（再びパーソナリティ）

加藤諦三：
もしもし？

相談者：
はい、もしもし？

加藤諦三：
ああ、今、あの、中川先生が・・あの、ん、教えていただいたように、あなた・・

相談者：
はい

加藤諦三：
弁護士い・・に依頼して、

相談者：
はい

加藤諦三：
そして、あの、

相談者：
うん

加藤諦三：
処理したほうがいいですね。

相談者：
そうですね。

加藤諦三：
あなた・・ん

相談者：
やっぱり、母にあんまり、こう、心配、掛けないようにしたくて。
大袈裟にするのは・・

加藤諦三：
・・母に心配して、ないように、そのために・・

相談者：
はい

加藤諦三：
て・・その、あなたの気持ちの動きが、

相談者：
はい

加藤諦三：
問題なんですよ。

相談者：
あは（苦笑）・・ですね・・

加藤諦三：
だって・・

相談者：
はい

加藤諦三：
こんだけの妹に、ですねえ？

相談者：
はい

加藤諦三：
相続のお・・手続きが詳しいからっていって全部任せてハンコ押しちゃってですよ？

相談者：
はい

加藤諦三：
要するにあなたは現実を全く見てないんです。

相談者：
そうですねえ・・も・・やっぱり、たった１人の、可愛い妹、だからと思って、

加藤諦三：
だから、そこがあなたの・・

相談者：
（苦笑）そうなんですね。

加藤諦三：
うん
そこがあなたの、

相談者：
はい

加藤諦三：
言い訳です、合理化です。

相談者：
そうですね。

加藤諦三：
それやってると・・問題の核心には絶対に通らないです。

相談者：
はい

加藤諦三：
つまりあなたはね？

相談者：
はい

加藤諦三：
妹を見るにしろ、何にしろね？

相談者：
はい

加藤諦三：
こうあって欲しいっていう願いに従って現実を歪めて認識しちゃうの。

相談者：
あーあ・・そうなんですねえ・・

加藤諦三：
つまりあなたは現実をまったく見てないんですよ。

相談者：
そうかもしれないです・・はい

加藤諦三：
その態度を改めないで、母が・・

相談者：
はい

加藤諦三：
心配だとかですねえ、

相談者：
はい

加藤諦三：
なんとか、そういうようなあ・・

相談者：
はい

加藤諦三：
言い方をしてると・・

相談者：
はい

加藤諦三：
これからもっと大変なことが起きますよ？

相談者：
・・そうですね。しっかり・・ちょっと、やっぱり弱いと、心の弱いところがあるので・・なんか、忙しさとかに、こう・・

加藤諦三：
ん、そうそうそうそう

相談者：
かまけ、て、っていうようか・・

加藤諦三：
またそこで始まんですよ。

相談者：
はい・・

加藤諦三：
忙しいって。

相談者：
はい

加藤諦三：
もう常に、言い訳なんです。

相談者：
そうですね（涙声）はい

加藤諦三：
・・たまたま、これ・・

相談者：
・・もうちょっと変わらなきゃ・・て・・

加藤諦三：
そ

相談者：
あの、現実を見なきゃって。
はい、思ってます。

加藤諦三：
そうです。
これはね？

相談者：
はい

加藤諦三：
あなたへのメッセージとして受け取ってください。

相談者：
はい

加藤諦三：
現実を見て、生きましょう。

相談者：
はい
現実を見て。

加藤諦三：
で、あなたはずうっと現実から目を背けて生きて来たんです。
そし・・

相談者：
はい・・そうだと思います（涙声）。

加藤諦三：
あ、今「そうだと思います」って・・すごいです。

相談者：
（苦笑）（泣）・・

加藤諦三：
これが勇気っていうんですよ？

相談者：
はい（泣）・・（涙声）分かりました。

加藤諦三：
・・

相談者：
今から・・あの・・

加藤諦三：
うん・・こ、これ・・これが勇気、忘れないでね。

相談者：
（涙声）はい

加藤諦三：
現実から目を背けないことが勇気っていうんです。

相談者：
はい

加藤諦三：
あなた・・今回、初めてここで勇気を持ったんです。

相談者：
はい（泣）・・逃げないようにします。

加藤諦三：
はい

相談者：
はい

加藤諦三：
逃げないようにしましょう。
今日の勇気を忘れないように。

相談者：
はい、分かりました。

加藤諦三：
はいどうも失礼します。

相談者：
はい、ありがとうございます。

加藤諦三：
はい
世の中を生きて行くためには、正しい現実認識が必要です。