虚しさの正体。役割を失って顕在化する内面化された「自分には価値がない」
テレフォン人生相談 2021年4月26日 月曜日
ママ友からご主人の会社にコネ入社。
これまたビミョーなルートだこと。
派遣切りなんて予告ってたからイキって聴いたんだけど、直接雇用ね。
てか、相談者はそんなこと一言も言ってないじゃん、番組スタッフ。
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女56歳 一人暮らし 一人娘25歳は去年入籍
今日の一言: 人がどう思うかではない。わたしが何をしたいか?それだけが重要である。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
よろしくお願いいたします。
加藤諦三:
最初に年齢教えてください。
相談者:
56歳です。
加藤諦三:
56歳、結婚してます?
相談者:
はい・・23年前に、
加藤諦三:
はい
相談者:
離婚を、して・・
加藤諦三:
あ、そうですか。
相談者:
おります。はい
加藤諦三:
それからずうっとお1人ですか?
相談者:
娘、1人が、
加藤諦三:
はい
相談者:
いまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
今、25歳です。
加藤諦三:
はい
お嬢さんまだ結婚してないのね?
相談者:
あ、昨年、
加藤諦三:
うん
相談者:
入籍を、しました。
加藤諦三:
ということはあ、あなたは今、お1人で暮らしてるんですね?
相談者:
あ、はいそうです。
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
それでどんな相談ですか?
相談者:
3年前ほどに、派遣のお仕事がうまく行かなくて、
加藤諦三:
はい
相談者:
悩んでたところ、娘の同級生のお母さんのご主人が部長さん、である、
加藤諦三:
はい
相談者:
部署のほうに、紹介を受けまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
お仕事をしてたんですけれども。
加藤諦三:
はい
相談者:
もう60、目の前だからあ、なんとか、頑張りたいなって思ったんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
2ヶ月前に
加藤諦三:
はい
相談者:
そこの部の課長のほうから、「申し訳ないんですけれども契約を」・・「切らせていただきます」
加藤諦三:
はい
相談者:
って言われまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしももう、ほんとに、精神的にも、肉体的にも限界が来てて、
加藤諦三:
はい
相談者:
辞めたいって思ってたのが、言えないままずうっと苦しんでたんですけれども、
課長のほうから言われて、ちょっとホッとして、仕事辞めたんですけれども、
加藤諦三:
はい
相談者:
辞めてからはちょっと、なんか物凄くやはり気分が、ドーンって落ち込んでまして・・
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
で・・心療内科へ行ったら、
加藤諦三:
はい
相談者:
ま・・「鬱ですね」っていう話で・・
加藤諦三:
はい
相談者:
仕事も、ある意味、辞めさせられた、派遣切りされちゃって、
加藤諦三:
うん
相談者:
娘も結婚もしてえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
で、わたしは本当に独りぼっちになってえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
で、いろいろ今まで、離婚してからずうっと、こう・・辛かったんですよね、仕事をしながら、生きてるのが。
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・娘が結婚したから・・「あ、今度はわたしだけでいいんだ」っていう、気持ちと同時に、物凄く、虚しいっていうか、なんか、わたしい、のすることって、特に別に何もないな、みたいな感じで・・
加藤諦三:
うん
相談者:
で、仕事も、また、新しく探すのって・・人間関係がうまく行かないんですね、どうしても。
加藤諦三:
はい
相談者:
なんか好き嫌いが激しいのか、ちょっとしたことでも、なんかこう、イライラしたりとか・・
加藤諦三:
人間関係がうまく行かないっていうことですけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人とも、うまく行かなかったっていうことなのかな?
相談者:
仕事から逃げたいっていうのがあってえ、
加藤諦三:
はい、はい、はい
相談者:
中学校のときのお友達の紹介で、
加藤諦三:
ええ
相談者:
紹介された人がいたからあ、
加藤諦三:
うんうん
相談者:
なんかそっちに、もう逃げようみたいになって、
加藤諦三:
ええ
相談者:
付き合って3ヶ月ぐらいでできちゃったんです。
加藤諦三:
ええ
相談者:
そしたら、突然なんか急に現実にハッて戻って、父に、
「結婚はしたくないけど子ども産みたい」って言ったら、
加藤諦三:
ええ
相談者:
ま、家族は、「何を言ってるんだ」っていう話ですよね。
加藤諦三:
うん
相談者:
しかも相手も、俺の子どもなんだって、言われたときに、
加藤諦三:
うん
相談者:
「あっ」と思って、ま、とりあえず、彼え、のお父さんは1年前に亡くなって、
加藤諦三:
はい
相談者:
一人っ子だったんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、お母さんとも一緒に、そこで、
加藤諦三:
うん
相談者:
で、二世帯を作って、
加藤諦三:
あー、はい
相談者:
でまあ・・ちょっとわたしはあまり冷静に考えてなかったところがあったから、
加藤諦三:
うん
相談者:
ま、&#△%
加藤諦三:
で、結局、結婚も23年前、で、終わったと。
だから・・なんで、人間関係が、ま、些細なことですぐ、怒るって言いましたけれども、
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
どこら辺が原因で、辛かったわけ?
