暴力親父の告白。今も殴られる子どもたち。反省態度が暗転する最後の奇妙な質問

テレフォン人生相談 2021年5月11日 火曜日

要は感情のはけ口。
機嫌がいいときは過剰に可愛がったりするんですよ。
振り幅大きくて混乱するの。
基本、子どもは親に愛されたい生き物なんでね。

てか絶望映画みたいな終わり方するのね。

 

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)

相談者: 男43歳 妻40歳 長女12歳 長男10歳 次女8歳 父は7年前に孤独死 母は73歳

今井通子:
もしもし?テレフォン人生相談です。

相談者:
こんにちは

今井通子:
こんにちは

相談者:
はい、よろしくお願いします。

今井通子:
はい・・今日はどういったご相談ですか?

相談者:
はい
自分の子どもに、時々、感情的に・・追い詰めてしまって、

今井通子:
はい

相談者:
手を上げてしまうことがあったりするので、

今井通子:
はい

相談者:
自分では・・いけないこと、やめたいなと思ってるんですけれども、

今井通子:
はい

相談者:
・・ん、時々、つい、感情的になって手を上げてしまう・・

今井通子:
うん

相談者:
のを悩んでます。

今井通子:
あ、はい
あなたはおいくつですか?

相談者:
えーと、43歳です。

今井通子:
43歳

相談者:
はい

今井通子:
奥さまは?

相談者:
えー、40歳です。

今井通子:
40歳

相談者:
はい

今井通子:
お子さんは?

相談者:
え、3人です。

今井通子:
はい
えー、男女と・・

相談者:
はい

今井通子:
年齢を教えてください。

相談者:
はい
上から、女の子12歳

今井通子:
はい

相談者:
男の子10歳

今井通子:
はい

相談者:
女の子8歳です。

今井通子:
はい
で、手を上げちゃうのはどなたに?

相談者:
はい
えーとお・・上の子にはもう、最近上げないんですけれども、

今井通子:
はい

相談者:
んん、真ん中の男の子とか、

今井通子:
はい

相談者:
んー、時々やっぱり下の女の子・・

今井通子:
はい

相談者:
にですね。

今井通子:
はい

相談者:
はい

今井通子:
それってどういうときかしら?

相談者:
と、まず、男の子のほうは・・ま、わたしの中でなんですけれども、

今井通子:
はい

相談者:
やってはいけないことをやってしまったとき、ですね。具体的には・・えっとお、数日前なんですけれども、

今井通子:
はい

相談者:
家の鍵を、

今井通子:
はい

相談者:
えーと・・公園で、

今井通子:
はい

相談者:
遊んでて・・まあ、ちょっと不注意で、失くして来たことがありまして、

今井通子:
はい

相談者:
そのときに、ついこう、カッとして、追い詰めてしまってもう、叩くまで・・倒れるまでですね・・してしまったりとか・・

今井通子:
まずう、そのときの状況をちょっと、

相談者:
はい

今井通子:
お話いただきたいんだけど、

相談者:
はい

今井通子:
まず息子さん帰ってらっしゃいました。

相談者:
はい、はい

今井通子:
えー、家の鍵を失くしちゃったって、

相談者:
はい

今井通子:
申告されたの?

相談者:
いえ、えっと一緒に、その下の子が遊びに行ってまして、

今井通子:
ええ

相談者:
で、その子が・・えっとお、実は、その、「お兄ちゃん失くして来たんだよね」っていうことで、本人からではなかったんです。

今井通子:
で、その、

相談者:
はい

今井通子:
ご本人の、10歳のお子さんは、

相談者:
はい

今井通子:
「お兄ちゃん失くしちゃったんだよね」って言ったときに

相談者:
はい

今井通子:
どういう反応されました?

相談者:
はい・・あ、バレちゃったみたいな感じでしたね。

今井通子:
はい

相談者:
そのあとちょっと、家族で出かける、予定だったんですけれども、

今井通子:
ええ

相談者:
ちょっとそれどころじゃないから、ちょっと探しに行こうっていうことで、

今井通子:
はい

相談者:
やっぱり、その、イマイチ本人がピンと来てなかったので、

今井通子:
はい

相談者:
どんどん、どんどんわたしもヒートアップというかですね、してしまって、◆#$手出した、

今井通子:
あ、ん、ん、そうすると、

相談者:
はい

今井通子:
公園に探しには行ったの?

