婆「孫に会いたい」大原敬子「今の誰?」婆「孫です、ちょっ待って‥」
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
こんにちは
大原敬子:
あのね?
相談者:
はい
大原敬子:
お母さまのなさったことで、
相談者:
はい
大原敬子:
どうしても理解できないのがあるんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
それは、1ヶ月、と、10日
相談者:
はい
大原敬子:
で・・なぜ、
相談者:
はい
大原敬子:
自立ということは聞こえはいいんですけれども、
相談者:
はい
大原敬子:
出そうと思ったのか?が1点。
相談者:
はい
大原敬子:
もう1点は、
相談者:
はい
大原敬子:
娘の荷物が、
相談者:
うん
大原敬子:
あの、部屋にあったと。
相談者:
はい
大原敬子:
もう、それはほんとに耐えられないと。
相談者:
はい
大原敬子:
そこにあなたの感情が全部出てるんですね。
相談者:
あーあ
大原敬子:
その娘の荷物を見ただけで、
相談者:
はい
大原敬子:
あなた自身が、
相談者:
うん
大原敬子:
コンテナにまでやるという・・その激しい感情は一体なんだろうか?って、わたしは思うんですね。
相談者:
はい
大原敬子:
それをされたお嬢さんは、
相談者:
はい
大原敬子:
あ、これは、
相談者:
うん
大原敬子:
母と子ではないと・・メッセージを受けたように感じます。
相談者:
はあーあー
大原敬子:
荷物っていうのは、
相談者:
うん
大原敬子:
その人の香りとか、
相談者:
うん
大原敬子:
ものがあるんですね。
相談者:
うん
大原敬子:
あなたには一切それがないと、お嬢さんは感じます。
相談者:
うん
大原敬子:
もう1つは、
相談者:
うん
大原敬子:
「これ、あたしの部屋だったのよ」と。
「いや、違うわよ」・・「あなたは家から出たでしょ?」って。
相談者:
うん
大原敬子:
本来は、
相談者:
うん
大原敬子:
結婚するまで、
相談者:
うん
大原敬子:
いた・・その部屋はですね?
相談者:
うん
大原敬子:
娘がいなくても、いても、
相談者:
うん
大原敬子:
そこにかっての思い出の心があるわけですよ。
相談者:
うん
大原敬子:
それが、母と子だとわたしは思ってるんです。
相談者:
はあーあ
大原敬子:
で、もう1つですね?
相談者:
うん
大原敬子:
このお嬢さんが・・
相談者:
はい
大原敬子:
掃除はしない。
相談者:
うん
大原敬子:
片付けない。
相談者:
はい
大原敬子:
汚い部屋の中で布団を敷くって。
相談者:
うん
大原敬子:
その心理状態は・・
相談者:
うん
大原敬子:
いつも心の中に、抑圧と・・
相談者:
うん
大原敬子:
怒りと・・
相談者:
うん
大原敬子:
物凄い恐れと・・
相談者:
うん
大原敬子:
不安を抱えていると・・
相談者:
うん
大原敬子:
どこに寝ようが、
相談者:
うん
大原敬子:
寝ればいいんですね。
相談者:
うん・・うん
大原敬子:
だから・・片付けが苦手なお子さんっていうのはね?
相談者:
うん
大原敬子:
何か心に・・抱えてる物があるんですね。
相談者:
あーあー
大原敬子:
相当抑圧があったような気がするんです。
相談者:
抑圧?
大原敬子:
うん。或いは、お母さんの・・過干渉か?
相談者:
うん
大原敬子:
過干渉で口がうるさい。
相談者:
はい
大原敬子:
それからああでもない、こうでも・・必ず言う。
相談者:
はい
大原敬子:
で勉強が大事。
相談者:
はい
大原敬子:
ていう方は・・
相談者:
はい
大原敬子:
お子さんが・・片付けができないです。
相談者:
うあぁ
大原敬子:
片付け、掃除をしない。
相談者:
うん
大原敬子:
そうなって来ると、
相談者:
はい
大原敬子:
お母さん・・
相談者:
はい
大原敬子:
自分は母親から・・
相談者:
はい
大原敬子:
何を学んだのか?