相談者:
家庭環境がとても、良くなくて、
夫婦喧嘩が、小学校入る前ぐらいから、頻繁に、母と父はよく大喧嘩をしてて・・
加藤諦三:
要するにその、家族と、っていうか、人と・・触れ合って、人と結びついて行くっていうことができなかったんでしょうね。
相談者:
結局そうですよね。
加藤諦三:
ね
相談者:
うん
加藤諦三:
だから・・自分は、
相談者:
うん、うん
加藤諦三:
誰とも結びついていないと。
相談者:
うんうん。そうですね、はい
加藤諦三:
誰とも結びつかないから、
相談者:
はい
加藤諦三:
非常に不安ですよ。
相談者:
心の底はそうだったんだと思います。
加藤諦三:
物凄い不安だからあ、
相談者:
うん
加藤諦三:
結婚も、含めてずうっとの、生活っていうのは・・なんか自分の不安を解消しようとして・・今まで来たんじゃないのかな?
相談者:
うん
加藤諦三:
そいで・・
相談者:
はい
加藤諦三:
今日の相談ていうのはどういうことです、か?
相談者:
今、この年になって本当に、誰も頼れない、誰も守ってくれないっていう・・
加藤諦三:
うん
孤独う、ということですよね。誰も助けてくれない。
相談者:
はい
去年1回目は娘夫婦の前で、「や、ちょっとまとまったお金があるけど、ママは中古のマンション買って」
加藤諦三:
うん
相談者:
「1人で住んだほうがいいかしら?、それともあなた達、もし・・これから家を建てるんだったらそれを資金にして二世帯、をしたほうがいいかしら?」って言ったときは・・
「それは助かるね」って軽かったんですよ。2人がね。
加藤諦三:
うん
相談者:
でもまた、こと、し(今年)に入って、
加藤諦三:
うん
相談者:
「どうかなあ?」なんて、フって言ったら・・娘の旦那さんが、
加藤諦三:
うん
相談者:
一緒に住みたくないっていうような、ことを遠回しに、
加藤諦三:
うん
相談者:
言うんですよね。
加藤諦三:
うん
相談者:
で、しかも「お金も出してほしくない」って言われて。
加藤諦三:
うん
相談者:
ちょっと・・ショックだったんですよね。
加藤諦三:
うん、だからそこでも、誰とも繋がってない自分っていうことを、
相談者:
うん・・うん
加藤諦三:
認識したということでしょうね。
はい、分かりました。
今日はあのお、スタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、
相談者:
はい・・はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
相談者:
あ、はい
(回答者に交代)
この相談者さん、「いや、そうですね。」っていうのが多い。「いや」っていうのが口癖ですね。
ふと会話に出る言葉に素直さがないのが表れますね。
私も出てるかもしれないから意識してみようと思った。
あなたじゃなくても義母と2世帯でも嫌ですからその辺は察してください
女56歳一人暮らし。中古マンションが買えるくらいの貯蓄は有る・・・
ふむ、、しばらくのんびりは出来るだろうけど。
やはり先々のことを考えると、働けるうちは頑張っておかないと不安じゃないかな?今は中高年専用ハローワーク窓口もあるみたいだし、短時間のパートでもいいから動き出した方が、鬱の気分も晴れるんじゃなかろうか。嫁に行った娘はアテにしないで、誰もが所詮はひとりですよ。
大原先生好きなんだけど、独特の比喩と言い回しが理解出来ない時があります。
今回は相談者がママ友のコネで採用されたが、結果クビになってしまった件、「あなたはキレ者の素敵な人で、このママ友夫から好かれていると感じていたんでしょう?」
相談者は最初否定するも、大原先生が「なぜあなたは素直に認めないんだ」と、かなり強引に自説へ誘導している感じがします。
他人の評価を素直に受け取れないで自己否定ばかりの相談者に問題があるのは理解できるけど、ママ友夫からの好意ってこの場面で必要ですか?
人生そのものには、意味や理由はなく、ただ気づいたら生まれていて、ある日突然死ぬだけです。
生きがいや、生きる意味などと呼ばれているものは自分で好きなように人生にくっ付けていく。
ただそれだけのことです。
つまり、なにもしないで人生といわれている時間とただ向き合っているだけでは、虚しく感じたりするのは当たり前のことです。ですから、この相談者のようなことを自然と考えてしまうような人は必死で何かをして、人生の意味のなさ、虚しさを考える時間が無いようにする、言い換えれば、誤魔化しながら生きて行ったほうが良いと思います。
せめてもの救いは、健康でお金もあるようですので、頑張ってほしいものです。