待てない母。障害残し10ヶ月ぶり登校2週目の息子の描写に交錯する心配と焦り

テレフォン人生相談 2020年9月14日 月曜日

怪我をして10ヶ月ぶり2週間前に復学した長男14歳。
右の手足に障害が残っていて、送り迎えをしている。
一週間の個別学習を経て教室に移ったここ一週間は満足に登校できていない。
母親の心配と焦りが交錯する。

 

相談者 「右のじょうかしに不自由さが残っております」

検索したわよ。

じょうかし・・上下肢、上肢と下肢
上肢とは肩関節から手先まで。
下肢とは股関節(こかんせつ)から足先まで。

病院じゃないんだし、右の手足で良くない?

てか、アンタだって最近覚えたばかりだろうに。
こういう所に性格は出る。

 

10ヶ月の入院”等”は半端ない。
リハビリ込みとはいえ。

手足そのものの損傷か、
それとも脳や神経回路の損傷か。

交通事故かしら。
症状固定しないと始まらない賠償金交渉はこれから。

人はいつだって今が基準。
過去の記憶より、直近の記憶と比較する。

お遊びみたいな投資をしてるんだけど、1年掛けて増えているにも関わらず、ここ一週間の目減りに悔やむ。

ミスター巨人軍こと長嶋茂雄が言っていたのは、脳梗塞後のリハビリはそれまでのどんな練習より辛かった。

まさか息子クンと相談者の10ヶ月を忘れはしないと思うけど、つい復学してからが基準になってんだねえ。

てか、事故前の自分しか知らないクラスメートの前に姿を晒すときの息子クンのメンタル。
そこからまだわずか一週間。

相談者 「さぼりというか、甘え」

キビシイィィ。

 

相談者 「私の欲」

自覚があるのなら、あとは自己コントロール。

息子クンの手を握った時
息子クンが目を開けた時
息子クンが話した時
息子クンが食べた時
息子クンが立った時
10ヶ月ぶりの制服姿

神様に感謝した日を思い出して。

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女55歳 夫55歳 長男14歳 次男13歳

今日の一言: 心が幼稚な人ほど欲求が要求に変わります。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもし、はい

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい
最初に、年齢教えてください。

相談者:
55歳

加藤諦三:
55歳。結婚してます?

相談者:
はい

加藤諦三:
ご主人何歳ですか?

相談者:
55歳です。

加藤諦三:
55歳、お子さんは?

相談者:
長男が、

加藤諦三:
はい

相談者:
14歳

加藤諦三:
はい

相談者:
次男が、13歳です。

加藤諦三:
はい・・はい、分かりました、で、どんな相談ですか?

相談者:
長男に・・元気になってほしい、自立してってほしい・・っていうところから、

加藤諦三:
はい

相談者:
仲良くしたいんですけれども、

加藤諦三:
はい

相談者:
なかなか、気持ちを上手くつなげ・・られません。

加藤諦三:
具体的に言うとどういうことが問題なん、ですか?

相談者:
長男、怪我をしまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
右の上下肢(じょうかし)に不自由さが残っております。

加藤諦三:
はい

相談者:
10ヶ月ほど・・その手術、入院等で、

加藤諦三:
うん

相談者:
入院をしておりました。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、退院しまして復学してるんですけれども、

加藤諦三:
はい

相談者:
「体調が悪い」、て言って、

加藤諦三:
はい

相談者:
まず起きたくないっていうところから始まります。

加藤諦三:
はい

相談者:
頭痛、喉痛(のどいた)、元気がない・・ていうふうに具体例は出すんですけれども、

加藤諦三:
うん

相談者:
「昨日元気だったのにどうしちゃったかな?」っていう会話をすると、

加藤諦三:
うん

相談者:
「分かんない」・・よくよく聞いてってみると布団に入ったのは早かったんだけれども、

加藤諦三:
ええ

相談者:
寝不足である。

加藤諦三:
うん

相談者:
で、「じゃあ、どうしたらいい?」って言うと・・「次は気を付ける」・・て、模範回答するんですけど、そのときになると、

加藤諦三:
うん

相談者:
スマホが止まらなかったり・・ゲームが止まらなかったり、

加藤諦三:
ふん

相談者:
繰り返します。
で、復学したんですけれども、

加藤諦三:
はい

相談者:
1週間続けて学校になかなか行かれないです。

加藤諦三:
はい

相談者:
頑張ってほしいと、思うのですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
◆#$の気持ちが焦らせちゃってるのかなあ?って・・思ったりも・・しますけども、

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、中学生ですから、進路のことも自ずとあるので、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしのほうが、たぶん焦っちゃってるんでしょうけど、

加藤諦三:
うん

相談者:
ていうふうに言ってしまいます。

加藤諦三:
その10ヶ月入院して退院したあと・・学校生活う、の日常に・・なんか、問題はあるんですか?

