教育ママの本当の矛先。大原敬子「娘さんが勉強するのは向上心ではなく‥」
(回答者に交代)
大原敬子:
こんにちは。
相談者:
あっ、こんにちは。よろしくお願いします。
大原敬子:
今日は、まずですね。お父様が仰ってた、「やる気が出ない」、あ
相談者:
はい
大原敬子:
「80点以下を取ってしまった」「失敗」・・というような言葉を使ってましたね?
相談者:
はい
大原敬子:
そして、お母様は、出来ないと、感情的に、行動出てしまう。
相談者:
はい
大原敬子:
お嬢さんは、いろんな場所で、勉強する。
相談者:
はい
大原敬子:
これ、一つのパターンが出てきてるんですねえ。
相談者:
はい
大原敬子:
最後に話しますけども、夫婦関係、うまくいってます?
相談者:
夫婦関係は・・まあ、一応、円満、
大原敬子:
これ・・
相談者:
はい
大原敬子:
じゃ、今日は、まずですねえ、お嬢さんです。
相談者:
はい
大原敬子:
なんら、問題は無いんですけども、「やる気が無い」って事を、仰ってましたね?
相談者:
そうですね。
大原敬子:
そうすっと、一般の人達は、勉強だと、思ってしまいますよね?
相談者:
はい
大原敬子:
じゃ、社会人で、「やる気が無い」ったら、皆さん、仕事、となるでしょ?
相談者:
はい
大原敬子:
でも、「やる気がない」っていうのは、勉強とか、仕事。
相談者:
うん
大原敬子:
の、パターンもあれば、・・愛情面があるんですね?
相談者:
はい
大原敬子:
理解されてないっていう。
相談者:
ええ
大原敬子:
「疲れちゃった」っていうの、ありますねえ。
相談者:
はい
大原敬子:
もう一つは、人間関係があるんですね?
相談者:
はい
大原敬子:
この・・三つが、重なってしまうと、やる気が出ないんです。
相談者:
・・はい
大原敬子:
それを、お嬢さんに、置き換えてみると、・・愛を求めてるんじゃないでしょうかね?
相談者:
・・あああ・・
大原敬子:
やってもやっても、・・
相談者:
はい
大原敬子:
80以下は駄目。
相談者:
うううん。
大原敬子:
お母さんが怒る。
相談者:
・・
大原敬子:
お嬢さんが、反省して、「頑張る」っと言ってましたね?
相談者:
はい
大原敬子:
たかがテストで、「反省」って言葉は、何か?っていうと、「誰かから、責められる」って感じなんです。
相談者:
・・なるほど、はい。
大原敬子:
で、もう一つは、「頑張る」っていうのは、「だから、責めないでね」、「私は、みんなのために、義務と責任で、頑張るよ」なんです。
相談者:
・・はい
大原敬子:
好きで頑張るんでは無くって。
相談者:
んん。
大原敬子:
これ、今お嬢さんが、置かれている・・勉強という環境の中の、家族構成なんです。これ。
相談者:
はい
大原敬子:
(吸って)そうすると、今仰ってましたけども、「いや、ダイニングで、やっていますよ」・・最近多いんですけどね。
相談者:
はい
大原敬子:
家族が、「頑張ってるね」とか、認めてくれる、家族は、その子供は、自分の居場所が、あるわけですよね?
相談者:
はい
大原敬子:
自分の、部屋でも、勉強してるんです。
相談者:
うん
大原敬子:
なぜ、あちらこちらに動くか?っていうと、「勉強してるよ、こうなんだよ」っていう事を・・見せたいんですよね。見せなければ、自分が、許されない環境なんです。
相談者:
んんん・・
大原敬子:
そして、ダイニングと、あらゆるところで・・座ってるときには集中は出来ていません。
相談者:
うん
大原敬子:
ですから、人が見ているところで「あ、見てるな」「お母さん、どう思ってるだろうか?」って。「ほら、こんなにやってるよ」。「あ、お父さん見てるの?私、やってるのよね」っていう、形の、勉強が、多いんです。
相談者:
・・ううん。
大原敬子:
そして、共通してる部分は、親が、うるさい。
相談者:
んんん。
大原敬子:
そして、こんなところは・・どうでもいいのにって思うところを、しつっこい。例えば、学校の、送り迎えはするんですね?
相談者:
うん
大原敬子:
子供は、それを・・喜んで無いんです。
相談者:
で、親にとっては、送り迎えをしている。それは、親は、これだけ、一生懸命だってことを、親は言ってるんです。
大原敬子:
・・はい
大原敬子:
でも子供は、そこが、息抜きなんですよね?
