女80いまだ達観せず。持てるものに気づかずああ言えばこう言う波乱万丈の結末

テレフォン人生相談 2022年1月28日 金曜日

今週はスペシャルウィーク。
~もう逢えないかもしれない~
そのトリ。

 

苦労話の詰め合わせ。

生育期は受け入れるしかないのはし方ないとして、ターニングポイントにできたハズの結婚。
3番目の母の連れ子をあてがわれたわけだ。

父と再婚相手とは話がついてたんだろうよ。

相談者 「3番目の母はそんな悪い人じゃなかったんですよ」

!?

乗り越えてきたこと全部ぶちこわすような相談者の今の姿勢。

 

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 野島梨恵(弁護士)

相談者: 女80歳 夫は35年前に蒸発 娘が3人 ひ孫もいる

今日の一言: 自らの運命にどういう態度で立ち向かうか。これが耐える価値と言われて、最も人間にとって重要な価値です。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもし?

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願いいたします。

加藤諦三:
はい
最初に、年齢教えてください。

相談者:
80歳になります。

加藤諦三:
で、今は、ご主人と・・

相談者:
いえ、45、のときに夫が蒸発してしまいまして。
サラ金13社と、喫茶店の女の人からお金を騙し取って・・

加藤諦三:
ええ

相談者:
見つかった時点で、一度自殺未遂をしたんですね、海に、飛び込んで。

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、病院に入って、助かったんです。

加藤諦三:
はあ、はあ、は

相談者:
それで、わたし女の子3人いるんです。

加藤諦三:
はい

相談者:
それ、まだ嫁に行ってないのでね、
なんとかせにゃきゃ・・

加藤諦三:
・・その3人いる、お嬢さん、は、今は、もう結婚してるんですか?

相談者:
結婚して・・みんなそれぞれ、の、音信不通なんです。
電話1本もない・・

加藤諦三:
そうすると今はあの、1人で暮らしてるわけですか?

相談者:
はい・・それで・・65のときに、わたしも死にたくなりましてね、

加藤諦三:
はい

相談者:
ほんとに死のうと思っ・・たんですけど何日か経ってやっぱり子供のこと思ってできなくて。

加藤諦三:
はい

相談者:
自分から病院に行ったんです「助けてください」って。

加藤諦三:
はい、はい

相談者:
そいで精神科に1年7ヶ月いたんですよね。

加藤諦三:
ええ

相談者:
それで最後・・腰立たなくなり、手足動かなくなるって、ま、薬の副作用だと思うんですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
1人で暮らせなくなっ、たので、大きな病院で、ま、引き受けてくだすって、

加藤諦三:
はい

相談者:
7ヶ月掛かって、電気治療ショックって脳にショックを与える・・治療法がありまして、

加藤諦三:
はい

相談者:
それを13回、やりましたので、

加藤諦三:
はい

相談者:
そんとき気づいたのは、子供に迷惑を掛けないように生きなきゃいけないと。

加藤諦三:
はい

相談者:
これからは、聞いてくれる人がいたら、悩みでもなんでも人に言うべきだっていうふうに、ま、悟って来たんですけど、なかなかできませんけどね。

加藤諦三:
でもお、よくそこできちんとそういうような考えを持てたねえ・・

相談者:
あの、ちょっといいですか?わたしあの・・

加藤諦三:
はい

相談者:
父が・・戦争中に産まれてるんですよ。

加藤諦三:
はい

相談者:
それで母親が8ヶ月に、結核で亡くなってるんです。

加藤諦三:
・・

相談者:
それでお祖母ちゃんという人に引き取られて、ま・・終戦までは育ったんです。

加藤諦三:
はい

相談者:
そっから父が、新しいお母さんを連れ、赤ん坊連れて戦争から帰って来たのは今でも覚えてるんですけど。

加藤諦三:
はい

相談者:
ま、お祖母ちゃんともうまく行かなくなり。

加藤諦三:
はい

相談者:
小間使いのように働かされたんです。

加藤諦三:
はい、はい、はい

相談者:
そしたら・・結核性角膜炎で片方の目が見えなくなり。

加藤諦三:
はい

相談者:
両方の頬のリンパ腺が破裂して、もう、学校も行けない・・ま、膿が出て「臭い」「臭い」って言われて。

加藤諦三:
はい

相談者:
友達1人できなかったんですね。

加藤諦三:
はい

相談者:
そんなした、次から次からと女の子が産まれるんで、もう、お掃除と子供の面倒と、妹たちの世話をするだけで、友達もできなきゃ遊びにも行けないような人生だったんです。

