煩悩だらけの慢性的自殺願望。寂しさ埋める惨めさの誇示の源は怒り

テレフォン人生相談 2021年10月18日 月曜日

ラジオのアナウンサーが出向していたテレビ局のトイレで首吊ったり、いじめに遭っていた生徒が校舎から飛んだり。

最期のアピールか偶然かは別にして、残された者にとって場所やツールは何かを暗示。

相談者 「ネクタイで首吊ってたんですよね」

分り易くて暗示ですらない。

 

高いところから飛び降りたり、
走ってくる鉄の塊に飛び込んだり、
ざっくり切ったり、

正気の沙汰ではないが、自殺直前の心理がどういうものだったかを確かめることはできない。
未遂の人の心情は未遂者のもので、自殺者のそれではないし。

未練はためらいになり、ためらいが未遂になる。

絶望と死への憧れ。
この2つが振り切らないと自死は遂げられない。

この人、そこから最も遠い人に見えるんだけど、どうでしょう。

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女58歳 夫59歳 二人暮らし 子どもは2人(26歳と20歳)

今日の一言: 怒りは変装がうまい。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ、よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
最初に年齢教えてください。

相談者:
58歳です。

加藤諦三:
58歳、結婚してます?

相談者:
してます。

加藤諦三:
ご主人何歳ですか?

相談者:
59歳です。

加藤諦三:
59歳、お子さんは?

相談者:
はい。26歳と二十歳です。

加藤諦三:
で、今あ、4人で暮らしてんの?

相談者:
いえ、夫婦だけです。

加藤諦三:
あ、夫婦だけ?、はい分かりました。

相談者:
はい・・はい

加藤諦三:
で、どんな相談ですか?

相談者:
物心ついた小学校3年生のときから、

加藤諦三:
うん

相談者:
ずっと死にたくて。

加藤諦三:
はい

相談者:
頑張っていろいろ結果も出して、ですけど、
やっぱりその気持ちに変わりはなくて。

加藤諦三:
はい

相談者:
生まれて来たくなかったし。

加藤諦三:
はい

相談者:
生きてることが好きじゃないし。

加藤諦三:
はい

相談者:
二十歳前後のときに2回ぐらい自殺未遂して死にきれなかったんです。

加藤諦三:
あー。小学校3年生の頃から、死にたい、死にたいっていうふうに思っていたっていうことは、家が、

相談者:
はい

加藤諦三:
安心感のある場所ではなかったんでしょ?

相談者:
父親が、子どもの目の前で母親に暴力を振るうのを、

加藤諦三:
あー

相談者:
週に3、4回は見ていて。
食事中に茶碗を投げるんです。

加藤諦三:
あーあ、ということはあ・・父親に対して、敵意を・・我慢していたわけね?

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
ふうーん
2種類あるんだけれども一番危険なのは敵意を我慢してるっていうより、自分が敵意を抱いているということを、自分の意識から追放してしまう。
つまり、無意識に敵意は持っているけれども、意識の領域では父親に対して敵意を持ってないっていう、のと、あるんですけれども・・

相談者:
わたしは父を憎んでましたので。

加藤諦三:
意識はできてたんです。

相談者:
意識はできていました。はい

加藤諦三:
うん

相談者:
どちらかというと、その先生がおっしゃっているあとのほうは母だと思います。

加藤諦三:
あーそうですか。

相談者:
はい

加藤諦三:
お母さんに対する、感情っていうのは、どういう感情?今まで、意識から追放していたの?

