勉強に口出す母が目からウロコの三石メソード「結果の出ない努力に価値はない」
テレフォン人生相談 2020年12月23日 水曜日
パーソナリティ: 玉置妙憂
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 女52歳 夫 娘17歳 息子14歳
玉置妙憂:
もしもしい?テレフォン人生相談です。
相談者:
お願いします。
玉置妙憂:
よろしくお願いします。
えー今日はどのようなご相談でしょうか?
相談者:
中学3年生になる息子のことなんですけれど。
玉置妙憂:
はい
相談者:
受験が迫っているんですけれど、
玉置妙憂:
うん
相談者:
勉強に、こう身が入らなくて、
玉置妙憂:
はい
相談者:
2年生次に比べても成績も落ちてきまして、
玉置妙憂:
うん
相談者:
当初考えていた志望校なんかよりも、
玉置妙憂:
うん
相談者:
ランクダウンした学校を考えるにしてもなんだか、成績が危うい感じになってきて・・
玉置妙憂:
うーん
相談者:
るんですよ。
玉置妙憂:
うん
相談者:
まあ塾なんかには通っているんです・・
玉置妙憂:
はい
相談者:
いまして、
玉置妙憂:
うん
相談者:
今まではその勉強お、の、やり方なんかについては、言わないようにはしていたんですけれど、
玉置妙憂:
うん
相談者:
なんかさすがに・・勉強する・・態度というか姿勢とか、勉強机に向かって勉強するんじゃなく・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
寝そべりながら?
玉置妙憂:
うん
相談者:
あの、本を読んだりとか、壁に持たれながらやったりとか、
玉置妙憂:
うん
相談者:
ま、前からそういう傾向はあったんですけれど、
玉置妙憂:
うん
相談者:
最近特にい・・すごく目につくようになって、
玉置妙憂:
うーん
相談者:
塾のこう、模試の結果なんかを見て、
玉置妙憂:
うん
相談者:
「ちゃんと見直したほうがいいんじゃない?」とか口出しとかを、ま、するようになったんですけれ、ど、
玉置妙憂:
はい、はい
相談者:
そういうことに対して・・逆にこう、頑なに・・
「うるさい」、とか・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
も言いますし、
玉置妙憂:
うん
相談者:
こっちの言うこともお、聞かないというか・・
玉置妙憂:
あー、それが・・
相談者:
うん、するように、ええ、ええ
玉置妙憂:
お困りで、今日はご連絡をくださったんですね?
相談者:
あ、そうですね。
玉置妙憂:
はい
相談者:
はい・・はい
玉置妙憂:
ちょっとご年齢からお伺いしてもよろしいですか?
相談者:
はい
玉置妙憂:
お母さまは?
相談者:
52です。
玉置妙憂:
はい
ご家族は?
相談者:
はい。夫と、
玉置妙憂:
はい
相談者:
娘と・・その息子の、3人です。
玉置妙憂:
えっと娘さんがお姉さんですかね?
相談者:
はい
玉置妙憂:
で、10う・・
相談者:
え、よ、4です。
玉置妙憂:
4歳か。
相談者:
はい
玉置妙憂:
はい
お姉ちゃんはいくつですか?
相談者:
10、7です。
玉置妙憂:
お姉ちゃんは17歳。
相談者:
はい
玉置妙憂:
お母さまお仕事されてるんですか?
相談者:
パートで。
玉置妙憂:
か
相談者:
子供がいるときは、まあ、ほ、ほぼ・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
そうですね、家に、い、一緒にいるような・・時間が長かったです。はい
玉置妙憂:
そうなんですね。
ちなみにお姉ちゃんの受験はどんな感じでした?
相談者:
姉のほうがどちらかというと勉強が苦手なタイプだったんですけど、
玉置妙憂:
ほう、ほう
相談者:
通ってた塾の先生え、のご指導なんかもあって、
玉置妙憂:
うん
相談者:
2年生でこう成績が一旦落ち込んだら、それでこう、すごい、発奮して猛勉強するようになって、
玉置妙憂:
うん
相談者:
元々の志望より、ちょっと・・高い学校に、行、行けた感じでし、たね。はい
玉置妙憂:
うーん
ちなみに、じゃ、あの・・
相談者:
うん
玉置妙憂:
今ね?
相談者:
はい
玉置妙憂:
息子さんが・・成績があ、思うように・・っていう状態ですけれども、
相談者:
うーん・・はい
玉置妙憂:
お父さんはなんて、おっしゃってますか?
