娘は出産・出戻りフルタイム看護師。大学生が心配な母の気分は二度目の子育て
テレフォン人生相談 2021年2月1日 月曜日
孫が帰宅したときに物音で目が覚めてしまうのね。
でも言っちゃあなんだか、この程度の悩みしかない幸せ家族。
娘が出戻ったとき、相談者は50代。
離婚した娘と孫と余力ある両親。
これが実によくできた家族形態なんだな。
もちろんベストは両親と子どもの形態だが、大人こどもみたいな夫ならいない方がマシ。
強力な子育て支援を得つつ、妻役から解放されて娘に戻ってキャリアが積めて。
なんなら彼氏作ったっていい。
余裕こそが人を丸くする。
ただし、これからは娘が両親に返す立場になるんだけど。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 関西なまりの女75歳 夫84歳 娘49歳バツイチ 孫息子19歳大学生 四人暮らし
今日の一言: 怒りの置き換えばかりでなく悩みの置き換えもします。問題は核心の部分を理解することです。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いしますう。
加藤諦三:
よろしく、はい
最初に、年齢教えてください。
相談者:
75歳です。
加藤諦三:
75歳。結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人何歳ですか?
相談者:
84歳です。
加藤諦三:
84歳、で、今は、お2人で暮らしてるの?
相談者:
いや、バツイチの娘・・と孫です。
加藤諦三:
お嬢さんは何歳?
相談者:
49歳です。
加藤諦三:
49歳、で、お孫さんは?
相談者:
19歳の大学生です。
加藤諦三:
19歳の大学生。
相談者:
はい
加藤諦三:
男の子?
相談者:
男の子です、はい
加藤諦三:
そうすると4人で暮らしてんですか?
相談者:
はい、4人で暮らしてます。
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
それでどんな、相談ですか?
相談者:
その孫ですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
大学入ってから、なんですけども、最近特に夜遊びが激しくて。
加藤諦三:
あー、夜遊びって具体的に言うと?
相談者:
どういう遊びしてるんか分からんのですけども、
加藤諦三:
はい
相談者:
帰って来るのが、2時ぐらいだったり3時ぐらいだったり・・
加藤諦三:
あい
相談者:
時々朝帰りしたりとか・・
加藤諦三:
ん、はい
相談者:
早く帰って来てもまた11時12時ぐらいに出掛けるんです。
加藤諦三:
そんな夜、遅く帰って来て・・出掛けるのは何時ぐらい?、大学行ってるわけでしょ?
相談者:
いや今は休みい、なんで特に、はい
加藤諦三:
あー、今はオンライン講義で・・行ってないわけか。
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすっと友達はいるの?
相談者:
友達はたくさんおります。
加藤諦三:
ううーん
相談者:
友達が車へ乗って・・
加藤諦三:
あーあ、んん
相談者:
迎えに来て、ほいでまた帰り送って来てもらうんです。
加藤諦三:
じゃあ、なんかどっか遠くに・・遊びに行ってるってわけでもないんだね?
相談者:
そのときによって、友達の家へ行ったり、どっか遠くへ出掛けたり・・
加藤諦三:
遠く
相談者:
はっきり詳しいことは言わないんですけども、夜う、そういう時間に遊びに行ったり帰って来たりするのもちょっとやっぱり・・間違ってるとわたしは思うので、娘にそれを注意するように言っても、
加藤諦三:
うん
相談者:
娘は「もう大学生なんだから、も、放っといたらいいんだ」、「好きなようにしたらいいんだ」って言うんで、もうこの娘もちょっと変わってるなと(苦笑)・・
加藤諦三:
お嬢さんも何?そのお、離婚の原因はなんなんですか?
相談者:
性格の不一致。
加藤諦三:
要するに、うまく行かなかった。
相談者:
そう、うまく行かなかったんです。
加藤諦三:
ん、ですよね。
相談者:
はい
加藤諦三:
そいで、結婚してるときの、
相談者:
はい
加藤諦三:
仕事はなんなんですか?
相談者:
看護師やってます。
加藤諦三:
あーそうですか。
相談者:
はい
加藤諦三:
高等学校の頃も、普通の高校生?
