中1孫息子は出産5ヶ月で逝った娘の忘れ形見。自分たち亡き後を心配し力む説教

テレフォン人生相談 2023年5月15日 月曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)

相談者: 関西なまりの男74歳 妻73歳 孫息子中1 三人暮らし

今日の一言: まず第一に相手の気持を汲み取る。その後でこちらの言いたいことを言う。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
あ、もしもしい。

加藤諦三:
はい。テレフォン人生相談です。

相談者:
あっ、よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい。最初に、年齢を教えて下さい。

相談者:
74です。は・・

加藤諦三:
74歳。

相談者:
はい

加藤諦三:
・・ずいぶん、若い声ですね。

相談者:
(苦笑)あ、そうですか?

加藤諦三:
アハハ(笑)、結婚してます?

相談者:
はい

加藤諦三:
奥さん、何歳ですか?

相談者:
73です。

加藤諦三:
73歳。

相談者:
はい

加藤諦三:
お二人で、暮らしてんの?、それとも、

相談者:
・・ちょっと今あああ、孫とお、三人で暮らしてます。

加藤諦三:
・・お孫さんと、三人で暮らしてる。はい。

相談者:
はい

加藤諦三:
そうすっと、お子さんは、何人?

相談者:
ええと、私のおおお、子供はああ、

加藤諦三:
はい

相談者:
娘は、二人ですけどねえ。

加藤諦三:
はい

相談者:
ほんで、そのお、上の娘の、

加藤諦三:
はい

相談者:
子供、なんですやわ。

加藤諦三:
はい

相談者:
(吸って)ほで、その子を、産んでからあ、

加藤諦三:
うん

相談者:
5ヶ月ぐらいで、亡くなりましたが。ちょっとおお、体調が悪くて。

加藤諦三:
・・

相談者:
ほんで、旦那さんは、おったんやけどお。「私は、ちょっと看ていけらん」ちゅうもんで。

加藤諦三:
(吸って)

相談者:
僕と家内があ、引き取って、くらしてます。

加藤諦三:
はい

相談者:
それからは、ずっとお、・・育てて、コロナになる前まではねえ。

加藤諦三:
はい

相談者:
普通に、育ってきたんやけど。

加藤諦三:
はい

相談者:
コロナになってからあ・・家にこもってえ、ゲームしたり、・・あまり、外へは出て行かん。・・ほいでええ、今、中学1年ですけどお。

加藤諦三:
はい

相談者:
私らに向かって、もうう、言葉は、悪なるう。

加藤諦三:
そうすっと、家にこもって、ゲームっていうとは、別に、不登校になってるわけ、では、無いんですね?

相談者:
え。学校には行ってるんですけどお。

加藤諦三:
はい

相談者:
朝は、でも、ほんとに、なかなか、起きやんしい。

加藤諦三:
はい

相談者:
もう、ギリギリでえ。・・ご飯も食べて行かん。・・もう、よう、「おまえ、30分早お、起きて、飯食って行け」っていって、は、言うんやけど。

加藤諦三:
はい

相談者:
ほいたら、機ん嫌が悪うなる。

加藤諦三:
うん

相談者:
うちの、ばあさんも・・きつい言葉で、◆#、言うし。

加藤諦三:
へ、ええ。

相談者:
友達は、もううう、来るし、「おまえ、はよ行かなあ。あんまり、人を待たせたら、あかんでえ。」「それまでに、ちゃんとしていかな、あかん。」ていうはあ、話は、してるんですけどねえ。

加藤諦三:
うん

相談者:
なかなか、こうう、眠たいもんで、や、とは、思うけど。

加藤諦三:
うん

相談者:
それとお、反抗期の・・時期かも、わからんけど。

加藤諦三:
まあ、中学校の、1年生ですからねえ。

相談者:
はい

加藤諦三:
はい

相談者:
だから、・・そりゃあ、ようう、わかってますけどねえ。

加藤諦三:
はい

相談者:
まあ、うちの・・ば、ばあさんも、ちゃんとせんと、もううう、こう、おっきな声で、怒るしい。

加藤諦三:
はい

相談者:
「あんまり言わんとけ」、とは、まあ、言うたりは、してるんですけど。

加藤諦三:
ん、えい。

相談者:
なかなか、こううう、う、それを、訊いてもらわんでえ。
色々、悩んでるんですけどねえ。

加藤諦三:
ということは、今日のお、ご相談、ていうのは、・・お孫さんの、相談ですね?

相談者:
はい

加藤諦三:
それで、お孫さんは、別に、不登校になってるわけではなくて、学校には行ってるわけですね?

相談者:
そうですね。そう言う面は、ね。

加藤諦三:
ええ

相談者:
はい

加藤諦三:
こういう風に考えられません?
中学生になって、

相談者:
はい

相談者:
70代の、祖父、祖母とでは、(吸って)生活の感覚が、非常うう、に、違いますからね?

相談者:
そうですね。それは・・あのう、言われます。

加藤諦三:
それほど、大きな問題では、無いんじゃないですか?これ。

相談者:
そうですね、め、ま、僕らもお、まあ、先が、もう、◆#、切れた、人生やもんで。・・だから、こいつが、なんとかあ、一人前になるまではあ、頑張ってえ・・おったら。っていう、気持ちは、あるんですけどねえ。・・ほんでえ、やけど、

加藤諦三:
・・そうすっと、この、中学校の、1年生の、お孫さんがあ、

相談者:
はい

加藤諦三:
あんたから見ると、まともでない、と言う風に、思ってるわけですか?

