ADHDに出来ること出来ないこと。「それ専門の先生?」処方し直す高橋クリニック
(回答者に交代)
高橋龍太郎:
初めまして高橋ですう。
相談者:
初めまして、よろしくお願いします。
高橋龍太郎:
今・・精神科には通ってらっしゃるの?
相談者:
通っています。
高橋龍太郎:
その先生は、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そういうふうに・・仕事場を転々としてるっていうことについては、どんなご見解をお持ちなの?
相談者:
・・「あなたに合ってないんでしょうね」としか・・
高橋龍太郎:
(苦笑)あなたに合ってないんでしょうねって・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
えーっと・・その先生は・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
えー、発達障害やなんかは、よくご覧になる先生なの?それともあんまり、慣れてらっしゃらない先生・・
相談者:
いえ、専門の先生です。ハ(苦笑)
高橋龍太郎:
ん?専門の先生?
相談者:
は、はい。ヘヘヘ(苦笑)
高橋龍太郎:
で、発達障害専門の先生で、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あなたの診断はADHDですねっていう話になってるわけね?
相談者:
はい。ただ、えーと、わたしの、初診で受けた病院とは別の病院です。
で、カルテも、ん、あの、初診のときのやつが残ってたんです。取り寄せてもらって、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
それを見せてるんですけど、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
その先生がイマイチなん、ていうか、こう、覇気がないというか、こう、わたしに頼ってくださいっていう感じの先生じゃなくて、イマイチちょっと不信があるっていうのが・・
高橋龍太郎:
・・で、お薬はどうしてんの?
相談者:
えーと、今飲んでいます。
高橋龍太郎:
あそう
相談者:
はい。えーと、アトモお、&#△%
高橋龍太郎:
アトモキセチンよね?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
うん
あのお・・それだけ、まあ・・仕事の負担があったり、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
注意ミスが重なるようだったら・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
アトモキセチンだとちょっと力不足かな?
相談者:
・・あー
高橋龍太郎:
うん
で、コンサータっていう・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
あなたが、その、コンサータを服用できるカードを作ってもらって、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それで、コンサータを処方してもらってください。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
これはもう絶対必要なこと。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
最低条件。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それからもう1つは・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
都会ではもう本当に、逆に言うと会社のほうから、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ADHDで、あなたは、え、見えるから、専門医に行って、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そいで、「障害者手帳を取って」、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、「障害枠就労をしてくださいね」っていうふうに・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
会社のほうからわざわざ言って来るケースも、もう最近はもう圧倒的に多いの。
相談者:
・・あー、はい
それは言われて、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
今、会社には勤めてないんですが、
高橋龍太郎:
うん
相談者:
手帳は手に入れました。
高橋龍太郎:
うん
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そしたらば、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
今度、障害枠就労だから、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
みんなADHDの人が
相談者:
はい
高橋龍太郎:
さっき言ったように、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ルーティンワークだと、そのまま集中してできるけど。ちょっと一歩でも、ズレると・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それが頭の中から、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
外れてしまって、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
うまくできなくなっちゃう。
ワーキングメモリーっていうんだけど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
働いてる記憶の容量が少ないの。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ADHDの人はね。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で、そういうことのために、マルチタスクって、同時並行の仕事が2つ、3つって重なっちゃうと・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
順序だってできなくなっちゃう。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
それから、ワーキングメモリー少ないから、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ちょっと長い話になって来ると、
最後のほうだけ記憶してって、最初言われた一番重要なことはスポンと抜けちゃうっていうようなことがよく起きるわけ。
相談者:
はい!、起きます、起きます。
高橋龍太郎:
ね?
相談者:
ん、はい
高橋龍太郎:
で、そういうことに慣れた人たち、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そういうことを、全部、やってしまう人たちが、働く職場っていうのは、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
法律で・・もう2%以上、の、一定の、規模の会社では・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
雇わないとダメなの。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
うん、だからあなたのように、「真面目だよね」っていう人はニーズはあるから、障害枠就労で、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そういう就労を目指す・・ていうことが1つ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だからさっき言った、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
もうちょっと、集中力が高まるコンサータっていうお薬を使うってことと、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
障害枠就労を、する。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
この2点が・・えー、今、あなたにとっては必要なこと。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
で・・やっぱり社会の理解がないときにい、もう、次々に会社を辞めた人は、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
どんどん、どんどん、自分がダメだダメだと思い込んで、自己肯定感ってよく言われる言葉があるんだけれど、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
自分自身についての自信がどんどんなくなっちゃうの。
相談者:
・・はい、はい
高橋龍太郎:
で、今のお話聞いてて、あなたもまさにそうなんだけれど。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
だけど、とりあえず、そういう枠組みの中で、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ちゃんと真面目に仕事を続けると、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
失った自己肯定感も取り戻せるし。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ね?
なんら、自分の人生の、未来について・・悲観的になる必要はないし。
障害枠って言っても・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ほぼ・・んな、最低賃金、千円、時給千円近い、お金は、ん、大体どこでももらえるようになってるから、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
そんなにほかの人と、遜色のない給与・・獲得することはできるんだよ?
相談者:
あー
高橋龍太郎:
なぜ会社はそれを・・やるかっていうと、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
会社にもそういうメリットがあるように、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
政府の行政が、サポート、してくれてるから。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
堂々と、働いていいんだよ?
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ん
相談者:
そ、それは分かってるんですが・・
高橋龍太郎:
うん
相談者:
いざこう、何、回もこう、移ったりなんだりしてると、こ、だんだん、だんだん、こう・・
高橋龍太郎:
だんだんね。
相談者:
心配になって来て。
高橋龍太郎:
心配になって来ちゃうね。でも・・
相談者:
で・・
高橋龍太郎:
今までは・・病気のことを、ま、ある意味では、ちょっとこう、半分隠しながら就労してたから余計、臆病になってたので、
相談者:
はい
高橋龍太郎:
もう手帳を使って堂々と正面切って・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
就労してれば、全然、その、会社の人も気を使ってくれるし大丈夫だよ。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
堂々と・・
相談者:
はい
高橋龍太郎:
就労を目指すってことで。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
えー、自信を失わなくて、これからはもう自信を回復するプロセスになるから。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
ね?人生に自信を、持ってください。
相談者:
はい
高橋龍太郎:
はい
相談者:
ありがとうございます。
(再びパーソナリティ)
お母さんだけということでしたが、お父さん、離婚してシングルマザーだったのか、亡くなって未亡人だったのか、ちょっとだけ気になりました。
とはいえ、発達障害と上手く付き合いながらも頑張って欲しいですが、昨日はまるで『主治医が見つかる診療所』を彷彿させる放送になりました。
具体的には今井さんが草野仁さん扮する所長、高橋さんが東野幸治さん扮する副所長というところでしょうか。このコンビ、結構ありますよねえ。
今、4日の放送分をリアルタイムで聴いていますが、今井さんとの名コンビ(?)の三石さん、今回玉置さんと組んだことにちょっと驚きました。