相談者:
・・あーあ
大原敬子:
そこに来るんだと思うんです。
すべてが感情なんです。
で、お嬢さんも、感情なんです。
で、お互いにですね、お母さんは口が立つんだと思うんですね、なぜかっていうと、
相談者:
はい
大原敬子:
子どもとテレビばっかり見ている。
保育園にも行かないんじゃないって。
相談者:
うん
大原敬子:
次から次へと言われてしまえば、
相談者:
うん
大原敬子:
お嬢さん、なんにも言えないんですよ。
相談者:
あー
大原敬子:
つまり・・様々な条件と、自分の基準の中で言ったことを、全部、お嬢さんを責めるんですね。
相談者:
うん
大原敬子:
これ幼児期から変わってないとあたしは思ってるんです。
相談者:
変わってないです。
大原敬子:
そうすっとね?
相談者:
うん
大原敬子:
お嬢さんになると、
相談者:
はい
大原敬子:
もう、今まで我慢したんだから、
相談者:
はい
大原敬子:
出て行くわって。
お嬢さんは戻って来ないですよ?
相談者:
うーん
大原敬子:
一番キツいのはですね?
相談者:
はい
大原敬子:
コンテナで衣類をやってしまったってことです。
相談者:
はあ
大原敬子:
なぜお母さんが・・
相談者:
うん
大原敬子:
そんなに、
相談者:
うん
大原敬子:
お嬢さんに、
相談者:
うん
大原敬子:
怒りと、憎しみを持っているのか?ってことです。
相談者:
うん
大原敬子:
お嬢さんと、
相談者:
はい
大原敬子:
この亡くなった、ご長男とは何か関係あるんですか?
相談者:
あのね?
大原敬子:
うん
相談者:
会社が倒産したんです。
大原敬子:
はい・・はい
相談者:
で、そのとき、娘に「帰って来てくれ」って言って・・まあ、嫌々だったんだと思うんだね。
大原敬子:
うん、うん
相談者:
それが帰って来て、その荷物を片付けなかった。
大原敬子:
うん
相談者:
そんで、あまり、家族に協力してくれなかったって、
大原敬子:
はい
相談者:
あたし未だに思ってんのね。
大原敬子:
ま、それはそうですね、はい
相談者:
うん
そんでえ、「片付けないんだったら、出てって」って言って出てった。
大原敬子:
はい
相談者:
それで、息子は・・
「俺が」あ・・「育ててもらったんだから、ここの家(うち)を、どうにかする」って言って、3人で頑張ったんです。
大原敬子:
ああーあ
相談者:
うん・・もう、全部なくなって(涙声)・・
大原敬子:
つまり・・息子さんの亡くなってしまった喪失感が・・
相談者:
うん
大原敬子:
怒りとなって・・
相談者:
うん
大原敬子:
お嬢さんに、
相談者:
うん
大原敬子:
怒りをぶつけてるんですか?今。
相談者:
それはない。
大原敬子:
ないですか?
相談者:
はい
大原敬子:
ほんと、よく考えてみて?
相談者:
・・
大原敬子:
わたしも子どもいます。
相談者:
はい
大原敬子:
もし・・
相談者:
うん
大原敬子:
子どもが2人、3人いて、
相談者:
うん
大原敬子:
ほんとに・・自分を分かってくれた子がいたとしますね?
相談者:
はい
大原敬子:
その子が・・亡くなってしまった。
相談者:
はい
大原敬子:
そのときに・・ふと思うのが・・
相談者:
はい
大原敬子:
このやりたい放題の子ども達を見ると・・
相談者:
・・
大原敬子:
なんで!あの子は・・と、思う気持ちをわたしはなるんですね。
相談者:
うん
大原敬子:
そうすると、帰って来て嬉しいけれども、
相談者:
うん
大原敬子:
これずうっとまた・・
相談者:
うん
大原敬子:
あれだけ苦労したときに、
相談者:
はい
大原敬子:
いなかった子がね?