相談者:
えーと、あ、その前にちょっと、一応電話したら結局あったんです。
公園の管理事務所みたいなところにですね。

今井通子:
あ、あ、なるほどなるほど。

相談者:
はい

今井通子:
はい
じゃあ、その、出かける予定だったのは?

相談者:
はい
ま、結局行ったは行ったんですけど、ただそのお、わたしが、まあ、ちょっと暴力を振るってしまったときに、倒れてしまって、ちょっと怪我をしてしまって、

今井通子:
はい

相談者:
ちょっと1回病院に行ってから、ま、え、行ったような感じですね。

今井通子:
(息を吸って)倒れるほど、ん、どこ殴ったの?

相談者:
えーと、もう、頬っぺたを引っ叩くっていうような感じですね。と、ちょっと、もう、襟とかをつかんで、

今井通子:

相談者:
ちょっともう、引きずり、倒すっていうような感じですね。

今井通子:
うーん、それはかなりの暴力ですね。

相談者:
ん、そうですね。はい

今井通子:
あなたのお仕事はどういうお仕事?

相談者:
えっと、今、建設関係なんですけれども、1年前に転職しまして、

今井通子:
はい

相談者:
あのお、妻の・・ま、父、義理の父が経営する工務店に・・

今井通子:
あー、なるほど。

相談者:
あ、ま、建設関係に、はい、入、入、入りました。

今井通子:
はい

相談者:
現場を管理したり、営業とか、外回りみたいな感じです。

今井通子:
あ、なるほど。

相談者:
はい

今井通子:
あのお、実際に、技術的に動かしてらっしゃるわけじゃないのね?

相談者:
ん、ではないですね、はい

今井通子:
ごきょうだいいらっしゃる?

相談者:
えと、妹が2人おります。

今井通子:
お父さまお母さまはご存命?

相談者:
えーとですね、父が、えっと、今から20年前に事業に失敗しまして、

今井通子:
はい

相談者:
で、えーと、まあ、所謂、逃げたんですね。

今井通子:
はい

相談者:
で、逃げた先で・・7年ほど前に孤独死しました。

今井通子:
はあ、はあ、なるほど。

相談者:
母は存命で、元気です。

今井通子:
お母さまおいくつ?

相談者:
えーと、70、3、4ぐらいですね。

今井通子:
はい
そうすると、

相談者:
はい

今井通子:
あなた自身はあ、

相談者:
はい

今井通子:
ごきょうだいは女の子、お2人よね?

相談者:
はい、はい

今井通子:
でえ、そのお、所謂、カッとなって暴力的になった自分ていうのが、

相談者:
はい

今井通子:
いつ頃出来上がったか、覚えてらっしゃいますかね?

相談者:
決して、他人に対して暴力を振るうっていうことは、ほんとに今まで・・あまりなかったんですけど、身内に対しても。
もしかしたら、子どもが産まれてから、かもしれないです。子どもに対して。

今井通子:
なるほど。

相談者:
ですね、はい

今井通子:
そのお、あなた自身がね?

相談者:
はい

今井通子:
やってはいけないことって決めていることは、

相談者:
はい・・はい

今井通子:
公園のところで

相談者:
はい

今井通子:
遊んでたりなんかして、鍵失くしちゃったみたいな・・

相談者:
はい

今井通子:
うっかりしたミスも、入っちゃうわけ?

相談者:
こう、「鍵を失くして誰か知らない人に、取られて家(うち)入って来られたら、ダメだよね」って&#、日頃、子ども達に言ってるので、
「鍵はとても大切な物だから」、

今井通子:
あーは

相談者:
「それだけに大切にしなさいよ」っていうのは、ま、常日頃言ってはいるんですけれども・・

今井通子:
なるほど。はい

相談者:
はい、それがちょっと、ないがしろにされ・・たので、ま、怒・・ってしまったっていうのは、

今井通子:
あーなるほどね。

相談者:
あります。はい

今井通子:
はい
「倒れちゃって怪我した」っておっしゃいましたね?

相談者:
はい、はい

今井通子:
それはどこをどうしちゃったの?

相談者:
えっと、もう、足の親指の爪が剥がれちゃって、出血しちゃいました。

今井通子:
あら!
でそのとき、あなたとしては、

相談者:
はい

今井通子:
お子さんに、謝りましたか?

