「ツーツーツー」大人しく聞いていた女が三石女史に突然冷水浴びせる

(回答者に交代)

今井通子:
こんにちは。

相談者:
こんにちは。お願いします。

三石由起子:
お話を伺ってえ、て、

相談者:
はい

三石由起子:
ものすごくあのうう、私が心配い、になったのはね?

相談者:
はい

三石由起子:
お嬢さんがね、

相談者:
はい

三石由起子:
もおのすごく、追い詰められてると思うんですよ今。

相談者:
・・はい。はい。

三石由起子:
そういう状態で、「うずくまってしまう」とかね?

相談者:
はい

三石由起子:
本当に心配です私。

相談者:
はい(涙声)

三石由起子:
それでね、ちょっとお聞きしたいことがあるんだけれども。

相談者:
はい。はい。

三石由起子:
あなたでも・・専業主婦、してらっしゃるんでしょ?

相談者:
はい

三石由起子:
専業主婦してらっしゃるってことは、経済的には、困ってない?・・いよね?

相談者:
はい。大丈夫です。

三石由起子:
困ってないですね?

相談者:
はい

三石由起子:
はい、そこを、確認したかったんですけど。

相談者:
はい

三石由起子:
私、あのう、母親の、役目って何かなあ?ということを、思ったときに。

相談者:
はい

三石由起子:
「いい子に育てたい」っていうのは、まず共通の、ものとしてあるとしてね?

相談者:
はい

三石由起子:
その、いい子のパターンっていうのはさ、

相談者:
はい

三石由起子:
子供が100人いたら100通りあると思うんですよ。

相談者:
ええ

三石由起子:
それでね、

相談者:
はい

三石由起子:
あなたがね、どおうも、あの、視界が狭い。

相談者:
・・はい

三石由起子:
一途になってイライラする、不安になる、口を出すっていうのはね?

相談者:
ええ

三石由起子:
多分もう・・あなたの視界が狭いからだと思うんですよ。

相談者:
はい

三石由起子:
私が客観的に今お話を聞いて思ったのはね?

相談者:
ええ

三石由起子:
選択肢の幅が、

相談者:
はい

三石由起子:
あなたも、

相談者:
はい

三石由起子:
お嬢さんも、

相談者:
はい

三石由起子:
もおのすごく、狭いんですよ。

相談者:
はい

三石由起子:
それと、

相談者:
はい

三石由起子:
世間的にね、

相談者:
はい

三石由起子:
2留して、今今、エントリーシートを書き出して、就職をする娘・・を持った母親が、

相談者:
はい

三石由起子:
「何をすべきか」っていうことを考えたら、大間違いだと思うの。

相談者:
はい

三石由起子:
この娘を持ったあ、

相談者:
はい

三石由起子:
母親としての私は、「何ができるか」っていうことを考えないと。

相談者:
はい

三石由起子:
これ、話にならないと思うんですよ。

相談者:
・・はい

三石由起子:
で、私ねえ、やっぱり、あなたが、自分の視野を広げて、

相談者:
はい

三石由起子:
娘の視野を、広げ・・て、やることこそがね、

相談者:
はい

相談者:
今、あなたが、なすべきことだと、思うんですよ。

相談者:
はい

三石由起子:
これ何かって言ったらね、

相談者:
はい

三石由起子:
イライラしたり、不安になったり、口を出したりする代わりにね?

相談者:
はい

相談者:
多分、「エントリーシートこう書きなさいよ」とか、「あっちにも行きなさいよ」ってそういうことで、何か、口出してると思うんだけど。

相談者:
(吸って)うーん・・

三石由起子:
そうじゃなくてね?

相談者:
・・

三石由起子:
いいですか?