相談者:
ううん。
大原敬子:
だから・・すごく、ずれがあるんですねえ。
相談者:
なあるほど。
大原敬子:
そうなってくると、お嬢さんは、やる気がないは、「お願いだから」
相談者:
うん
大原敬子:
「私の、心の居場所を、作って」って事ですよね?
相談者:
ううん。
大原敬子:
で、先ほど・・お父さん、仰ってましたね?、「試験でも、悪い時がある」とかね?
相談者:
うん
大原敬子:
丸暗記で。とにかく、点数を取らなければ、
相談者:
うん
大原敬子:
自分は、許されないお子さんってのは、
相談者:
うん
大原敬子:
本当に、ケアレスミスが多いんです。
相談者:
・・ああああ。
大原敬子:
それから、文書読んでいません。よく。
相談者:
うん、うん。◆#$%
大原敬子:
お嬢さん、読んで無いと思いますよ?きっと。
相談者:
うん
大原敬子:
後でね、家に帰ってきて読めば・・できるのに。
相談者:
あああ。
大原敬子:
「何で、こんな所を、間違うんだ?」・・っていうのは、「間違うんだ?」そこに、お嬢さんの、心があるわけです。
相談者:
ああああ・・
大原敬子:
お嬢さんは、テストは・・いい点を取ろうとか、自分の、向上心では無くって。親が、私をどう見るか。
相談者:
・・ああ、ああ。
大原敬子:
彼女にとって、試験が怖いんですね、すごく。
相談者:
んんん・・
大原敬子:
そういう状況だと・・私は、思っています。
相談者:
なるほどお。
大原敬子:
ですから、お嬢さんがそのままね?、ダイニング・・どこでも構いませんけど、やってる時に、「頑張ってるねえ。だけど、今日は、テレビ観てもいいよ」。とにかく、「え?!、お父さん、こんなこと言うの?」、っていう・・、ゆとりかしらね?
相談者:
はい
大原敬子:
それを、与えてあげること、大事です。
相談者:
・・はい
大原敬子:
それでね?、80点と90点って、・・お父さん、小学校の時にね?、「あのときは、100点だけど、今回は70点」って、今、後悔してますか?
相談者:
(苦笑)特に、してないですね。
大原敬子:
そのぐらいのものを、なぜ、大人がそうなるか、・・そこに、夫婦関係を、聞いたんです。
相談者:
はあああ。
大原敬子:
つまり、今日の相談は、お嬢さんと思ってますけども、私は、お嬢さんとは思っていないんです。
相談者:
はあああ。
大原敬子:
ご主人様と、奥様の関係が、仲が良いとか、悪いとかじゃないんですね。
相談者:
ええ
大原敬子:
コミュニケーションが出来て無いって事ですね?
相談者:
はい
大原敬子:
もっと言うと、自分の本心。言いたいことは言えない。
相談者:
・・んん。
大原敬子:
だから、形を変えて、・・怒りを、出すって事ですね?
相談者:
うん・・
大原敬子:
奥様は、ま、非常に、あのううう、怒るって言いましたね?、すごく。
相談者:
そうですね。
大原敬子:
それは、あなたに向かってだと思いますよ?、私。
相談者:
・・はあああ。
大原敬子:
テストで、ここまで怒る事は、無いです。
だって、・・何回も、なく、テストは、繰り返し、行われるわけでしょ?
相談者:
うん
大原敬子:
一般的にですよ?いいですか?
相談者:
はい
大原敬子:
あなたがあ、いつも、「見てない」とか、「何とかなるよ」とか、
相談者:
ううん。
大原敬子:
そうして、「子供の勉強をあなたは、見てるのね」って言うんですけども。本当は、その奥さんも、勉強見てないんです。
相談者:
ううん・・
大原敬子:
「私を、構って」です。奥さんは。
相談者:
ううん。
大原敬子:
で、あなたは・・逃げたい。
相談者:
うん。
大原敬子:
その関係が、歯車が・・ちょっとずれちゃったのね?
相談者:
・・んなるほど。
大原敬子:
今日の相談は、お嬢さんは全く問題ない。
ただ心配なのは、・・んん・・そうですね、「やる気が無い」ってのは、お嬢さんは、「お父さんお母さん、私を見てね?」「テストが悪くっても、私を嫌いにならないで」ってことの、お嬢さんの叫びなんです。
相談者:
・・はい
大原敬子:
ですから、子供がよくね、やる気が出ない時に、
相談者:
はい
大原敬子:
やる気が出ないことを、絞ってるけど、それは・・あなた達にって事なんですね?
