今となってはもうし方がない親ガチャ。無理して介護に手を出せばかえって危険

(回答者に交代)

野島梨恵:
もしもし聞こえますかあ?

相談者:
はい、聞こえます

野島梨恵:
こんにちはあ

相談者:
こんにちは、お願いいたします。

野島梨恵:
はい
今、お父さんも、お母さんも、そのヘルパーさんとか介護とかもなしに、

相談者:
ええ

野島梨恵:
2人で何とか生活をしておられるってことですか?

相談者:
そうなんです。まだ今は大丈夫なんですけども、これからはちょっと、いろいろ厳しくなるかなあと思うんですけど

野島梨恵:
で、今は、年に1回だけ?

相談者:
私は会ってないんですけど、一応、長男が行ってるから・・

野島梨恵:
うん

相談者:
話だけは聞いてるんですけど。

野島梨恵:
でね、お父さんとお母さんがどうにかなる・・面倒見なきゃいけなくなるかもしれないっていうそういうあなたにとって危機的な状況は、まだかなり遠いですよね?

相談者:
遠いんですかね?
ま、4,5年、感じがするんですけども

野島梨恵:
これ、今心配してもしょうがなくないです?

相談者:
ああ、そうですねえ・・ノイローゼなんですかね?
母のことが、いろいろこう出てきて、なんか悔しくてたまらないんですよね、今(苦笑)。だから、そういうときが来たらどうしてやればいいのか?と思って・・

野島梨恵:
どうしてやればいいのかっていうのは、具体的にはどういうことですか?どうしてやれば?っていうのは。

相談者:
汚物を何かこう、いろいろしたり、とかしなきゃいけないかも知れないけど、

野島梨恵:
うんうんうん

相談者:
そういったときにい、またふざけられたらあ、私はどうしたらいいのかな?と思っちゃうんですよね。

野島梨恵:
ご自身でやらない方がいいんじゃないですか?それ。

相談者:
そうなんですよ。どういう・・回避すればいいのかな?と思って・・

野島梨恵:
も、それこそホームに入れちゃうとか

相談者:
(笑)ああ・・そっか・・

野島梨恵:
親のこと・・心配なのはわかります・・けれど

相談者:
うんうん・・うん

野島梨恵:
まだ一応ご健在なんで

相談者:
うん

野島梨恵:
親のことを心配してる前に、やっぱご自身のね、

相談者:
うん

野島梨恵:
ご家族?

相談者:
うんうんうん

野島梨恵:
ご自身の人生を考えた方が

相談者:
そうなんですけどねえ

野島梨恵:
いいんじゃないですかね?

相談者:
ううん

野島梨恵:
わかんないです親の事なんてね。
で、もしかしたら何らかのきっかけで、「あのときはごめんねえ」とか言い出して、

相談者:
ああん

野島梨恵:
仲良くなるかもしんないし

相談者:
◆#$%はないんです。

野島梨恵:
うん

相談者:
ああ

野島梨恵:
絶対言わないんだったら、決まってますよね。ほぼね。
介護しない方がいいですよ。したら2人とも不幸になりますよ。

相談者:
うーん

野島梨恵:
だってそんなこと・・嫌だなあと思ってるやつ、無理くり介護なんかしてたら、それこそ一歩間違ったらなんか虐待みたいなことになっちゃうんです。

相談者:
そうなんですよ
そうそうそう、怖いですよね。

野島梨恵:
それは、も、しょうがないですよね、うん

相談者:
なんか、法的に、あるんですかね?
拒否しますみたいな(苦笑)
ヘルプカードじゃないけど・・

野島梨恵:
それはなかなか難しい
ただ拒否までしなくても、

相談者:
うん

野島梨恵:
介護の人来てもらったり、

相談者:
うん

野島梨恵:
デイサービスに行ってもらったり、ショートステイに行ってもらったりして、

相談者:
うん

野島梨恵:
あらゆるそういう資源を駆使して、

相談者:
うん

野島梨恵:
好きにやってもらうしか(苦笑)ないんじゃないですか?

相談者:
(苦笑)

野島梨恵:
それと、でも、長女のあなたが心配しても、ある意味しょうがなくって、

相談者:
はいはい

野島梨恵:
まず親たちが自分のことを自分で心配してもらう・・わなきゃいけないじゃないですか。

相談者:
これがだから、子供の頃からの、◆#$なのかもしれないんですけどお、

野島梨恵:
うん

相談者:
心配性なんですよね。で、どうしよう?と思ってるかもしれないんですけど。

野島梨恵:
今、どういうふうに親たちが老いていくかもわからないじゃないですか?

相談者:
うん

野島梨恵:
歩けなくなるのかあ?
ぼけてくるのかあ?

相談者:
うん

野島梨恵:
そのとき、施設に入るっていう人もいるし、そうじゃない人もいるし、具体的なこう、いろんな条件がまだ決まってないうちに、ああなったらどうしよう、こうしようってお考えになってても、

相談者:
うん。

野島梨恵:
正直なんていうか、無駄ですよね。

相談者:
無駄だ?