相談者:
「元々」・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
「『勉強してる』っていうけど、そんなに」、い、や・・や、「そんなにしてないだろ」って言って、
玉置妙憂:
うん
相談者:
なんとなく、い、今の状況が、
玉置妙憂:
うん
相談者:
「自分はそうなる、んじゃないかと思ってた」みたいに言って、
玉置妙憂:
うーん
相談者:
本人があ、そう思わなければ、
玉置妙憂:
うん
相談者:
やっぱり変わらないので、
玉置妙憂:
うん
相談者:
わたしには「放っておけ」って言いま、言いますね。
玉置妙憂:
うん
相談者:
「ただ、勉強机に向かって、きちっと座ってやるとか」・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
「そういうところは注意」する、「しても構わないけど」・・
玉置妙憂:
うんうん
相談者:
「中身のことまでは口出しするな」っていう感じで・・
玉置妙憂:
うーん
相談者:
言ってますね。
玉置妙憂:
うん、時々その座ってやるって・・
相談者:
うん
玉置妙憂:
とか、寝そべったりしない、壁に持たれたりしないっていうけど、
相談者:
うん
玉置妙憂:
お勉強は机に座ってやんなきゃダメっていう主義ですか?
相談者:
都合いいように聞こえるかもしれないですけれど、
玉置妙憂:
うん・・うん
相談者:
なんか、ま、元々そんなに、物凄く成績が、あの、特別いいっていう子ではなかったんですけれど、
玉置妙憂:
うん、ふん
相談者:
成績出してるときはまあ、わたしもあんまり、そこは、気にもしていなかったし、
玉置妙憂:
うん
相談者:
あの、前はそれほど・・必ず・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
机に座ら、座っていなくても・・
玉置妙憂:
うん、うん
相談者:
ていうふうには思ってたかもしれないですね。
玉置妙憂:
机に座ってても、ろくなことしてない子っていうのいっぱいいますからね(苦笑)。
相談者:
そうですね。ええ
玉置妙憂:
だから・・あの、その姿勢・・
相談者:
うん
玉置妙憂:
が、まあ大事・・
相談者:
うーん
玉置妙憂:
て思ってらっしゃるかなあ?ってちょっと思ったので。
相談者:
うん、はい
玉置妙憂:
うん、うん、ま、彼は彼なりの・・
相談者:
ええ
玉置妙憂:
その頭に入る・・
相談者:
ええ
玉置妙憂:
方法っていうのが・・
相談者:
あー
玉置妙憂:
ま、あるかもしれませんもんね。
相談者:
そうですね。
玉置妙憂:
うーん
相談者:
ええ
玉置妙憂:
ま、いずれにしても、・・
相談者:
はい
玉置妙憂:
でもまあ、実際は入ってないんだって・・いう・・
相談者:
そうですね。
玉置妙憂:
成績が・・
相談者:
ええ
玉置妙憂:
下がってきちゃったんだっていうのが・・
相談者:
ええ・・ええ
玉置妙憂:
心配なわけですよね?
相談者:
はい
玉置妙憂:
ま、ところでじゃ、その・・
相談者:
はい
玉置妙憂:
息子さんは・・
相談者:
ええ
玉置妙憂:
えー、ま、これから受験して進学するんですけども、
相談者:
はい
玉置妙憂:
なんかこう目的とか夢とかがありそうですか?
相談者:
あー、それがなんか・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
ない・・というか。
玉置妙憂:
うん
相談者:
あの、必ずここの学校に行きたいとか、
玉置妙憂:
うん
相談者:
あとやっぱり、何がやりたいっていうのがたぶん・・ない・・
玉置妙憂:
うーん
相談者:
感じい、なんですよね。
玉置妙憂:
うん、うん
相談者:
ん、なのでこう塾、なんかでも・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
そのお、ま、「成績落ちたら、こっちの学校になるよ」っていうふうに先生から、言われても、
玉置妙憂:
うん
相談者:
「あーそっか。じゃあ」、い、「こっちでいいや」みたいな・・
玉置妙憂:
うんふん
相談者:
なんかそういうふに・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
執着がないというか。
玉置妙憂:
うーん
相談者:
これしたいとかっていうのがないからそうなんだろうなってふうに思うんですけど・・
玉置妙憂:
うーん・・うーん
でもお母さんとしては・・
相談者:
ええ
玉置妙憂:
少しでも上の学校に行ってほしい?
