復讐か自己実現か。似て非なる意欲の源泉。頑張り屋の行き着く先はバーンアウト

(回答者に交代)

大原敬子:
こんにちは

相談者:
あ、こんにちは、よろしくお願いいたします。

大原敬子:
はい、加藤先生からね?
「いい先生にね、診療なさってください」って言ったんですけども。

相談者:
はい

大原敬子:
その前にね・・まったく違う角度なんですけども。

相談者:
はい

大原敬子:
フォークロア学ってあるんですね。

相談者:
フォークロア?

大原敬子:
そう・・

相談者:
はい

大原敬子:
それは、人間の生きた生活を、データ化した物なんです。

相談者:
はい

大原敬子:
その中でね?・・病院に通う、なんでもいいです。

相談者:
はい

大原敬子:
そのときに・・「準備体操をして行くんですよ」って、言うんですね、これ。

相談者:
あーあ

大原敬子:
で、まずやる気です。

相談者:
はい

大原敬子:
もし・・川の、流れてるところに犬をポンと離します。

相談者:
はい

大原敬子:
岸辺が見えたときには・・

相談者:
はい

大原敬子:
泳げない犬でも必死に泳ぐんです。

相談者:
はい、はい、はい、はい

大原敬子:
ところが、見えなくなると、

相談者:
はい

大原敬子:
もう、ズブズブズブって水面に入っちゃうんです。

相談者:
はい

大原敬子:
プールでもそうですよね。

相談者:
はい

大原敬子:
「さあ、泳ぎなさい」って言っても、目的がないと・・
「えー?」ってなってしまう。

相談者:
うん

大原敬子:
「無理だよ」って。

相談者:
うん

大原敬子:
でも、「あそこまで行けるかな?君」って言われると、人間の、潜在的な物は・・

相談者:
うん

大原敬子:
やっぱりどうしても、頑張ろうってなるんですね。

相談者:
うん、うん

大原敬子:
目的が見えさえすれば、なんとかできるだろうってエネルギーが出るんです。

相談者:
うん

大原敬子:
つまり、やる気のない人は・・

相談者:
うん

大原敬子:
「やろう、やろう、俺はできるんだ」精神的な言葉の発布であって。

相談者:
うん

大原敬子:
目的がなんもないんです。見える物が。

相談者:
うん・・うん

大原敬子:
何か・・

相談者:
うん

大原敬子:
ゴールが見えている物が教えてくれたら・・

相談者:
うん

大原敬子:
人は、誰でも頑張れるんです。

相談者:
うん

大原敬子:
つまり、あなたがやる気はないっていうのは、まったく、自分の意志で・・何かをしてみようとかっていう物ないってことです。

相談者:
うん

大原敬子:
今までは会社云々は・・あの社員よりも追いとすとかね。人間ってのはどうしても競争心が強いので。

相談者:
うん

大原敬子:
それが意欲とか行動になるんですけれども。

相談者:
うん、うん

大原敬子:
あなたがやる気失くしたってのは、競う相手はいなくなったってことですよね。

相談者:
んー、&#△%

大原敬子:
だから目的はなかったんです、あなた。

相談者:
うーん

大原敬子:
で、次にですね。

相談者:
はい

大原敬子:
これはあるデータなんですけどね。

相談者:
はい

大原敬子:
子どものグループと、

相談者:
はい

大原敬子:
20代から40代のグループと・・

相談者:
はい

大原敬子:
50代過ぎのグループがあるんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
それで、サークルで、楽しむんです。

相談者:
はい

大原敬子:
そうするとね?

相談者:
はい

大原敬子:
20代から40代は、

相談者:
はい

大原敬子:
好きな食べ物は、とか・・なんでも、「いや!食べたいねえ!」とかね?

相談者:
はい

大原敬子:
「美味しいね」って飛びつくんです。

相談者:
はい

大原敬子:
ところが、子どもでも、3歳児までですね。

相談者:
はい

大原敬子:
物と、50代は・・

相談者:
はい

大原敬子:
好きな物っていうのがまだない。赤ちゃんもね。

相談者:
はい、はいはいはいはい

大原敬子:
で、50代で憎しみや・・

相談者:
ハハハ(笑)

大原敬子:
怒り?・・

相談者:
はい

大原敬子:
のある人は・・「こんなの食べたってしょうがないよ」って、つまんない。

相談者:
アハハ(笑)はい

大原敬子:
ね?

