借金の元を断たずに対症療法が仇。3度目はヤミ金の追い込みに堪らず着服
(回答者に交代)
塩谷崇之:
はい、こんにちは
相談者:
こんにちは・・
塩谷崇之:
はい
相談者:
よろしくお願いします。
塩谷崇之:
はい
ま、息子さん・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
過去に2度、そういう、うー、借金を作って、
相談者:
はい
塩谷崇之:
あなたのほうで・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
手を差し伸べてというか、ま、助けてあげた?
相談者:
はい
塩谷崇之:
ということですよね?
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
過去の2度もやはり、そのお、原因はギャンブルだったんですか?
相談者:
1度目はちょっと違った言い訳をしましたけれども、
塩谷崇之:
うん
相談者:
2度目はもう、友だちにやっぱりそういうふうに、パチンコとかそういうので借りてしまって、それで「返す」って言ったんですけど、やっぱり・・そこが、どうだったのか?ちょっと・・ま、分かりかねるんですけれども、
で、3度目っていうのは今度の着服金のことになってしまうんですけれども、
塩谷崇之:
うん
相談者:
その、着服金の、「目的はなんで使ったか」って、わたしのほうでも聞きました。
(鼻をすする)あの、本人会社にいて電話寄越しましたので。
塩谷崇之:
はい
相談者:
そしたら・・闇金に追われて会社のお金に手をつけて、
塩谷崇之:
うん
相談者:
それでたぶん返したんだと思います。
塩谷崇之:
うん
相談者:
で・・それで、会社のほうも解雇になったような状態で、本人も、お金とかももう全然ないと思うんです。
で、そういった場合、わたしのほうもどういうふうにしていいのか?、もうまったく分からない状態でして。
塩谷崇之:
ふうん・・
あの、闇金に追われたというのはねえ?
相談者:
はい
塩谷崇之:
借金の原因じゃないですよね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
その闇金からお金を借りたのはあ・・なんで借りることになったのか?っていうところは聞いてないんですか?
相談者:
ああ!それですか?
そこは、聞いてないですけど、
でも、たぶん・・パチンコで、サラ金に借りてそれが返せなくなったのかなと、思ってしまいましたけど・・
塩谷崇之:
恐らく、闇金から借りる前に、
相談者:
はい
塩谷崇之:
サラ金とかクレジットカード・・
相談者:
あ、はい、はい・・はい
塩谷崇之:
そういう、うー、ところから、の、借り入れが、あったわけですよね?
相談者:
はい、あったと思います。
塩谷崇之:
うん
相談者:
はい
塩谷崇之:
で、その、サラ金とかクレジットカード・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
お、消費者金融とか、クレジットカードからの借り入れをした、原因ていうのはなんなんでしょうかね?
相談者:
パチンコだと思います。
塩谷崇之:
パチンコ?
相談者:
はい
塩谷崇之:
先ほどからね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
お母さまのほうでは・・「たぶんパチンコだと思います」というな、
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
言い方をしてるんですけれども、
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
息子さんが・・そこはどういうふうに説明してるんですか?
相談者:
あ、言いました。はい
塩谷崇之:
パチンコだと?
相談者:
それは、はい・・はい
塩谷崇之:
ふうーん・・で、過去2度、手を差し伸べたということですけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
そのときもやはり、そういう、説明だったんですか?息子さんからは。
相談者:
「会社のほうに・・サラ金」、ていうんですかね?、うん、そういうほう「から電話が来て、それを見かねて、お友だちが、出してくれたんだけども、それが返せなくなっちゃったから」っていうふうな感じで言いましたね。
塩谷崇之:
で、そのサラ金からお金を借りたのは、
相談者:
はい
塩谷崇之:
どうしてという説明だったんですか?
相談者:
それは、パチンコです。はい
塩谷崇之:
そのときもパチンコだと言ってたんですか?
相談者:
はい、はい、はい
塩谷崇之:
ふうん
じゃ、息子さん自身はあ、そこら辺はちゃんと分かってるんですかね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
パチンコ・・
相談者:
で・・
塩谷崇之:
原因だと。
相談者:
はい
塩谷崇之:
ふん、なるほど。
それにも関わらず、
相談者:
はい
塩谷崇之:
同じことを繰り返していると?