相談者:
一生懸命やって・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
そこに、届かなかったらそれはそれでいいんですけど、
玉置妙憂:
はい
相談者:
ダラダラ?辻褄合わせるようなふうに・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
やって・・高校に行ってもまた、なんか一生懸命・・取り組まないっていうのがすごく、気に障るというか(含み笑い)。
玉置妙憂:
うん
相談者:
やっぱり、そこまでこうなんか、うん、やる気いい、い、が・・落ちたっていうのは・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
その、周りがやっぱりい・・
玉置妙憂:
うん
相談者:
こう、みんな勉強し出した、そういう雰囲気について行けないのか?
玉置妙憂:
うん
相談者:
もうちょっと身入れて・・やってほしいっていう気持ちなんですけど。
玉置妙憂:
うん・・うん
相談者:
ん、気持ちがもう少し?
玉置妙憂:
うん
相談者:
一生懸命になるには・・本人ん、のなんか、き、きっかけとかないと、無理なのかもしれないんですけど。うん
玉置妙憂:
そうですね。今はね。
息子さんに、
相談者:
ええ
玉置妙憂:
なんで・・
相談者:
はい
玉置妙憂:
今、無気力・・になってるのか?とか、
相談者:
はい
玉置妙憂:
無気力、「お母さんからは無気力に見えるよ」とか、
相談者:
ええ、ええ
玉置妙憂:
それから「どうして成績下がっちゃってるの?」とか・・
相談者:
ええ
玉置妙憂:
お聞きになったことあります?
相談者:
ま、答えないというか、あ(苦笑)
玉置妙憂:
うん
相談者:
「内容がついて行けないの?」とか、
玉置妙憂:
うん
相談者:
うん、そういうの聞いたことありますけど、
玉置妙憂:
うーん
相談者:
ただ・・それに対しての返事は、もらえなか、った・・え、はい
玉置妙憂:
もらえなかったっていう感じですね?
相談者:
ええ、はい
玉置妙憂:
分かりました。
え、今日、お答えいただきますのは、
相談者:
はい
玉置妙憂:
三石メソード主宰・・
相談者:
はい
玉置妙憂:
作家で翻訳家の
相談者:
はい
玉置妙憂:
三石由起子先生です。
相談者:
はい
玉置妙憂:
はい
えーでは先生よろしくお願いいたします。
(回答者に交代)
うちの息子は大学受験の4ヶ月前でも寝転がってずっとゲームやってました。
私「ゲームやってて大丈夫なの?」
息子「あー、大丈夫、大丈夫。」
私「そう。よかった。」
それから、一切言わずにいたら、ガッとラストスパートかけて、志望の難関大学に受かりました。
本人の好きなようにやらせてみたら、どうでしょうか?
だって、本人の人生なんですから~。
こんなお気楽な母親の子でも、本人に完全に任せておけば、やるときはちゃんとやります。
それより、母親は、自分がこどもの時苦手だった科目でも勉強してる方がいいですよ。こどもの気持ちもわかるし、こどもに口うるさく言うより、目の前の問題を解く方が難しくて楽しいので、いい気分転換になります。
人に勉強しろというより、まず自分、です。
三石先生の言うことは一理あるけど、最終結果あんまり学校出れなくてもいいと思ってる親向けかな。子どもにいい学校に行ってほしい親はどうしたらいいんだろうと思った。今回の回答の方針でいくなら子どもが学業にやる気を出してくれるようにならなかった時点でもう諦めて操作すべきでないということだろうか。そりゃ基本的には本人のやる気と意向次第だから口出し無用なんだろうけど、三石先生の話の例の中でも適切に導いてやったら成果を出せた子が出てきてるわけだし。
三石先生の回答、その通りだと思う!悩める受験生の親、皆に読んでほしいな。
同じく私も末っ子受験生の親。
第一子の時は、相談者の同じように口うるさく言ってしまっていた。私がイライラして、口うるさく言えば、言うほど、勉強しなくなった気がする。
今、末っ子には、言いたくなる時もあるけど、グッと我慢、言わずに見守っている。私が何も言わなくても、我が子達きょうだいの中で一番勉強している。
何もいわず、子どもを信じて見守って、子どもが親と雑談しながら息抜きできるような関係でいられるといい。
私は自分の子育てから学んだことは「勉強しろ!勉強しろ!と言えば言うほど勉強しなくなるよ!」
木に立って見ると書いて親と読むじゃないですか?