相談者:
はいはいはいはい

大原敬子:
で、あのグループは行かないってなるんですね。

相談者:
はい、はい、はい

大原敬子:
じゃあ、綺麗な女性

相談者:
はい

大原敬子:
幼児は、綺麗な女性は関係ないんですね。

相談者:
はい

大原敬子:
だけど、20代から40代は、「!綺麗な女性」と思うとそのグループ行くんですよ。

相談者:
はい、はい、は

大原敬子:
ところが、50代過ぎると・・

相談者:
うん

大原敬子:
「まあな、綺麗だ、綺麗だ・・」って終わってしまう。

相談者:
はい

大原敬子:
やっぱり、エネルギーがないんです。

相談者:
なるほどね。

大原敬子:
ただし・・誰もがエネルギーがあるのは、

相談者:
うん・・うん

大原敬子:
自分を受け入れてくれる人んときには行くんです。

相談者:
うーん

大原敬子:
特に50代過ぎの場合は、

相談者:
うん

大原敬子:
え?、あんな女性?と思っても行くんですね。

相談者:
うーん

大原敬子:
聞いてくれる。
もう弁天様に見えちゃうんですよ。

相談者:
うん

大原敬子:
つまりあなたの場合に、今、心の中に、怒り、憎しみ、不貞腐れ、いっぱいありますね。要するに、心の清算がしてないんですね。

相談者:
うん・・うん

大原敬子:
でね?、そういう、あなたですから。当然、生きることに意味がないですよね。

相談者:
うーん

大原敬子:
でも、ここで、もしですね?、あなたの側にですね、

相談者:
うん

大原敬子:
「いや、君の話分かるよ、そうだ、そうだ」ってね?

相談者:
はい

大原敬子:
話を分かってくれる人があると、

相談者:
ふん

大原敬子:
そのグループをあなたは・・魅力的に感じて、通うはずなんです。

相談者:
うん、そうでしょうね。

大原敬子:
ということは、あなたやる気まだあるじゃないですか、意志が。

相談者:
うん・・うん

大原敬子:
全部、自分で怒りとか憎しみを・・受け止めてくれる人がいたら・・

相談者:
うん

大原敬子:
君は、やる気になるんですよ、あなた。

相談者:
いや、その通りだと思います、ただ、そういうステージが、ないんですよね。

大原敬子:
じゃあ、「そのステージがあったら僕行きますよ」って・・

相談者:
はい

大原敬子:
「俺にその場所を作ってくれえ!」って言ってるんじゃない?

相談者:
はい

大原敬子:
甘えです。

相談者:
はあ

大原敬子:
甘えが足りなかったんです、あなた。

相談者:
ああ

大原敬子:
甘えたいっていう・・

相談者:
はあ

大原敬子:
赤ちゃんのように。

相談者:
はあ、うん

大原敬子:
てことは、あなたがやってる、燃え尽き症候群ですけども。今までは、

相談者:
うん

大原敬子:
あなたの意思ではなくって・・

相談者:
うん

大原敬子:
他人を蹴落とすとか、キツい言い方ですよ?

相談者:
(苦笑)

大原敬子:
ごめんなさいね。

相談者:
うん、はい

大原敬子:
あいつよりも俺が一番だとか。

相談者:
うん

大原敬子:
それで・・あなたは、燃えたんです。

相談者:
うん

大原敬子:
ていうことはあなたの潜在的な、中に、怒りとか、憎しみとかあったはずです。

相談者:
うーん

大原敬子:
それを、あなたは晴らすために頑張ったのが、たまたま仕事で与えられたので、

相談者:
うん

大原敬子:
「いやあ、もう仕事、俺は頑張ったな」って、いえいえいえ、仕事じゃないんです。

相談者:
うん

大原敬子:
あなたの感情を、

相談者:
うん

大原敬子:
出す部分が、

相談者:
うん

大原敬子:
仕事で・・カバーしてくれたってことです。

相談者:
うーん

大原敬子:
で今はその仕事がないでしょ?

