母の金を預かる妹。元に戻そうとすると逃げ回る。介護とバータを勧める弁護士

テレフォン人生相談 2020年5月16日 土曜日

パーソナリティ:  今井通子
回答者: 大迫恵美子:(弁護士)

相談者: 男66歳独身 無職 父は他界している 母83歳と2人暮らし 妹64歳家庭持ち

今井通子:
もしもし?テレフォン人生相談でえす。

相談者:
あ・・
あ、あ、もしもしい?

今井通子:
はい

相談者:
すいません、はじめまして、よろしくお願いします。

今井通子:
はい・・今日はどういったご相談ですか?

相談者:
えーとですね、あの、金銭面のことなんですけども、

今井通子:
はい

相談者:
あのお、わたし、い、66歳の、

今井通子:
はい

相談者:
独身、なんですけども、

今井通子:
はい

相談者:
母親と、2人で暮らしてるんですけども。

今井通子:
はい。お母さまおいくつ?

相談者:
83歳です。

今井通子:
83歳

相談者:
はい

今井通子:
お元気ですか?

相談者:
はい。元気です。

今井通子:
はい

相談者:
それで、あの・・わたしにはあの妹がいましてえ、

今井通子:
はい

相談者:
妹は65歳ですう。

今井通子:
はい

相談者:
あ、ごめんなさい、64歳ですね。はい

今井通子:
4歳、はい

相談者:
それであの、妹はもう結婚して、

今井通子:
はい

相談者:
あの、孫まで、いますけども、

今井通子:
はい

相談者:
はい
それであの・・わたしい、現在、今、仕事はちょっとやってないんです、あの、今あ、面接したり、仕事を探してる最中なんですけども。

今井通子:
はい

相談者:
てのは年金ん、が・・あの、たくさん(苦笑)、あまりないもので・・
あのお、普通の人よりは少ないもんで、
ま、ちょっと70ぐらいまでは仕事しないといけないんですけども、

今井通子:
はい

相談者:
それであの・・母親が、ま、あの、母親の、持ち金なんですけどもお、

今井通子:
はい

相談者:
あのお、1千万円とそれから別で・・ま、300万ぐらいを、あのお、金銭、お金を持ってるんですけど、母親は。

今井通子:
はい

相談者:
お母さんはそのお、ま・・毎月年金も、もちろん、あの、遺族年金、一応父親亡くなってるもんで・・遺族年金で、

今井通子:
はい

相談者:
ま、母さんは・・暮らしてます。わたしはわたしで自分の年金、今年から始まったの、で、暮らしてるんですけども、

今井通子:
はい

相談者:
あのお、お母さんが、その1千万、ありますもんで、そのお金を(含み笑い)・・ま、わたし・・あの、家(うち)に置いてくと、わたしが、ひょっとしたら、利用しちゃう場合があるってことも、ありますもんで、
それでお母さんは、あの、妹に、預けたわけなんですよ。

今井通子:
んなるほど(含み笑い)

相談者:
1千万を。はい

今井通子:
はい

相談者:
で、1千万は、そのまま1千万で預けちゃうと・・何か、あの、お母さんの考えでは、あの、利息が付いちゃうか、何か・・マイナス利息が付いちゃうと不味い・・か、なんか、そういうことおっしゃって、喋ってて・・あの、500万ずつに分けて・・2つ・・近くの信用金庫で、その500万の・・分けて、作ったわけなんですけども、

今井通子:
はい

相談者:
預けた、わけなんですけども。

今井通子:
はい

相談者:
そのときに、名前を・・母親の名前じゃなくて、妹の名前に・・変えたわけなんですよ。

今井通子:
はい

相談者:
それはお母さんも、了解済みで、あのお、もちろん銀行さんのほうも、了解済みで、そういうふうに、変えて、妹の名前に変えちゃったわけなんですよね。

今井通子:
はい

相談者:
そのときは、妹は・・
「ちゃんと」わ、「わたしが、やってあげるから、心配しなくてもいい」ってことだったんですけども、

今井通子:
はい

相談者:
・・ところが、あの、最近ちょっとお母さんが、まあ、
「やっぱり、お金は」・・「自分で働いた物は、自分で使って」あのお、「足したいって言ったら・・いいか?」っていうのが、あ、「僕は別に」(含み笑い)・・あ、「自分の年金で、自分で生活できるから、お母さんは自分のお金使っていいよ」っていうふうに話してたんですけども、