相談者:
はい

三石由起子:
「何年かかってもいいんだ」と。

相談者:
はい

三石由起子:
ね。「就職なんかしなくていいんだ」と。

相談者:
はい

三石由起子:
「自立もしなくていいんだ」と。
「そりゃあね、世の中にはね」、

相談者:
はい

三石由起子:
「就職してもらって」、

相談者:
はい

三石由起子:
「家にお金を、入れてもらわなきゃあ」、

相談者:
はい

三石由起子:
「暮らせないお家もたくさんあるよ」と、

相談者:
はい

三石由起子:
ね。「でもうちは」、

相談者:
はい

三石由起子:
「ありがたい事に、そういう家じゃないんだよ」。っていうことをね、

相談者:
はい

三石由起子:
やっぱりそれ、言わないと駄目だと思うんだよね?お嬢さんに。

相談者:
(ため息)はい

三石由起子:
それでね、「何年かかってもいいし」、

相談者:
はい

三石由起子:
「就職なんかしなくていいし」、

相談者:
はい

三石由起子:
「甘えていいんだ」ってことですよ。

相談者:
はい。はい。

三石由起子:
「私は甘える性格だから、こんなふうに」、

相談者:
はい

三石由起子:
「甘えてたら、自立ができない」ってもし、お嬢さんが言ったときにね。

相談者:
はい

三石由起子:
「うん、そうだ。」じゃなくてね?

相談者:
うん

三石由起子:
「甘えて何が悪い?」と。

相談者:
はい

三石由起子:
「自立しなくて何が悪い?」と。

相談者:
はい

三石由起子:
「甘えないで、自分に厳しく」、

相談者:
はい

三石由起子:
「自立しなければいけない」。ね?

相談者:
はい

三石由起子:
「生きられない」、

相談者:
はい

三石由起子:
「そういう、おうちの子供も、あるよ」と。

相談者:
はい

三石由起子:
「世間は、そういう人が多いかもしれない」って。

相談者:
はい

三石由起子:
「でもあなたは、ありがたいことに、そういう家に生まれてない」と。

相談者:
はい

三石由起子:
「私は、何年かかってもいいと思うし」、

相談者:
はい

三石由起子:
「就職なんて、しな、くていいと思うし」、

相談者:
はい

三石由起子:
「好きな事をしてね」、

相談者:
はい

三石由起子:
「教養を、自分で高めることだって大事だから」、

相談者:
はい

三石由起子:
「別に、あのう、給料もらってくることを期待してないからね」、

相談者:
はい

三石由起子:
「あなたは、自分の、欠点をね」、

相談者:
はい

三石由起子:
「こうだ、こうだ、こうだって言ってるけど、ママはそれが欠点だと思ってない」っていうことをね、

相談者:
はい

三石由起子:
一度はっきり言ってやったら、全然違うと思うんですよね。

相談者:
・・はい◆#$%□

三石由起子:
うん、あなたはね、本当に、追い詰めちゃってるよ。

相談者:
先生?

三石由起子:
うん

相談者:
あの、ごめんなさい、

三石由起子:
うん

相談者:
あの、先生のおっしゃってること、とっても、よくわかるんですが、

三石由起子:
うん

相談者:
就職が、決まらなくても、

三石由起子:
うん

相談者:
構わないっていうところも、

三石由起子:
うん

相談者:
話しては、あるんですね。

三石由起子:
ん、だからね、その

相談者:
あの・・

三石由起子:
話し方が違うんだと思う。

相談者:
はい

三石由起子:
あなたが話すときっていうのは、きっとね、

相談者:
う、うん。

三石由起子:
「就職できるのが一番いいんだ」と。

相談者:
・・うん

三石由起子:
「でも万が一、就職できなくてもそれはそれでしょうがないよ」って話し方をしてると思うんですよ。

相談者:
・・はい

三石由起子:
私が言ったのはそうじゃないの。

相談者:
はい

三石由起子:
就職なんかしなくていいんですよ。

相談者:
はい

三石由起子:
うん、「たった1回の人生なんだから」、

相談者:
はい

三石由起子:
ね?、「嫌な事をね、してる暇はないと思う」と、「ママは」。(含み笑い)

相談者:
はい

三石由起子:
だから、「あなた、何か、好きなことあるでしょ?」って。「そういうものを見つけて」、

相談者:
はい

三石由起子:
「気の進まぬ、就職をするくらいだったら」、

相談者:
はい

三石由起子:
「もうちょっとあの、自分の楽しいことを、探すことからやってみない?」っていう、そういう・・ことを、言ってやらないと、

相談者:
(ため息)

三石由起子:
お嬢さんのそのお、何ていうの、狭い視野っていうのは、

相談者:
はい

三石由起子:
いつも、このう、「ママに悪いな」とか、

相談者:
はい

三石由起子:
「世間に悪いな」とか、

相談者:
◆#$%□&

三石由起子:
そういうふうに持っていっちゃうと思うんですよ?

