理系男子の最初の壁。勉強とは異質の卒論というコラボ。今にも踏みそうな兄の轍

(再びパーソナリティ)

加藤諦三:
さすが、核心のところを、

相談者:
はい

加藤諦三:
突いてくださいましたね。
ご両親の話を・・なさいましたけどね、大原先生。

相談者:
はい

加藤諦三:
正直・・好きじゃないよね?

相談者:
・・そうですね、大学生になってから、なんかすごい、これやろうと思ってなんか、相談したりすると・・
「やめなさい」とかばっかりで・・あ、はい

加藤諦三:
とにかく、親の、望むようなことを言わなければいけないという、そういう幼少期を過ごして来たんじゃないのかな?

相談者:
中学生のときに・・なんか勉強をすごい頑張った時期があって、そんとき1回・・点取ったときにすごい喜ばれて、こうしたら喜んでもらえるのかなあみたいな、感じたことが、&#△%

加藤諦三:
だからやっぱり・・脅しには弱いしい・・

相談者:
はい(苦笑)

加藤諦三:
認められることは嬉しいし。

相談者:
あー、そうです、はい、認め・・

加藤諦三:
自分自身の、固有の感情っていうのがなかったんだよね。

相談者:
そうですね、今でもなんか、ま、自分の好きなこととかを言うのがなんか恥ずかしいというか。

加藤諦三:
「好きだ」と言って、もし相手が嫌いだったら・・怖いんですよね。

相談者:
あー、そうです、怖いですね。

加藤諦三:
だけど・・他人から・・嫌われてなんか困ることあります?

相談者:
・・え(苦笑)

加藤諦三:
こういうのを、不当な重要性っていう言い方をするんですけどね。

相談者:
あー、はい、はい

加藤諦三:
undue importance、ていうんですけどね。

相談者:
はい

加藤諦三:
ノイロティックになるとノイロティックになるほど・・

相談者:
はい

加藤諦三:
他人が、undue importanceになるんです。
不当な重要性になるんです。

相談者:
あ、はい

加藤諦三:
だから、他人から、嫌われる。他人から低く評価される。そういうことがすごい・・重要なことになっちゃう&#

相談者:
あー、&#△%

加藤諦三:
だから、他人から好かれるために自分自身を裏切っちゃうんです。

相談者:
・・あーあ

加藤諦三:
そうすっと、研究室の、仲間とどう付き合っていいか分かんない、教授とどう付き合っていかんな・・

相談者:
はい

加藤諦三:
それは分かんないですよ。

相談者:
・・

加藤諦三:
だって、自分が、猫だか鷲だか蛇だか分かんないんだもん。

相談者:
はい、あー

加藤諦三:
そいですごい悲観的になってますよね。

相談者:
はい

加藤諦三:
そういうような考え方になってしまうのは、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたの心の、意識してない、無意識、心の底に、怒り、攻撃性があるからなんです。

相談者:
自分へのですか?攻撃&#△%

加藤諦三:
自分って言いたいと思いますよ。

相談者:
両親ですかね?

加藤諦三:
そうです。

相談者:
あー

加藤諦三:
自分っていうのを責めたのは、

相談者:
はい

加藤諦三:
親を責められないから、親への攻撃性を自分に向けたんです。

相談者:
・・

加藤諦三:
それが自責です。

相談者:
あー

加藤諦三:
だから自責の人っていうのは・・偽りの罪の意識が強いんです。

相談者:

加藤諦三:
だから・・小石を大岩に見えちゃうんです。

相談者:
あ、自分を責めるからですよね?&#△%

加藤諦三:
うん
だって・・今のあなた考えてみてくださいよ?、22歳。

相談者:
はい

加藤諦三:
明日食べる物がないわけじゃないんです。

相談者:
はい(苦笑)

加藤諦三:
だけれどもあなた辛いんです、今。

相談者:
あはい

加藤諦三:
で、今、あなたは本当に・・僕が言ったことを認めるのは辛いんだけども、

相談者:
はい

加藤諦三:
自分の攻撃性に気がついて、

相談者:
・・はい

加藤諦三:
あ、自分は・・こういう、怒りと攻撃性を持っていたんだ。
これを認めれば蘇る!

