ステップファミリーの試練。誓った決意もキャパを超えれば養子差別

(回答者に交代)

坂井眞:
はい、よろしくお願いします。

相談者:
はい、お願いします。

坂井眞:
あの、最初に訊いておきたいんですけど、

相談者:
はい

坂井眞:
結婚されたあとに、ま、それぞれ、所謂連れ子?

相談者:
はい

坂井眞:
自分のほうに子どもが、あ、2人と1人。あなたのほうは1人かな?

相談者:
はい

坂井眞:
いらっしゃって。
で、そのお子さん達は、

相談者:
はい

坂井眞:
養子縁組されてます?

相談者:
してます。

坂井眞:
4人の男の子全員ご夫婦のお子さんなわけね?

相談者:
はい、そうです。

坂井眞:
法律的にはね?

相談者:
はい、はい

坂井眞:
じゃあ、それまず確認させていただいて、

相談者:
はい

坂井眞:
でえ、ま、元々、あの、血の繋がってるかどうかはともかく、

相談者:
はい

坂井眞:
あなた方ご夫婦は、この4人の男の子に対して、

相談者:
うん

坂井眞:
全員自分の子として、

相談者:
はい

坂井眞:
接しなくちゃいかん立場にあるんだと・・

相談者:
あはい

坂井眞:
いうことは、あなたも、奥さんも分かってるんだよね?

相談者:
はい

坂井眞:
養子縁組をしたということなので、

相談者:
はい

坂井眞:
えーと、6年前だから、あなたが35で、奥さんが31のときに、

相談者:
はい・・はい

坂井眞:
あなたは、えー、10歳の男の子。

相談者:
はい

坂井眞:
31歳の、奥さんは、11歳と9歳の男の子。

相談者:
はい

坂井眞:
皆さん小学生だよね?

相談者:
はい、そうです。

坂井眞:
全部年子でね?

相談者:
はい

坂井眞:
で、えーと恋愛をして、結婚することになったと。

相談者:
はい

坂井眞:
・・そうすると・・そのときにもう・・お父さんお母さんというか、ま、夫婦、が、恋愛して結婚するのはいいんだけど、

相談者:
はい

坂井眞:
年子の男の子3人一緒の家庭に入って仲良くできるんだろうか?とかいうことは2人で話したでしょ?

相談者:
話しました。

坂井眞:
ね?どんな話(はなし)しました?

相談者:
あの・・

坂井眞:
うん

相談者:
恋愛してるときに、

坂井眞:
うん

相談者:
ん、結構、こう、3人で一緒に遊ばせたり、

坂井眞:
うん

相談者:
いろいろしたんですよ。

坂井眞:
・・

相談者:
ほんで、最初、まあ、小学校のときなんで、

坂井眞:
はい

相談者:
すごく仲あ、良かったんですよ3人共。

坂井眞:
うん

相談者:
その辺は大丈夫かなと思って、

坂井眞:
うん

相談者:
そのお・・もう、こんだけ仲良かったらいいなっていうことで、結婚はしたんですね。

坂井眞:
そいで、あなたは、向こう・・の、お、奥さんが連れて来る2人のお子さんと、

相談者:
はい

坂井眞:
うまくやらなきゃいけないし、

相談者:
はい

坂井眞:
奥さんはあなたが、連れて来る、ま、今で言う次男ね?

相談者:
はい

坂井眞:
うまくやらなきゃいけないなっていう、そういう話はしたんでしょ?

相談者:
・・はい、しました。

坂井眞:
で・・「やって行こうね」っていうことになって結婚したんですよね?

相談者:
はい、そうです。

坂井眞:
それ、まず乗り越えないと、なかなか気楽に結婚できないですよね?

相談者:
そうですよね。

坂井眞:
男の子3人・・

相談者:
はい

坂井眞:
一緒になるっていうことだから。

相談者:
はい

坂井眞:
で、親もちゃんと責任持って、子どもとして接するんだと。

相談者:
はい

坂井眞:
「子どもに対して差別がある」って最初おっしゃってたけど、

相談者:
はい

坂井眞:
そういうことではいかんという意識はちゃんと・・お互い話したんだよね?

相談者:
話しました。

坂井眞:
で、

相談者:
はい

坂井眞:
そういう前提で結婚したんだけど、

相談者:
はい

坂井眞:
じゃあその問題の、関係が良くな・・悪くなったきっかけというか、ゆ、ね?要因になってるおねしょの、話?

