理系男子の最初の壁。勉強とは異質の卒論というコラボ。今にも踏みそうな兄の轍
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは
相談者:
あ、こんにちは、お願いします。
大原敬子:
もしかしたらあなたは、辛いっておっしゃってるけれども、
相談者:
はい
大原敬子:
ほんとに辛いっていう感情なのか?
相談者:
はい
大原敬子:
苦しいっていう感情なのか?
相談者:
はい
大原敬子:
分かってないんじゃないかな?・・と、思ったんですね。それが1つ。
相談者:
ああ
大原敬子:
で、もう1つ。
あー、あなた・・も、大丈夫よって言える、ことは、
相談者:
はい
大原敬子:
今日の電話はですね・・兄の姿を見て・・もしかしたら・・僕もああなってしまうんじゃないか?という・・
相談者:
はい
大原敬子:
不安とか恐れがあって・・電話するきっかけを掴んだかもしれませんね。
相談者:
あー、そうですね、はい
大原敬子:
ということは、お兄さんの姿を見ていて、
相談者:
はい
大原敬子:
あなたが、あ、お兄さんと、共通するところ・・いや、僕はあそこは違うっていう。
相談者:
あー
大原敬子:
そこを分析しただけでも、乗り切れるんだってわたしは思ったんです。
相談者:
あー、はい
大原敬子:
それで、先ほど言った、苦しいと、辛いを訊きたいんですけども。
あなたは・・学部◆#$%たね?、本当に、行きたくって、で将来、あそこに行きたいっていう希望があって入ったのか?・・どっちですか?
相談者:
あ
は(わ)、な、なくてその、高校のときに理数系の科目が好きで。
はい
大原敬子:
好きだといいじゃないですか。
相談者:
あ
大原敬子:
たぶん、就職とか云々も考えてないでしょ?
相談者:
・・あー、なんか研究室の先輩で就活とかしてる先輩がいて、
大原敬子:
うん
相談者:
ちょっと意識、はい、なんか、してます。
大原敬子:
ということはやっぱり辛いんですね。
相談者:
あー
大原敬子:
苦しいっていうのは・・これを手に入れたいと思うのがなかなかね?
相談者:
あ
大原敬子:
踏ん張って頑張って頑張っても・・手に入れれ、ることができない。なぜだ?、と思う人ですよね?
相談者:
・・あー
大原敬子:
これ苦しいんですね。
相談者:
あ、はい、はい
大原敬子:
ただ・・辛いっていうのは、両親とか・・他人の評価の中で、生きて来た人は辛いっていう、感情になるんですね。
相談者:
あ、はい、はい
大原敬子:
なぜ、そうなるかというと、両親とか他人の評価は、あなたにとって、喜ばしいこと。
相談者:
・・あー
大原敬子:
もっと言うと、幼児期からお母さま、お父さまから与えられた、ある価値観。
相談者:
あー、はい
大原敬子:
それが、すべてのあなたの生き方になってるんですね。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
だから辛いんです。
相談者:
はい
大原敬子:
こういうことなんですね。
同じ、条件、例えばあなたがこの先、人生、道歩いて行きます。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
もう小ちゃな小石がいっぱいあります。
相談者:
・・あ、はい、はい
大原敬子:
小石がね?
相談者:
はい
大原敬子:
今、現実に見えてたらあなた小石はどうしますか?歩いてくときに、邪魔だったら?
相談者:
蹴り飛ばす。
大原敬子:
それが一般なんです。
相談者:
あー、はい
大原敬子:
あなたの場合には、他人の評価とか・・両親の誉めた承認とか。
相談者:
・・はい
大原敬子:
そういうものがあるともう、毎日、毎日幼児期からずうっと頑張って来たんです。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
そうすると、ほんとに小さな小石でも・・あなたは、大きな岩のように感じるんです。
相談者:
あー、&#△%、あー
大原敬子:
なんでこんなに苦しんだろ?と、あなたが小石を岩のように捉える、心理的な物があるんです。
相談者:
あー・・
大原敬子:
そうなんです。
相談者:
そうかもしれない・・
大原敬子:
分かります?
