月6万の年金生活者が貸した318万。80代がご近所70代を脅してやっと6割回収

テレフォン人生相談 2023年6月2日 金曜日

取り立てに行ったまま帰らぬ人となっても不思議じゃなかった。

旦那が世話になったことでもあるのかしらねえ。
いずれにしても、こういうのは若いうちに痛い目に遭っておきたい。

引っ張れると分かったら次々と増額。
返さないうちにおかわりに応じる相談者。
感謝される立場にやみつきになった?

たったの一回で済むNOの価値の大きさを80代で知る。

 

パーソナリティ: 田中ウルヴェ京
回答者: 坂井眞(弁護士)

相談者: 女85歳 夫2年前に他界 一人暮らし 長女61歳 次女54歳 共に独立

田中ウルヴェ京:
もしもし、テレフォン人生相談です。

相談者:
あ、すいません、お世話かけます。よろしくどうぞ。

田中ウルヴェ京:
よろしくお願いしまあす。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
まず、年齢からお願いします。

相談者:
私い、85歳です。

田中ウルヴェ京:
85歳。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
ご結婚はされていますか?

相談者:
ええ、もう、はい、ああの、子供が二人おって、もう・・子供たちも独立してま、す。

田中ウルヴェ京:
ご主人様はまだ・・ご健在でいらっしゃいますか?

相談者:
2年前に、亡くなりました。はい。

田中ウルヴェ京:
2年前に、他界されたと。はい。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
お子さんは何歳でらっしゃいますか?

相談者:
子供はね、61歳。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
んから、下の子が、(苦笑)54歳。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
どちらも娘です。

田中ウルヴェ京:
お嬢さんお二人で?

相談者:
はい、そうです。

田中ウルヴェ京:
はい。では、あなたは、お一人でお住まいですか?それとも・・

相談者:
一人で住んでます。

田中ウルヴェ京:
一人で、住んでいらっしゃる。

相談者:
はい、はい。

田中ウルヴェ京:
はい、わかりました。では、今日のご相談は、どのような事でしょうか?

相談者:
・・いや、ちょっとね、お金を、用立てしたんですけど、なかなか返済してもらえないもんでえ。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
どういうふうにしたらいいかな、と思って・・お電話差し上げたんですけれども。

田中ウルヴェ京:
はい。お金を、どなたかに、貸して、返って来ないという事ですか?

相談者:
そうです、そうです。何べんも請求してるんですけれどねえ。

田中ウルヴェ京:
それは、ご家族ではなく、全く違う方ですか?

相談者:
いやいや、ま・・はい、はい、他人です、他人。

田中ウルヴェ京:
はい。で、それを・・どのように、返してもらいたいか、という事ですか?

相談者:
そういう事です。

田中ウルヴェ京:
なぜ、返していただけないのでしょうか?

相談者:
いや、(苦笑)「無いものは、かやせ(返せ)ない」っていうんですよ。

田中ウルヴェ京:
おいくらお貸しになったんでしょう?

相談者:
貸した金額は、318万。

田中ウルヴェ京:
元々は、318万を・・人に貸した。はい。

相談者:
◆#・・で、はい。はい。んで、それから、チビチビチビチビと、こう・・(鼻を吸って)返済してもらったんですけれどもお。今現在残ってるのが、125万。

田中ウルヴェ京:
今残っているのが、125万。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
・・これは、どなたに貸したんでしょうか?

相談者:
(鼻を吸って)近くの人なんですけれどねえ。長いお付き合いだったからあ、(吸って)んん

田中ウルヴェ京:
近くの人というのは、ご近所の方、という事ですか?

相談者:
そういう事です。はいはい。

田中ウルヴェ京:
で、ご近所の・・お友達ですか?それとも・・

相談者:
まあ、あのうう、そうですね。あのうう、町内の者ですから、亡くなった主人も知ってるし、そこの家族も知ってるもんで。

田中ウルヴェ京:
あ、ご家族づきあいをされていた。

相談者:
そうです、そうで、す。

田中ウルヴェ京:
では、まだご近所にいらっしゃいますか?