相談者:
・・はい

三石由起子:
だから、あなたが話しているつもりでもね、その話し方が間違ってると思うんだ私は。「就職なんかしなくてもいいですよ」って、あなたが言ったときってさ、「本当は、いいとこに就職してもらうのが、一番いいんだけれども、できなくても、ママは許可する」とかね?

相談者:
うんうん・・

三石由起子:
「ママは許す」とか、「ママは、あなたのことが、好きなのよ」っていうふうにしか、伝わってないと思うのよ。私が言うことわかりますか?

相談者:
わかります。

三石由起子:
うん。だから、そうじゃないっていうことをね?

相談者:
うん

三石由起子:
これ母親の貫禄なんだよ。

相談者:
そっかあ。

三石由起子:
うん。だからあ、

相談者:
◆#$%?・・

三石由起子:
それはね、

相談者:
はい

三石由起子:
あなたが、その気にならないと、

相談者:
うん

三石由起子:
上手には、伝えられないの。

相談者:
そうですね。

三石由起子:
だから、すぐに言おうと思わないで、

相談者:
はい

三石由起子:
ちょっと、どういう言葉で伝えられるかっていうことをまずね、あなた、メモとってね、

相談者:
はい

三石由起子:
「あ、これじゃ駄目だ、これじゃ駄目だ」ってそれで原稿ができたらじゃないけどさ、

相談者:
うん

三石由起子:
あなたの頭を、ちょっと改造してからね、自分の中でね。

相談者:
はい◆#$

三石由起子:
うん。「この子、好きなことなんだろう」みたいなことまで、考えてね、

相談者:
うん

三石由起子:
「あなたこれが好きだったじゃん、あれが好きだったじゃん」ってね?

相談者:
うん

三石由起子:
「こおれ、ちょっと、やってみたらどうよ?」とかね。

相談者:
うん

三石由起子:
だって、「アルバイトしてまで」ってさああ、

相談者:
うん

三石由起子:
お嬢さんがね、

相談者:
うん

三石由起子:
「一人暮らしをしたい」ってね、

相談者:
うん

三石由起子:
本当に思ってるんだったらあ、

相談者:
うん

三石由起子:
いいんだけど。

相談者:
うん

三石由起子:
私、そうは思わないのね。

相談者:
うん

三石由起子:
多分、あのう、自立するっていうことを親にも見せるために、「自立しなくちゃな、甘えてちゃな」って、追い詰めちゃってるわけよ。

相談者:
(ため息)

三石由起子:
そうじゃないんだよ、だからね?

相談者:
うーん・・

三石由起子:
「いーつまでいても、いいんだ」とこの家に。

相談者:
・・

三石由起子:
「何も1人で暮らすなんてことは、えらいことじゃないんだ」と。
いうことを、あなたの頭を、改造しない限りは、伝えられないから。

相談者:
・・

三石由起子:
「それでもいい」ではなくてね?

相談者:
(ブツ)

三石由起子:
「それがいい」って・・

相談者:
(ツーツーツー)

三石由起子:
あれ?

相談者:
(ツーツーツー)

三石由起子:
もしもおし。

相談者:
もしもし、すいません。切れてしまって、大変失礼しました。

三石由起子:
ああ・・それならよかった。

相談者:
はあ、(汗)

三石由起子:
なんかもう、不愉快で切ったのかと思った。

相談者:
あ!とんでもないです、とんでもないです。

三石由起子:
あ、そう、そおお?・・だからね、

相談者:
はい

三石由起子:
ちょっと原稿書いてみてさ、こういう言葉でえ、言ってあげようっていうことを、

相談者:
はい

三石由起子:
もう、これ、最後の、子育てだから。

相談者:
ええ

三石由起子:
母親としての。

相談者:
ええ

三石由起子:
も、楽しんでやってみてちょうだいよ。

相談者:
うーん・・

三石由起子:
私が最初に、経済を聞いたのは、そういうことなんですよ。

相談者:
はい

三石由起子:
「もう、あのう、娘から入れてもらわなきゃ困る」とか、そういうことじゃないんだから。

相談者:
ええ

三石由起子:
何もね、

相談者:

三石由起子:
世間の基準にね、

相談者:
ええ

三石由起子:
あなたが合わせることない。

相談者:
はい

三石由起子:
母親が、合わせちゃうと

相談者:
はい

三石由起子:
娘もさ、そういうふうに、添おうするから。

相談者:
(吸って)

三石由起子:

相談者:
はい

三石由起子:
で、あなたは、楽しいことが、いいっぱい、あるっていうことを、

相談者:
うん

三石由起子:
教える、最後の機会だと思うんですよ。

相談者:
・・

三石由起子:
これね、母親の貫禄みたいなもんでね?

