テレフォン人生相談　2020年9月18日　金曜日

3年弱前、バツの独身だった彼と知り合う。
その後相談者は別居を経て一昨年に離婚。

離婚理由は夫のDVであって、不倫はしていないのだが、夫の主張は相談者の不倫で、子どもたちにも吹聴している。

相談者自身が母親の男性関係に嫌悪感を抱き続けていて、自分が子どもたちからそう思われることが嫌で、彼との再婚に踏み切れずにいる。

 

不倫だの
不倫は無かっただの。

訊きゃあいいのに。

加藤諦三　「最初のセックスはいつですか？」

 

ちなみにアンタが放棄した財産分与。
出るとこに出れば、離婚事由は関係ない。

婚姻後に築いた資産はどっち名義かに関係なく折半。
その上で、どちらかが有責であれば算定するのが慰謝料。
これを財産分与で相殺する。

つまりアンタが分与を放棄したということは、慰謝料を払ったのも同じ。

だからってアンタの言い分が矛盾してるとか言わないよ。
知識も論理的な思考力を働かせるだけの余裕もなかったろうし。

弁護士に相談していればね。
水掛け論に慰謝料なんて発生せず、まとまったお金が手元に残ったはず。
お金は不満を心理的に和らげる。

 

離婚して、離婚協議も成立してるらしい今となっては、もはや事実なんてどうだっていい。

舞台は情報戦。

なんだけど、CIAでも勝ち目はない。
接触密度、広告用語でリーチと言うが、これが圧倒的に不利。

出て行ったのはアンタ。
放って置いても子どもたちがやってくる夫。

夫は客観的事実にちょこっとだけ尾ヒレをつけて感情を差し込めばいいだけ。

「夜遅くに帰ってくるようになって」
「男の人と会ってた」
「そんなこと思いもしなかった」
「お母さんのこと信じてたし」
「悩んだ」
「お前たちのことだってあるし」
「お父さんにだって至らないところはあった」
「お父さんさえ我慢すれば」
「でもお母さんの方から離婚したいって」
「止めたけど出て行った」
「お前たちにも辛い思いを」
「すまん・・」

 

母親を急襲したときの描写。

ドアや押入れを開けまくる。
これ自宅じゃないわけよ。

怖いもの知らずの二十歳の道徳警察。
自分の正義に1ミリも迷いがない。

30年経って母をなぞることになろうとはね。

アタシ的には単なる法則発動。
不倫を毛嫌いし不倫を非難する人には不倫願望がある。

 