相談者:
ああ、もちろん、もちろん、その人達は、はい、ずっとおります。

田中ウルヴェ京:
では、毎日、会おうと思えば、会える・・方、なんですね・

相談者:
そうです、そうです。だから、私も、もう・・(吸って)何回も何回も、こまめに請求に行って。その都度、(吸って)2万円やの、10万円やの、かやして(返して)してもらっててえ、んで、結局、(吸って)今日現在残ってるのが、125万なんです。

田中ウルヴェ京:
元々、は、どん!と。318万を、お貸しになったんですか?。それとも、ちゃんとずつなんですか?

相談者:
っそ・・あ、これはね、5回にわたって、貸してるんです。もおおお、

田中ウルヴェ京:
え、それは、理由は何だというふうに・・言われて。

相談者:
もう、「借金で首が回らないしい、赤紙が貼られる」とかあ、

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
いろんな事言ってきたもんでえ、で、まだ、その時、うちの主人が健在だったからあ、

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
(吸って)「まあ、お金のない時は、お互いさんやし。(吸って)ちょっとぐらい、融通したらどうや」って言、ってくれたもんでえ。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
みんな知ってるからね?、その家族も。んで、そこの親戚も、わかってるしい。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
あの人やったら別にそんな、信用の無い人じゃないからあ、貸してるんです。

田中ウルヴェ京:
はい。
318万を、5回・・に分けて、貸したの、は、いつですか?

相談者:
◆#、3年3ヶ月前です。

田中ウルヴェ京:
約3年前、5回にわたって、というのは、どれぐらいの期間に分けて?

相談者:
うん。月またいで、2ヶ月の間です。

田中ウルヴェ京:
あ、2ヶ月の間に、5回ですか?

相談者:
はいはいはいはい。

田中ウルヴェ京:
それだけ、分割した理由は、何でしょうか?

相談者:
最初お、には、「赤紙(*)貼られる」って言ってきてえ。(吸って)「差し、押さえる」とかあ・・んで、(吸って)「もううう、うちいい、何ともならんのやから」ちて、そういて、泣き言、言ってきたもんでえ。◆#$%

赤札: 差し押さえた動産に付ける貼り紙の俗称。差し押さえ業者の連絡先などの情報を書き込むため、実際に赤色かは疑わしく映画やドラマの影響が大きい。

田中ウルヴェ京:
ああ、なるほど。では、元々、「318万貸してください」で無く、

相談者:
じゃ、ないです。はい。

田中ウルヴェ京:
ちょ、っと、づつ。

相談者:
えそうです、そうです。はいはいはいはい。

田中ウルヴェ京:
最初は、おいくらだったんですか?

相談者:
最初は、50万。

田中ウルヴェ京:
ああ、なるほど。

相談者:
それから23万。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
で、100万。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
110万。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
で、最後は、35万。

田中ウルヴェ京:
あああ、なるほど。

相談者:
はいはい。

田中ウルヴェ京:
この、たびに、書類は交わしてますか?

相談者:
あ、書いてもらってます。

田中ウルヴェ京:
なるほど。

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
ただ・・1回目のものは、返ってこないのに、貸した。という事ですね?

相談者:
そおう、なんですよお。もう、なんとも、「すぐかやす、すぐかやす(返す)」って言うもんで。んで、「こんな多額なお金は、私も、有り余ったお金、貸すわけじゃないからあ」でって、そう言ったら、「もう絶対間違いない」。・・そこも自営ですもんでえ。

田中ウルヴェ京:
な・・

相談者:
「主人のお金がまとまって入ってくるから」あ、っちって、そう言って、上手な事言ってきたし。(吸って)私も、そんな人とは思わなかったもんでえ。

田中ウルヴェ京:
これまでに、貸し借りはあったんですか?そのご家族・・

相談者:
無かったです!全、然。
今まで、そんな事、一度も無かったです。

田中ウルヴェ京:
なるほど。・・で、帰ってこない、と。

相談者:
そういう事です。はいはい。
私も、ちょっと、娘にも、そういう話が、してないんですよおおお。

田中ウルヴェ京:
あ、嬢さんお2人は、この事を知らないんですか?