相談者:
はい・・
大原敬子:
ですから今日から、「私、やる気出ないわ」って言った時は、ああ、お父さんお母さんが、本当にこの子は何を求めてるのか、理解できなくって。
相談者:
うん
大原敬子:
ただ、勉強すればいいとか、
相談者:
うん
大原敬子:
表面的な、応援をしてるんじゃないかな?と、思って・・接してみると、お嬢さんの心が見えると思いますよ?
相談者:
ううんん・・
大原敬子:
最後の、SOSです。
相談者:
はい
大原敬子:
これが、もうちょっと上に行くと、ものすごく反抗するか、
相談者:
ううん。
大原敬子:
もしくは、全くしなくなるか。
相談者:
うん
大原敬子:
もう体で、これに対応しなければ、生きていけなくなるんですね?、子供は。
相談者:
・・はい
大原敬子:
だから、「やる気が出ない」って言ってくれて、良かったですね!。
相談者:
そうですねえ。
大原敬子:
お嬢さんの気持ちが、わかったでしょ?
相談者:
はい
大原敬子:
で、多分、そこには・・人間関係もありますけども、今は、勉強では無くって、愛情だと思います。
相談者:
はあい、◆#$%□
大原敬子:
「もっと深く見てね」って。
相談者:
うううん。
大原敬子:
で、最後に言いますけども、ご主人様と、奥様の関係、なんですけども。
相談者:
はい
大原敬子:
お嬢さんが、伸びるも伸びないも、ご夫婦の、ベタベタ云々では無くって、
相談者:
うんん。
大原敬子:
相手を、理解する、心を、持って、接してほしいんですね?
相談者:
ううん・・
大原敬子:
ですから、・・ご主人様は、すごく・・今、聞いてると、理性的に喋ってますけど。結構、短期なような、気がすんですね?
相談者:
ああ、そういうとこ、ありますね。
大原敬子:
だから、話が出来ないんです。きっと・・奥様も。
相談者:
あああああ。
大原敬子:
で、奥様は、細かく細かく、かいつまんで話す事出来ないんですねえ。
相談者:
ああああ。
大原敬子:
ですから、「ガアーッ」と、感じで出しちゃうんですね。
相談者:
うん
相談者:
それ観て、あなたが、「またあ」って、逃げる。
相談者:
んんん。
大原敬子:
ですから、(吸って)奥様は、「そうじゃない」って事を言ってほしいんです。「君頑張ってるね」とか、
相談者:
ああ、
大原敬子:
「美味しい料理だね」とか。
相談者:
んん。
大原敬子:
非常に、日常生活の、細やかな事を・・気にしてほしい。
相談者:
なあるほど。
大原敬子:
お嬢さんも、おんなしなんです。
やる気が無い、は、「パパママ、私に、気にして欲しい」
相談者:
ああ。
大原敬子:
「勉強だけでは無くってね」って事ですね。
相談者:
んんんん。
大原敬子:
今日の、思ったことは、お互いに・・ある一つのテーマを決めてしまって、
相談者:
・・うん
大原敬子:
それに、達成するかしないかが、成功体験になっちゃったんですね?
相談者:
んん。
大原敬子:
そうでは無くって、
相談者:
うん
大原敬子:
子供が、「やる気が無い」、「疲れた」っていうときは、SOSです。
相談者:
んんん。
大原敬子:
「優しくしてね」っていう事です。
相談者:
・・はい
大原敬子:
で、妻が、「ギャー」と騒いでね、
相談者:
◆#$
大原敬子:
子供のテストに、異常になるときは、・・「あなた!」って言うに責めてるんです。
相談者:
はい・・◆#$
大原敬子:
そう思うとなんか、いかがですか?、答え・・見えます?