今井通子:
はい

相談者:
そしたら、「じゃ、ま、そうするわ」ってことで、妹に、連絡して、あの、「お金を、下ろしてもらえんか」てふうにしたら・・半分は(苦笑)、あの、500万は、持って来たんですよ。

今井通子:
はい

相談者:
「あとの500万は」あ、その・・「この」、今持って来た「お金」、その分を「使ってからか」、その「なくなるちょっと手前にまた『ないから』て言ってもらえれば」・・また、「持って来るから」って言い方したんですよ。そのときは。

今井通子:
はい

相談者:
それを言ったんですけど、母さんは納得しなくて、あの・・

今井通子:
はい

相談者:
今でも・・夜ごと、「1千万ほしいから」、あ「どうせ使うんだから」あのお、「手元に置きたい」っていうの、母さんは言うわけなんですけど、妹は・・1ヶ月、2ヶ月ぐらい経ったら、急に変わって、態度が。
お母さん亡くなって、僕が亡くなっ、たら、この家(うち)を壊さないといけないの、でえ、そういうお金が・・掛かるし、もちろんあの、僕自身の葬式も、とりあえ、妹の・・&#△%いらない、いけない、立場になるかもしれないから・・あの、その「残りの500万は、そのお金に使うから、わたしが、預かってく」と、こういう言い方したわけなんですよ。

今井通子:
はい

相談者:
ええ
それで母親はあ、急に怒っちゃって・・怒っちゃったっていうか・・嘆いて、あの、「わたしの」、「一生懸命働いて」え、「お金なのに、お前と」・・あの「妹と、そういうことをするのか」っていうふうに(苦笑)、あれしちゃったもんで「お前、兄だったら、妹に言って」、あの、「返してもらってよ」って、言うわけなんですよ。

今井通子:
はい
あの、ちなみにですね?

相談者:
はい

今井通子:
お母さまはあ・・

相談者:
はい

今井通子:
日頃の生活費は、お父さまの遺族年金っておっしゃいましたよね?

相談者:
はい

今井通子:
で、これはいくらぐらいなんですか?、月。

相談者:
あの、1年に大体100う・・20万ぐらいですね。

今井通子:
120万?

相談者:
はい

今井通子:
年額ですね?

相談者:
そうです。

今井通子:
はい

相談者:
はい

今井通子:
で、あなたは、いくらぐらいなの?

相談者:
わたしはあ、1年にい、ま・・少ないんですけど、86万ぐらいですね。

今井通子:
年間にね?

相談者:
はい

今井通子:
はい

相談者:
そんなに、あの、生活に困ってるわけでは・・ない

今井通子:
さ、ん、そう、だから差し迫っては困ってはいないんだけども、

相談者:
はい

今井通子:
妹さんのほうは・・

相談者:
はい

今井通子:
お母さんのお金だけれども、ってことは分かっていて、

相談者:
はい、分かってます。

今井通子:
うん

相談者:
はい

今井通子:
それで500万は、お母さんが自由に使ってもいいけど・・

相談者:
はい

今井通子:
あとの500万は、もしお母さん亡くなっちゃったときに、

相談者:
はい

今井通子:
お兄さんが頼りないし(苦笑)

相談者:
はい、はい

今井通子:
家のことも、

相談者:
ええ

今井通子:
ね?なんか、

相談者:
はい

今井通子:
所謂「相続は」・・

相談者:
はい

今井通子:
あ、あの、「いろいろしなきゃならないので」、

相談者:
ですね。

今井通子:
「それは残しときなさい」と。

相談者:
ええー

今井通子:
いう、判断をして。

相談者:
ええ

今井通子:
で、お母さんとしては「いや、自分が稼いだお金なのだから」・・

相談者:
ええ

今井通子:
うん
「息子や娘に」・・「後処理のために残すっていうわけにはいかない」っていう・・

相談者:
そうですね。はい

今井通子:
意見が違うわけよね?