相談者:
まあ、見た感じでは、このままでは・・なかなか、「おまえ・・人間ちゅうのは、一人では、行きていかれへんのやぞ?」と、言うんですんやわ。ほんで、

加藤諦三:
・・それはあ、あのう、・・

相談者:
はい

加藤諦三:
74歳の、あなたの、中学生時代と比べれば、

相談者:
はい

加藤諦三:
これは、大きな違いは、あると、思いますよ?

相談者:
あ、そうですね。それは・・わかってます。

加藤諦三:
それは、わかってる。

相談者:
はい。だからあ、ぼくらが、おらんなったらあ、なるべく、自分でこう・・行きていけるように。と、思うて、思うてるんですけどお。

加藤諦三:
う・・ええ。

相談者:
「いまのままやったら、おまえ・・そんなんではあ・・生きて行かれへんぞ?」って言う・・ふなこと、言うてやるんですんやわ。◆#$%□

加藤諦三:
んん・・ですから、中学校1年生のお孫さん、のやってることが、自分たちと比べたら、もううう、一つ一つがあ、「こんなことじゃ、困る」というふうに、あなたはおもる(思う)けれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
その、中学校1年生の子供は、別に、・・仲間のなかで、

相談者:
はい

加藤諦三:
特別な存在になってるわけでは、無いんですよね?

相談者:
それは、そうう、やと、思いますう。

加藤諦三:
だから・・

相談者:
友達もようけ、おるって言うし、

加藤諦三:
ええ。だから、

相談者:
はい

加藤諦三:
中学生の、仲間の中では、普通の、仲間・・の、中学生として、やっていけてるわけですから。

相談者:
・・

加藤諦三:
それが、あなたから見ると、「こおんなことじゃ、将来、どうなるんだろう」と。それは、そう、思うのも、また、分かるような気がするんですけどねえ。

相談者:
はい

加藤諦三:
・・もう・・放っておくっていう

相談者:
ほ、

加藤諦三:
気持ち、には、なりません?今。

相談者:
いや、あの、私はねえ、そういう気持ちい、ですけどお。

加藤諦三:
うん

相談者:
ばあさんのほうが、もう・・言うんやわ。結構大きな声で。「もううう、こうせなあかん!、ああせなあかん!、なんでこせえんなん、なんで忘れもんしたん!、なんでこれ、持って来んの!」とか・・

加藤諦三:
(吸って)

相談者:
やっぱり、そういう事を、こうう、言うもんで、「もう、言わんとけ」て、まあ、私は言うてるんですけどお。

加藤諦三:
んん。

相談者:
「まあ、ある程度、ほっとけ。て、もううう、中学やで・・」

加藤諦三:
(吸って)

相談者:
でえ・・とは、言うてますけどねえ。やっぱり、こう、・・それを、わざと、こううう、なんちゅんか、こううう、は、反発しとるような、感じもするもんでえ。

加藤諦三:
んん。

相談者:
ま。・・それは、確かに、やっぱり、まあ・・反抗期い、ちゅうか、そういう・・気持ちは、わからんことも、無いもんで。
「もうううう、ちょっと、放っといてみたらどうや」て・・こう、言うてるんですけどねえ。なかなか・・

加藤諦三:
うん

相談者:
やっぱりこううう、聴いてくれやんもんで。・・悩んでるっちゅうか・・

加藤諦三:
お孫さんの、事で、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなた達の気持ちが、振り回されちゃってるわけですよね?、今。

相談者:
そうですね。

加藤諦三:
(吸って)

相談者:
ま、こいつの事を。やっぱり、先のことを思うてやるとお、やっぱり、今のうちに、こう、いろんなことを教えて・・「こうしていかなあ、あかんぞ。ああしていかな、あかんぞ。」っちゅう事は、まああ、色々は・・言うけど。あんまり、聞く耳、も、持たんもんで・・

加藤諦三:
はい、わかりました。
今日の、あなたの相談っていうのは、奥さんと二人でもって、この、中学校、1年生の、お孫さんに、気持ちが振り回されちゃっている。こんなことでは、この子は、将来、困る。と。
どうしたらいいか?ということですね?

相談者:
はい、◆#$

加藤諦三:
今日はスタジオに、心についてのエッセイストとして、お馴染みの、マドモアゼル愛先生がいらしてるので、

相談者:
はい

加藤諦三:
伺ってみたいと、思います。

(回答者に交代)


「中1孫息子は出産5ヶ月で逝った娘の忘れ形見。自分たち亡き後を心配し力む説教」への6件のフィードバック

    1. 仰る通りだと思いますし、ちょうど思春期と反抗期でしょうから、今こそこらえ時でしょう。あと、娘婿に「喝!」というところでしょうかねえ。
      ところで、加藤さんが笑う場面、本当に珍しいなあと思いますよ。いかに加藤さんのテレフォン人生相談が普段厳しいかという象徴だと思います。

      1. 孫は、実の父親と交流してないのかしら?祖父母亡き後、
        就職とか保証人の問題が起こって来た時大変ですよ〜

  1. 愛先生、素敵です(涙)
    私も、優しいおじいちゃんおばあちゃんで、いてくれるだけで、息子さん救われてると思います。息子さん、これから頑張ってうんと幸せになってね!

  2. 関西弁での説明で家の中の様子が垣間見えたようであったかい気持ちになった。
    おじいちゃんもおばあちゃんも一生懸命に孫の将来を考えてる。
    孫の成長をしっかりと見届けるまで長生きして欲しいな。

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