相談者:
そうですね。はい
塩谷崇之:
ふうーん、なるほど。
過去に2度ね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
手を差し伸べたということなんですけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
そのときには、どういう形で、手を差し伸べたんですか?例えばその、弁護士に頼んで債務整理とか、そういうことはしたんですか?
相談者:
は、しませんでした。
塩谷崇之:
してない?
相談者:
はい
塩谷崇之:
と息子さんに言われるままに・・
相談者:
お金を、ま、そうですね、出してあげました。
塩谷崇之:
あーあ
相談者:
渡して。
塩谷崇之:
なるほど。
相談者:
で、「これでちゃんと返すように」って、いうふうに、ま、そんな甘いことじゃなかったんでしょうけれども、そのときは、そういうふうにしてしまいました。はい
塩谷崇之:
うーん
ま、そこがたぶん、一番の問題なんでしょうね。
相談者:
はい
塩谷崇之:
親御さんの対応としては。
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
こういう借金を整理する上でね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
一番大切なことはあ・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
なんで、そういう・・状態に陥ってしまったのか?という・・
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
原因を突き止めるとこなんですよ。
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
それをしないでね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
対症療法的に・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
お金が足りないんだから、お金を出してあげる。
相談者:
はい
塩谷崇之:
返せないんだから、代わりに返してあげる。
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
こおれは、まったく・・無意味ですよね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
熱が出たから、解熱剤・・出してあげるっていうのとおんなじで。
相談者:
はい
塩谷崇之:
実はほんとは・・もっと悪い疾患があって、
相談者:
はい
塩谷崇之:
そこを治療しなくちゃいけないにも関わらず、熱が下がった途端にそんなこと忘れ去ってしまって、
相談者:
はい
塩谷崇之:
根本的な治療をせずに、
相談者:
はい
塩谷崇之:
ずっと、いると。
相談者:
はい
塩谷崇之:
そうするとまた病気が再発して、
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
また同じこと繰り返すと。
相談者:
はい
塩谷崇之:
それとおんなじようなことを・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
やってしまってるんだと思うんですよね。
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
で・・ま、弁護士に債務整理を頼んだり、或いは、その、破産、手続き。
相談者:
はい
塩谷崇之:
破産、自己破産ね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
の手続きを取った場合には・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
必ずその辺りをやっぱり見て行くわけですよ。
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
どうしてこういうことになってしまったのか?
相談者:
はい
塩谷崇之:
特に事故破産の手続きの中では・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
その借金を作った・・きっかけ。
借金が膨れ上がった原因。
相談者:
はい
塩谷崇之:
どうして、へ、返せなくなったのか?
その辺りについて・・きちんとその、自分自身を見つめ直して、
相談者:
はい
塩谷崇之:
もうそういうことは、ないような状態にするということを前提にね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
裁判所のほうで・・破産免責といってね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
借金を、全部帳消しというかね?、チャラにしてくれるような・・そういう手続きになってるわけですけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
ただただね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
負債が無くなるんではなくて、
相談者:
はい
塩谷崇之:
やはりそこの・・のプロセスがすごく、重視されてるわけですよね。
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
だから・・現実にこう、3回目の・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
失敗をしてしまってるわけで。
相談者:
はい
塩谷崇之:
これに対して、
相談者:
はい
塩谷崇之:
また同じようなことしてしまえば、
相談者:
はい
塩谷崇之:
また同じことの繰り返しになりますから、
相談者:
はい
塩谷崇之:
それは絶対やってはいけない。
相談者:
ただ先生・・あの、今回は、わたしが、会社に入るときに身元保証人になってるので、
塩谷崇之:
はい
相談者:
払わなきゃならないようなんです。
塩谷崇之:
うん・・だからその・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
会社から使い込んだお金というのはこれは、ま、親御さんがもし連帯保証してるんであればね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
保証人として返さなくてはいけないのかもしれないけれども、
相談者:
はい
塩谷崇之:
そうじゃなくて、
相談者:
はい
塩谷崇之:
お子さん自身がね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
お子さん自身が、その、お、今・・置かれてる状況をきちんと認識して、
相談者:
はい・・はい
塩谷崇之:
自分自身で責任を取るということをしないと、
相談者:
はい
塩谷崇之:
同じことの繰り返しになってしまいますから、
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
70万円というのは、もしかすると氷山の一角かもしれないわけで。
相談者:
はい
塩谷崇之:
だって70万円・・今、返さないといけない状態になってるということは・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
負債はもっとたくさんあるということですよ。
相談者:
あー、別のですか?、はい
塩谷崇之:
そこを、きちんとね?・・債務整理をするなり、
相談者:
はい
塩谷崇之:
場合によってはそれで返せないんであれば、自己破産をするなりして、
相談者:
はい
塩谷崇之:
きちんとその、なんていうか、根本治療をね?