相談者:
1週目は、教室じゃなくてえ、別室で・・先生と学習してました。

加藤諦三:
あーあ、そうなんですか。

相談者:
はい、あの、右の上下肢に不自由さがあるので・・階段はあの、自力で上(のぼ)るんですけど、やっぱり・・なかなか大変です。手すりに捕まって。

加藤諦三:
はい、はい、はい

相談者:
で、2週目から、お教室へ行くようになったんです。

加藤諦三:
で、2週目からは別に、問題は、ないわけですよね?

相談者:
たぶんないと思います。

加藤諦三:
ですよね?はい

相談者:
はい
なんて言うのかな?・・さぼりというか、甘えというかあ・・

加藤諦三:
はい

相談者:
1日行っちゃあ、「疲れちゃった」つって、1日の時間が短くても、毎日行けるといいなと思って、いますが、それが続かないんです。

加藤諦三:
うん、うん

相談者:
ちょっとでも頑張ってほしいなって、いう欲は、わたしにはあります。だけど・・

加藤諦三:
で、そのことを、先ほど言ったあ、

相談者:
はい

加藤諦三:
「自立してほしい」という、意味ですね?

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
んで、今日の相談というのは、どういうようにしたら、この14歳の・・息子と、上手く、行くでしょうか?っていう・・

相談者:
はい、そうですね、はい

加藤諦三:
ということですか?

相談者:
はい

加藤諦三:
はい、今日はあのお、スタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと思います。

相談者:
あはい

(回答者に交代)


「待てない母。障害残し10ヶ月ぶり登校2週目の息子の描写に交錯する心配と焦り」への6件のフィードバック

  1. お母さんが焦る気持ち、わかります。
    でも、その気持ちをグッと堪えられないのは、お母さんが楽になりたい、肩の荷を早くおろしたいからなのでは…?

    と、思わずにいられませんでした。
    我が身を振り返って…。

  2. リアタイで聴いてました。
    もう、なんというか、想像力のなさすぎるお母様で、ほんとにお子さんがかわいそうでならなかったです。

    私は子供の頃足にヒビが入ったことがあったんですけど、ただのヒビですから、学校行きましたけど、ただのヒビでも辛かったですよ。
    みんなは元気に駆け回って遊んでたり、体育受けたり、移動教室もさっさと行っちゃったりするけど、自分はまず教室にたどり着くのも、すごーーーく大変なんですよ。

    お子さん、まだ麻痺が残ってるわけだから、車椅子ですよね。私は松葉杖でも辛かったのに…。どれだけ大変でしょうね…階段やトイレや、食事。勉強どころではなくて、生活が大変です。

    子供にあるのは、今だけ。コロナ禍で、子供たちの心のケアが心配されたのも、修学旅行も学園祭も、高校野球も、今しかないからです。
    大人は、やれ勉強が、進路が、先に先に考えるけど、子供には今しかありません。

    みんなの楽しそうな今しかない日常を、不自由な体でただ見つめていることしかできない。今の彼にあるのは、それだけなんです。
    そりゃ、学校に行くのはつらいですよ。

    このお母さん、見た目は、ちゃんと親としてやってるように見えるんです。
    帰りたいというときは、迎えに行ったとか、がんばったねと伝えたとか。
    でも、行動の端々に、なんで「普通の」子供のようになれないんだ、という責める姿勢が、すごく出てるんです。
    本人もやや自覚してるようですが、それがどれだけ子供に対して、酷いことかは、よく分かってない。だから、大原先生は怒ったんだと思うんです。

