夫の遺品から思いもしなかった親しい女性。顕在化する無意識に在った虚しさ

テレフォン人生相談 2020年6月26日 金曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女60歳 夫は1年前に他界 子供はいない

今日の一言: 自分があるということは意識と無意識が統合されていることです。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ・・よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
最初に・・

相談者:
はい

加藤諦三:
年齢教えてください。

相談者:
と60歳です。

加藤諦三:
60歳

相談者:
はい

加藤諦三:
結婚してます?

相談者:
はい。あの、主人が亡くなりました。

加藤諦三:
あ、亡くなられてえ、てからどのぐらい経つんですか?

相談者:
まだ1年です。

加藤諦三:
あ、まだ1年ですか。

相談者:
はい

加藤諦三:
お子さんは?

相談者:
あの、いないです。

加藤諦三:
そうすっと今、お1人で暮らしてんですね?

相談者:
はいそうです。

加藤諦三:
はい、分かりました。
それでどんな相談ですか?

相談者:
1年前に、

加藤諦三:
うん

相談者:
主人が亡くなったんですけれども、

加藤諦三:
んはい

相談者:
亡くなってからですね?

加藤諦三:
はい

相談者:
長くお付き合いしていた方が・・いらっしゃったことが分かりまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
その事実を、受け入れるのも、ちょっとなかなかできなくて、

加藤諦三:
はい

相談者:
(息を吸って)ま、そういうことをどういうふうに捉えてね?(震え声)

加藤諦三:
うん

相談者:
気持ちを持っていけばいいのかな?と思いまして(涙声)。

加藤諦三:
はい
・・「長く付き合っていた人」ってのはどういう人ですか?

相談者:
小学校とか中学校んときに、同級生・・だった方だと思います。

加藤諦三:
はい
あなた、と恋愛が始まったのは、あなたが何歳ぐらいのときですか?

相談者:
えと20、8とか・・

加藤諦三:
と、結婚生活は・・30年ぐらいは・・

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
続いてると。

相談者:
はい、はい

加藤諦三:
で、お子さんは、いらっしゃらなかったと。

相談者:
はい

加藤諦三:
子供、は、作りたくなかったの?それとも・・ご主人のほうが、なんかそういう・・

相談者:
はい

加藤諦三:
長く付き合っている人がいて・・

相談者:
いえ、長く付き合ったのは、たぶん亡くなる5、6年前?

加藤諦三:
あ、そうなんですか。

相談者:
はい、同級生だったけど、ま、再会してっていうことですよね。

加藤諦三:
はい

相談者:
はい

加藤諦三:

相談者:
で、子供は・・作りたくないとかそういうことじゃなく、できなかったっていうことですよね。

加藤諦三:
あー、そうですか。

相談者:
はい(鼻をすする)

加藤諦三:
ご主人が亡くなられてから分かったというのは、どういう形で分かったんですか?

相談者:
遺品の中にですね?・・彼女からのお・・メッセージカードとか・・携帯とかも残してってたので。
その携帯の中の、ま、やり取りが入ってたっていうことですよね。

加藤諦三:
あー、やっぱり携帯の中のやり取り。

相談者:
はい、はい、はい

加藤諦三:
で、それはあのお・・中学時代の幼なじみという、そういうようなあ、関係ではなくて、あの・・

相談者:
うん

加藤諦三:
男と女の関係?

相談者:
確信的な内容はないですけど、でも・・ま、お誕生日に、プレゼントを、やり合ったりい・・

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、もちろん、「好きだ」とか・・

加藤諦三:
うん

相談者:
「会いたい」とか、そういう文章はもちろん残ってはいましたけど、

加藤諦三:
うん

相談者:
それ以上は分かんないですね。

加藤諦三:
あなたの推測ですね?

相談者:
ま、好きだったっていうのは、分かってます。
ん、そういうのにちゃんと載ってたので。

加藤諦三:
単純に・・友達同士が好きだっていう、レベルの話ではないということですね?

相談者:
うん、うん・・そうですね。

加藤諦三:
はい、はい

相談者:
はい、はい、はい

加藤諦三:
そしてそのあと、あなたはあれですか?、ほかのことが手つけられないで・・というような・・そういう日が続いたわけですか?

相談者:
1日中、ま、ずっとそのことばかりですね、頭ん中はね。

加藤諦三:
もう要するに頭はあ・・この・・幼なじみの人に・・脳は占領されてるみたいなもんですね?