相談者:
はい

坂井眞:
これは、だけど、結婚される6年前にもう、あったってことだよね?4年か・・

相談者:
あ、ありました、ありました。あります。

坂井眞:
それ結婚する前に、次男の、さんの、おねしょのことを、隠してたわけじゃないでしょ?と。

相談者:
いや、全然隠してないです。

坂井眞:
え、だけど、まあ、その当時で、えー、えーと10歳か。
今、10歳だと、遅いけどもいずれ、年、相応に治るだろうと言っていて、

相談者:
はい

坂井眞:
その見込みがちょっと遅れたってことだよね?

相談者:
そうです。

坂井眞:
4年も掛かんないだろうと思ってたら4年も掛かっちゃってっていうのが1つと、

相談者:
はい

坂井眞:
実際、その、おねしょお、お、が、起きちゃうと・・ま、結構大変だなみたいな。

相談者:
ん、そうですね。

坂井眞:
ていうことがあって、

相談者:
はい

坂井眞:
で、あの・・最初は「汚い」とかなんか言ってなかったんでしょ?

相談者:
・・うーん

坂井眞:
いきなり言ってたの?

相談者:
ま、最初っから・・言うてたんは言うてましたよね。
・・ん、ただ、その・・う、子どもに対して、直接そういうことを・・言うていうんかな・・
・・その・・

坂井眞:
分かった。じゃあさ

相談者:
うん

坂井眞:
そういうふうに子どもに対して言ってるのを、見てるとか聞いてるあなたはそのときどう言ったの?、奥さんに。

相談者:
・・いやもう・・全部、「しょうないやん」っていう、いうことを言うんですよ、こう嫁に。

坂井眞:
で、「しょうないんや」より、「子どもに言うのはやめてくれ」って言わなかったの?

相談者:
あー、それはあんま言わなかったですね。

坂井眞:
で、あなたが気にしてるのは、今そのことじゃない?

相談者:
そうですよね。

坂井眞:
しょうがないだろうじゃなくて、

相談者:
あー

坂井眞:
「子どもに言うのはやめてくれ」と。

相談者:
うーん

坂井眞:
それはそうだよね、だってやりたくてやってるわけじゃないから、

相談者:
うん

坂井眞:
子どもに「汚い」とか言われたってどうしようもないよね?

相談者:
うん・・

坂井眞:
ていう話はしなかったの?

相談者:
あ、それはしましたよ、あのお、

坂井眞:
うん

相談者:
ん、&#△%

坂井眞:
で、それはだけどあのお、4年目だから2年前までの話なんで、

相談者:
うん

坂井眞:
きっかけがそこにあるということは、

相談者:
うん

坂井眞:
1つ、あの、これからの話の・・考えるべきことかもしれないけど、

相談者:
はい

坂井眞:
今は治ったんだよね?無事。

相談者:
もう、全然、やってないですね。

坂井眞:
ね?・・

相談者:
はい

坂井眞:
だから、今はおねしょの問題ないじゃない?

相談者:
ないですね。

坂井眞:
そうすると、今おねしょで不潔だなんだっていうこともないし、

相談者:
はい

坂井眞:
それなのに今でも作業着用の洗濯機で洗ってるっていうのはよく分からないんだけど。

相談者:
だから・・あの・・

坂井眞:
な、なんでですか?それは。

相談者:
子ども自身が、あの、自分の洗濯物を・・みんなが置いてる洗濯物の中に置かないんですね。

坂井眞:
で、それを、知っているあなたはどうするの?・・何もしないの?

相談者:
いや、僕は、その、見たら・・おんなじ洗濯機、にまた入れるんですよ。

坂井眞:
それで?

相談者:
んでも・・一緒に回ってないんですよね。嫁が出してるんですよ。

坂井眞:
で、それはもうこの2年間ずっとそうなの?

相談者:
そうです。

坂井眞:
で、それについてあなたは奥さんになんか言った?

相談者:
いや、言うてないですね。

坂井眞:
そりゃ言わなきゃダメじゃないの?

