別居28年の夫が孤独死。督促状の束と現金21万。することとしちゃいけないこと
テレフォン人生相談 2021年6月19日 土曜日
相談者 「4、5日後です」
とにかく特殊清掃が入らなかったようで何より。
真夏とかだったら遺品整理どころの話じゃなかった。
自己破産する費用も意欲もなかったのかしら。
もっとも、年金はアンタッチャブル。
差し押さえできない。
今回もそれが証明された。
(ただし所得税、住民税、社会保険料は天引き)
資産を持たない年金生活者にとって、督促状やら、内容証明郵便ですら恐れる必要はない。
(ただしヤミ金となると話は別。あと、家賃滞納は追い出される)
相続放棄したとして、どこへ行くのかしら、21万円。
管財人選んで、告知し、名乗り出た債権を精査して、債権額に応じて分配。
ホントにこんなことするんだろうか?
行政コストは半端ない。
別居のきっかけは訊いても、なぜ離婚しなかったかには興味のない坂井眞弁護士。
辞書代わりに番組を使う相談者にはそのくらい訊いたって良かろう。
相談者: 関西なまりの女72歳 一人暮らし 28年前から別居し最近他界した夫76歳 独立している娘47歳 息子46歳
今日の一言: なし
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい、こんにちはあ
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あはい
加藤諦三:
最初に年齢教えてください。
相談者:
はい。72歳
加藤諦三:
72歳。結婚してます?
相談者:
はい
加藤諦三:
ご主人何歳ですか?
相談者:
えー、76歳
加藤諦三:
76歳・・今は、お2人で暮らしてんの?それとも・・
相談者:
亡くなったんです。
加藤諦三:
ご主人が?
相談者:
はい
加藤諦三:
何ヶ月前、ですか?ご主人が亡くなられたのは。
相談者:
そんなにも、経ってませんよね。
加藤諦三:
・・それから、お1人ですか?ずっと。
相談者:
いえ、28年前に、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの、別居しております。
加藤諦三:
あっ!、28年前に別居してるから、
相談者:
はい
加藤諦三:
元々お1人でずうっと暮らしてたんですね?
相談者:
えっと、子供お、いましたが、そのときは、長女と・・長男が・・暮らしてたんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
一緒に。
加藤諦三:
そうすると、お1人で暮らすようになってからは、
相談者:
なっ・・
加藤諦三:
何年ぐらいですか?
相談者:
えー、14、5年です。
加藤諦三:
14、5年
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。はいそれでど、どんな相談ですか?
相談者:
わたくしのほうは、
加藤諦三:
うん
相談者:
その、28年間の間に、
加藤諦三:
うん
相談者:
んと、ほとんど、会ったことはないです・・主人と。
加藤諦三:
会ったことはないっていうのは、な、何が?
相談者:
で、えっと、主人と会ったことがない。
加藤諦三:
あ、ご主人と会ったことがない?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
はい
子供は・・その、間に・・何回かは、なんか会ってるみたいですけれど、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたくしには、あまり報告、しなかった?
加藤諦三:
はい
相談者:
それでですね、
加藤諦三:
はい
相談者:
マンションの管理人さんのほうからあ・・娘のほうに、お電話がありまして、
加藤諦三:
ちょっと待ってください。
相談者:
はい、はい
加藤諦三:
14、5年、1人で・・お住まいだと言って、マンションというのは?
相談者:
主人が、マンションに1人で住んでたんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
28年前に出て行ってから。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、わたしはわたしで、今まで・・子育てしてたところに住んでるんです。
加藤諦三:
住んでる、はい
相談者:
はい
加藤諦三:
別れたご主人の、
相談者:
はい
加藤諦三:
住んでいたマンションの管理人から電話があったということ?
相談者:
はい、そうです。娘のほうに。
加藤諦三:
はい。そいで?
相談者:
「亡くなられました」という・・
加藤諦三:
ああ、はい
相談者:
その報告ありましたので、
整理をするのに、
加藤諦三:
はい
相談者:
みんなで行きました。
加藤諦三:
でも、別れているわけですよ・・離婚してんでしょ?
相談者:
あの、離婚してなくて、
加藤諦三:
あ、別居か。
相談者:
そうなんです。別居なんです。あたしの説明悪くてすいません。別居なんです。
加藤諦三:
で・・今、お子さんは何歳ですか?
相談者:
長女が、えー、40、7歳。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、長男が46歳
加藤諦三:
はい
相談者:
みんな、独立してます。結婚しております。
加藤諦三:
みんな独立していて、結婚・・
相談者:
はい
加藤諦三:
お孫さんはそうすると・・
相談者:
はい
長女のほうに2人。
加藤諦三:
2人?