相談者:
そうですね。

今井通子:
でえ、結局、あなたとしては(含み笑い)・・今日、こちらへ対するご相談は・・何をどうしたいっていうか、何をどうしたらいい・・

相談者:
あのお・・結局、妹を、妹とお母さんを喧嘩させないように、あのお・・

今井通子:
説得する?

相談者:
どういうふうに、そのお金を、お母さんに・・妹から・・返してもらうようにしたらいいのか?、

今井通子:
あ・・

相談者:
どういうふにしたらいいのか?

今井通子:
なるほど、お母さんに返したほうがいいと思ってらっしゃんのね?あなたはね?

相談者:
え、わたしは、ええ、そうですね、やっぱりい、母親・・の、苦労してるのを見てますから、

今井通子:
はい

相談者:
やっぱり、何年で、あと、10年・・5年生きるか知りませんけど、やっぱり・・い、好きなことやってほしいもんで・・
はい

今井通子:
分かりました。

相談者:
はい

今井通子:
今日はですね、弁護士の大迫恵美子先生がいらしてますので、

相談者:
はい

今井通子:
伺ってみたいと思います。先生よろしくお願いいたします。

相談者:
はい。お願いいたします。

(回答者に交代)


母の金を預かる妹。元に戻そうとすると逃げ回る。介護とバータを勧める弁護士」への14件のフィードバック

  1. 残りの500万円は使われてしまってもう残っていないと思う。
    ズル賢い娘と頼りない息子、どちらも信用できない。

  2. 今回の大迫先生の回答は、極めて意外なものだった。
    相談者の母親が、成年後見人が必要なくらいに認知症を発症しているなど、特別な事情でもない限り、母親がお金返せと言えば、妹は言う通りに返すのが筋。至ってシンプルな話であるので、そこに着目したアドバイスが聴きたかった。何だかんだと言って返さない理由をつけてくるということは、何かあると勘ぐりたくなる。

  3. この母は兄妹の仲をどんだけ悪くしたいのかね。一緒に住んでる息子を信頼できずに妹に預け、今度は妹に返してもらえず。しかも「お金返して」って、自分からは言わない。これだと、まるで兄の意思でお金を戻せと母に言わせようとしてる構図になって、妹はますます疑り深くなってるんだと思うんだけど?
    イライラする!自業自得だよ!

  4. 姑がスーパーで万引きする、っていう相談を思い出しました。
    大迫先生の回答ワースト3に入るのでは?
    まあ、今日の相談者ならしょうがないか(笑)

  5. 自分にはそれほど悪い回答には思えなかった。
    確かに500万の保全が最重要なら取り戻すことを考えた方がいいのは間違いない。が、その場合は家族の関係は壊れてしまうかもしれない。大迫先生の言うように妹に500万を握らせてその分面倒を見させる方向に仕向けた方が「この頼りない相談者にとっては」妹と交渉するいい材料になるのではないかと思う。
    母にそんな大金がすぐ必要でないのは回答で言われている通りだし、あとは残高確認させてもらえるようにするなり、500万の帰属について一筆書いてもらうなりすれば無理に取り戻さなくてもよいのでは?

  6. 私もそんなに悪い回答だとは思わなかった。

    大迫先生もこの相談者だからこの回答だった気がする。

    この相談者の手元に大金が入れば、 母のために使うかどうかは解らないと思う。
    今も働いていないのだし、年金も月額7万ちょいでは母の助け無しでは生活できないでしょう。

    多分今まで家事は元気な母がやってただろうし、生活費も主に母が出してたんだろう。(1000万のほかに300万あるって言ってたから。 もう底をついてきたのかな?)

    手元の500万は母と二人で使うなり 相談者が貰っちゃうなりしたら?

    元気な母がいずれ介護が必要になった時 この相談者が役に立つとも思えないので、妹に預けた500万は 施設入居代その他の介護費用及び葬儀費用として使うむね 妹に話を通しておけば?