    言葉と、無意識下の行動が食い違ってる時に、子供は混乱するし、大人を信頼しなくなるって、よく大原先生は言ってますよね。この相談者さんは、その典型ですね。

    お母さんもお疲れで、とてもお気の毒に思います。
    でも、自分がこの子だったらどう思うだろうか、という目線を忘れないでいて欲しいと思います…。

  3. 社会人でさえ長期の病気療養から復帰は時間がかかるのに、身体障害が残った子供なら尚更かかると思う。

  4. 何が原因でどんなケガを負ったのかわからないけど、10カ月も入院してたのなら相当な重傷だ。命があって良かったと、やっと退院してもなんらかの障害が残ってたら、誰でも未来への不安と、入院中から続いている社会からの疎外感で、とても正気ではいられないと思う。しかもまだ14歳。
    重すぎる現実を前に
    これからの事を考えれば考えるほど
    出口のない迷路にはまり込んで、
    子供は暗闇の中で光を探そうともがいて
    心も体も疲れ方は半端ないだろう。
    お母さんは「なるようにしかならない」
    と思って子供の好きなようにさせておいたらどうかな?
    お母さんの心配も焦りも分かるような気がする。
    でも今はケガと心の回復を信じて見守るスタンスでいてはどうだろうか?

    子供の事では母親が責められがちだけど責めていい方向にむくのか甚だ疑問。この国では母親をケアするという概念があまり育ってない気がするのは私の勘違いであればいいのに。

  5. 10ヶ月も入院してて、復学してまだ2週間でこうも焦るとは、全く堪える事の出来ない母親だなと思う。

    半身が不自由って、そりゃ体力も落ちて、日常生活がかなり辛いハズ。
    元の生活に戻るまでには、入院期間以上の時間がかかることも覚悟するべきでしょうに。

    心と体が元気になれば、止めたって家から出ていくのが若者なんだから。
    それがまだ難しい状態である事を理解しようとしない、この母親の心にポッカリ暗い穴が見える気がします。

  6. お母さん焦りすぎですが、先生キツすぎませんでしたか?相談者さんがなるほどと納得して助言を受け入れるためには逆効果では?
    リアタイで聞いていましたが先生がすごい勢いでした!一旦受け止めたり寄り添う過程がないどころか、決めつけ、少しでも反論しようものならすぐカッとなって敵と見なし早口で責める責める。息子さんの辛さは勿論、お母さんなりの漠然とした不安も、どちらも受け止めた上で助言してくれたら相談者側も受け入れやすく、そうなんですねわかりました!やってみます!となるかもしれないところを、これではご本人なりに悩んで電話してきたお母さん、ますます追い詰められて助言など突っぱねて、どうしたらいいっていうの?そもそもあなた(息子)が学校行かないから悪いんでしょ!って悪循環になってしまいそうで、息子さんが心配になりました。

    「お母さんも辛いんだね。でも息子さんの心の中はこうかもしれないよ、求めるハードル下げてみて」とか「今息子さん辛いんだよ。気持ちに寄り添った優しい見守りを」とか「今こそ愛情を持って接して」とか「急ぐほど逆効果だから気長に」とか言い方あるし世の中いくらでも回答が転がっているのに、よりによってたくさんの人が聞く電波で叱責?
    夫婦関係も「いや悪いですよ」じゃないでしょ。疑ってるならそれはそれで「本当?お母さん抱え込んでない?ご主人と腹を割ってどこまで話せてる?」とか「ご主人あなたの気持ちわかってくれてる?」とか言い方あるでしょう。
    回答者なのに反論されるとすぐカッとなって大人げなく感情ぶつけるの、聞いていて苦しくなります。

    「あなたがそんな雰囲気なら家もつまらない」とか何様。悩んでる電話なんだからそりゃ明るくはないでしょう。どん底の気分かもしれないし、泣きたくなるのをぐっとこらえているのかもしれない。言いたい事はわかるけど言い方が。
    最後は無言。「驚いてしまって」とか失礼すぎる。馬鹿にしてるのか。
    先生、プロでしょ?

    私は1つでも多く建設的な意見が聞きたい。どうしたらいいか?知恵をくれる番組じゃないの?相談者を叩き、喧嘩を楽しむエンターテイメント?
    大原先生さすがにそれは…が続いて、相談者さんや息子さんが心配になってしまいます。
    お母さん自身も現実をまだ認めて受け入れたくないのでしょうかね。どうかご夫婦で支え合って、息子さんのありのままを理解し受け入れてあげて下さい。まだまだお若いのに試練と葛藤の中にいる息子さんを応援したい気持ちでいっぱいになりました。

    管理人さんの冷静なコメント好きです。いつもありがとうございます。

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