゃるんですね。

相談者:
はい、そうです。

柴田理恵:
あーそうですか。
ふうーん。んで、ん、で、えっとお母さま・・ていうか、お父さまはいらっしゃるん、ですか?

相談者:
あ、父は亡くなったんですよ。

柴田理恵:
あー、そうですか。

相談者:
はい

柴田理恵:
じゃ、お母さまだけがその、ま・・田舎というか実家に、いらっしゃるんですね?

相談者:
はい、そうです。

柴田理恵:
ふうーん、おか、お母さんいくつですか?

相談者:
あ、も、90なんですけども。

柴田理恵:
あーそうですか。

相談者:
はい

柴田理恵:
ふうーん。で・・

相談者:
はい

柴田理恵:
最近も、お母さんのところに、じゃ、行ってらっしゃるんですか?

相談者:
えっと、む、あ、以前は、

柴田理恵:
うん

相談者:
えっと・・週に1回とか行ってたんですけども、

柴田理恵:
あの・・遠い、田舎に?

相談者:
は、はい

柴田理恵:
うーん

相談者:
ですけど、だんだん、回数少なくなってしまって、

柴田理恵:
はい

相談者:
今は、月に1回行くかどうかっていう感じなんですけども。

柴田理恵:
ふうーん

相談者:
はい

柴田理恵:
や、お1人だから、今・・あの、あれですか?、90歳となると・・どこかホームに入ってらっしゃるんですか?

相談者:
いえ、ホームには入ってないんですけど・・

柴田理恵:
じゃあ、ご・・

相談者:
実家にいるんですが、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、近くに、姉とか兄とかいるもんですから。

柴田理恵:
あーあー

相談者:
え、姉が、足繁く行ってくれてるようで。

柴田理恵:
はあ、はあ、はあ

相談者:
はい

柴田理恵:
じゃ、一応、お一人暮らし、ではあるけれども、

相談者:
そうです。はい

柴田理恵:
お姉さんとか、が、こ、面倒看てくださってるって感じなんですね?

相談者:
そうです、あとは、あの、ヘルパーさんが入って、もらったりとか。

柴田理恵:
あ、はい、はい、はい、はい

相談者:
はい、そういう形で、はい

柴田理恵:
じゃあ、でも、月1回でも十分じゃないんですか?

相談者:
そうですね。

柴田理恵:
うーん

相談者:
ただ、わたしの気持ちとしてはなんていうかな?あのお、やっぱり、こ、母と、そ、ちょっと接触すると・・

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、すごく落ち込んじゃうので、

柴田理恵:
はい

相談者:
こう、いろいろ辛かったことが、すごく、こう、思い出されちゃって。

柴田理恵:
うん

相談者:
だから、こう・・も、主人は、

柴田理恵:
うん

相談者:
ん「もう、これから」な、「何があっても」、

柴田理恵:
うん

相談者:
「行くな」・・って・・

柴田理恵:
うん

相談者:
「連絡取るな」って言うんですよ。

柴田理恵:
うん、うん・・うん

相談者:
で、そういうふにしたほうがいいのか?

柴田理恵:
うん

相談者:
うーん、ど、どういうふうに関わればいいのかちょっと分かんなくて。

柴田理恵:
うん

相談者:
は、はい

柴田理恵:
あのお、ご病気になられたね?

相談者:
はい

柴田理恵:
その原因というか・・

相談者:
はい

柴田理恵:
そういうのが・・まあ・・お母さんの厳しさ、からだった、みたいなことっていうのは、

相談者:
はい

柴田理恵:
お母さんはご存知なんですか?

相談者:
・・分かってないと思います。

柴田理恵:
ふうん

相談者:
はい

柴田理恵:
そういうことは知らないんですね?

相談者:
そうですね、はい

柴田理恵:
ふうーん

相談者:
そういう人なんですよね(苦笑)、うん

柴田理恵:
ふうーん。気の強い方なんですね?

