どうすれば?連発。キャラ違いの自分の分身、母が拒絶する姉には友だちが多い
テレフォン人生相談 2021年11月29日 月曜日
双子の姉妹。
容姿も体格も食べ物も育て方も、何から何まですべて同じでもこの違い。
それらは人格形成とは全く関係ないということを教えてくれた相談でした。
世の親御さんは気が楽になったのでは?
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 関西なまりの女59歳 夫58歳 長女31歳 次女28歳 子供は独立している 実母85歳との三人暮らし 双子の姉59歳 妹50歳
今日は一言: 自分に正直。それが最善の生き方。フロイド
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、お願いいたします。
加藤諦三:
はい
最初に年齢教えてください。
相談者:
59歳です。
加藤諦三:
59歳
相談者:
はい
加藤諦三:
結婚してます?
相談者:
はい、結婚して・・
加藤諦三:
ごし・・
相談者:
夫は58歳です。
加藤諦三:
58歳、お子さんは?
相談者:
長女が31歳
加藤諦三:
はい
相談者:
独立して、一人暮らし。
加藤諦三:
はい
相談者:
次女は28歳
加藤諦三:
はい
相談者:
独立して、一人暮らしです。
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
そいで・・どんな相談ですか?
相談者:
もうすぐ、60歳を迎えるにあたりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
人生で、やり残したことがある、と思って、
加藤諦三:
はい
相談者:
今、お電話さしていただきました。
加藤諦三:
はい
相談者:
それは・・友人関係なんですが、
加藤諦三:
はい
相談者:
どこか、自分の中で・・距離を、が近くなるのを、避けるようなところがありまして、
加藤諦三:
ええ
相談者:
どしても、卒なくう、トラブルなく・・接することを、重きに置いてしまう、ところがあるんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、今・・3人暮らしをしておりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
夫のほかに、
加藤諦三:
はい
相談者:
わたしの、実母、
加藤諦三:
はい
相談者:
85歳がいます。
加藤諦三:
はい
相談者:
そしてその実母は、50年来の、精神の病を、や、患っておりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
あたしが、25年・・ほど前から、同居して、面倒を、看てる、状態なんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、母とは、人間関係がうまく行ってるから、友達とも、うまく行くんじゃないか・・もうちょっと自分に自信持ったらいいんじゃないかと思って、お電話したんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、やっぱり、あたしの過去の生育歴を考えましたら、
加藤諦三:
うん
相談者:
やっぱり楽しくない、親子・・の関係だったんです。
加藤諦三:
ええ
相談者:
で、あたしは・・同じ59歳の双子の姉がおりまして、
加藤諦三:
はい
相談者:
その下に、50歳の、妹がおります。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、父は、30年ほど前に、他界いたしました。
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・その父は、お酒を飲んでは暴れるみたいな、
加藤諦三:
はい
相談者:
感じで、
加藤諦三:
はい
相談者:
母にも、暴力を振るったりして、夫婦喧嘩が、絶えない、家庭で、
加藤諦三:
はい
相談者:
育ちました。
で・・小学校の修学旅行も、みんな楽しみにしてるのにあたしだけ、不安で楽しめなかったんです。
加藤諦三:
ええ
相談者:
結局母が、家出て行って、修学旅行から帰って来たら、もう家にいないんじゃないかなと・・
加藤諦三:
はい
相談者:
心配な気持ちで、三泊四日を過ごした、
加藤諦三:
はい
相談者:
思い出があります。
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・あたしの、双子の、姉は、あたしと同じ、共通のお友達が、多いです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・その、共通のお友達と、姉は、結構、うまくやってるんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、姉は、「あっち行こう♪」「こっち行こう♪」「今度あそこ行こう♪」「旅行も行こう♪」っていう、そういうタイプなんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、あたしは、それについて行くっていう、そういうような、
加藤諦三:
ええ
相談者:
関係なんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で・・母は、人をすごく、非難する妄想もありまして、
加藤諦三:
ええ
相談者:
ご飯食べて、体調が悪くなったら、「あのご飯の中に、麻薬が入ってるんじゃないか」とか、
加藤諦三:
んはい
相談者:
そういうようなことを絶えず、考える、病気なんで、
加藤諦三:
はい
相談者:
同居の、一番、人として面倒看てる、介護者に、一番に向くらしいんですが、
加藤諦三:
あ、はい
相談者:
あたしと母との関係は、100%の信頼を得てる状態なんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、それに引き換え、うちの、双子の姉には。「あんな子は子供ではない」って言って、もう、拒絶、するような状態が、もう30年間続いてるような・・ことなんです。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、姉は、友達関係は、うまく、明るく楽しく、やってて、あたしも、ちょっと、頑張らないかんなと思ってお電話したんです。
加藤諦三:
そいで、今日のあなたのそうすっと相談というのはどういう、ことですか?