相談者:
・・あー

坂井眞:
ていうところなんだけど。

相談者:
うん

坂井眞:
つまりね?・・最初に話したことって今の話と・・別に繋がっていて、

相談者:
はい

坂井眞:
「おねしょの話もしてあります」

相談者:
うん

坂井眞:
で、えー、それぞれ連れ子がいるけれども、みんな自分の子として育てましょうと。

相談者:
はい

坂井眞:
法律的にも自分の子です。

相談者:
はい

坂井眞:
ね?それを、区別したり、差別したり、してはいけませんというのは、

相談者:
うん

坂井眞:
頭の中では、夫婦で、確認し合ってるわけでしょ?

相談者:
はい

坂井眞:
で「それ、違うでしょ」っていう話をあなたが奥さんと話さなきゃ。

相談者:
あーあ

坂井眞:
端的にいうと、これはまずね?あなた方夫婦がちゃんと話(はなし)して、

相談者:
はい

坂井眞:
こう、認識を共通化しないとダメなの。

相談者:
あーあーあ

坂井眞:
そいで、今奥さんそうなっちゃってるから、根気よく話さなきゃいけないけど、

相談者:
うん

坂井眞:
奥さんと話ができないような関係じゃないんですよね?

相談者:
大丈夫です。それは、話できますけど・・

坂井眞:
でしょ?

相談者:
はい

坂井眞:
ちょっと戻ってね?

相談者:
はい

坂井眞:
自分の子どもに対して、そんな、心を傷つけるようなこと言っちゃまずかったんじゃないかと。

相談者:
うん

坂井眞:
で、「今はもう」ね?

相談者:
うん

坂井眞:
「おねしょもしないんだから」

相談者:
うん

坂井眞:
「別の洗濯機で回すってのはどういうことだ」と、あなたがちょっと言わなくちゃしょうがないよね?

相談者:
あーあー

坂井眞:
でそうすると、「いやいやそうは言うけど」って話出るかもしれないけど、

相談者:
うん

坂井眞:
「あなたは全然いろいろ考えてくれなかったじゃないの」って言われるかもしれないけど。

相談者:
うん・・はい

坂井眞:
それはそれとしてね?
「申し訳ない」と、言ってもいいし、

相談者:
うん・・うん

坂井眞:
今やるべきことはなるべきだけど、

相談者:
うん

坂井眞:
「でも、子どもの心傷つけるようなことやっちゃまずいんじゃないか?」と。

相談者:
うーん

坂井眞:
それを・・あなた達夫婦がしっかり話して、

相談者:
はい

坂井眞:
次男の、心を傷つけるようなことは辞めようと・・

相談者:
うん

坂井眞:
いう気持ちにね?

相談者:
うん

坂井眞:
なってもらわないといけないの。

相談者:
・・ああ

坂井眞:
これ1回話して治る話じゃないと思うけど、

相談者:
はい

坂井眞:
で、じっくり話さなきゃいけないし、

相談者:
うん

坂井眞:
あの、上から目線で話してもいけないけど、

相談者:
はい

坂井眞:
でも、元々結婚するときがそういう問題あるよねって・・ね?、子どもを遊ばせたり、

相談者:
うん・・うん

坂井眞:
養子縁組もちゃんとしてるご夫婦だから、

相談者:
はい

坂井眞:
それは根気よく話して、

相談者:
はい

坂井眞:
ま、確かにそこはまずかったねと思っていただかなきゃいけないし、

相談者:
あーあー

坂井眞:
で、あなたが足りないところがあるって向こう言われたら、それもよくあなたは考えてみることだと思う。

相談者:
はい
そいでもう、まあ、子ども、自身もお、なんちゅったらええんかな、もう、こう、母親とこう・・接したくない・・てことはないと思うんやけど、そういう、なんか感じにちょっとなってるんで・・

坂井眞:
うん・・だからそれを、だんだん直して行くには、

相談者:
うん

坂井眞:
あなた達夫婦がちゃんと話して、

相談者:
はい

坂井眞:
「俺たちの子でしょ?、みんな」と。

相談者:
うん

坂井眞:
で、「そう言われたら、そりゃ傷つくよ」、「こんなふうにされたら傷つくよ」ていうことを・・

相談者:
うん

坂井眞:
あなたと奥さんがちゃんと話さなきゃ。

相談者:
あー

坂井眞:
そうすると・・恐らくね、あなたの、次男のね?

相談者:
はい

坂井眞:
お子さんは、性格優しいんだよね?きっと。

相談者:
優しいですね。

坂井眞:
うん
で、す、の・・奥さんと、ま、新しいお母さんと?