相談者:
はあい

柴田理恵:
ふうーん
じゃ、そういう・・言葉に・・幼い頃から・・ずっとこうちょっと傷ついて来られたんですね。

相談者:
そうですね、はい

柴田理恵:
ふうーん

相談者:
ちょっと甘えられるような、人じゃなかったんで・・

柴田理恵:
ふうん・・それでも・・お母さんを、こう、ま・・求めてというかあ・・

相談者:
はい

柴田理恵:
あの、お母さんのことが心配で・・通って行こうって、なさってるんですね?

相談者:
そうですね、でも・・やっぱり、主人も「もうやめとけ」って、「もういいんじゃないか」って言うんですよね。

柴田理恵:
うん。なんで、そう・・あの、こ、お母さんのことが心配になるんでしょうか?

相談者:
あー、は(苦笑)そうですね。
やっぱりちょっと、近くまで行ったときには寄、寄ろうかな?とか・・

柴田理恵:
うん

相談者:
そういう気持ちになっちゃったり、&#△%、どうしてるかな?なんて思ったりもして。

柴田理恵:
ふうーん

相談者:
で、たまあにですけど、今はしてないんですけど、

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、連絡して、あの、うちの母・・90なんですけどメール打つんですうよね。

柴田理恵:
すごいしっかりした方なんですねえ。

相談者:
ハハ(笑)、そうです。ちょっと耳遠いもんですから電話は無理なんですけど。

柴田理恵:
うん、うん、うん

相談者:
あの、メール、で、ちょっと、あの、「お母さん最近・・どう?」なんて「元気にしてる?」って・・

柴田理恵:
うん

相談者:
送ってん、送ったりするんですけど、

柴田理恵:
うん

相談者:
そうすっと、こう、ぐしゃっと、言われ、したことを言われちゃうんで・・も、それでもう気持ちが折れちゃって・・

柴田理恵:
あー、え?そんなふうに・・あの、メール打つとなんて返ってくんですか?

相談者:
あのお、ま、こういう、「こうしてるよ」、「あーしてる」って言うと、なんかわたしが、母に言うと、

柴田理恵:
うん

相談者:
なんか・・「あら、いいご身分ね」とかっていう(含み笑い)返って、来たりして・・

柴田理恵:
・・ふうーんーん

相談者:
なんかこう皮肉を、言うっていうかね?

柴田理恵:
うん

相談者:
あの、素直に娘のこう・・幸せ願うっていう感じじゃないんですよね。

柴田理恵:
・・そういう人なんでしょう?

相談者:
・・そうですね。

柴田理恵:
ねーえ?・・そういう、ま、こんなこと言うとあれだけど、口の減らないババアっつうのはいっぱいいるもんでね、世の中に。

相談者:
アハハハハ(笑)あーそうですね、はあい

柴田理恵:
ええ、うちの・・伯母もそうですけどね、96の。

相談者:
はあい

柴田理恵:
フッフ(笑)、可愛げないわ、と思うけど・・

相談者:
あーあ

柴田理恵:
心配で行くけど・・

相談者:
そうですよね、はあい

柴田理恵:
それだけシャッキリしてるって・・思ってるから・・

相談者:
あーあ

柴田理恵:
うーん

相談者:
うーん

柴田理恵:
なるほどね。ま、気丈な方だったんですね。じゃ。

相談者:
そうですね。

柴田理恵:
ふうーん

相談者:
はあい

柴田理恵:
そうですか、じゃ・・ま、でも、それでも、そうやって・・あなたは・・この、傷ついてしまって、

相談者:
はい

柴田理恵:
そのお・・ご病気がまた、ぶり返して来られたりなさるわけですか?

相談者:
そうです。

柴田理恵:
ふうーん、そっか・・それは辛いですね?

相談者:
はい

柴田理恵:
うん。じゃ、その、お母さんとの関わり方というか、

相談者:
はい

柴田理恵:
ご自分の気持ちの・・持って行き方というか、

相談者:
あ、そうです。はい

柴田理恵:
うん。そういうのもどうしたらいいんだろうっていう・・ふうに、お悩みでしょうかね?

相談者:
そうですね、はい

柴田理恵:
ふうーん、分かりました。
じゃ、あの、先生に聞いてみましょっか?