相談者:
それが・・
加藤諦三:
人生にやり残したことがあると。
相談者:
はい
加藤諦三:
それは友達との関係が、
相談者:
はい
加藤諦三:
トラブルなく接しようとしたために、
相談者:
はい
加藤諦三:
ほんとに親しい友達ができなかったと。
相談者:
そうです。
これから、細々続いてるお友達とも、楽しく、やって行きたいなっていう相談なんです。
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあの、スタジオに幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、伺ってみたいと思います。
相談者:
あ、はい、お願いいたします。
(回答者に交代)
加藤先生が「本当の自分を認めれば、すべて解決します。」と言って、相談者が「分かりました」と答えて終わることが多いけど、相談者は本当に分かっているのかと疑問だったので、この相談者が、「どうすれば?」を連発したのは当然に感じた。
また、ラジオを聴いていて、「人生でやり残したことがある」こととして、「小学校の修学旅行」があげられ、これがキーワードではないかとおもっていたら、大原先生は、母親を看取った後で行けばよいと片づけちゃいました。
中学でも高校でもなく、小学校の修学旅行というところから、単なる旅行ではなくあの子供時代の友達とのワクワクドキドキ体験ができなかったところが心残りであり、それが今回の相談の肝だったんではないでしょうか。
ここはむしろ、「起きてしまったことを嘆くよりもこれからできることを考えましょう」という番組の前振りに沿って、シンプルに回答してあげた方が良いのに、と思いました。
私の直観ですが、双子の姉と自分の違いで、お母様の嫌悪が発生しているのを考えれば、この相談の糸口が見つかる様な気がします。
被害妄想が激しく扱いが難しいお母様から完全なる信頼を得るためには、かなり無理をして自分を押さえつけていらっしゃるのでは。
その点、自分を大事にするお姉さんは、そんな難しい母親とは到底折り合うハズもなく、折り合う必要も感じなかったのでしょう。
「ズルい人でも楽しくやっている人がいる」という言葉は、そんな姉を指しているのでしょう。
もしかしたら、自由な姉の悪口を母親と共有していたのでは?
そして、本当は一緒に母親の面倒を見て欲しかったのに、それを主張できずに一手に引き受けてしまったのも、実は不本意だったのですね。
また、心に鎧を付けたままで、友人と楽しく過ごす事は出来ません。
「この人は私に心を開いてくれている」と思うことで、友情は育つのですから。
同感です
すごくやりづらいお母さまなのに「(自分とは)信頼関係できてる」って断言してたのが気になりました
ぜったい自分を殺して個性強いお母さまに合わせてきたんですよね。小学生のときの修学旅行のときも気持ちを振り回された、やり直したい人生の後悔、たぶん潜在意識では憎んでいる母
双子の姉は獲ち得なかった母の信頼を、私は獲得している。ただそれだけが自分を優位に立てられているよすが
でも、それが虚しいこと、だんだん気づいてきたのね
自分に正直に生きて裏目に出てしまうケースが多いご時世になっているとつい感じてしまいますが、それだけ時代が変わってしまったのでしょう。
ご相談者さん、姉さん女房でマスオさん状態のようですが、出来れば精一杯実母を介護しながらも、夫婦水入らずの生活を送ってもらいたいです。
いい子は、我慢して周囲と折り合い付けて過ごしている。そこに不満が溜まってくるのですが、無意識の自分が、気付かないのが厄介な事のように思います。
私もですが、幼少期から思春期の心を作る大切な時期の体験が非常に大きく、そこを脱皮する事が出来たときは今までの自分とお別れしました。
