虚しさの正体。役割を失って顕在化する内面化された「自分には価値がない」

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
こんにちは、よろしくお願いします。

大原敬子:
いや、あなたにはね、独特の、処世術があるんです。

相談者:
うん・・あ、はい

大原敬子:
びっくりしました。

相談者:
ええ

大原敬子:
1点はですね。

相談者:
はい

大原敬子:
結婚はしたくないけれども・・子どもが、できたので、

相談者:
うん

大原敬子:
結婚しちゃったって言い方してましたね。

相談者:
そうですね、はい

大原敬子:
これ1点ね。

相談者:
ええ

大原敬子:
もう1つはですね。
会社を辞めたとき、今回の。

相談者:
ええ、ええ

大原敬子:
肉体的に・・

相談者:
うん

大原敬子:
疲れていたけれども、

相談者:
はい

大原敬子:
ホッとしたってこと言ってるんです。

相談者:
そうですね、はい

大原敬子:
この2つ、

相談者:
はい

大原敬子:
あなたの独特な言い回しで、これはね?

相談者:
はい

大原敬子:
言葉を変えると、こういうことなんです。
「魚、だったらね」・・「食べたくないけれども」

相談者:
はい

大原敬子:
「タコだったらいいわ」って言うんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
もう1つはね?
「魚」あ、「は、嫌いなので」・・「むしろわたしホッとした」って言うんです。

相談者:
あー、そうですね、はい

大原敬子:
これは・・あなたは魚が好きなんです。

相談者:
ええ?・・◆#$

大原敬子:
前の職場も・・

相談者:
ええ

大原敬子:
あなたは好きだった。
一生懸命(?)頑張ったんですよ。

相談者:
・・

大原敬子:
それが、向こうから「辞めてくれ」って言われたとき、あなたは傷つくんですね。

相談者:
(息を吸って)うーん

大原敬子:
それからもう1つは、

相談者:
はい

大原敬子:
「結婚はしたくない」

相談者:
うん

大原敬子:
結婚したかったんです。

相談者:
・・

大原敬子:
それをもっと言うと、今度は、まとまったお金が入ったので娘たちに・・

相談者:
うん

大原敬子:
「どうかしら?」って。
自分言ってないんです、「わたしはあなた達と一緒に住みたいけれども」、「ほんとに住みたいのよ」って、でもそう言って、断られたとき怖いので。傷つくのが。

相談者:
うん、うん

大原敬子:
その言い回し。

相談者:
うん

大原敬子:
全部この言い回しそうなんです。

相談者:
&#△

大原敬子:
人はそこに、「魚は嫌いだけどタコだったら食べてあげるわ」っていうときは「食べなくていいよ」ってなっちゃうんですね。

相談者:
・・

大原敬子:
他人は。

相談者:
ああー

大原敬子:
このあなたの独特な処世術があるんです。

相談者:
うん

大原敬子:
じゃなぜこんな処世術になるか?

相談者:
はい

大原敬子:
あなたね、常に、結婚したときには中学校のと友人の関係。

相談者:
はい

大原敬子:
今回の職場の関係も、

相談者:
うん

大原敬子:
子どもの高校の関係って。

相談者:
はい

大原敬子:
非常に、キャパ、視野が狭いんですね。

相談者:
・・はい

大原敬子:
つまりこういうことを喋る人はね・・

相談者:
はあ、は

大原敬子:
周囲の目を気にして、

相談者:
あーそうです。

大原敬子:
内心はすごくショックを受けてるんですよ?

相談者:
はい

大原敬子:
でも「うん、なんでもないのぉ」って言いたいんです。

相談者:
ああー

大原敬子:
あなたの今回、鬱ではないか?ってなってしまうのは、

相談者:
ふん

大原敬子:
「なんで思うようにいかないか?」なんです。

相談者:
あー、そうですね、ほんとに、それはそうです。

大原敬子:
そうすっと今回の2点が、

相談者:
ええ

大原敬子:
一番のは、肉体的に疲れてホッとしたわっていう前に、

相談者:
はい

大原敬子:
わたし、あなたは相当キレる素敵な女性だと思うんですよ。というのは、娘の、学生時代の友達の、ご主人さまのところに、

相談者:
はい

大原敬子:
仕事したんでしょ?

相談者:
そうですね、はい

大原敬子:
ということは、そのご主人さまは、あなたを気に入ったと思いますよ?

相談者:
まあ・・悪くう、は思ってないですよね。家族ぐるみで・・

大原敬子:
いやそこを逃げないで。

相談者:
うん

大原敬子:
あなたが今日ショックだったのは、

相談者:
うん

大原敬子:
このご主人さまが、

相談者:
うん

大原敬子:
わたしを切ったっていうことをあなたは知ってるんです。実は。

相談者:
あーあー、はあ

大原敬子:
それがショックだったんです。

相談者:
それがショックだったのか・・

大原敬子:
疲れたっていうことは・・ご主人さまの、

相談者:
はい

大原敬子:
顔色見ながら頑張ったと思いますよ。

相談者:
うん、うーん・・&#△%
頑張ったと思います(含み笑い)。

大原敬子:
でも女心で・・「え?」
あのご主人さまがわたしを・・採用してくれたと思ったときに、

相談者:
はい・・はい

大原敬子:
もしかしたら、

相談者:
うん

大原敬子:
わたしを好きなんじゃないかと思う気持ちってのは半分ぐらいないですか?