相談者:
はい、ありがとうございます。

柴田理恵:
はい。今日の回答者の先生は、心についてのエッセイストとしてお馴染みの、マドモアゼル愛です。
先生お願いします。

相談者:
はい

(回答者に交代)


「60km先の支配的攻撃的母90歳の強力磁場。傷つきながら寄らずにいられない女」への11件のフィードバック

  1. 相談者に「毒親介護」という本を勧めたい。
    目から鱗が落ちるはず。

    相談者は「優しい」と評価されていたけど、「優しい」と「優柔不断」は「蟹とカニカマ」ぐらい似て非なる物。

  2. 私は相談者のお兄さんやお姉さんに対してお母さんはどういう態度なのか知りたいです。お兄さんやお姉さんが面倒みてくれているなら相談者はきっぱり縁を切ってもいいと思います。今日の相談は私にとってひと事ではなく、自分の子どもにそのような態度をとっていないか、反省しました。

    1. 私も気になりました、他のご兄姉はどうなんだろう?って。他人のことを、攻撃的とか支配的って表現することって、たとえそれが本当だとしても結局、自分自身にそう言ってるようなもので。「全部自分でやれ」だなんて、こんなに子どものこと信頼できるのも逆にすごいし、「いいご身分ね」ってそんなにいやみかな?相談者さんの今までのつらい気持ちがあるだろうから冷静には聞けないだろうけど、他人からすると、お母さん、照れてるだけじゃない?ともとれるし。。よくわからんとです!

  3. 今の幸福を確かめるために、過去の不幸を確かめにいく。
    虚しいこと。
    今の幸せを知って欲しい。

  4. なんで嫌な思いするって分かってるのに、家を訪ねたり、連絡とったりするのか、それが私には理解ができず、
    そんなの旦那さんがいうとおり
    「家にもいかない。連絡もとらない。」で解決するのに、
    なんかぐにゃぐにゃ理屈こねくりまわして、なんか母を想ういい娘を演じたいだけのような気がしました。
    ただ、相談者のいうとおり昔支配的で愛されなかったという思いが、母を求める、という行動に繋がってるとも言えるのかなとは思いました。
     でも、他人は変わらないということを、50代になっても体験してるのだから、いい加減気が付いて、もうスパッと縁切ればいいんですよ。
    相談者、ほんとに分かってくれればいいんですけどね。

    1. 子ども3人のうち、上の2人が結婚して末っ子も自立して家を出ている。理解のあるご主人との2人暮らし。そんなに恵まれた状況なのに、なぜ、ほっておいたらいいことをくどくど相談するのかわかりません。お母さんの近くに兄も姉もいるのだから、、。お母さんが、いつか亡くなっても、いつまでも母親のせいで病気になったと、言ってそうですね。

  5. 〜ある夫婦の会話〜

    「私、こんな風に扱われてきたのよ、私の生い立ちかわいそうでしょう?」
    「はい、はい何度も聞いてますから」
    「酷い親だけど、心配だからお世話がてら様子みてくるわ。ね、ね、私って優しくて良い人でしょう?」
    「メールでも嫌な思いしてんだからやめとけ」
    「私の親だから、そういう冷たいことできないわ」
    「勝手にしろ」
    妻帰宅
    「ひどいわ!せっかく行ったのにまた酷いこと言われたのよ、私ってかわいそうでしょう?あなた」
    「ほんとに毎回毎回、たいがいいい加減にしろよ、だからほっとけって言ってるだろうが、おまえの愚痴聞く方がいやになる」
    チャンチャン次回つづく

  6. 結構辛辣なコメント多いですね。
    好きで悩んでるわけないと思いますが。
    完全な悪人であっても母親を切り捨てられない子供の切なさは批判されるようなものなのでしょうか。
    姉達に切り捨てる事で迷惑がかかるかもと思ってるのかもしれないし。
    私も切り捨てた方が相談者さんのためだと思いますが、相談者のペースでゆっくりでいいと思います。

  7. 人生よくできたもので、この相談者のように母親から酷い仕打ちを受けた女性は、案外配偶者に恵まれるのかも知れない。以前聞いた同様の悩みを持つ相談者の方も配偶者に恵まれたと言っていた。
    マドモアゼル愛先生は、いつもながら最善のアドバイスをしたと思う。
    相談者は、断ち切る事を決める、正に決断の時。

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