相談者:
そうですね、彼の、気持ちも、どうしてそういうことしてたかっていうことも聞けないしね。

加藤諦三:
うんうん

相談者:
まったく・・気づかないで、ずっと彼と暮らしてたのでね。

加藤諦三:
うーん

相談者:
虚しいっていうか・・

加藤諦三:
うーん

相談者:
うん、なんか自分をこう否定されたようなそんな感じですよね(涙声)。

加藤諦三:
うん

相談者:
はい

加藤諦三:
2人だけでこう、生活していてですね?

相談者:
え、ええ、ええ

加藤諦三:
ご主人は・・サラリーマンかなんかですか?

相談者:
え、そうです。

加藤諦三:
・・なんか感じることはなか、ったんですか?

相談者:
なかったです。
まさかそういうことにはまったく縁のない、ていうか、そういう、人間じゃないと思ってたので、

加藤諦三:
うん

相談者:
疑いもしなかったですね。

加藤諦三:
で、あなた自身は働いていたんですか?

相談者:
はい、そうです。

加藤諦三:
あー、そいでお互いに、休日は・・職場の話なんかをしたりして・・

相談者:
ベタベタという仲良しではなかったと思いますけど、

加藤諦三:
はい

相談者:
2人でよく、毎日のように散歩にも行ってたしい。
外食もしてたし、コンサートにも行ったりしてたのでね?

加藤諦三:
ええ

相談者:
うーん

加藤諦三:
で・・こういうことが分かると・・彼との、ことだけがあなたの・・頭を占領しちゃってるということですか?

相談者:
そうですねえ。それでやっぱり、苦しいですよね、やっぱりね。

加藤諦三:
分かりました。

相談者:
そういうことですね、え、はい

加藤諦三:
それではあの、今日はスタジオに、幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
あ、ありがとうございます。はい

(回答者に交代)

「夫の遺品から思いもしなかった親しい女性。顕在化する無意識に在った虚しさ」への6件のフィードバック

  1. また今日も加藤諦三による、相談者の人格否定、有無を言わせない一方的な決めつけで終わりました。
    電話で5分そこらしか話してない方の何が分かる?
    絶対に分かる訳がない。相談者も返答に困ってる事がこれまでも何回もありましたよ。
    もはやリスナーを不快にさせるだけの老害。呂律もろくに回ってないのに加藤諦三氏を使い続ける意味はなんでしょうか?
    相談者は勇気を振り絞って電話してるのに可哀想でなりません。

  2. 加藤先生と大原先生の心理的観点からの分析でした
    相談者の相談は亡くなった旦那さんの浮気を知ってしまったと…
    原因は「虚しさから虚無感」との指摘でしたね
    あくまでも無意識化だからね…相談者は亡くなったとは言え浮気の事実を受け入れないと虚しい感覚になるわな~自覚できるかな~?無意識化だし…
    感覚的には「無気力とか意欲が湧かない」やらそんな感じだけど
    意外と声も元気だし…ただ意識化で「憎いやら許さない」とか余計な感情があるので
    悪循環に陥るし…情緒不安定ぎみになって
    過ごしていたなら、ちょっと大変だね
    鬱状態になる傾向があるから心配です
    鬱病ではなく鬱状態だから比較的に軽いけど…両先生の指摘を相談者は
    認めてくれたから良かったですけど
    まだ60歳だし世間では初期高齢者なんだけど穏やかな歳をとりながら
    人生を送って欲しいと思います

  3. 仮に相談が放送の2倍3倍の長さであっても、それだけで「虚無的な結婚生活だった」なんてなぜわかるんだろう 
    まして「そこに気づけば人生が開ける」のだとしたら、加藤先生は天才精神科医になれるし、そうでなければカウンセリングやメンタルクリニックに通う軽症患者の大半が、加藤方式で簡単に完治する、ということになってしまわないか
    加藤先生の回答に納得したり感動することもあるけど、今回はケムに巻かれたような感じがした

  4. 以前読んだ新聞の投書欄で、長く単身赴任だった父親が赴任地で突然亡くなり、その後現地に女性がいたことが発覚した、娘はとてもショックを受けて父親に幻滅したが、母が「お父さん、家族のために働きづめでこんなに早く亡くなって可哀そうだと思ってたけど、遊んでてくれて良かった。」とホッとしたように言ったので、父への思いが変わった、とのことが書かれてあった。もちろん妻である母親の本心ではないのかもしれないけれど、なんかものすごく大きな愛情というものを考えさせられた。
    とにかく亡くなった方の携帯は中身を見ずに初期化、廃棄を・・・

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