相談者:
わたしの目には母が可哀想に見えたし、

加藤諦三:
はい

相談者:
大好きだったんです。母のことがね。

加藤諦三:
はい

相談者:
だけど・・元々わたしは、母の夢を叶えるために道具として生まれて来たし。

加藤諦三:
はい

相談者:
世間に対しては、

加藤諦三:
うん

相談者:
劣等感の強い母が、

加藤諦三:
ええ

相談者:
鼻が高くなるような、美しくて優れた娘でなければダメなんだけれども、

加藤諦三:
うん

相談者:
その期待に応えられなかったからすごく憎しみを持たれてたような気がするし。

加藤諦三:
うん

相談者:
でも、家の中では、母が父と離婚できなくなるために、

加藤諦三:
うん

相談者:
ダメな娘じゃなきゃダメなんですよ。
わたしが心配だから離婚できないという理由がないと困るじゃないですか。

加藤諦三:
はい

相談者:
そういうふうにコントロールされてたんだなって分かったんですあたし。

加藤諦三:
あーあ、よくある話なんですよね。
だからお父さんもお母さんもお・・お互いに憎み合ってたけれども、

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
実は・・お互いに絶対に離れられない。

相談者:
そんな感じです。はい

加藤諦三:
つまりこれあの・・人間関係依存症というのの典型的で◆#$

相談者:
あ、あーあ

加藤諦三:
お互いに憎み合いながら、

相談者:
あー

加藤諦三:
お互いに絶対に離れられないんです。

相談者:
あー、あああ

加藤諦三:
で、その・・矛盾を・・あなたを、いじめることで、生き延びたんです。

相談者:
あーあー

加藤諦三:
だからあなたが死にたくなった。

相談者:
・・はい

加藤諦三:
生まれて来なければ良かった。
・・そういうふうに思うのは、

相談者:
はい

加藤諦三:
別に不思議じゃなくて。

相談者:
あーあ

加藤諦三:
ま、あるでしょうねっていうことです。

相談者:
それであの・・死にきれなかったので生きるしかないから・・

加藤諦三:
ええ

相談者:
どうせ死ぬなら、

加藤諦三:
うん

相談者:
少しでも幸せになりたい、と思ったし、

加藤諦三:
うん

相談者:
惨めなままで死にたくないと思って、

加藤諦三:
うん

相談者:
とりあえず世間で幸せって言えれる物を、手に入れたんですよね。

加藤諦三:
ん・・ええ

相談者:
結婚とか、子どもとか。

加藤諦三:
ああ

相談者:
車とかマイホームとか海外旅行とか。

加藤諦三:
ああ

相談者:
でも、あの、幸せそうに見える人にはなれたんですけど、

加藤諦三:
うん

相談者:
やっぱり変わらなくて・・特に子育てがわたしにとってはすごくし、辛くてですね。
フラッシュバックっていうんですね。子どもがおもちゃ、散らかしたりすると、

加藤諦三:
うん

相談者:
父が、茶碗投げて床に物が散乱してるのがパッて蘇って来たり、ボコボコに殴っちゃったりとか・・

加藤諦三:
うん

相談者:
(大きく息を吸って)それであの・・下の子産んでから、布団から起き上がれなくなっちゃって、

加藤諦三:
うん

相談者:
ただ寝てたんですよね。

加藤諦三:
うん、ん、ん

相談者:
それで、あの、なんかあの・・気がついたら、

加藤諦三:

相談者:
床に、こ、寝てて、

加藤諦三:
うん

相談者:
ネクタイで首吊ってたんですよね。で、あの・・

加藤諦三:
あー、なるほどね。はい

相談者:
失神して、あの、ネクタイ切れて助かったみたいで・・

加藤諦三:
うん

相談者:
そこまで行ったのってちょっとないから・・

加藤諦三:
うん

相談者:
なんかちょっとゾッとしたんですけど・・

加藤諦三:
うん

相談者:
で、そのあと下の子が、学校に行っていじめのターゲットになったから、

加藤諦三:
うん

相談者:
あたしこのために生かされたんだなと思ったんです。

加藤諦三:
あー、良かったねえ。生きている意味見つけたんだね、

相談者:
はい、でもその子も立ち直って、再来年になったら下の子も就職するので、

加藤諦三:
うん

相談者:
そしたらあたし、あの、産んだ以上は責任があるから、

加藤諦三:
うん

相談者:
やっぱり、生きてなきゃいけないと思ってたけども。
死ねる自由やっと手に、戻るんですよね。

加藤諦三:
それで、今日のあなたの相談はそういう中で、わたしこれからどうしていい、んでしょうか?っていうことなんですか?

相談者:
生きることも死ぬこともできなくて、

加藤諦三:
うん

相談者:
結果的に生きてるわけですから、

加藤諦三:
はい

相談者:
だったらもうちょっと、なんか楽しく生きてきたいなと思って・・

加藤諦三:
はい、はい・・分かりました。

相談者:
うーん

加藤諦三:
今日はですね、スタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。

(回答者に交代)