相談者:
あー、はい、ん

加藤諦三:
生きるのに辛いからって電話が掛かって来ましたけども、

相談者:
はい(苦笑)

加藤諦三:
同じように辛いです。だけどこの、辛さは・・救いに通じます。

相談者:
あ、はい、分かりまし・・

加藤諦三:
よろしいでしょうか?

相談者:
はい

加藤諦三:
はいどうも失礼します。

相談者:
はい、失礼いたしました、ありがとうございました。

加藤諦三:
悲観主義は攻撃性の変装したものである。アドラー

 


「理系男子の最初の壁。勉強とは異質の卒論というコラボ。今にも踏みそうな兄の轍」への12件のフィードバック

  1. 何も解決してないじゃないの!小石だの岩だの、怒りだの攻撃性だの、いつもの言葉遊びばかり!大原の言ってることもめちゃくちゃ!
    指導教官や同級生の嫌がらせを止めさせるために相談窓口に行くとか、別の先生のゼミに変えてもらうとか、具体策を示さなきゃ!

    1. そういう答えを欲しいなら、別のところで相談したら良いと思います。

    2. ゼミを変えようが進路を変えようが、本人の無意識の心の癖が修正されない限り結局は別の環境で同じことの繰り返しになる。だからこういう解答なんだと思うけど。

  2. これまでの親との関わりで、こんなに生き方に悩まなければならない若者が多くいらっしゃると思うと、もったいない。
    相談者さんは、親を客観して自分の道を進んでほしいと思います。
    やりたい事みつけてやってみて。
    他人の評価は親も含めてどうでもいい事です。
    何かしらの頑張りはきっと観てる方々に訴えること出来ると思います。

    1. 自分の好きな事、得意なことは出来るし、そこには多少のストレスなく出来る、何より自分が心地よいです。
      生きて行ければいいと思います。

  3. 加藤先生も動物の例えはしなくていいと思う。
    大原先生だけでいい。

  4. 全くそのとおりで、こういうのは個人の感じ方の問題なんだよなぁ。
    特別個人攻撃されたわけではないのに自分のことかとやたら気にする人と、自分になんか言われても平然としてる人の差ってここにあるんだと思う。
    持って生まれたものもあると思うけど、期待に答えなきゃならないって刷り込みは怖いね。

  5. 人生いろいろ、大学生もいろいろですが、加藤さんに当たったのはよかったか?長年教鞭を執っていて、大学の裏の裏をよく知っていますから…。

  6. 相談者さんみたいな思いをしてる人、した人は結構多いのではないかな?
    お母さんに今日みたいに電話で打ち明けてみたらどうだろう?
    ご両親も聞かないだけで心配しているのでは?
    たとえどんな答えが返ってきても何かがふっきれるかもしれないし。
    相談者さんの今が良い方に向かっていることを祈ります。

  7. とても不安なのがよくわかります。
    自信が無いのもよくわかります。
    でも、卒業するんだと言う目標を定めれば、回りがどうのこうのは考えずに
    卒業するために逆算して、抜かり無く
    頑張ってください!

  8. 実にゼミ論文あるある、研究室プレゼンあるあるだなあ
    周りがみんな賢く見えるのも、みんな一度は通る道

    結局は自意識過剰なだけ、同じ大学なんだからみんな頭の出来は変わらないし、伝え方だって場数を踏めば慣れてくる
    ゼミで恥をかいても将来には響かない、親に嫌われても命は取られない
    吹っ切れたら違う世界が見えてくる、もう一歩だ。がんばれ相談者。

    加藤先生、最初は早大のゼミ生の相談に乗ってるような雰囲気だったけど、最後はぐっと感情が込められてるように感じた
    今日の相談者に、若き日の、父親の支配から離れようともがいていたご自身を見て取られたのかもしれない

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