（再びパーソナリティ）

加藤諦三：
えー、今、坂井、眞先生にね？

相談者：
はい

加藤諦三：
現実の厳しさの、あなたを教えていただいたと思いますけれども、

相談者：
はい

加藤諦三：
あなた、ご主人に・・ちょっと言葉はキツいけど、虐待を、許すのは、なんでこういうことを許してんだと思う？

相談者：
主人のことが好きだし・・

加藤諦三：
うん

相談者：
今は、

加藤諦三：
うん

相談者：
きっと何か・・主人はなんか夢を見ていて（含み笑い）戻って来るんじゃないかと思ってるから。

加藤諦三：
あー、そう、そう思うでしょうね？

相談者：
はい

加藤諦三：
ご主人戻って来る。

相談者：
はい

加藤諦三：
だからそういうふうに・・あなたは現実を絶対に認めないんですよね・・

相談者：
はい

加藤諦三：
辛すぎて。

相談者：
はい

加藤諦三：
あなたが自分が、現実を絶対認めないっていうのも分かる？

相談者：
はい

加藤諦三：
現実は、もう、違うってことは分かってるわけでしょ？

相談者：
はい

加藤諦三：
もうご主人帰って来ないって、もう分かってるわけでしょ？

相談者：
はい

加藤諦三：
だから現実否認なんだけれども。

相談者：
はい

加藤諦三：
なぜ、あなたは、こんな酷い扱いを・・許しているのか？っていうことを聞いてんです。

相談者：
なんで・・なんでしょうか？、は（苦笑）、自分でも分からないですね。

加藤諦三：
それは・・あなたの、すごい自己蔑視なんですよ。

相談者：
はい・・自己蔑視

加藤諦三：
自分で自分を軽蔑しているっていうこと。

相談者：
はい

加藤諦三：
ご主人は戻って来ない。それをホントは知ってますね？

相談者：
はい

加藤諦三：
よく言った「はい」と。

相談者：
そんな（涙声）、気がしてました。

加藤諦三：
そんな気がしてた？

相談者：
はい

加藤諦三：
・・ずうっとあなた・・自分で自分を軽蔑しながら生きて来たから、

相談者：
はい

加藤諦三：
ご主人のこの・・

相談者：
はい

加藤諦三：
酷い扱いを、受け入れたんです。

相談者：
あー

加藤諦三：
「わたしを大事にして」ってのはあなたの叫びだよね？

相談者：
はい

加藤諦三：
そしたら・・これからずうっと、人に大事にしてもらうように、行動したらどうですか？

相談者：
あー・・はい

加藤諦三：
ご主人は、しないですよ？あなたを。

相談者：
そうですね。

加藤諦三：
いや、あなたは、だんだんと、その素直に・・ホントのこと言い出しましたよ。

相談者：
アハハハハ（苦笑）

加藤諦三：
ホントにねえ？

相談者：
はい

加藤諦三：
現実否認してるとお・・

相談者：
はい

加藤諦三：
も、どんどん人生行き詰まって行く、だけ。

相談者：
あー

加藤諦三：
世の中人生行き詰まった人、いっぱいいます。

相談者：
はい

加藤諦三：
みんな現実否認。

相談者：
あー

加藤諦三：
あなたちゃんと、ご主人が虐待を許したのは・・

相談者：
はい

加藤諦三：
自分を大事にしない。

相談者：
はい

加藤諦三：
自分の自己蔑視だと。

相談者：
はい

加藤諦三：
で「これからわたしを大事にして」ってそれがあなたのホントの叫びでしょ？

相談者：
はい

加藤諦三：
あなたを大切にしてくれる人と一緒に・・この人生を生きて行く。

相談者：
はい、分かりました。

加藤諦三：
３６歳まだ、長いです。

相談者：
はい

加藤諦三：
すごくいい人生が待ってるはずです。

相談者：
はい

加藤諦三：
はいどうも失礼します。

相談者：
はい、ありがとうございます。

加藤諦三：
はい失礼します。
虐待を許す。自己蔑視の特徴の１つです。