相談者:
うん

大原敬子:
そうすると、昔があったのにって、間違えてしまってるけれども、

相談者:
うん

大原敬子:
昔はしっかりと、あなたらしい・・目的たるはあったはずなんです。

相談者:
うん

大原敬子:
だから、働けたの。
今は、先ほどの・・犬の・・どんなに、

相談者:
うん

大原敬子:
生きようと思っても・・川岸が見えなかったらしないですよね。

相談者:
うん

大原敬子:
もうダメだって。

相談者:
うん、うん

大原敬子:
今、あなたそんな状態なんです。

相談者:
その川岸い、

大原敬子:
はい

相談者:
の設定が分からないですよね。

大原敬子:
・・それは何かっていうと欲です。

相談者:
うーん、うん

大原敬子:
あなたの場合は・・あんなに頑張ったのに・・なぜ俺にこんな辛いこと与えるんだって怒りです。
極端に言うと、

相談者:
うん

大原敬子:
お願い、誰もかもが、僕を、「大事だよ、何々ちゃん大事だよ」、「君がいなけりゃ生きてけない」って、あなたのね、

相談者:
うん

大原敬子:
体を触って、

相談者:
うーん

大原敬子:
「頑張ってね!」、みんなが僕を、注目して見てくれるって言ったらあなたは・・ヒューっと立ち上がりますよ(笑)、やる気も何も。

相談者:
うーん

大原敬子:
みんながあなたに注目してくれない。

相談者:
うーん

大原敬子:
「僕は今寂しいよ」って言っても、「そうなの?」って言われてる。

相談者:
うん

大原敬子:
そういう孤独の寂しさの中で、今日相談なさったような気がするんですけども。

相談者:
そんな気もします。

大原敬子:
もっと言うと、愛がちょうだいってことです。

相談者:
うん

大原敬子:
と、あなたは、僕は愛が欲しかったと思ったら病院の先生にもそうおっしゃったり。

相談者:
うん

大原敬子:
奥さまにも、すごく不機嫌な顔したときは、「『あー、愛がほしいんだな、この人』って、君は思ってね」って、

相談者:
うん

大原敬子:
「そしたら、明日、元気よく、僕は『おはよう』って君たちに、挨拶できるよ」って言えるんじゃないかしら?

相談者:
あー、なるほどね。

大原敬子:
お母さんみたいに甘えたかったんです。

相談者:
うん

大原敬子:
それさえ分かれば、病院の先生にも、「僕は本当は・・たらちね(*)の母が欲しかったんだ」と。

(*)たらちね: 垂乳根。母の意。
「垂る」とは、足る、満たされたというニュアンス。
この場合の「たらちねの母」は重言で、母の中の母、母らしい母。
あるいは垂乳女(たらちめ)という言い方もあり、この場合の垂乳根は、父、両親の意味となり、「たらちねの母」と言えば単に母親を指すことになる。

相談者:
うん

大原敬子:
「それを求めて、今気づきました」って言いながら・・

相談者:
うん

大原敬子:
先生に、「僕の今、やる気がないのもこうだった」とかって話せばいいんじゃないでしょうかね?

相談者:
なるほど、そういうことか。

大原敬子:
そういう、準備体操をして、行ってください。
加藤先生に代わりますね。

(再びパーソナリティ)


「復讐か自己実現か。似て非なる意欲の源泉。頑張り屋の行き着く先はバーンアウト」への4件のフィードバック

  1. 自己啓発本をたくさん読んできた相談者さんが
    まだ読んでない本をお勧めしてくれた回。
    うちには加藤先生の本がありますが
    おかげさまで今のところその数冊で間に合っています。
    いつまでもお元気でいてほしいと
    敬老の日に思いました。

  2. ご相談者さん、母なる愛を貰えて無かった方でしょう。
    この歳になるまで本当に生き辛かったと思います。
    形は違うけど似たような事でした。
    今はありのままに生きる、言葉を、そのまま実践してます。大人でも甘えたいとき甘えて。
    母なる愛を貰えた人が、どんなに生きるのが活気に満ちてるかも、分かるようになりました。この苦労も運命だけどこれを乗り越える醍醐味を味わって下さい。
    まだまだ残された人生楽しんで下さい。

  3. テレ人で「この本読んだことがある?」てのもすごいですね
    読書家同士の会話としてはありですが

    相談者、元々デザイナーか舞台演出の照明さんとかだったのかな
    そちらの道を何かの事情で断念して営業にまい進したけど、何か満ち足りないものがあって、心に穴が開いてしまわれたのかな

    思うに相談者さん、元々おられた美術の世界に未練があるんじゃなかろうか
    転身するに当たって元の世界に踏ん切りをつけられたのだろうけど、やはりどこかに心残りがあって、それが営業成績でも自己啓発本でも埋められない心の穴になってるようにお見受けする
    もしそうなら、市民劇団に関わられる、美術館巡りをされる、ご自分で創作活動を始められる等々、ご自身が本当にやりたかったことに再挑戦されてはどうだろうか

コメントはお気軽にどうぞ。

名前欄には、何かハンドルネームを入れてください。🙏
空白だと、すべて「匿名」と表示されてしまいますので。