偏狭な価値感に振り回される女の本質は自己蔑視。逃げ切れなくなってウツになる
テレフォン人生相談 2022年5月16日 月曜日
少しでも口答えしようものなら妊婦だろうが許しません。
大原敬子
「あまのじゃくのあなた」
「元々はアクの強いあなた」
「あなたのアクのある性格を」
先生、もう許してあげて!
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)
相談者: 女41歳 現在妊娠6ヶ月 夫43歳 長男6歳 次男3歳
今日の一言: 年を取るということは老いることではなくて成熟することです。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
あ、もしもしい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
あ、こんにちは、よろしくお願いいたしまあす。
加藤諦三:
はい、最初に年齢教えてください。
相談者:
40、1です。
加藤諦三:
41歳、結婚してます?
相談者:
うん・・はい、結婚し・・
加藤諦三:
ご主人は何歳ですか?
相談者:
43歳です。
加藤諦三:
43歳、お子さんは?
相談者:
子供は、6歳と、
加藤諦三:
はい
相談者:
今月で3歳と、
加藤諦三:
はい
相談者:
あと、今妊娠6ヶ月で全員男の子です。
加藤諦三:
あ・・はい、分かりました。
それでどんな相談ですか?
相談者:
去年ん、父方の祖母を見送ったんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
それで、なんかあの・・それまでなんか、死とか老いとかについて考えたことがなかったんですね。
加藤諦三:
はい
相談者:
急にお祖母ちゃんが・・去年、召されちゃってから、
加藤諦三:
はい
相談者:
この1年、死とか老いとかについて考えるようになってしまって。
加藤諦三:
はい
相談者:
それからなんか、鬱みたいな感じになっちゃってて、あの・・不眠とか。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、あのお、薬飲んでるんですよね。
加藤諦三:
あー、そうですか。
相談者:
◆#、ダメなんですよ、人、人の死とか老いとか
加藤諦三:
あ、すと、あの、薬飲んでるっていうことは、病院に行ってお医者さんに診てもらったということ・・
相談者:
そうですね。あの、精神科の先生に診てもらって、
加藤諦三:
あ
相談者:
「うつ病ではないけど、鬱傾向だ」って言われ・・
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
て、あの、なんか、よく眠れるようにって、あの、薬をいただいて、今はちょっと寛解(*)っていうか、ちょっとあの、止めて、止めてるっていうか、そんなに、あの、重症なうつ病ではないですけど、
(*)寛解: かんかい。治ってはいないが症状は治まった状態。
加藤諦三:
はい、はい
相談者:
死とか老いとか、わたしダメなんですよ、見るのが。苦手なんですよ。
加藤諦三:
はい
相談者:
で、これからどうやって生きていけばいいのかな?って、思いまして・・
加藤諦三:
あのお・・日常生活、では鬱の傾向ということで、なんか差し障りあるんですか?
相談者:
そうです、鬱っていうのが、いや・・
加藤諦三:
41歳っていうと・・ま、大変な、年齢ですよね?
相談者:
30代後半からなんか妊娠出産繰り返して来、たんで、あ・・あんまりあの、年齢って考えたことがなかったんですよね。
加藤諦三:
あのお、
相談者:
はい
加藤諦三:
こういうことはなかったの?、30代の頃からすごい忙しい・・妊娠出産を繰り返して来たっていうのは、
何かから逃れるために、物凄い忙しい生活の中に自分を置いていたほうが、
相談者:
あ
加藤諦三:
不安ではないという・・
相談者:
30う、過ぎると、結婚しなきゃっていうのがあって、
加藤諦三:
ええ
相談者:
わたしあの、婚活して結婚したんですよね。
加藤諦三:
ええ
相談者:
なんか30過ぎたらなんか、貰い手がなくなるよ、とか。
で、35過ぎたら高齢出産になるよとか、結構・・
加藤諦三:
はい
相談者:
でも全然・・大丈夫だったから、
加藤諦三:
うん
相談者:
あんまり高齢っていう意識がなかったんですよ。
加藤諦三:
うん、うん、そうですよね。
相談者:
なんか自分は、ずっと若いままなのかな?とか、思ってたんですけど、なんか、フフ(苦笑)、やっぱり最近、や、さ、やっぱそんなわけないよなって、ちょっと、思うようにはなってたんですけど、去年お祖母ちゃんが、逝っちゃったんですよね。
加藤諦三:
つ、つまり、なんかずうっと自分はそういう若い・・人生を送ると思ってたけれども、
相談者:
そう、そう、そう、そう、そんな感じですね。
加藤諦三:
あなた、どうも・・30ぐらいまでえ・・何か逃げてたんじゃない?