相談者:
愛情が、足りなかったっていうところがあ、接し方を、今後・・(吸って)どれぐらい変えたらいいのかな?っていうとこが、ちょっとあってえ。
大原敬子:
あ、ちょっと言葉で・・、例えば、「やる気がない」。「疲れた」っていうときは、「そうかあ、やる気出ないか。お父さんもそうなんだよね。」
相談者:
ああああ。
大原敬子:
「おんなじかな?」って聞くだけです。
相談者:
なあるほど。
大原敬子:
説明はいらないんです。
相談者:
うん。
大原敬子:
そうすると、「ええ、お父さんもそうなの」って、言うかもしれない。
相談者:
はい
大原敬子:
ただ、無言かもしれない。
相談者:
んんん。
い大原敬子:
それを、あなたが、キャッチして・・無言の場合は、「あれえ?、お父さん、優しくないのかな?」って言ってあげれば、それで終わりです。
もう、わかってくれればいいんです。自分の心が。
相談者:
ううん。
大原敬子:
心を開かせるって事はあ、質問では無くって、
相談者:
うんん。
大原敬子:
同意と、共感と、
相談者:
うん
大原敬子:
同情なんです。
相談者:
・・そうですね。夫婦部関係のことも・・共感だったりとか、足りなかったのかなあ、と・・
大原敬子:
ああ、素晴らしい
相談者:
いうふうに、反省してますね。
大原敬子:
例えば、お嬢さんがね?、テストが悪くなって、
相談者:
うんん。
大原敬子:
奥様が、怒ったりしますね?
相談者:
うん
大原敬子:
そしたら、「一生懸命やってるのにね、悪かったね。だけど、もっと、僕に言いたいこともあるんじゃない?」って。形を変えちゃうんです。
相談者:
◆#$%□&
大原敬子:
水を変えるんです。
相談者:
うん
大原敬子:
そうすると、お嬢さんに対しては、強く当たらないですよ?
相談者:
うん。
大原敬子:
夫婦ですからね?。
相談者:
うん
大原敬子:
◆#$%いつでも、何度でも、水は変えられますから。
相談者:
はい
大原敬子:
◆#$%□&▽*+も、変えられるんです。あなたが、見方を変えれば。
ですから、今日の相談はそういう形ですよね?
相談者:
そうですね。
大原敬子:
言葉を、鵜呑みにしちゃいけない。
相談者:
はい
大原敬子:
よろしいでしょうか?
相談者:
はい、ありがとうございます。
大原敬子:
はい
(再びパーソナリティ)
10歳でテストで大失敗といわれる娘さんが可哀想になった。
感性豊かで頭の柔らかい子供には大人にはない発想力が備わっていて
豊かな時間を過ごせる貴重な時期だと言うのに
頭の固い、古臭い平凡な大人がそれに見向きもせず
自分たちの理解できる競技で自分の子供をよその子供と比べようとする愚かしさ。大人は子供に何かを教えてやるのではなくむしろ子供から学ばねばならない。
41年前に大ヒットしたデュエット曲「3年目の浮気」の歌詞の一部を引用してしまいますが、奥さん、大目に見て欲しかったかなあと思います。
「3年目の浮気くらい大目にみてよ」ならぬ、「今回の失敗くらい大目にみてよ」と。スーパーマンじゃないから、得手不得手は必ずありますよ。
夫への不満、他にも不満だらけなんでしょうね、この妻。それが娘に向かっている。例え毎回百点とっても満足することは無いんじゃないか?共に毒親として将来恨まれるでしょうね。
もう10歳じゃなくて、まだ10歳。
中学受験を目指しているご家庭かもしれませんが、お嬢さんが息苦しさを感じていることを
ズバリ大原先生が指摘されていてスカッとしました。
相談者さんの「うん、うん」という相槌は納得されていなかった様子だけど。
相談者さまの、お悩み質問に対して上っ面の回答するだけじゃなく、その本質を問う回が、とても好きです。
夫婦関係にまで切り込み問題の本質を見抜く眼力、端的でわかりやすい言葉選びと説得力、相談者の立場に寄り添った的確なアドバイス、どこをとっても素晴らしいです。
相談者さんの相槌も、上部のものではなく、しっかり噛み締めてるようでした。
このような上質な回答、もっと聴きたいです。
やはり回答のレベルが頭ひとつ抜けてますね。
父親、うん、うん、と言ってる時点で国語0点。テストというノルマ漬けで燃え尽きる10才。母親、ブラック度100点
多くのリスナーが始まって2〜3分で、
「あ、これ夫婦の問題だろ」て思ったんじゃないでしょうか。
もはやテレフォン人生相談の様式美ですね。
90点取って当たり前、
80点ないとキレるって、昭和の教育ママみたい。
表面的で思いやりのない旦那へのイライラ。
その犠牲者が、優しくて真面目な長女。
やる気が出ないって、結構なSOSな気がします。
いい歳こいて電話で親しくもない、ましてや相談し教えを乞う相手にうん、うん、うん、うんって。小学生かなと思いました。