相談者:
はい、高等学校のときは普通の高校生で、門限は、わたし、10時って言ったら10時まできっちり帰って来てました。
加藤諦三:
ふうん
で、両親からの関係はとにかくうまく行ってなかったわけですよね?でもね?
相談者:
そ、孫の両親ね。はい
加藤諦三:
孫ね。
相談者:
はい
加藤諦三:
で、その・・両親の・・関係がうまく行ってない中での・・小学生、中学生、高校生・・で・・なんか、問題だなっていうようなことはなかったの?
相談者:
いや、それはまったくないです。
加藤諦三:
まったくないの?
相談者:
もう何、別れたんは、孫が1歳のときで・・
加藤諦三:
あー、孫が1歳のとき。
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすると、その今、お母さんとも話をしていない・・
んで・・
相談者:
いや・・
加藤諦三:
あ
相談者:
母親と孫はよく話(はなし)してます。
加藤諦三:
あーあーあ
相談者:
わたしに言えないことはみな母親に、言ってますし、
加藤諦三:
うん
相談者:
わたし、にはあんまり詳しいことは言わないけども、
加藤諦三:
うん
相談者:
い、一応は返事はちゃんとします。
加藤諦三:
ふうううん
相談者:
ほいて、帰って来るの遅いときに、こっちからあ、孫の、携帯LINEして「早く帰って来るように」て言って・・
加藤諦三:
うん
相談者:
遅くても、今日中に・・
加藤諦三:
うん
相談者:
帰って来るように、LINEしてるんですけども・・
都合のええときだけ・・返事だけ返って来ますけども。。
加藤諦三:
あーそうですか。
で、その友達もいい友達か?、わ、なんかちょっとおかしな友達か?っていうのも分かんないわけですね?
相談者:
たぶん・・普通の友達だと、思うんですけども。
加藤諦三:
思うって、会、ってはいないんでしょ?
相談者:
たまに、送って来たときに、
加藤諦三:
うん
相談者:
顔チラッと・・
加藤諦三:
うん
相談者:
見る程度です。
加藤諦三:
うーん
そいでお母さんはそのことで悩んではいないんですね。
相談者:
悩んではいないです。わたしい、だけがもう・・
加藤諦三:
(咳払い)
相談者:
おかしい、おかしい思ってなんとか・・変えたいと思うんですけども。
加藤諦三:
うん
そいで、学校の、状態は分かるの?
相談者:
大学・・行ってないんで、あの、パソコンでしてますよね、授業。
加藤諦三:
うん
相談者:
それはしてます。家で。
加藤諦三:
授業はちゃんと出てるわけ?
相談者:
で、はい
加藤諦三:
うーん
それで今日のあなたの相談というのはあ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
お母さんとの関係が特別悪いわけでもないと。
相談者:
はい
加藤諦三:
友達関係で、別に、おかしな、ひ、ことではないと。
相談者:
はい
加藤諦三:
だけどあなたの感覚からすると・・やってることは非常におかしいと。
相談者:
はい、おかしいと思います。
加藤諦三:
で・・この19歳の、お孫さんを・・どう指導したらいいか?っていうことが相談ですか?
相談者:
はいそうです。
加藤諦三:
こういうときには・・「あ、なるほど、こういう考え方もあるんだ、そうか、うん、その通りだな」っていうような・・アドバイスが、いただける、方、が、スタジオにいらしていただいてます。
相談者:
はい
加藤諦三:
幼児教育研究の、大原敬子先生です。
相談者:
はい
(回答者に交代)
おばあちゃん、今時の若者を理解していないなー、これぐらい普通なのに、と思って読んでました。
でも、最後の方で理解されたみたいで、このおばあちゃんの優しさ、孫のおばあちゃんへの思いやり、目頭が熱くなった。
娘もそんなに悪い人じゃないと思うよ。
看護師のフルタイムって、夜の時間の孫の行動をおばあちゃんがわかってて娘がわかってない、ということは夜勤有のシフト制の事でしょ。
結構しんどい仕事なんだよ。
皆がそれぞれ自分の与えられた事をこなしてるように思う。
この人生相談に来る人の家庭の中でもかなり良い部類だと思うよ。