相談者:
うん

坂井眞:
戦っちゃうんじゃなくて、

相談者:
うん

坂井眞:
ま、引きこもりしちゃうっていうのを選んでるわけだから、

相談者:
うん

坂井眞:
優しいんだと思うんだけど、

相談者:
うん

坂井眞:
それは、奥さんの、その割と、言いたいこと言っちゃうタイプの人がちゃんと気づいて変わって行って・・別に、いきなり、親しくなれったって無理かもしれないけど、し、親しげに。

相談者:
はい

坂井眞:
それは順々にやってくことだと思います。

相談者:
分かりました。

坂井眞:
はい

相談者:
はい、すいません。

(再びパーソナリティ)


「ステップファミリーの試練。誓った決意もキャパを超えれば養子差別」への10件のフィードバック

  1. えっ、それはちょっと…どうなの…?
    と思ってしまった。
    奥さんの対応以前に、相談者さんは次男のことを医療機関に相談したりしなかったの??

    それについて何も出てこなかったのでただ「??」なんだけど、年齢が上がれば治るでしょ、じゃなくてさぁ…

    母親の立場としては、自分の子供でもその年齢でしばしばおねしょされたら、洗濯にうんざりしそうだし、ならばそれに備えて本人とも話して就寝時紙パンツ使ってみるとか…そういうことを父親としてやって欲しい。

    おねしょも紙パンツ使用も、本人にすればナーバスに感じることでしょうから、そこは父親に上手に接して欲しかったなぁ、わたしなら…。

    1. すごくわかります。
      14歳までおねしょ…。それは見守るを通り越して放置では?と思いました。
      幼児と違って量も多いだろうし、「汚いでしょ」とかつい言ってしまうのは実子だとしてもあり得る気が個人的には致します。
      『漏らしたから洗濯する』じゃなくて、紙パンツ履くなり病院受診なり対応も含めて、次男くんと深く話し合うことも必要だったんじゃないかなと思いました。不安やストレスが原因かもしれないし。

  2. 形式上養子縁組をしたとはいえ、心まで家族になれるかは疑問。血の繋がった家族でさえ、他人以上に遠い人だったりすることもあるし。
    継母にとって、次男は他人で夫を奪う憎い相手と映ってるかも。
    家事は増やすしイライラもするだろう。
    次男の母は死別なのだろうか?
    生きてるなら連絡してみては?
     と思ったが、継母から次男がますますつらくあたられそう。
    高校卒業するまで父と二人で暮らすのは?
    環境変えないと病院に行っても症状はおさまらない気がするので。

    1. 今では珍しい大家族と言っても過言ではありませんが、バツイチどうし、しかも子連れどうし、さらには新たな子供も出来れば、大変ですよねえ。
      それぞれのバツイチの原因が分からないことがちょっと気になりますが、離婚が原因にせよ、死別が原因にせよ、再婚は本当に難しいですよねえ。

  3. 「洗濯ぐらい自分でできるでしょう?」←こっちのほうが言いづらいって事あるのかな?

  4. そもそもおねしょが離婚や再婚や家庭内いじめ等のストレスのせいということはないんだろうか。
    夜尿症は今は飲み薬もたしかあったので、病院へ連れて行かなかったのが悔やまれる。
    悪い人じゃないんだけど気が回らないお父さんだなあ

  5. 次男くんの気持ちを想像するといじらしくて涙が出そうです。坂井先生が「子供の心を傷つけるようなことはやめようと夫婦で話し合いなさい」と言って下さって良かった。おねしょのことを次男と話してないなんて…放置じゃなくてお父さんが受診させるとか対応すべきでした。

  6. 肝心なことは妻に丸投げで、
    妻の次男への対応に不満もりもりな父親なんですね。

    次男の洗濯物をする程度で、フォローしてるなんて思ってるなら、相当の勘違い。
    口先ばっかじゃなくて、動け。

    この父親が緩衝役とか仲介役にならなきゃいけないのに、全く役立たずじゃないか。
    嫁姑問題が勃発したら、やっぱし全く役立たずなんだろうな。

  7. 奥様、きっと次男さんではなくて
    旦那さんに不満があるんだろうなぁ、と聞いていました。
    旦那さんに言えなくて、旦那さんの分身の次男さんに矛先がむいてるのかな、

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