相談者:
えーとお、お、な、すぐ謝ってないですね。

今井通子:
うーん

相談者:
はい

今井通子:
はい。ということで、

相談者:
はい

今井通子:
今日のご質問はそうすると、

相談者:
はい、え

今井通子:
ストレートに言ってどういうご質問ですか?

相談者:
そのお、子どもに対して、ま、いくら・・ま、あくまで僕の中での基準なんですけど、悪いことをしたとしても、

今井通子:
うん

相談者:
感情的にならず、もう、暴力を振るわないようにするには、

今井通子:
うん

相談者:
どうすればいいのかなと・・いう相談です。

今井通子:
分かりました。

相談者:
はい

今井通子:
今日はですね。

相談者:
はい

今井通子:
精神科医の高橋龍太郎先生がいらしてますので、

相談者:
はい

今井通子:
伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

今井通子:
先生よろしくお願いしたしまあす。

(回答者に交代)

「暴力親父の告白。今も殴られる子どもたち。反省態度が暗転する最後の奇妙な質問」への20件のフィードバック

  1. 相談者はこれまで子供に謝ったことはなく、子供に謝るという発想もなかったかもしれないですね。
    だから最後にあの質問になったのでは?
    でもこうやって相談してきたのが救い。
    素直そうだし、これからきっと大丈夫だと思う。

  2. 自分なんかは父親から体罰を受けて育ってきたけど、ちゃんと悪いことしたときだけやられてたから、子供ながらにこれは当然の報いだと思っていた。つまり自分のこども心の中では、体罰は罰や教育としてちゃんと機能していた。だから一度した悪いことは二度とやらないように反省できた。だけど、そんな状況で親から謝られたらすごく困惑しただろうなと思う。体罰がいけない行為だと知ってしまったら、今まで自分が受けてきた行為は何なのかと混乱しただろうなと。だから謝り方も結構考えなくてはならないだろうなと思ってしまう。体罰そのものを全面的に謝ってしまうと今までのしつけの根幹や子どもの信頼関係を壊しそうで怖い。というのが体罰をそれなりに受けて育った自分の意見。多分他の人にはわかってもらえないと思うけど。

    1. 体罰が人の心を歪めるという好例ですね。
      自分がやられてきた事がおかしい事だと思いたくない。なぜならそれも含めて自分自身を形作ってきた過去だから。
      性被害者の心理とも通じる思考です。

      1. 自分の体験に照らせば親が体罰を謝って来たとしたらそれこそ恨みや憎しみが残ったり親を殴り返したりしてたと思うけどね。そうなったらどっちの方が歪んでるかわかったもんじゃない。
        これから新たに体罰しようっていう親には大反対するけど、既に起こってしまってる体罰については、親子関係や信頼関係における体罰の意味や効果を個別のケースで吟味しないと意味がないよ。既に歪んでるんだとしても、いきなり謝りでもしたら、それをもっと歪ませかねない。しつけのためだったって堂々としてた方が歪まないケースもあるよ。
        っていうような意見は元コメントでも述べているようにわかってもらえないと思ってるけど、でも思考停止で体罰絶対ダメと言ってる人よりは当事者を慮ってると思うけどね。

  3. ラジオ聞いてる感じでは人当たりの良さそうな、問題無さそうな人に聞こえたのだけど、いろんな闇の部分があるのですね。今井先生が成育環境を尋ねてましたが、高橋先生はそこには行かず今起きている事の重大さを説く方向だったのが印象に残りました。加藤先生だとまた違った話になったのでしょうね。良い方向に行ってくれれば良いですが、やっぱり最後不安残りました。

  4. 相談を聞いていて苦しかったので訴えます。相談者さん、暴力受けて育ったのではないかと。自分自身を自らの親から受けたのでしたら切ってください。そして自分の家族を作って下さい。暴力が許されるのは本当に命に関わったり人を傷つけると思われる時しか駄目です。愛情が根底にあってであれば子にも通じるかも知れませんが。自分以外は他人です。それぞれの人格を持って生きています。せっかくお子さんを育てているのだから心に寄り添って愛情を注いであげて下さい。子供時代の心に背負った傷がどれ程尾を引くか。。この子の未来は今の貴方様の子育てにかかっているのですから。他人を傷つける事は必ず自分に還って来るのです。逆に他人を大切にする事は自分を大切にする事なんです。この道理が分かれば他人、子供も含めて傷つける事はしないはず。どうか未来の宝を大切に。