相談者:
はあ・・(ため息)難しい・・◆#$%

三石由起子:
うん。それはねえ、娘にしか伝わらないと思うの。

相談者:
はい

三石由起子:
ママから娘でなければ伝わらない、いろんな事情の豊かな言葉がいっぱいあるわけだから。

相談者:
・・

三石由起子:
ちょっとあなたもさ、

相談者:
はい

三石由起子:
世間の価値基準から、自分の目をそらしてさ、

相談者:
はい

三石由起子:
娘とちゃんと向き合ってっていうか、娘のことをさ、

相談者:
ええ

三石由起子:
一生懸命考えて、

相談者:
はい

三石由起子:
小さい頃からの事を思い出してさ、

相談者:
はい

三石由起子:
もう、いいこといっぱいあったはずなんで。

相談者:
はい

三石由起子:
「あんた、こんないいこともある、あんなにこともある。こんな楽しいことが待ってるんだ」ってことをね、

相談者:
はい

三石由起子:
最後の最後に、教えてあげられる、(苦笑)最後の機会なんだから。

相談者:
はい

三石由起子:
頑張ってやってみて、それ。

相談者:
はい

三石由起子:
ね。

相談者:
(ため息)

三石由起子:
お、本当、応援してるから。

相談者:
はい。ありがとうございます。

三石由起子:
ね。うん。

相談者:
はい

三石由起子:
頑張れ。

相談者:
(鼻をすすって)

(再びパーソナリティ)

「「ツーツーツー」大人しく聞いていた女が三石女史に突然冷水浴びせる」への10件のフィードバック

  1. 加藤さん以外のパーソナリティで「ツーツーツー」が出たのは恐らく初めてではないかと思うので、ちょっと驚いてしまったというのが本心です。
    とはいえ、長女の大学留年2回は気になります。女性は男性と比べても職種の選択肢は多いので、希望外でも挑戦できそうな職種に行ければなあ。

  2. 親にお金を出してもらって一人暮らし=自立なんておかしい。娘さんが一人で暮らしたいならまずお金を稼げるようになってからでしょう。
    イライラしてるお母さんといるのがストレスたまるから家を出たくなる。
    相談者さんは娘さんを一日中見張るのをやめて外に出て、家事全般をまかせてみたら?

  3. いやー、この幼稚な声のお母さん、
    三石先生のおっしゃること納得できてないですよ

    息の詰まるリビングや食事どきが想像できる

  4. 2018年11月12日
    優等生の不登校。焦る母の自責の言葉に大原敬子が辛辣。「思ってない人がソレ言う」
    の回を思い出しました。

    無言のコントロール、世間体、お子さんの心の悲鳴なんて聞こえなかった、聞きたくなかった親ですね。
    認めてもらえてると感じられれば違ったはず。

    だから母も子も好きなものがない人に育ってしう。この回を是非聞いてほしいと思いました。

  5. 相談者が専業主婦で差し支えない経済力と娘が一生困らない資産はまた別の話では…?とは思いました。今は非現実的な独り立ちで一発逆転を狙ってるような印象を受けるので、まずはバイトを休まずに行くとか、自炊だけは朝昼晩するとか、自立へのスモールステップを刻むのがいい気がします。

  6. 障害のない大人一人養うのは対して金かからんのですよね
    義務教育中の子供の方が手間も金もかかる

    生活を安定させて横槍入れなければ自由に自分を試せますが、今回の相談者はどちらも無理でしょうね
    そんならフリーターで一人暮らししたほうがナンボかまし
    娘さんは現実見えてるマトモな方だと思いますね

  7. 約6年前のシリーズの、もてちゃう女性さんと声が似ていて思い出した。娘にも協力してもらって、不倫がやめられない奥さんと、色っぽいが故に職場でいじめられちゃう人。

  8. 視野って、器と比例するのかな。
    このお母さん、冷たい。子ども追い詰めて、鬱にならないか心配です。
    お母さんの心入れ替えて、家から働きに行くか、お母さんのストレスが貯まるなら、一人暮らしさせていい距離感で時折助けに行くのがいいのかなと思いました

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