相談者:
全然、知らないですう。

田中ウルヴェ京:
・・あああ・・

相談者:
もうう、怒られるに決まってるからああ。言って無いんですう。

田中ウルヴェ京:
なるほど(苦笑)、わかりました。

相談者:
ンッフン(苦笑)、ふんで、私、一人で悩んでるんですう。

田中ウルヴェ京:
あ・・これは、変な言い方ですが、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
もう、帰ってこなくても、良いのですか?

相談者:
いや、それが困るんですよ私もう・・。

田中ウルヴェ京:
あああ、

相談者:
もう、主人も亡くなってるし。私も、6万5000円の、年金生活ですもんでえ。(吸って)

田中ウルヴェ京:
では、あなたが裕福すぎて、「125万はいらないわ」では、無いという事ですね?

相談者:
っ全然、全然。もう、それだったらいいんですけれどもお。

田中ウルヴェ京:
それだったら、電話しませんものねえ。

相談者:
そういう事なんですうう。

田中ウルヴェ京:
でも、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
お嬢さんたちには、あまり、言いたく、無く、ご相談をしたいという事で、

相談者:
そういう事です、そういう事です。

田中ウルヴェ京:
ふうん・・ええ、

相談者:
ただでさえ、

田中ウルヴェ京:
うん

相談者:
私が、もう、85になってるからあ、

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
(吸って)常々、うちの娘が、病気になった時に困るしい、「何か困った事があったら言ってね」って言ってくれて、ま、よくしてくれるもんで。娘たちがあ。

田中ウルヴェ京:
お嬢様たちは、お母様とは、仲は・・

相談者:
密です。どちらの娘も。

田中ウルヴェ京:
あ・・わかりました。では、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
いわゆる、どのように、

相談者:
お、そうなんです。

田中ウルヴェ京:
返してもらえる・・

相談者:
ええ、ええ。

田中ウルヴェ京:
やり方があるだろうか?、という事ですね?

相談者:
や、そうです、そうです。

田中ウルヴェ京:
はい

相談者:
はいはい。

田中ウルヴェ京:
わかりました。今日の回答者は、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
弁護士の、

相談者:
はい

田中ウルヴェ京:
坂井眞先生です。

(回答者に交代)


「月6万の年金生活者が貸した318万。80代がご近所70代を脅してやっと6割回収」への11件のフィードバック

    1. 本来赤紙は徴兵するための召集令状のことを言いますが、分かる人、多分80歳以上の方でしょうねえ。70歳代まではちょっと難しいでしょう。
      本題ですが、「貸してしまっちゃあおしめえよ」というのが金銭貸し借りの現実なので、だいぶ返してもらったとはいえ、反省してもらわないと。

  1. 初めて貸したときすでに80歳過ぎていたことに、すごいなぁ…びっくり!

    亡くなった夫は性善説に基づいて
    「困ったときはお互い様」と、夫婦で貸すことを決めたようだけど、70代借り主はもしかしたら
    『こんなに返すはずじゃなかった』と思ってるんでは…?
    と、穿った見方をしてしまった。

    大切なお金を返してもうために費やしたエネルギー、さぞかし大変だったとお察しします。

    すごいわー、と思うのと同時に、
    にしても喧しいばあさんだなぁ…、とも(笑)

  2. 「うんうんうんうん」「はいはいはいはい」
    こればっかりで内容が入ってこなかった笑

    まともな人はご近所さんにお金借りないけどね。

  3. 「はいはい」「うんうん」こればっかりで内容が入ってこなかった笑

    まともな人はご近所さんにお金借りないけどねぇ。

  4. それでも随分返してもらってるなあと思いました。
    ふつうはこんな形で貸しても返してもらえまへんで!
    随分と脅したという話ですが
    「私はこうやって借金を回収しました」という本を書くと
    印税が入って来るかも知れませんね。

  5. だから人に金を貸すときは、あげるつもりでってテレ人であれほど…。

  6. 社会と繋がり薄く、子供達と一緒に居ることも少ない高齢者、つい頼られておだてられ、泣きつかれるとほだされてしまうのかもね。他人にお金を貸せるだけの余裕がある私、なんていい気分になっちゃったのかも。早く娘達に打ち明けるべき。
    でもこれ、高齢者になると、こういう思考になることもあるんだろうと、自分自身の戒めにしようと考えさせられた

  7. 頭の中で青木雄二の作画に変換されてしまう世界観でんがなー。

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