パーソナリティ：　加藤諦三
回答者：　塩谷崇之（弁護士）

相談者：　女５３歳バツイチ　１人暮らし　独立している子ども（長男２５歳　長女２３歳　次男２１歳）　交際中の男性５７歳バツイチ

今日の一言：　自分が自分を見失うと他人が生命的に重要になります。

加藤諦三：
もしもし？

相談者：
もしもし？

加藤諦三：
はい、テレフォン人生相談です。

相談者：
よろしくお願いいたします。

加藤諦三：
はい
最初に年齢教えてください。

相談者：
５３歳です。

加藤諦三：
５３歳・・

相談者：
はい

加藤諦三：
結婚してます？

相談者：
独身です。＆#・・

加藤諦三：
えーと、離婚・・

相談者：
離婚です。

加藤諦三：
あー、そう、何年前ですか？離婚したの。

相談者：
えっと、去年離婚しました。

加藤諦三：
あ、去年ですか？はい、はい

相談者：
はい

加藤諦三：
お子さんは？

相談者：
３人います。

加藤諦三：
３人いる。住んでるのはお１人で？

相談者：
そうです。

加藤諦三：
この３人のお子さんは、元、ご主人のほう？それとも独立してるの？

相談者：
３人共ですね・・

加藤諦三：
ええ

相談者：
今は独立しています。

加藤諦三：
あ・・独立してる。はい、分かりました。

相談者：
はい

加藤諦三：
で、どんな相談ですか？

相談者：
子どもお、のことが気になって、再婚に踏み出せない、自分がいるんですけれども・・

加藤諦三：
子どものこと、この・・３人の、ことですね？

相談者：
そうです、はい

加藤諦三：
はい
この３人の年齢は、どんな・・

相談者：
長男が２５

加藤諦三：
はい

相談者：
長女が２３

加藤諦三：
はい

相談者：
次男が２１です。

加藤諦三：
次男が２１・・

相談者：
はい

加藤諦三：
はい
で・・再婚ん、に踏み出せない、というのは・・結婚したい人が現れたということですね？

相談者：
そうです、はい

加藤諦三：
その結婚したい人っていうのは何歳の人ですか？

相談者：
５７歳です。

加藤諦三：
５７歳

相談者：
はい

加藤諦三：
独身の方？それとも離婚して・・

相談者：
会ったときにはもう、独身でしたけれども、

加藤諦三：
あーそう・・

相談者：
結婚歴のある人です、はい

加藤諦三：
あー、で、この人はお子さんは？

相談者：
１人います。

加藤諦三：
１人？

相談者：
はい

加藤諦三：
んで、あなたとしては、付き合い出してからどのぐらい経つんですか？

相談者：
３年弱ですね。

加藤諦三：
３年弱・・

相談者：
はい

加藤諦三：
ということは、ま・・

相談者：
あ・・

加藤諦三：
あの・・

相談者：
付き合い出したというか、知り合ってからが３年弱になります。

加藤諦三：
要するに、あの、恋愛感情に、入ったというんじゃなくて、知り合い出したときが、あなたが結婚の・・してる・・

相談者：
そうです・・

加藤諦三：
ときだったっていうこと。

相談者：
はい、はい、はい、そうです。

加藤諦三：
で、この男性が離婚の原因、ではないんですか？

相談者：
わたしは、DVというか、その、暴力とか暴言が・・

加藤諦三：
ええ

相談者：
もうずっと絶えなかったので、

加藤諦三：
ええ

相談者：
自分の中ではもう、いっぱいだったんですけれども、

加藤諦三：
はい

相談者：
なかなか、こ、自分でこう・・離婚をする勇気がなくて、

加藤諦三：
はい

相談者：
ま、そのときに、結果的には、ま、背中を押してくれた方ということになるのですが、

加藤諦三：
あー、そうですか。

相談者：
はい

加藤諦三：
だからあなたとすると・・この男性が離婚の原因・・ではないと言いたいわけ？

相談者：
あ、わたしはそうですけど、主人のほうは・・ま、不倫が原因だというふうに、結局・・なっております。

加藤諦三：
不倫が原因だと。

相談者：
はい

加藤諦三：
で、あなたとしては不倫が原因ではない、ということですね？

相談者：
はい、そうです、はい

加藤諦三：
あなたと、の、主張としては・・DV、これはどの程度のDVですか？

相談者：
飲んでちょっと機嫌が悪くなると・・

加藤諦三：
はい

相談者：
まあ、手が出たり、
いろんな嫌がらせを受けたり、

加藤諦三：
手が出るっていうのは、暴力っていうのはどの程度の暴力ですか？

相談者：
わたしを蹴って、相手が骨折するぐらいです（ため息）。

加藤諦三：
普通・・蹴られて骨折したというのは分かるんですけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
蹴ったほうが骨折してんですよね？

相談者：
ま、蹴られたところが、ま、お尻だったっていうところもあるかもしれませんけれど、
わたしはもう、ちょっともう、うずくまってるような状態でしたので（ため息混じり）・・

加藤諦三：
うん、はい、分かりました。それでそういう関係だから、もう何かがあったからというより、すでに関係がそういう関係だったということね？

相談者：
そうです。はい

加藤諦三：
で、今日のあなたの相談というのはどういうことですか？

相談者：
わたしの母も、わたしが１８のときにちょっと家を出まして、

加藤諦三：
はい

相談者：
その当時、中学校１年生と小学校６年生の妹と弟の・・面倒を看ながら、

加藤諦三：
ふん

相談者：
３年間ぐらいちょっと暮らしたことがありまして、

加藤諦三：
うん

相談者：
二十歳ぐらいのときなんですが、

加藤諦三：
うん

相談者：
あるときその、母のとこを尋ねたら・・

加藤諦三：
うん

相談者：
居るう、気配はあるのになかなか家を開けてくれなくて、

加藤諦三：
はい

相談者：
で、ま、しばらく待ってましたら開（あ）くのは開いたので入ったのですが、

加藤諦三：
はい

相談者：
なんか、違和感を感じて部屋中をちょっと、いろんな扉、押入れ開けまして、

加藤諦三：
うん

相談者：
そしてお風呂開けたときに・・

加藤諦三：
うん

相談者：
洋服を着て、うずくまってる男性を、見たという・・

加藤諦三：
うん

相談者：
ことがありまして、それからちょっとわたしが、母のことをすごく、毛嫌うようになってまして、

加藤諦三：
はい

相談者：
ちょっとそういうのが自分の中であるので、子ども達も、まして、主人からは、「不倫したお母さん」というふうに聞かされてるますので、
子ども達に嫌われるのがすごく怖いんですね。

加藤諦三：
あー、この・・３人の子どもからね？

相談者：
そうです。

加藤諦三：
そうすっと、あなたからすると、この、５７歳の男性と・・結婚していいのか？、結婚して、いけないのか？分からない。

相談者：
はい

加藤諦三：
で、結婚は、気持ちはしたいと思うけれども・・今のような事情があって結婚に踏み切れないと。
ほで、それでどうしましょうか？ということですね？

相談者：
はい

加藤諦三：
はい
今日はあの、スタジオに、弁護士の、塩谷、崇之先生がいらしてんので伺ってみたいと思います。

相談者：
よろしくお願いし・・

（回答者に交代）