相談者:
はい
塩谷崇之:
するように・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
してあげる。
相談者:
はい
塩谷崇之:
で、あなたのほうは、
相談者:
はい
塩谷崇之:
息子さんに手を差し伸べるんではなくて、
相談者:
はい
塩谷崇之:
親として・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
会社に対して責任を取ると。
相談者:
はい
塩谷崇之:
そういう考え方をしていかないとね?
相談者:
あ、はい・・はい
塩谷崇之:
困ったら親が助けてくれると・・
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
いう甘えのまま・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
これから、30代、40代、50代と生きてくことになってしまいますから。
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
そのうちもっと大きな過ちを犯すようになりますから。
相談者:
そこを心配しております。
塩谷崇之:
はい
相談者:
はい
塩谷崇之:
だからきちんと責任を取らせる。
相談者:
はい
塩谷崇之:
で・・ま、一番いいのは、やはりそれで返せないんであれば、自己破産の手続きを取らせる。
相談者:
はい
塩谷崇之:
え、自己破産の手続きを、おー、取ることによって自分自身を見つめ直すこともできるし、
相談者:
はい
塩谷崇之:
そして・・えー、もう2度とこういうことができないというようなね?、ま・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
ある意味こう、追い込まれた状態に、
相談者:
はい
塩谷崇之:
自分を・・あえて、置くことができますので。
相談者:
はい・・はい
塩谷崇之:
親御さんとして、もし・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
子どもを助けてあげるんであれば、
相談者:
はい
塩谷崇之:
その、自己破産をするなり、債務整理をするための・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
手続きのお金を・・
相談者:
はい
塩谷崇之:
立て替えてあげると。
相談者:
はい
塩谷崇之:
なんでもかんでも困ってるからっていって、手を差し伸べては・・なんの解決にもならないということをよく・・
相談者:
はい、はい
塩谷崇之:
考えてください。
相談者:
はい、分かりました。
塩谷崇之:
はい
相談者:
はい
(再びパーソナリティ)
闇金に追われている割には金額が少ないような…
対処療法じゃなくて対症療法では?
(聞いてる感じ塩谷先生がそう間違えてる感じもする)
ご指摘感謝!
直しました。
アリガト!
実の息子による
本物のオレオレ詐欺では・・・
精神病院に入院させましょう。
よくある相談ですね…「依存症」って色々と
あると思うけど
例えばですがアルコール、麻薬、ギャンブル、性的やらキリがないですが
今日の相談内容は…冒頭にも述べているので省略します
塩谷先生は法律上の観点からのアドバイスでしたね。自己破産する様にの事でした
加藤先生は依存症の心理的な構造を分かりやすいく説明してくれましたね
行動だけで見ると経済的に当然な結果になる訳でギャンブルなんで…
問題は何故そこまで依存症になるか?ここが重要なんだよな~
相談者の息子「期待に応えられない自分」
この心理は…向き合えない自分がいるんだね
他の理由も「親からの過剰な期待」これは
育った環境の中で相当な重圧やら不安が強まってたのでしょ~
当然向き合える事すら限界に達してギャンブルに没頭する行動になったのかな?
よく一般的に「面白ない出来事があると」
「今日はヤケ酒だぁ」ってこの心理構造なんだよね
酒呑んで誤魔化すってこと。現実はなにも解決すらしないし…
今回はギャンブルで誤魔化したって事だけど
加藤先生は相談者に「期待に応えようとしない自分」って言い回し的なアドバイスは良かったと思います
依存の心理構造が聴いてて解りやすいと
思うよ今回は…
親から良い子を過剰に求められると「向き合える能力が付かない傾向な人格になります当然、依存性も増します」