反面、自分の気持ちをストレートに生きてる人の方が羨ましく思えて、自分はどこかで我慢してるから、そんな風に思える。
ただご相談者さんが、30年もの長きに母親の面倒を看てあげた事、立派と思います 。
本当の自分の気持ちを大切にして下さい。ぶつかりあって、気持ちを理解して貰った時、きっと、心が軽くなり、
オードリーヘップバーンの
私にとって最高の勝利はありのままで生きられるようになったこと
自分と他人の欠点を受け入れられるようになったことです。
バブル経済崩壊以降、自分に正直に生きることが出来ない時代だなあと、私の就職浪人生活を振り返ってそう思いました、特に地方住まいなので。
結局定職に就けず、25年以上経ってしまいましたが、いい子ではないと認められたため、求人応募さえ否定されるほどで、今も苦しんでいます。
結局ストレス耐性を求められるというか、妥協して成功した人が勝つというか強い中で動いてきただけに、特に地方は難しい部分も多々あります。
地方は我慢して周囲と折り合いをつけながら成功する人、多いんです。少なくても生まれてから高校までの18年、同じ顔触れになることもある。
下手をすれば就職先まで同じ顔触れになる可能性もあるだけに、難しいところもあります。大都市であれば、同じ顔触れという可能性は低いかも。
それだけ世間が狭くなることもあることは仕方ないことですが、ご相談者さん、大都市住まいか地方住まいか分かりませんが、母の介護頑張って!
双子の姉も、母と妹の負と負の結び付きの間で疎外感が生じたと想像する。 姉は二人のために身を引いたのに勝手に敵認定されてるような居心地の悪さだろう。
おそらく相談者はもともと修学旅行を楽しめない性格で、
母を引き合いにだし、母を心配したから楽しめなかったと記憶をすり替え、「自分はこんなに母を心配して修学旅行が楽しめなかった、それに比べて姉は…。」常に比較対象に姉を利用して自分はこれでいい。
姉より優れている。そんな生き方を自ら選んだ。 ずっとそのまま殻の中にいて上目使いで他人を見て、評価を委ねる方が性にあうのだろう。それでいい。今までもこれからも。人はそんなに変われない。 双子の姉の人生にもう母と妹はいないと思う。
最近、加藤先生がかみ砕いて説明してくださることが多いので、浅学非才の身にはとてもありがたい限り
「トラブルはコミュニケーション」という言葉にはハッとさせられました
しかし、父親が酒乱、母親が妄想のある50年来の精神の病とのことで、相談者はアダルトチルドレンで、おそらく小学生時分からのヤングケアラーという状況
加藤先生がよく仰る「子供時代の保護と安心」からは程遠い家庭環境にあったことは想像に難くない
相談者にとって50年前の小学校の修学旅行ってのは、その満たされなかった「保護と安心」の象徴なんだろう
そこにはるかな憧れがありつつも、老いた母と「100%の信頼関係」を築くことで自分を納得させようとしている、その欺瞞を加藤先生は見抜いて「依存と迎合」だと警告された
自分の趣味でもいいし、精神疾患の家族会の集まりでもいいと思う
相談者には、母親との関係から解放されて、自分の素を出せる場所を見つけてほしいと願うばかり
他者を優先して生きた結果、自分の本音を見失い、どうしたらいいか分からない。
姉は欲に忠実で親を放ったらかし。元々反発していたのは親への怒りがあったから。それは愛されたいから駄々こねてたのだと思います。
けれど介護せず、愛を与えないままでいれば関与したくなってもその出番もなく 、罪悪感から疎遠になり、お別れがくれば心底後悔すると思います。
この方は母を見放さず支え続け、本当に素晴らしいと思います。やるべきことを成し遂げる強さ。ご主人とお子さんはその生き様を見ています。
人間死ぬときはひとり。心以外は持っていけません。やるべきことを成し遂げれば安らかでいられると思います。