  7. 管理人さんのコメントの鋭さに脱帽しました。衝撃的で読み物としても面白かったです。
    妹さんの着服の可能性も多分にありますね。 いろんなパターンが浮かんでくる興味深い相談ですね。
    実のところ私は、この頼りなさそうな相談者さんが本人ももしかすると、無自覚(?)の
    黒幕ではないか?
    と感じてしまうのです。
    恍惚気味かもしれないおばあさんに、一緒に住んでるから、
    いろいろなことを無意識(?)に吹き込んで不安をあおってしまった。
    だからおばあさんは金を返せと言い出した。
    兄の企み(?)を察知した妹さんは守りに入った。兄の無意識の裏の顔を読みとった大迫先生はあえてのなまくら刀を相談者さんに与えた。こんなシナリオなんですが、いかがでしょうか?

    1. 管理人さんに向けたブルームーンさんのコメント、同感です。
      私も、僅か15分間番組の限られた情報で、ここまで深堀した見方が導き出せる管理人さんの洞察力、誠に恐れ入りました。
      事実は確認のしようがありませんが、少なくとあたらずと雖も遠からずの域にあるのではないでしょうか。

      1. テレ人ファンさん、同意コメント
        ありがとうございます!
        読むテレ人や、魂のこもった皆さんの
        しっかりとしたコメントを読みながら、
        私はまだまた何もわかってないなあ
        ・・と、
        思っていたところを励まされました!

        1. ブルームーンさん始め、皆さんのコメント興味深いものばかりです。
          こちらこそありがとうございました。

  8. 今頃なの?と思われるかもしれませんが気付いたのが今頃なのですみません。実は私が母のお金を預かるこの相談内容に出てくる妹です。勝手な事ばかり言っている兄に対抗するのもバカバカしくなるのですが誤解されている方もおられるようなので少しだけ弁明させて下さい。まず、父の死後(17年前)1000万あったお金を500万づつにして母と私の名義で国債を購入。
    私の名前にしたのは兄に取られる事を恐れた母が自分で印鑑まで用意して入れました。その頃私には何の権限もありませんでした。もちろん国債を解約することなどあり得ません。そして今に至るわけです。ここで兄の登場になりますが兄の年金は一月7万円ぐらい。でも借金があるので半分しか残りません。結局生活費は母が全部負担しているわけです。今では母もかなりボケが進んで通帳の残りもはっきり言えないぐらい。前に別で300万もありましたが兄にかなり使われたようです。そんな管理の出来ない母に500万を渡す事など恐ろしくて無理です。まだJAにかなりのお金が入っているのでそれがなくなってからでも遅くないと思っています。兄はそれが気に入らなくて狂ったように暴言を吐いて脅して来ます。長くなりましたがそういう事情がありまして500万は私が預かっています。

    1. ここに5番目にコメントした匿名です。
      やはり双方の言い分を聞かないとわからないもんですね(笑)。
      上でしたコメントでも触れてますが500万円無事ならばそれを証明してみてはいかがでしょうか?何に使われたのならその使った分を証明する。論理的にはお兄さんはこれで文句言えなくなると思います。
      あなたの言い分だと結局お兄さんはお金がほしいだけのようですので、つけこまれるような姿勢を見せるよりは明らかにするものを明らかにして堂々としていた方がいいように思います。

      1. 匿名さん、ご丁寧にアドバイスを頂きまして有難うございます。500万はもちろん無事です。て、いうか普通は手を付けないでしょう?兄もそこは信用していると思います。それに国債の証券は銀行が管理している為私の手元には何もありません。先日母が私の家に来てお金が無くて困るとぼやくのでJAの通帳を見せてもらいました。記帳したての残高を見てびっくり‼️どこがお金が無くて困っているんだよと、つっこみたくなる程の金額が入っていました。どうやら一桁少なく見ていたようです。最近はこんな間違いがよくあります。余裕ある残高に安心した母は500万の解約にはいっさい触れてきません。だから解約はもう少し先に伸ばします。母が要求しない限り兄も少しは私への攻撃を控えると思います。
        本当にお騒がせ致しました。

  9. こりゃ久々の展開。

    管理人さんのコメントにも頷く部分もある。

    こうなったら相談者が投稿で抗弁(?)するしかないね。

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