相談者:
長男のほうに3人。
加藤諦三:
はい、分かりました。
それで?・・
相談者:
え・・
加藤諦三:
整理を始めたということですね?
相談者:
そうなんです。
加藤諦三:
マンションの、はい
相談者:
はい
整理を始めたんですけれど、
加藤諦三:
はい
相談者:
一番の・・心配ていうのは、
加藤諦三:
うん
相談者:
借金があるかないか?
加藤諦三:
借金が。
相談者:
はい・・んで・・
加藤諦三:
それで、借金はあったんですか?なかったんですか?
相談者:
何日、か、後に、発見されたので、警察が、検証に入りまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
通帳の、記入とかそういうのは警察が全部されたんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
わたし達は、も、まったく、手付かずでね?
加藤諦三:
はい
相談者:
で、そのときに、通帳を見てましたら、ほとんどゼロの状態?、年金で生活するのが、
加藤諦三:
はい
相談者:
もう、いっぱい、ていう感じで・・
加藤諦三:
はい
相談者:
ありました。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで・・あと、書類整理ですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
・・そのときに、いろんな、あの、封書がありまして。督促状とか、内容証明・・
加藤諦三:
督促状というのは多くあれですか?・・お金の督促ですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・内容証明とか、
加藤諦三:
はい
相談者:
古い物とか、
加藤諦三:
はい
相談者:
あと、新しい物は、封も切ってなかったんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、まだそこまで全部調べ、てないんですけれど、
加藤諦三:
はい
相談者:
で、それで・・わたし、子供たちにい、えっと、負の財産が来ないように、
加藤諦三:
この・・
相談者:
どのような手続きをすればいいのか?、という・・
加藤諦三:
あ、ああ、は、はい、はい
すと、この、財産というよりもむしろ、
相談者:
はい
加藤諦三:
借金が子供の、ほうに、回らないようにということですね?
相談者:
はい。あるかないかもちょっと分からないんですけど。
加藤諦三:
あ、そうか、あるかないかも分かんない。
相談者:
はい
あのね?
加藤諦三:
ええ
相談者:
管理人さんからチラッと聞いたのは、一番初め、28年前に入って来られたときは、
加藤諦三:
はい
相談者:
なんか、そこのお部屋は、事務所に使うと。
加藤諦三:
はい
相談者:
「知り合いと」お、なんか、ちょっと「お仕事をするというのを聞いてました」っていうことなんです。
加藤諦三:
はい
あなたの今日の相談というのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
その整理を始めたけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
この整理をどういう形でしたらいいか?という、のが相談?
相談者:
はい。えっとね?
加藤諦三:
はい
相談者:
負の財産・・ていうのが、
加藤諦三:
はい
相談者:
えっと・・子供たち、わたし達に、
加藤諦三:
はい
相談者:
あの・・掛からないように(含み笑い)したいんです。
加藤諦三:
あ・・そのお、マイナスの財産は、自分たちに、掛からないようにするにはどうしたらいいか?ということですね?
相談者:
はいそうです。
加藤諦三:
はい、分かりました。
それではあの、今日はスタジオに弁護士の坂井眞先生がいらしてんので、代わります。
相談者:
はい
(回答者に交代)
超シンプルな相談で、拍子抜けするくらいでしたね。
長年のテレ人のヘビーリスナーさんたちは
開始10分には
「相続放棄」「相続放棄すればいいやろ」
と口々にしていたに違いない。
そして坂井先生は上品ないい方でしたけども
要するに「ググれ」と仰っていましたね。
やはり文明の利器を使用しないってほうは無いだろう、
恒例の方々、ネットのお勉強をする価値はあると思います。
と、言いながら私もあまり付いていけてはないのですが。
ホント、テレ人、ヘビーリスナーなら、すぐピンとくる相談でしたね。(難しい法律のことは分からないけど、この位なら知識として蓄積してきました(^_^))
今更だが説明能力が劣ってきた御仁が他人に物事を説明すると、
・頭に浮かんだ文章をランダムに投げつけてくるし
・情報を間延びさせる自分の心情をくっつけてくるし
・回答をもらってもまた最初から同じ説明を(当時の自分の心情をまたくっつけて)繰り返すしで、
自分も氣をつけようと思うこの頃。
相談者さん、こんなんネットで調べられますやん。
お子さんに任せておけば調べてくれますやん。