相談者:
あー、はい
大原敬子:
だから、
相談者:
あー、はい
大原敬子:
教授が言った一言でも、あ・・もうこれは僕を否定されたとか。
相談者:
あー、そう&#
大原敬子:
ですからほかの人の見てね?なぜあの人は、ああして逞しく生きられるだろう?と・・
相談者:
あー
大原敬子:
思うでしょ?
相談者:
はい
大原敬子:
でも、その人は、小ちゃな小石だったんです、見えてるのが。
相談者:
あー
大原敬子:
でもあなたは、1つ1つが大きな石に見えてしまう。
要するに、あなたの精神的な物が・・針の穴のようでも、物凄い大きな洞窟に見えちゃうんです。
相談者:
そうですね。ま、挑戦しようと思ったら。
大原敬子:
苦しいですよね。
相談者:
はい
大原敬子:
だから辛いんです。
相談者:
あー
大原敬子:
で、もしそれがですね、物凄い大きな、岩のようでも、あなたが絶対にあそこに行きたいと思ったら、
相談者:
あー
大原敬子:
這いつくばって行くんですけども、
相談者:
はい
大原敬子:
この先一体何があるんだろうか?と思ったときに、
相談者:
あー
大原敬子:
辛くなったと思うんですよ、わたしは。
相談者:
あーあ、そうですね、はい
大原敬子:
でもね?、小石と、大きな岩の違いなんです。辛いのは。乗り越えるのが。
相談者:
はい
大原敬子:
じゃあ、なぜ・・小石を人が見るのに「あー、あれ小石だよ」っていうのに、あなたは大きな岩に捉えるか?って。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
その、精神的なものなんですけども。
ご両親・・との影響がすごく強いんですね。
相談者:
あ、はい
大原敬子:
だから、ここでもし何かあった場合に・・両親はなんて言うだろうか?
相談者:
あー、あ、そうですね、&#△%
大原敬子:
もう、今は、自分で生きてるんじゃなくって。
他人の目、他人の評価だけで、生きて行くっていう、自分の、思考世界になってしまったってことです。
相談者:
あー、はい
大原敬子:
そうすっとあなたは、視点を少し変えると・・
相談者:
あー、はい
大原敬子:
違いますよね?
相談者:
あー、そうです、はい
大原敬子:
僕は・・みんなが気楽に動いてるのが・・小石なんだよね、きっと、って。
相談者:
あー
大原敬子:
僕は大きな岩に捉えてるんだって。
相談者:
あー、はい
大原敬子:
じゃあ、この精神力は強いなって、まず自分を褒めてあげてください。
相談者:
あ
大原敬子:
ね?
そして、目的が・・今は何を目的か?すっと、あなたの・・
相談者:
はい
大原敬子:
自分の人生の基準ですね。
相談者:
はい
大原敬子:
その基準を・・築き上げることだと思うんです。
相談者:
あー、はい
大原敬子:
・・じゃ、両親があなた、就職もすべて、
相談者:
はい
大原敬子:
両親が好きなふうにしてもいいわよって言った場合には、
相談者:
・・はい
大原敬子:
あなたは今回の、この辛い感情からどうなりますか?
相談者:
楽になりますね、はい
大原敬子:
ということは、今回、この辛いっていう裏側に、
相談者:
はい
大原敬子:
両親、の愛・・愛は期待感?
相談者:
あー、はい
大原敬子:
それがあなたにずうっと押して来てるんです。
相談者:
・・あ
大原敬子:
そして正面から、今度歩こうと思ったらお兄ちゃんが・・その学部から逃げた。
相談者:
あー、そうですね◆#$・・
大原敬子:
それを見て自分は怖いと思った、僕はああなりたくないと思って。
相談者:
・・あー、はい
大原敬子:
でも、ぐんぐん、ぐんぐん、後ろから両親の期待が入って来てるんです。
相談者:
・・
大原敬子:
その板挟みの感情が、今回の辛いっていう感情になったんではないでしょうか?
