テレフォン人生相談　　2022年1月25日　火曜日

アイキャッチは府中刑務所の塀。

 

パーソナリティ：　今井通子
回答者：　野島梨恵（弁護士）

相談者：　女７１歳　３５年前に離婚　長男５０歳　次男は４年前に他界　長男の息子１５歳（高１）と暮らしている

今井通子：
もしもしい？テレフォン人生相談です。

相談者：
よろしくお願いいたしますう。

今井通子：
はい
今日はどういったご相談ですか？

相談者：
えーとお・・薬物でえ、刑務所に、何回も出入りしている、息子との付き合い方と、距離の取り方と・・その子の子供とわたし、暮らしてるんですけど、
要するにわたしの孫ですけど、孫は何も知らないんですけどお・・どういうふうに、伝えたら良いのかあ？・・

今井通子：
なるほど。
まずあなたおいくつ？

相談者：
７１歳です。

今井通子：
７１歳、ご主人は？

相談者：
いないです。
３５年ぐらい前に離婚してます。

今井通子：
あ、なるほど。

相談者：
はい

今井通子：
じゃ、ご存命なんですね？

相談者：
亡くなってるようですけど。

今井通子：
あ、亡くなってんのね？

相談者：
はい

今井通子：
はい
で、えー、息子さんはお１人？・・お子さんは。

相談者：
えっと、長男と次男がお、おりまして、

今井通子：
はい

相談者：
次男はあ、４年ほど前に他界しました。

今井通子：
・・あー、なるほど。

相談者：
はい

今井通子：
で・・え、ご長男ですね？そうすと。

相談者：
はい

今井通子：
おいくつかしら？

相談者：
５０歳です。

今井通子：
あなたにお孫さんがいるっていうことは、このご長男の、お子さんでしょ？

相談者：
はい、そうです。

今井通子：
ていうことはご結婚されてますよね？

相談者：
離婚してます。

今井通子：
お孫さん男の子女の子？

相談者：
男の子で、

今井通子：
男の・・

相談者：
置いて行ったので、３歳からわたしがずっと育ててます。

今井通子：
３歳から、今何歳？

相談者：
１５歳、高校１年です。

今井通子：
あ、高校１年生ね？はい

相談者：
はい

今井通子：
あなたの、が、ご一緒にお住まいになってるのは、

相談者：
はい

今井通子：
あなたとお、

相談者：
はい

今井通子：
えー、ご長男？・・と・・むす・・

相談者：
いえ、長男は、ほとんど、暮らしてないです。

今井通子：
あの、ご長男とはほとんどくさ（苦笑）、暮らしてないってのはちょっとよく分かんないんだけど。

相談者：
１８ぐらいまでは（ため息混じり）、暮らしてましたけど、

今井通子：
はい

相談者：
それ以後は・・少年刑務所とか、出入りしてまして、

今井通子：
はい

相談者：
帰って来ると、１、２週間は家（うち）にいても、あとは、いなくなって、また警察に捕まるの繰り返しです。

今井通子：
あ、そういう意味なのね。

相談者：
・・はい

今井通子：
別な場所で、１人でアパート暮らしとかいうんじゃないんですね。

相談者：
そうじゃないです。

今井通子：
（息を吸って）その・・

相談者：
もう・・

今井通子：
ずうっと、じゃあ、薬物、中毒なわけ？

相談者：
そうです。

今井通子：
これ、物はなんですか？

相談者：
えっと覚醒剤ですか？

今井通子：
あー、は、は、は
覚醒剤って、これ、注射してんの？じゃあ。

相談者：
・・分からないです。注射・・なんか警察が来たことはあるんですけど、

今井通子：
はい

相談者：
なんか・・アルミ箔みたいなのですか？

今井通子：
はい

相談者：
そういうのとか注射器とか、そんな感じなようですね。よく分からないです、わたしは。
警察も、細かく、わたしも訊かないし。
分からない

今井通子：
はい、ふうん

相談者：
はい

今井通子：
で、結局、そうするとお、息子さんとは、ほとんど、

相談者：
はい

今井通子：
あ、お話するような機会はない？

相談者：
ないです。
刑務所にいるときに、

今井通子：
うん

相談者：
面会に行って話するか、

今井通子：
うん

相談者：
手紙よ、の・・やり取りだけです。

今井通子：
ふうーん・・
で、息子さんは素直に、お育ちになってるわけ？

相談者：
あ、孫は素直に育って、

今井通子：
あ、ごめんなさい、ま、お孫さんはね？

相談者：
はい

今井通子：
うん

相談者：
心配させることは何もないです。

今井通子：
うん、学校でも普通に、成績もよく？

相談者：
はい。ま・・ちょっと高校に入って大変なようですが、