相談者:
・・いや、それはまったく思ってないです。
「60歳まで頑張ってね」って言われたんで、60歳まで頑張ろうって思った・・

大原敬子:
またそこを言う。

相談者:
えっ!?そっか(苦笑)。なんか・・

大原敬子:
なぜ!?

相談者:
ごめんなさい

大原敬子:
素直になることよ!

相談者:
いや・・

大原敬子:
今わたし言いましたね。
「半分は」って言ってるんですよ?

相談者:
はい

大原敬子:
余裕を与えてるんですよ?
ほんと?あなた

相談者:
・・あ、そっか(苦笑)・・そうです。

大原敬子:
男と、この世の中は・・

相談者:
多少、好意は持ってたと思います。
ほん・・はい

大原敬子:
そこのとき、「あ、先生そうなんだ」・・

相談者:
うん

大原敬子:
「わたしもね、ふと思ったんですけどね」って、なぜ言えないの!?それが。

相談者:
はあ・・はい

大原敬子:
この考えがあなたがなくならない、ない限り、

相談者:
あー、はい

大原敬子:
思うように行かないですよ?ってことです。

相談者:
あー(ため息混じり)

大原敬子:
本音が出てない、あなた。

相談者:
いやその通りです。

大原敬子:
だからね?

相談者:
はい、はい(鼻をすする)

大原敬子:
「これから、あなた」・・「未来がありますよ」ったときに、

相談者:
はい(涙声)

大原敬子:
あると思って「頑張ります」とか。

相談者:
はい(泣)

大原敬子:
一度相手の言葉を、受け入れて、

相談者:
はい(泣)

大原敬子:
そしてそっから自分が、咀嚼(そしゃく)するっての大事じゃないかしら?

相談者:
はい(涙声)

大原敬子:
まだまだ若い、あなた。

相談者:
(鼻をすする)

大原敬子:
51歳で・・

相談者:
はい(泣)

大原敬子:
ここまで・・

相談者:
はい(泣)

大原敬子:
採用された。

相談者:
そうです、はい(泣)

大原敬子:
それを誇りに持つことですよ。

相談者:
(鼻をすする)ああ、そうだったんですね。

大原敬子:
そうですよお?

相談者:
はい

大原敬子:
あなたは、

相談者:
はい

大原敬子:
これから・・自分の気持ちを、素直に・・
「あなた素敵ね」ったら「ありがとう」って。

相談者:
あーそっか。はい

大原敬子:
分かってくださいます?

相談者:
はい

大原敬子:
それじゃあ、加藤先生に、

相談者:
はい

大原敬子:
あの、お渡ししますね。

相談者:
ありがとうございます。

大原敬子:
はい

(再びパーソナリティ)

「虚しさの正体。役割を失って顕在化する内面化された「自分には価値がない」」への5件のフィードバック

  1. この相談者さん、「いや、そうですね。」っていうのが多い。「いや」っていうのが口癖ですね。
    ふと会話に出る言葉に素直さがないのが表れますね。
    私も出てるかもしれないから意識してみようと思った。

  2. あなたじゃなくても義母と2世帯でも嫌ですからその辺は察してください

  3. 女56歳一人暮らし。中古マンションが買えるくらいの貯蓄は有る・・・
    ふむ、、しばらくのんびりは出来るだろうけど。
    やはり先々のことを考えると、働けるうちは頑張っておかないと不安じゃないかな?今は中高年専用ハローワーク窓口もあるみたいだし、短時間のパートでもいいから動き出した方が、鬱の気分も晴れるんじゃなかろうか。嫁に行った娘はアテにしないで、誰もが所詮はひとりですよ。

  4. 大原先生好きなんだけど、独特の比喩と言い回しが理解出来ない時があります。

    今回は相談者がママ友のコネで採用されたが、結果クビになってしまった件、「あなたはキレ者の素敵な人で、このママ友夫から好かれていると感じていたんでしょう?」
    相談者は最初否定するも、大原先生が「なぜあなたは素直に認めないんだ」と、かなり強引に自説へ誘導している感じがします。

    他人の評価を素直に受け取れないで自己否定ばかりの相談者に問題があるのは理解できるけど、ママ友夫からの好意ってこの場面で必要ですか?

  5. 人生そのものには、意味や理由はなく、ただ気づいたら生まれていて、ある日突然死ぬだけです。
    生きがいや、生きる意味などと呼ばれているものは自分で好きなように人生にくっ付けていく。
    ただそれだけのことです。
    つまり、なにもしないで人生といわれている時間とただ向き合っているだけでは、虚しく感じたりするのは当たり前のことです。ですから、この相談者のようなことを自然と考えてしまうような人は必死で何かをして、人生の意味のなさ、虚しさを考える時間が無いようにする、言い換えれば、誤魔化しながら生きて行ったほうが良いと思います。
    せめてもの救いは、健康でお金もあるようですので、頑張ってほしいものです。

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