相談者:
はい
大原敬子:
当たり前に?、「親子じゃない」って来られたときに、
相談者:
うん
大原敬子:
どういう感情になるんだろう?と、今考えたんです。
相談者:
うーん
大原敬子:
なぜわたしがそこまで言うかというと・・
相談者:
はい
大原敬子:
あなたは非常に純粋なんです。
相談者:
・・
大原敬子:
純粋だけどやることが酷(むご)い。
相談者:
酷い・・
大原敬子:
あり得ないんです。こんな酷いことは。
相談者:
えー?
大原敬子:
でいながら・・ぜえんぶ家を、綺麗にね?
相談者:
はい
大原敬子:
なくしちゃった。
もう匂いも香りも何もない。
相談者:
うん
大原敬子:
ふと、我に返ったときに・・あら?・・孫にも会いたいわってなったのかな?とわたしは思ったんです。実は。
相談者:
心が痛みますね。
大原敬子:
どこが?
相談者:
「荷物を持ってけ」って言ったことに対して。
大原敬子:
でもね?
相談者:
うん
大原敬子:
あなたも純粋で。
相談者:
うん
大原敬子:
息子の悲しさは絶対あったはずなんですよ。
相談者:
うーん
大原敬子:
ぜえんぶ、ぶつけたんじゃないかしらね?
でも、原因は違うんですよ?
相談者:
うん
大原敬子:
でも人間は・・どっかで感情の捌け口が・・
相談者:
うん
大原敬子:
あなたもどちらかというとコミュニケーションは苦手なほうですから。
相談者:
あー、当然苦手です。
大原敬子:
ね?だから・・
相談者:
はい
大原敬子:
娘さんと直に・・
相談者:
うん
大原敬子:
「あのときに来なかった云々」を言えないと。
相談者:
うん
大原敬子:
だから・・「この家にあなたがいると腹立つのよ」と言えないですよね?
相談者:
ああ
大原敬子:
だから、「あなたの部屋はもうないのよ」
相談者:
んあー。それやっちゃったんだ。
大原敬子:
やっちゃったんだと、
相談者:
うん
大原敬子:
思うんですよ。
相談者:
うん
大原敬子:
わたしが子どもをもっと・・
(子どもの声)◆#$%□手伝いは?
大原敬子:
感じるんです。
あ、誰?
相談者:
え、今ね、
大原敬子:
うん
相談者:
孫が、来たんです。
大原敬子:
お嬢さんの子ども?
相談者:
はい
ちょっと待っててください。すいません。
大原敬子:
あなた寂しかったんですよ。
相談者:
うーん
大原敬子:
もう、息子の寂しさ、を、
相談者:
うん
大原敬子:
全部お嬢さんは受け止めてくれたんですよ。
相談者:
あーあー
大原敬子:
で、スッキリしちゃったの、あなた。
相談者:
そうなんだ・・
大原敬子:
つまり、心の中の整理ができたんだと思うんです。わたし。
相談者:
うーん
大原敬子:
整理ができると・・
相談者:
うん
大原敬子:
あら?娘じゃなかったわと思うんですね、人間って。
相談者:
うん
大原敬子:
それほど、息子さんは可愛かったんだろなと、
相談者:
うん
大原敬子:
わたしは思ってるんです。
相談者:
うん
大原敬子:
今、お孫さん来てるならば、
相談者:
はい
大原敬子:
お嬢さんと仲良くしようと思わなくていいですから。
相談者:
あ
大原敬子:
この、お孫さんと・・
相談者:
はい
大原敬子:
楽しく・・
相談者:
はい
大原敬子:
理屈言わないで。
相談者:
はい
大原敬子:
触れてください。
相談者:
ありがとうございます。
大原敬子:
はい、ありがとうございます。
相談者:
ほんとにい。
大原敬子:
はい
(再びパーソナリティ)
娘の荷物が鬱陶しいからコンテナに容れさせたって、お母さんやることが早いけど、孫に会えなくなって、やったことが正解ではなかったんですね。そういうところが人づきあいが下手ってことなんだと思いました。