加藤諦三:
ふうん

相談者:
で、兄が・・わたしが5年生んときに高校2年で自殺したんですよ。

加藤諦三:
はい

相談者:
それで父が泣いてるのを見たんですが、

加藤諦三:
はい

相談者:
わたしも死にたくなりましてね。

加藤諦三:
はい

相談者:
17のとき1回自殺未遂・・兄のあと追ってやってるんですよ、1回。

加藤諦三:
ええ

相談者:
目が開いたときにはお医者さんがいたり。

加藤諦三:
ふん

相談者:
それで父が枕元で・・ボト、ボトと泣いてる姿を見てわたしは悪いことしたと思ったんですね。

加藤諦三:
ふうーん

相談者:
あの涙がほんとに真珠に見えたぐらい悪いことしたと思いました。

加藤諦三:
ふうう、うん、うん

相談者:
で、そっからもう、絶対、父には逆らわないっていうふうに決めたんです。

加藤諦三:
うん

相談者:
その前に母親が2番目の母親が、また死んだんですよ、胃がんで。40歳で。
わたしが16のとき。

加藤諦三:
あーそうですか。

相談者:
そして母が、2番目の母も死にましたら、

加藤諦三:

相談者:
今度新しいお母さんをまたもらうという話が・・持ち上がったんです。

加藤諦三:
はい

相談者:
それは3番目の母は、そんな悪い人じゃなかったんですよ。

加藤諦三:
はい

相談者:
ところが、今の夫になった人を連れて来たのがその母親なんです。

加藤諦三:
ええ

相談者:
わたしはとっても嫌だったんです。

加藤諦三:
はい

相談者:
だからわたし「お宅と結婚生活ができないので、このお話をなかったことにしてもらえませんか?」ってもう、親に言えないので本人に言ったんですね。

加藤諦三:
ええ

相談者:
&#、「この場で首吊って死んでやるう!」って脅かされたんですよ。

加藤諦三:
はい

相談者:
・・そこで逃げれば良かったのに、一緒になってしまったんですね。

加藤諦三:
・・

相談者:
そっからの不幸が始まりです、わたしは。

加藤諦三:
んで、あなたが45歳のときに、

相談者:
はい

加藤諦三:
お・・っとが、蒸発して・・それから、1人で暮らしてるということですね?

相談者:
ええ

加藤諦三:
はい
それで、今日の相談ていうのはどういうことですか?

相談者:
はい
子供達が夫にそっくりで。
ほんとに、無責任で。

加藤諦三:
ええ

相談者:
そいで今は行き来まったくなくなってるんです、上2人は。

加藤諦三:
はい

相談者:
で、下の子だけは・・ま、なんとか・・月に1回、病院に行くときぐらいは乗してってくれますけど。

加藤諦三:
あい

相談者:
ほとんど・・干渉しないっていうんですかね?

加藤諦三:
はい

相談者:
子供もそういうふうになってしまったっていう、今ですね、

加藤諦三:
はい

相談者:
やっぱり去年ぐらいから体力が落ち、心臓が悪くなり・・
「精神的から来てる」っていうふうにお医者さんに言われるんですけど、

加藤諦三:
・・

相談者:
わたしは、志っていうのは、あまり持ったことないので、子供のためだけで生きたので。

加藤諦三:
うん

相談者:
「今から自由に生きなさい」って言われても、何をしたらいいのか分からないんです(鼻をすする)。

加藤諦三:
うん、何をしていいか分かんないんです・・

相談者:
はい

加藤諦三:
ね。

相談者:
はい

加藤諦三:
そこが・・

相談者:
もう死にたいっていう気持ちは持たないどこうと頑張ってるんですけど。

加藤諦三:
うん

相談者:
ま、トラウマみたいにそっちへ行っちゃう自分がいるんですね。

加藤諦三:
・・

相談者:
で、お友達もできないんです。

加藤諦三:
なんと言っても生きて行くためには最後は・・心の、触れ合う友達がいるかいないかですからね。

相談者:
あー

加藤諦三:
そういうものが欲しいんでしょうね。

相談者:
できましたらね・・

加藤諦三:
今日はですね、

相談者:
はい

加藤諦三:
スタジオに、

相談者:
はい

加藤諦三:
弁護士の野島梨恵先生がいらっしゃっててるので、

相談者:
はい

加藤諦三:
野島梨恵先生に話を伺ってみたいと思います。

相談者:
はい、よろしくお願いいたします。

(回答者に交代)

「女80いまだ達観せず。持てるものに気づかずああ言えばこう言う波乱万丈の結末」への19件のフィードバック

  1. とてもつらい境遇で育ってこられたようだけど
    これでは娘も寄り付かないし友達も出来ないだろう・・・
    というか末娘だけでも来てくれることに感謝しないと
    そのうち末娘も逃げちゃうかもしれませんよ。

    人の話(慰めですら)聞かないのだから
    幸せになることを自ら放棄しているけれど
    それすら気づいて居なさそう。

    三石先生バージョンも聞きたかった。
    きっと大きなバトルになっただろうと思う。

  2. 不幸自慢…??