相談者:
そうです、はい、はい、うーん
大原敬子:
で、冒頭に申しましたけども、あなたはお兄ちゃんのようになりたくないんでしょ?
相談者:
はい
大原敬子:
あなたが、お兄さんと、共通するところ。
いや、僕はあそこが違う、と思ったときに・・あなたが一番恐れてる・・大学を逃げるっていうことは、絶対ないはずです、あなたの性格は。
相談者:
あー、(苦笑)はい
大原敬子:
なぜ言い切るかっていうと冒頭で申しましたけども。
ああなりたくないってことは・・なった姿を知ってるってことですよ、あなたは。
人は、ああなりたくないと一旦分かった時点で・・その道は行かないですよね?
相談者:
そうですね、はい
大原敬子:
ね?、だから大丈夫と思いますよ。
相談者:
あ
大原敬子:
あとは心理的な部分も物凄く大きいので・・加藤先生に伺ってみましょうね。
(再びパーソナリティ)
何も解決してないじゃないの!小石だの岩だの、怒りだの攻撃性だの、いつもの言葉遊びばかり!大原の言ってることもめちゃくちゃ!
指導教官や同級生の嫌がらせを止めさせるために相談窓口に行くとか、別の先生のゼミに変えてもらうとか、具体策を示さなきゃ!
そういう答えを欲しいなら、別のところで相談したら良いと思います。
ゼミを変えようが進路を変えようが、本人の無意識の心の癖が修正されない限り結局は別の環境で同じことの繰り返しになる。だからこういう解答なんだと思うけど。
これまでの親との関わりで、こんなに生き方に悩まなければならない若者が多くいらっしゃると思うと、もったいない。
相談者さんは、親を客観して自分の道を進んでほしいと思います。
やりたい事みつけてやってみて。
他人の評価は親も含めてどうでもいい事です。
何かしらの頑張りはきっと観てる方々に訴えること出来ると思います。
自分の好きな事、得意なことは出来るし、そこには多少のストレスなく出来る、何より自分が心地よいです。
生きて行ければいいと思います。
加藤先生も動物の例えはしなくていいと思う。
大原先生だけでいい。
全くそのとおりで、こういうのは個人の感じ方の問題なんだよなぁ。
特別個人攻撃されたわけではないのに自分のことかとやたら気にする人と、自分になんか言われても平然としてる人の差ってここにあるんだと思う。
持って生まれたものもあると思うけど、期待に答えなきゃならないって刷り込みは怖いね。
人生いろいろ、大学生もいろいろですが、加藤さんに当たったのはよかったか?長年教鞭を執っていて、大学の裏の裏をよく知っていますから…。
相談者さんみたいな思いをしてる人、した人は結構多いのではないかな?
お母さんに今日みたいに電話で打ち明けてみたらどうだろう?
ご両親も聞かないだけで心配しているのでは?
たとえどんな答えが返ってきても何かがふっきれるかもしれないし。
相談者さんの今が良い方に向かっていることを祈ります。
とても不安なのがよくわかります。
自信が無いのもよくわかります。
でも、卒業するんだと言う目標を定めれば、回りがどうのこうのは考えずに
卒業するために逆算して、抜かり無く
頑張ってください!
実にゼミ論文あるある、研究室プレゼンあるあるだなあ
周りがみんな賢く見えるのも、みんな一度は通る道
結局は自意識過剰なだけ、同じ大学なんだからみんな頭の出来は変わらないし、伝え方だって場数を踏めば慣れてくる
ゼミで恥をかいても将来には響かない、親に嫌われても命は取られない
吹っ切れたら違う世界が見えてくる、もう一歩だ。がんばれ相談者。
加藤先生、最初は早大のゼミ生の相談に乗ってるような雰囲気だったけど、最後はぐっと感情が込められてるように感じた
今日の相談者に、若き日の、父親の支配から離れようともがいていたご自身を見て取られたのかもしれない
質問が聞けて嬉しかったです。ありがとうございます。