だから口うるさく言うよりそっと見守ってあげる方が良いんじゃないですかね。
口うるさく言うのはやめるべきと思う。
だからと言って1番目の匿名さんのマネしたらうまくいくと思ったら大間違いですよ。やらない子はやらない。スイッチ入らない子は入らない。
勉強が苦手な子はいる。
これが現実。
玉置妙憂さん、聞き方もまとめ方もうまいと思いました。
反抗期になってからごちゃごちゃ言うくらいなら、こどもが乳幼児のうちにいっぱい遊んであげて、絵本を読んであげて、好奇心や集中力などを育ててあげる方がいい。絵本イコール楽しい、と思えたら、言葉や文字は楽しいものと認識する。(ちなみに、いわゆる幼児教育については、いいかどうかよくわかりません。)
よくいろんな親から、「勉強ができるようになるには?」って聞かれるけど、「小さい頃から遊んであげて、絵本もたくさん読んであげるとよいと思う。」って答えると、途端にめんどくさそうな顔して聞き流す親が多い。結局、ゲームに子守りさせてしまってる。
そもそも親の努力の時期と方向性が、まず違うと思う。
反抗期は、自立の時期。ごちゃごちゃ言うと、逆効果。
だから、反省すべきは、こどもじゃなくて、適切な時期に言葉や文字、ひいては勉強の楽しさを教えてあげられなかった親自身、かもしれません。
同意。YouTubeが子守り、という親御さんを都度見掛ける。飲食店で静かにさせる為など使い所もあるけど。四六時中ずっと子供にYouTube、親はテレビかスマホゲームだったら笑えない。
昨日と同じですが、親のやるべきことは全力で子供の勉強を気にしていないフリをすることなのかもしれません。
勉強しなくても全くこちらは困りません、困るのは自分。
将来お金に困って好きな物も買えなくなったら可哀想だけど、社会人になったら一切お金は援助しないし、お金も全部遣い切ってあの世へ行くからお金は自分で稼げるように、と。
勉強しなくて親が困ってると思わせたら負け、みたいな。
それでやる子もいるけど、やらない子も絶対います。
勉強をマラソンに置き換えたら分かりやすい。
マラソンの効能をどれだけ説いても、優れた指導者をつけてもやる気にならない子は一定数います。
でも、小さいころから毎日単距離から少しづつ距離を伸ばして走るのが日課になっていたら、毎日走るのが当たり前で、走る度に走るのが苦でなくなるし、どんどん早く走れるようになります。
この頃、いかに走ることを嫌いにさせずに走らせるかが大事になりますが。
だから、小学生の頃から毎日机に向かうのを日課にすると、将来勉強する可能性は高くなりそうな気がします。
毎日走っていたら、走らないことが気持ち悪くなるような感覚。
それでもやらない子はやらないでしょうけど。
KBCラジオ「テレフォン人生相談でした」に寄せられた予備校教師の方からのメールが印象的だった。まず努力することの大切さを親が見せたらどうか、と。あと、無駄にならない努力は無い、とも。
親が子供の参考書頼りに資格取得したら子供も奮起した、という昔のツイートも思い出します。
なぜ子供に勉強ばかりを強いるのでしょうか?将来何かしら誰かの役に立つ仕事を見付けて、生計を立てられたらそれが何よりです。勉強出来てもそれをどう生かすか?の方が大切と思います 。その子ひとりひとりが輝ける場所を探すことが教育なのではないかと。子供の成長過程は一生の半分ほど大事です。心の奥にいるその子の可能性を存分に引き出してあげてほしいと願います。
勉強は得意な方でしたが、無駄な努力はめんどくさいと思ってたので、中学生になったとき、
脳科学的に、最少の努力で勉強できるようになるには、どうしたらいいか
を、本を読んで勉強しました。それから、勉強の仕方をまず考えて、中学生活をスタートさせました。
その本にあることを普通に実践したので、テスト前は苦手な科目を少しやるだけでなんとかなります。そういうノート作りをしてきました。
通信教材なども、安さと内容を自分で吟味して選択し、続けました。
塾にも行かずに、大学受験して、普通に六大学の法学部に行きました。
とにかく効率が良いことが好きだったのと、知らないことを知る瞬間が昔から好きなこと。努力しただけ成績上がるのも楽しかったですし、ゲーム感覚でしたね。
今も脳科学は大好きです。心理学も好きで、本を読んで勉強したりします。
子供はみんな、勉強しろ!と言われますが、どうしたら出来るようになるかは、誰も教わらないんですよね。
むしろ、そっちをちゃんと教える仕組みが、できればいいのになぁと思います。