    と感じてしまった。

    途中までは、『なんて波乱万丈な…(涙)』
    と思いながら聞いていたけど、まさにああ言えばこう言うという表現がピッタリな感じで…。

    わたしも、これじゃ娘も寄り付かないよ、友だちもできないよ、と思いました。キョーレツだぁ…。

  3. この老婦人、曾孫までいることから何気に最強な気がする。てか女性陣そのものがバイタリティー強い。
    野島先生がカウンセラーの役割を果たしているのが意外だった。

  4. この相談者にしてパーソナリティが柴田さんで回答者が大原さんだったら、三者三様の延々喋りで編集しなけりゃ正味一時間以上にまでなったろう。

  5. 最初→辛い生い立ちで大変でございましたなぁ…
    途中→うん?これは…
    最後→あーもうなんだかんだで、めんどくさい人だぁ…。

    すみません個人的な感想です。

  6. 「ああ言えばこう言う」「でもでもだって」ばかりの80歳の老婆かぁ。
    野島先生、本当にお疲れ様でした…
    こんなに我が強いと、娘が3人いて、孫や曾孫にも出来て恵まれていることに気付かないまま生涯を終えそう。
    残り少ない人生、下のお嬢さんとのささやかな交流を大事にして心穏やかに過ごして欲しいですね。
    うーん、本人がアレじゃあ無理か…

  7. 本当は三女より長女が一番好きで、一番依存したいんだろうね。
    しかしまー流暢な喋り口調でビックリ。頭の回転早くてうらやましいわ。

  8. 野島弁護士お疲れさまでした
    ただただ愚痴だったけど、周りにこんな愚痴をこぼせる人も誰一人いないんだろうなあ

    この相談者、辛い身の上で我慢と辛抱ばかりの人生だったんだろうけど、
    どうなったら満足で、どういう状態が幸せなのか、それ自体わからないんじゃなかろうか
    何年か前に、同じようなつらい身の上で、天涯孤独で死にたいを連呼する同年代の老女の相談があったけど、
    今日の相談者はひ孫までいて、三女は気にかけてくれてて、側から見ればかなり満ち足りた老後に見えるんだが…

  9. サラ金13社〜
    などお金の苦労の話かと思ったら、土地買ってお店持たせて?
    どのような仕事されたのだろう。

  10. 管理人さんが、相談者の夫は(3番目の母親の連れ子)と書いておられるのだが、私は知り合いを連れてきたと思っていたので驚きました。

    1. そうなんですよ、私も3番目のお母さんが外から知り合いの人を連れてきて結婚させたと聞き取れました。
      でも管理人さんのように「連れ子の男性?」という解釈もできなくもないな···とも感じました。
      相談者の発する一言で何通りにも解釈できてしまうのが言葉の難しさ、怖さでもあり、同時に話上手、下手さも起因してくるのかも。
      この人、80代でこれだけ滑舌も思考もしっかり話せるなら、まだまだ頑張れるのにもったいない!
      野島センセーが最後、少し投げやりな感じになっていたのが笑えた。

  11. こういう苦労話を聞かされた相手は嫌な気持ちになるって一度も考えたことないんでしょうね。この年代は長男長女にこだわる人が多い気がします。

  12. 泣き言言うから親身に聞いて、こちらの持てるだけの励ましの言葉をかければそこはそんなに困ってない、となり、なぜかちょっとした自慢めいた話になる流れ。性別、年齢、生い立ちに関わらず時々見かける。
    こっちが何か失礼な事言ったかなと反省する羽目になるので完全に事故。
    単に寂しいんだろうけど結局他人が離れていく原因は当人にある。
    親身になったばかりに今日もどこかでしなくてもいい反省をしている人がいるんだろうなぁ。

  13. 子供時代の話は、盛りすぎかな?曾祖母も病気で片目みえなかったそうで、残念ではあるけど、当時ならよくある不幸だったとかな。下の子のお世話や家事手伝いなど、庶民的な家庭の長子なら普通だと思いました。でも今の価値観だ考えたらキツいですよね。
    でもいまはお子達立派に育て上げて孫も何人もいる、ハイヤー呼ぶゆとりもあるんですよね。過去の不幸じゃなくて持っているものに幸せ感じて欲しい。そして自分もそうありたいなと思いました。

  14. 「耐える価値」でつい思い出したのは、やはりストレス耐性。バブル崩壊以降はやはりストレス耐性が問われている、面接でもよく言われました。

  15. あまりに、不幸エピソードが続くので、吹き出してしまいました。
    たくさんありすぎて、周りの不幸まで全部集めて覚えて並べて!

    美輪明宏さんが本で書いていました。
    都合良く悩みを聞いてくれて、全ずて助けてくれて、そんな都合のいい友達はいません。と。
    今あるものを感謝するしかないと思いました。

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