  5. どうしたらいいでしょう…と言っているものの実は『貴方は悪くない、子育ては大変だもの』という言葉を求めている。御本人はそれに気付いただろうか。
    暴力で躾をしようとする人は皆必ず『口で言っても聞かない』と言います。人間に生まれて人間を相手に、これ以上無礼で恥知らずな言い種は無いのに。
    更には『自分は本来穏やかな人間だ、しかしアイツが私を怒らせ暴力を使わせる』と常に相手に憤っています。これは後悔や反省と無縁な生き方を、ずっと許されて来た人独自の価値観です。この方も、暴力を使わない自分に変容する為のアドバイスは実は必要としていないのが真実。
    ウチの子、親を暴力的にしない子に改まりますか?という叫びが聞こえる。
    謝るべきか判断出来ないのも、親は子供に何をしたっていい筈だ、との思いが根底にあり、ハードルが高いのだ。
    これ以上暴力はマズイ…でも仕方ない…自分は間違っていない…要は早く子供が改心してくれりゃ…等々の葛藤が苦しくて電話しただけ。
    損なわれた我が子の心を微塵も案じていない。本当に怖い。

  6. 子供達みんな殴られた時、大声出して泣いてたらまだましな気がする。泣くともっと怒られると思って泣くのを堪えたら、心の傷は深いかもしれないですね。

  7. 昔?は学校でも家でも叩かれる事はよくありましたよね。今は警察のお世話になりかねない事案となる社会です。そして、これは今も昔も同じですが、子供心に傷が残ってしまいます。相談者さんは先の方々もおっしゃっておられますが、叩かれた事があるのでしょうか。。。
    お仕事、勘ぐり過ぎかも知れませんが奥様のお義父さんの会社ですよね。気疲れでストレスとか溜まってないでしょうか?心にゆとりがないと、手が出てしまいがちにはなりませんか?

  8. 相談者さんの言っている内容以上の暴力はしているはず。
    そして「は」さんの言う妻にも。

    酒飲んでも飲まなくても暴力は日常的に行われている。
    奥さん・・・お子さんのSOSを勇気を出して何処かに発信して
    対処してもらいです。

    これはヤバいです。

  9. ↑の者です。

    言い忘れましたが・・・

    相談者さんの発言の中で「他人に対してあまり暴力はない?」
    あまりってことは暴力あったって事なので、元々手を挙げる人間なんでしょうね!

  10. 奥様に今度俺が暴れたら110してくれとお頼みなさい。
    そうすれば一度逮捕されて改められるんじゃないんですか?

  11. 爪が剥がれるくらい体罰!異常です。自分自身の感情をコントロールできない。誰か通報して下さい~

  12. 今もどこかで、子供が虐待されているかと思うと胸が痛む。何故こんなひどいことができる人間が増えているのか。生育環境の他にも何か原因があるのでしょうか

  13. この相談を読んで、どうしても子ども時代が蘇りました。
    母親は外からは魅力的とか素敵だと言われる人間でしたが、末娘の自分だけは一個の人格とは思えないと言い平手打ちでよく殴られました。
    上の方のコメントで謝られるより躾だと開き直って貰った方がいいと言われてる方がいますが、その気持ちも分かります。
    自分も躾として受けた暴力で躾けられてしまったので、暴力のもとに理不尽な言いつけも守る自分が偉いのだと思いたがってました。
    ですので親など目上に対して萎縮せず、ワガママ言ったり甘えたり伸び伸びと振る舞う友人たちが時として憎くて仕方ありませんでした。
    あんな風に甘えるなんて、なっちゃいないと。
    それは、ちゃんと愛されて育った人への嫉妬でした。
    そういう感情が、暴力を受けた者の歪んだ心理です。
    わかってても、同じように目上に甘えることは逆立ちしてもできない。
    暴力で育った者のプライド?矜持?
    やはり、子どもへの暴力は心に「歪み」をもたらすと思います。

  14. これ、児相に通報レベルの案件だと思うけど···。
    今の時代でもこんな酷い暴力を振るっておきながら、公的な機関から注意も何もされずに親業を続けている人が一定数いるのかと思ったら、背筋がぞっとする相談だった。

  15. 病院でどうして怪我したか訊かれた時に転んだとか言ってごまかしたんだろうと思うと腹が立つ。医師が通報してくれれば良かったのに。可哀想に…体の傷は治っても心の傷はずっと残る

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