相談者:
若さに逃げてましたね。
加藤諦三:
若さに逃げていた?
相談者:
え、わたしは年取らないみたいな感じ、がありましたね、ずっと。
加藤諦三:
で、その価値観っていうのは、
相談者:
はい
加藤諦三:
どこで出て来たの?
相談者:
お母さんからかな?、なんか、「35超えたらやばいわよ」とか、結構そういう話をされ、てましたね。
加藤諦三:
それで、結婚も恐らく、すごい焦ってたと思うんだけども。
相談者:
うん、焦ってましたね。
加藤諦三:
ずっと焦って結婚して、
相談者:
はい
加藤諦三:
焦って子供を産んで、だから、ずうっとあなた、逃げるようにして生きて来ちゃったんだ、今まで。
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
そして・・いよいよ、不安・・と向き合わなくなって来て、今、どうしていいか分かんないってことだね?
相談者:
いよいよ不安と向き合わなければならない、ときが来るって感じ。
加藤諦三:
ええ
相談者:
まだ、元・・
加藤諦三:
で、今、そ、41歳になってこれから、どういう心構えで生きて行ったらいいか?っていうことですよね?
相談者:
そうですね・・そうですね。
加藤諦三:
はい、分かりました。
今日はあのお、スタジオにですね、幼児教育研究の大原敬子先生がいらしてんので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
3人目を妊娠されていらっしゃるそうですが、とにかく家族仲良く、体を大事にして子育てに励んでいって欲しいなあというのが正直な感想です。
夫婦ともにまだ40歳代で、人生100年時代のご時世ですから、折り返し地点まであと少しですが、まだまだ元気で頑張っていって欲しいです。
加藤先生のいつものアドバイス・・・
ありのままの自分を価値があると受け入れる。
大事なんですね〜
この歳になるまで
人の死に対面しないで済んだというのが驚き。
これからは本人の望む望まざるに関わらずどんどん人との別れがあるからまぁ耐えるしかないですね。
でもこんなにダルそうな喋りなのにガチャ切りしなかったのはエラいと思った。
近しい人の死に目に会うのは本当につらいけど、それは多くの人が大人になるまでに否応なく体験する通過儀礼みたいなもの
40過ぎまで体験できないままだと、それはそれできついだろうなと思った
この相談者に全体的に漂う不真面目さというか軽薄さも、そこに一因があるんじゃないかな
妊娠出産も命がけの行為なんだけど・・・
比べるもんじゃないけど、同じ週に、50前にして病を得て、それでも最後まで堂々と生き抜かれた相談者の息子さんの話を聞いた後だと、どうしてもこの相談者の物言いが幼稚に思えてしまう
古い洋画の主題歌にこんな一節があります
「死ぬことを恐れては、決して生きることは学べない」(ベット・ミドラー「ローズ」)
30で周囲の空気にようやく焦り出し、結婚したら旦那、出産したら子どもにアイデンティティ全振り、依存。自分が無い。他の誰かと比べた若さしか寄り掛かれる支柱が無い状態。
この人の30までの半生には逆に何か有ったのか?何も無かったから、人の死でまた無になる現実を突き付けられ混乱、虚無に。
こういう人、趣味は無いの?と不思議に思う。