今井通子：
うん

相談者：
頑張ってま、す。

今井通子：
祖母をちゃんと信頼している？

相談者：
はい・・優しい子です。

今井通子：
うん
で、そのお、息子さんのことを言ってないの？

相談者：
・・言ってないです内容は。

今井通子：
・・

相談者：
ただ、

今井通子：
うん

相談者：
あのお・・刑務所から本を送って来るんですね、漫画とか。

今井通子：
はい

相談者：
自分の読んだ。

今井通子：
はい

相談者：
それが届くとお、ま、それを見て、
「お父さんどこどこにいるんだあ」みたいなことは言います。

今井通子：
え？そうすると刑務所の名前じゃなくて、その地名をっていうこと？

相談者：
住所しか書いてないですから。

今井通子：
うん、だから、

相談者：
刑務所にいるとは知らないです、何も。

今井通子：
ん、ですよね。地名しか分かんないってことですよね？

相談者：
はい

今井通子：
で、どこどこ、に、ん、ね？、な、何々市にいるんだあ・・

相談者：
はい、「何々市にいるんだ」っていう感じで。

今井通子：
はあ、はあ、は、は
それで今まで、じゃあ、お父さんは何をしてることになってんの？

相談者：
「勝手に遊んでる」ってわたしはそう言ってます。

今井通子：
あ、ちゃんと、あ、「遊んでる」って言って（笑）・・

相談者：
はい

今井通子：
「なんかの仕事をしてる」とは言ってないのね（笑）？

相談者：
はい

今井通子：
はい

相談者：
・・３年ぐらい前に１ヶ月ぐらいいたんですね。

今井通子：
はい

相談者：
なので・・ま・・一緒に暮らしたのは２ヶ月もないです。

今井通子：
・・あー、は、は、は

相談者：
でも、父親のことは悪く思ってないです。

今井通子：
なるほどねえ。

相談者：
はい

今井通子：
・・で、父親のほうは息子さんのことについて、だから、お孫さんのことについてどう思ってらっしゃんですか？

相談者：
・・手紙では、「どこの高校に入れたのか？」とか、いろいろ訊いて来ますけど、今回は、わたしも、何も・・あの、やり取りしませんから、

今井通子：
はい

相談者：
無視してます。

今井通子：
・・ふうん

相談者：
中にいるときは、そういう手紙を寄越しますけど、

今井通子：
うん

相談者：
外に一旦出たら、ん、知らんぷりです。

今井通子：
それで、「どこで遊んでる」って形になっちゃうわけね？

相談者：
はい

今井通子：
・・うーん・・で・・あなたが・・

相談者：
はい

今井通子：
今？・・

相談者：
はい

今井通子：
ご相談のように、

相談者：
はい

今井通子：
息子さんに・・ほんとのこと言ったほうがいいのかどうか？ってことですよね？

相談者：
・・はい
まだ、この間、あの、「どこにいるか？、何してるのか？、なんにも教えてくれないし」って、ちょろっと言ったんで。

今井通子：
はい

相談者：
黙ってました。
そうです。

今井通子：
あなたに対して言ったの？

相談者：
はい

今井通子：
あなたは知ってるはずなのに・・

相談者：
教えてくれないってこと・・

今井通子：
「教えてくれない」って言ったわけ？

相談者：
はい

今井通子：
・・そうですか、で・・お母さんはもう・・

相談者：
あのお、孫の母親は、生きていて、

今井通子：
ええ

相談者：
わたしと付き合いはありますし、家にも来ます。

今井通子：
あっ、そうなの？

相談者：
はい
離婚してますけどお、わたしと、親子のように仲がいいです。

今井通子：
・・なるほど・・ということお、でえ、今日のご質問はそうすると・・

相談者：
はい、あの、その孫に、

今井通子：
うん

相談者：
このまま黙っていたほうがいいのか？

今井通子：
うん

相談者：
ま・・二十歳ぐらいになったら言ったらいいのか？

今井通子：
うん

相談者：
ていうことと、あと、息子があ、

今井通子：
うん

相談者：
あのお、戻って来たら、家に入れるべきか？・・「もう、来ないでほしい」って言ったほうがいいのか？

今井通子：
今回は、いつまでなの？

相談者：
・・１年後ぐらいです。

今井通子：
なるほど。
・・それでは今日はですね、弁護士の野島梨恵先生がいらしてますので伺ってみたいと思うんですが。

相談者：
はい

今井通子：
息子さんが１年後に帰、って来たときの話も、入れていただければと思いますということで。

相談者：
はい・・よろしくお願いします。

今井通子：
よろしくお願いしまあす。

（回答者に交代）