35年耐え続けた夫のある仕草。離婚指数70%ながら熱量不足を指摘される
(回答者に交代)
野島梨恵:
はい、こんにちはあ
相談者:
こんにちは、よろしくお願いします。
野島梨恵:
よろしくお願いしますう。
・・今ね?、今、この瞬間、旦那さんに対して、どういう感情を持ってらっしゃる?
相談者:
一番、おっきいのは怒りかもしれないです。
野島梨恵:
怒り?
相談者:
はい。怒りとお・・
野島梨恵:
うん
相談者:
だけど、あのお、機嫌がいいときには、やっぱりそれなりに、気を使う人なので?
野島梨恵:
うん
相談者:
一応・・優しいところも、ありはするんですね。
野島梨恵:
うーん
相談者:
だから、その優しい部分、にもお・・石を投げてしまうような・・
野島梨恵:
うーん
相談者:
行為をする、自分ん・・に、
野島梨恵:
うーん
相談者:
ちょっと自責の念も、
野島梨恵:
うーん
相談者:
あるし。
かと言って、も、なんか今までえ、やっぱり30何年間一緒にいて、
野島梨恵:
うーん、うーん
相談者:
辛か、ったあ、あの・・思い出も多いので?、それを思い出すと、もう・・
野島梨恵:
うーん
相談者:
あの、怒りが湧いて来る?
野島梨恵:
うーん・・ここ1、2年で離婚の話って、しましたあ?旦那さんに。
相談者:
その話が出たことはありますけれど、
野島梨恵:
うん、どんな反応でしたあ?
相談者:
割と淡々としてるような感じい、ではありましたけど。
野島梨恵:
奥さんのほうから、離婚しま、したいよ、って話はされたの?そのときは。
相談者:
違います。まあ・・「もし、望むんだったら離婚・・してもいいんだよ」みたいな・・
野島梨恵:
あー・・旦那さんのほうからして来た?
相談者:
はい
野島梨恵:
そのときあなたはなんて答え、えましたあ?
相談者:
わたしは・・「分からない」と。
野島梨恵:
分からないと。
相談者:
離婚・・したいかどうか、分からない。
野島梨恵:
うーん
相談者:
ただ・・ま、こんなに大声で怒鳴られたり・・
野島梨恵:
うん
相談者:
してまで、一緒に・・もうずうっと一緒に・・いるっていうことはないかもしれないっていうよな・・
野島梨恵:
うーんーん
退職されるの?旦那さん。
相談者:
はい
野島梨恵:
退職金出るう?
相談者:
あー、出ると思います。
野島梨恵:
どれぐらい?
相談者:
ちょっとよく分かんないです。
野島梨恵:
あなたご自身は、あの、ま、離婚するとして行く先はあるんですか?
帰れる実家があるとか。
相談者:
アパートを借りい、るしかないと思います。
野島梨恵:
借りるしかない?
相談者:
はい
野島梨恵:
アパートを借りて、年金とお・・
相談者:
うん
野島梨恵:
まあ、財産分与、かなんかもらうことになりますよね?離婚するとしたらね、うん
相談者:
うん
野島梨恵:
ただ・・
相談者:
うん
野島梨恵:
ま、分かんないすよ、旦那さんの資産の状況次第ですけども、そこで2千万、3千万、4千万ぐらいもらったとしたって、
相談者:
うーん
野島梨恵:
さっき、先生もおっしゃったように、この先人生もあと40年生きるとすると、
相談者:
うん
野島梨恵:
それではちょっととても足りない可能性があるので、
相談者:
うん
野島梨恵:
それをあまり当てにはできないけど。
ま、引っ越すときの一時金ぐらいには使えるかもしれない。
相談者:
あーあ
野島梨恵:
で・・まず1つが、そのお、節約すればやって行けると思うっていうのがちょっとふわっとしてて、
相談者:
・・
野島梨恵:
!ほんとに離婚したいんだったら・・
相談者:
うん
野島梨恵:
まず旦那の退職金がいくらもら、あるのか?
今我が家にはいくら金が、あるのか?
半分だったらどれぐらいなのか?
どこに住んでどういう生活をしてどういう家計でやって行けるのか?
よし!、これなら自分は食って行けるな・・ていうところまで、調べないと、それ・・曖昧なままポンと家を出て、アパート借りて・・食い詰めちゃったら困りますよね、やっぱりね。
相談者:
・・ああ
野島梨恵:
うーん
まずそこを、
相談者:
うん
野島梨恵:
きちんと計算されたほうが、いいと思う。
相談者:
うーん
野島梨恵:
ていうん、だからさっき、条件がクリアできるなら離婚をしたいっておっしゃったけど、
クリアできるなら離婚をしたいじゃなくて、もう何がなんでも、もう離婚するんだ、この条件クリアするんだ。この旦那からいくら分取ってやるう!、ぐらいの勢い・・じゃ、ない・・ていうのが・・まだちょっと、ぽわーっとした夢のような・・それがこう具体的なところまでまだこう、落とし込めてないのかなっていう気がするんですよね。で、落とし込めてないってことは・・もう、何がなんでも離婚したいんだあ、ていう強い思いは、たぶんまだないのかなっていう気がしました。
相談者:
・・ああ、そう、かもしれないです。
野島梨恵:
うん、もうちょっとお・・そうなるまで待ってみてもいいかもしれない。なぜなら「離婚する」って言い出すと、意外とこれ・・離婚はエネルギーがいることなの、で、
相談者:
うんうん
野島梨恵:
やっぱりこう、強い思いがないと逆にあなたが傷ついて終わるかもしれない。うん
何を言われても、何があっても離婚するんだっていう強い、思いがないと。
相談者:
あーあ・・えっと離婚の、エネルギーってなんですか?