「煩悩だらけの慢性的自殺願望。寂しさ埋める惨めさの誇示の源は怒り」への12件のフィードバック

  1. ルーブル美術館に展示されるようなものを作りたいのではなく
    自らが展示されたいとは斬新な発想だなと思いました。

  2. 相談者は、お金を払って傾聴型のカウンセリングに通い続けてみたらどうかな。
    当人は解決方法など無いのを知ってるけれど、とにかく誰かに聴いて欲しいんだよ。
    否定はもちろん肯定もされない場で、全て言葉にしてみたらいいと思う。
    きっと何かが変わってくる。
    わたしは4年間で100時間費やしたけれど、良かったと思っている。

  3. 夫にDVされたら妻は絶対に耐えたらダメですね。
    すぐ逃げるこった!子供のために。
    子供がこんなにも傷ついてしまう。

  4. 加藤さんの格言は全く分からないので、相談者さんの自殺未遂の話について一言。母のDV被害を含めた凄惨な話に、正直ショックを受けました。
    今旦那さんとは何とか幸せにやっているのでしょうか、もしそうなら人生100年時代、まだ40年余りあるだけに、何とか頑張って欲しいです。
    コロナ禍で自殺者が多いとも聞いていますが、衆議院議員総選挙が明日でしたか、告示になります。どんな結果になるか、心配な部分もあります。
    お金バラマキ対策が目立つ公約が多いですが、自殺防止対策にもしっかり力を入れてくれないと、先行きが本当に不安になってしまいますよねえ。

  5. 加藤先生の格言【怒りは変装が上手い】とは、

    『お前の為を思って言ってるんだぞ!』とか
    『普通はそれはおかしいと思うでしょ!』とか
    『そんなこと常識だろ!解らないのか!』とか
    『言ってやってるのに聞かないなら勝手にすれば!』とか、

    そういう偽善的な人間の感情の事だと思う。

  6. 似たような相談者、前にいましたね。結婚出産出来るんだから充実してるのに人生に盲目。そこ出来なくて苦悩する人間も大勢いるのにね。

  7. 面前DVが児童虐待だと法律で明記されてることの意味を改めて痛感しました
    被虐待児の心の問題だから、家庭があるとかの社会的な見かけ上の問題じゃないわけで

    ただ、相談者は相当なナルシスト
    子ども時分に安心と保護を得られない環境であれば、当然本人のナルシズムも解消されるわけもなく、相談者自身には非はないのだけれども、
    「ルーブルの展示作品になりたい」ってパワーワードだけじゃなく、夫に対して依存しつつも「自分の思う通りに変わってくれないから憎らしい」という物言いからも、ナルシズムが透けて見える

    ナルシズムが満たされて、はじめて他者への関心が向くという
    心の棚卸はなかなかつらい作業だけど、夫や子どもの気持ちにも思いを馳せられるようになれればと願うばかり

  8. 幼児、児童、思春期この間の成育過程は、心にマグマのように、良くも悪くもその後の人生に関わる。厄介なのは、姿を変えていて、その後の人間関係の中で悩みとしてあらわれる。私も50を過ぎて気が付けた。
    憎んでる人をはっきりさせて、近親者であれば心で線を引いて切る。縁を切るのではなく気持ちです。
    心の整理ができる。相談者さんは自分の事を愛してますか?私は自分が大嫌いでした。これが最悪。自分を愛して下さい、そしたら傍にいる人を、心から愛せます。
    思いやりが普通にうまれる。
    これまで、普通でなかった事に気付いて、生まれ変われる。天地の差、これを体験できるのも子供時代があったから。
    三子の魂百までを断ち切る。素晴らしい人生をご家族で。
    自分が撒いた思いやりは、必ず、思いやりで還ってくる、この先の未来を豊かになさって下さい。

  9. 旦那を猫と思ってた自分を反省できれば回復できるのかも
    しれないですが、結局最終的に何が決め手かというと
    自分の決意だと思います。
    「もうこんなこと繰り返さないぞ!自分を責めて憎まないぞ!」
    と決めたら繰り返さない。
    行動から変わることもあります。

    「死にたい」は「もっと幼児のように愛してほしい」
    「お前のために」は「おれは重要な人物なんだという自己愛
    を満たしたいんだから、大人しく聞いとけ」
    など、バウリンガルのような翻訳機があったら売れそう。

  10. ナルシストに同意。夫にも子供にも興味があまりなく、自分の過去にしか興味がない人に聞こえる。過去に生きている、今に生きていない、とっくに魂はこの世にいない、それだけ辛い幼少期を過ごしたのだろうが、今からでもきちんとカウンセリングを受けるなりして、治療する必要有り。

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