相談中に孫が訪ねてきたんですか~。良かったですね。
荷物は捨てたわけではないから、傷は浅かったですね。
理屈は言わないで孫と楽しく触れ合いなさいって、良いアドバイスだと思います。
相談者さんの根底にある想いをすぐに見抜く
大原先生。
確かに離婚し傷ついて帰ってきた
子供を追い詰める事なんてできないのが普通。
亡くなった息子さんが寄り添ってくれた事は事実だけど、生きている大事な娘さんとの絆まで失って欲しくないなとしんみり思いました。
4歳の孫が一人で来ないだろうから
娘さんも一緒に来てくれたところだったっぽい。
良かったねえ、お母さん。
私も片づけられなかったり
お風呂に入るのもしんどかったりダメダメなんですが
相談者母娘のように
親が厳しくてダメ出ししかされたことがないので
それも原因だったのか~と感慨深かったです。
分かった以上は、これ以上親の影響下で生きないためにも
片づけろよ!風呂入れよ!と
自分を鼓舞していきたいと思います。
私は、片づけろよ!風呂入れよ!と
自分を鼓舞することをやめました
若いときは、だらしない自分が許せなかったりして自己肯定感が低く辛かったですが
今はそういう自分を受け容れ、しかたないなあ、と
許容できるようになりました
歳取るのも悪くないです。家はひどい散らかりようですが
「こんなに部屋が片づかなくなったのは、母親が亡くなってからよ。タカが外れたのかも」と、先日マツコデラックスさんがTVで言ってるのを聞いて、自分もそうだったのかもなあ、としみじみしました
息子を亡くした悲しみや怒りを娘にぶつけてしまった、それに気づいたお母さん
これからは円満に、仲よく過ごしていただきたいものでございます
加藤先生の話、じわ〜っときた。
苦しみ、悲しみを無くそうとしない。
受け入れて、原因を見つめて、改善、調整するってことですね。
『大切な人との関係性をどう作っていくのかを学びたいので教えてください』という相談に対してはこの主力コンビは本領を発揮して的のド真ん中をストレートに射貫く。聞いていて氣持ち良いほどでした。
それにつけても、自分の人生の課題に向き合えず、他人に憂さ晴らしする人間の多さにウンザリする。
同感です
否定的な意見ですいませんが、
私は相談者の行動は正しかったと思う。
なぜなら荷物を倉庫に預けさせ、家をスッキリさせても孫は来たから。時が解決したのでは。
4才の孫は可愛い。でも大きくなる。父親と離れて育つのなら尚更、躾は必要。スッキリした部屋で可愛がってほしい。
今は娘さんとぶつかることもあるでしょう。
でも娘さんが困った時は助けてあげられる方だと思う。ぶつかっても助け合いお互い角がとれて、だんだんうまくいってほしい。
過去は変えられない。
苦しみ悩みは、つきまとうものですが、それでも今日は過ぎて行き。だからこそ今日の1日を心豊かに積み上げて、そこのお家ならではの親子関係を築けたら素敵です。
自らの心を調整し、相手を思い、この子の心に寄り添えたら、折り合いをつける事も出来て、きっと慕われると思う。
自分は自分が変えられると思う、
関わり方がこれからのお孫さんの成長に繋がる。
加藤先生が仰った「辛い事があると受け止めきれずに置き換え先を間違える。」って、自分にも経験があるのでハッとした。
この相談者だけでなく娘さんもまたそうだったのかも知れない。
久々に腹立つ声のバアサンだな。イライラしてんのねー。
本来家系を継がなきゃならない長男が亡くなったというのは、本当につらいと思いますし、長女にとってもちょっと困る部分が出てくるでしょう。
長男は結婚、子供が出来ないうちに亡くなったのかなあ?もしそうだったら、やっぱり長女も困ると思いますが、後継ぎは本当に大変ですよねえ。
娘さんの離婚理由の中(無意識?)に、この家の跡を継がなければ…と言う思いがあったのでは?