野島梨恵:
要するに離婚する。お金の話をする、
相手も何か言いますよね?、あなたが旦那さんに対して思ってるのと同じぐらい、たぶん旦那さんもあなたに言いたいことがあるだろうから。
相談者:
うん
野島梨恵:
そういうこと、洗いざらいぶちまけて、こう、お互いにそういう、今までの・・こう、おー、ことを、こうまあ・・
「自分はこういうところが、あなたのこういうところが・・嫌だった」とか、「あのときああだった」とかっていうのを言い合うっていうのは・・ま、そこそこ、というかかなりエネルギーがいります。
相談者:
うーん
野島梨恵:
精神的にね。うーん
相談者:
はい、はい
野島梨恵:
ていうのが1つと・・さっき、その、「このまま結婚していても楽しみがなくて負担ばかりだ」っておっしゃって、
相談者:
はい
野島梨恵:
その楽しみっていう面では離婚したから楽しみが出て来るってもんでは、ないですよね、これたぶんね。
相談者:
・・
野島梨恵:
なので・・どっちかっていうとお・・離婚するしないに関わらず、あなたが幸せに生きていくってことが一番大事だと思うんです。
相談者:
ああ
野島梨恵:
で、このままだと、結婚生活を続けても楽しみがないし、離婚しても楽しみがないみたいになっちゃうから。
相談者:
はい
野島梨恵:
それじゃなくて離婚してもしなくても・・「わたしは幸せで楽しい」と・・言えるような何かを見つけられる方向に、
相談者:
うん
野島梨恵:
少し動いたほうが、いいのかなと思う。
相談者:
あー、なるほど。
野島梨恵:
うーん
で、そういう物が、見えて来たら、また離婚とか結婚とかに対するお考えも変わるかなとは思う。
相談者:
確かにそうかもしれませんね。
野島梨恵:
よくお考えになったほうがいいかなっていうことと、
相談者:
うん
野島梨恵:
ほんとに離婚したいんだったら、
相談者:
はい
野島梨恵:
「条件クリアするんだ」と。
相談者:
はい
野島梨恵:
「なぜなら離婚したらこういう楽しい生活が待ってるから、離婚するぞ」と。
相談者:
うん
野島梨恵:
それぐらいの熱量になったときが・・
相談者:
うん
野島梨恵:
離婚・・し、しどきなのかなっていう気が・・しますね。
相談者:
そうかもしれません。
野島梨恵:
うーん、ちょっとね、その辺考えてみられたほうが・・いいかもしれないなあと、思います。
相談者:
・・分かりました。
(再びパーソナリティ)
自分の意思がハッキリしない相談者さんでした。これ先生から離婚一択と言われてたらその通りにしたのですかね。それで結果に不満あったら他人のせいにしちゃう、そんな展開が想像出来ます。
自分の人生なんだから自分で決めてもらいたい、そんな事思いながら聞いてました。
「離婚に要るエネルギーって何ですか?」この質問が全て。
経済基盤をはじめ離婚した後の生活の有り様を考え整えることが最初で最大のエネルギーを要する作業なのに、それを行った様子が一切ない。離婚届を出せば全てがバラ色に変わる、ような気がしただけだろうな。
背中を押して欲しいと仰せだったが、押そうものならデモダッテが始まりそうな気がする。
経済基盤、僕が考えていたことと一致した部分がありますが、まさにそれでしょう。
主婦の多くは専業主婦かパートだけに、社会保険つきになるフル就業が大きな課題。
旦那の退職金や年金もあてにならないだろうし、自助で賄うしかないんですよねえ。
子供が(離婚)賛成なら何とかして欲しいですが、旦那猛反発で裁判になるかなあ?
まずは別居してみましょう
そしたら、いろいろわかるのでは?
以上!
たしかにクチャラーはキツイですね。
結婚前はクチャラーではなかったのでしょうか。
離婚する前に食事を各々で食べたらどうでしょう。
個食といわれますが、小さな子供もいないことですしなんてことはないでしょう。
離婚に限らず「結婚すれば」「東京に行けば」と、「あくまでも手段の一つ」なのに手段が黄金のパスポートと錯覚する人はいる。パスポート行使した先の世界で手取り足取りキラキラした世界へエスカレーター式に導いてくれる…みたいな。
この種の人は、概ね行った先で行き詰まる。理由は、野坂女史がズバズバ指摘した通り。離婚が相談者を幸せにするのではない。離婚して起きるメリットをどう生かすか、デメリットをどう最小限に抑えるかである。
野島?梨恵弁護士