野島梨恵:
うん

相談者:
うんうん

野島梨恵:
無駄だと思う。
で、そんな、ことで悩まれてる暇があったら、

相談者:
うん

野島梨恵:
あなたご自身のご家族を、大事にされた方が、

相談者:
はい

野島梨恵:
いいと思いますよ。それは。

相談者:
そうなんですけどねえ

野島梨恵:
うーん

相談者:
◆#$%□&

野島梨恵:
そうだけど、それができない?

相談者:
頭にこびりついてるんですよね。なんかもう本当に・・
自分が子供にやってあげることが、

野島梨恵:
うん。

相談者:
母には何もやってもらってないんで、

野島梨恵:
うん

相談者:
そのたんびに、「何でこんなことしてくれなかったんだろう?」とかあ・・思っちゃうんですよね(苦笑)
うーん・・

野島梨恵:
それって言わないんですか?お母さんに。

相談者:
え、言ったところで「ああ、忘れたあ」ってずうっと言ってます。

野島梨恵:
伝えたことはあるんですね?じゃあね。うん。

相談者:
ああ、もう何回も・・会うたんびに言ってて。
んで、何だ、ヒステリーだとか(苦笑)言われたりとか・・

野島梨恵:
今のお話を聞いてると、父と母の老後をどうしよう?っていうことよりも、お母様との長年のこじれまくってしまった関係性をどうしたらいいか?っていうご相談なのかな?どっちかっていうと。

相談者:
ああ、はあ、はあ
ああ、そうかもしれないですね。

野島梨恵:
そうですよね。どっちかっていえばね。

相談者:
ああ、本当だ。頭が今すっきりしました(苦笑)

野島梨恵:
ううん
確かにね、何か痴漢とか嫌なことされて?、「んなこと知らん」なんて言われたら子供としてはそれは傷つきますよね。

相談者:
ってしばらくわかってなかったんですよね、私。

野島梨恵:
ああ

相談者:
やられてることも。

野島梨恵:
ううん

相談者:
で、中学校になってから、「あ、え?、あれは・・」と思って。

野島梨恵:
ま、そんなことを言っても無駄な親だってこともわかってらっしゃる?

相談者:
はい。もう分かって・・

野島梨恵:
ただそんなこと言って、無駄な親だけども、これはこういう親なんだから仕方がないと。

相談者:
そうね、踏ん切りですかね?

野島梨恵:
踏ん切りをつけるところまでまだいってらっしゃらないっていうことですかね?

相談者:
(苦笑)そう・・

野島梨恵:
うーん
いいんじゃないですか?無理に踏ん切りつけなくても。

相談者:
ああ、ううん

相談者:
心ゆくまで「このくそババア」と思ってた方がいいんじゃないですか。

相談者:
(笑)

野島梨恵:
うん
その方がさっぱりするんじゃないです?

相談者:
ああ・・

野島梨恵:
で、ある程度憎みきったらまた別のものが出てくるかもしれないし。
うん。

相談者:
なるほど。
こっちの気持ちの、整理かもしれないですね。

野島梨恵:
うーん

相談者:
◆#$%心配・・

相談者:
心配っていうよりも、

相談者:
うんうん

野島梨恵:
親の、ことにいろんな不満が溜まって、イライラしてらっしゃって、

相談者:
うん

野島梨恵:
かつ、その不満を、ぶつけたところで解消できないんだってこともわかってらっしゃる、けれども、

相談者:
うん
(笑)

野島梨恵:
そのこと自体「もういいや」と。「こんな親なんだ」と。

相談者:
はい

野島梨恵:
いうふうなところまではなかなか行けていないってことですよね?

相談者:
そうですね。

野島梨恵:
うーん

相談者:
そっかあ、そうなんだ・・

野島梨恵:
うん、だ、もう・・

相談者:
し方ないのね

野島梨恵:
うん

相談者:
そういう親に当たったってことで。

野島梨恵:
うーん

相談者:
うーん

野島梨恵:
ま、いいんじゃないですか。別に、お母様とか、立って歩けなくなったり、ボケてきたりしたら、

相談者:
うん

野島梨恵:
それは別に、ホームにでも入っていただくしかないし。

相談者:
そうですね。

野島梨恵:
うん

相談者:
そうします

野島梨恵:
うん。それはそれで、まあ、しょうがないよねと。

相談者:
はい

野島梨恵:
家にいたいとか、いろいろ言ってるけれども

相談者:
(苦笑)はい

野島梨恵:
うん。「そういう関係性じゃないよね?私とあなたはね」っていう。

相談者:
あ、確かに。

野島梨恵:
うん

相談者:
て◆#$よね、うん

野島梨恵:
「そんな、介護してあげたいとか、してもらえるっていうような関係性じゃないよね」と。

相談者:
うん

野島梨恵:
「そういう親子関係だよね?うちら」みたいな感じで。

相談者:
そうですう。

野島梨恵:
うん(苦笑)

相談者:
でそれベタベタするから気持ち悪いんです、最近。

野島梨恵:
うーん

相談者:
見えてるんですかね?やっぱり。

野島梨恵:
うーん

相談者:
自分の先が。

野島梨恵:
そうなんでしょうかねえ

相談者:
嫌ですね。

野島梨恵:
うん

相談者:
ねえ

野島梨恵:
だから、お母様のことも、まあ、いろいろあるでしょうけど、まだまだね、

相談者:
◆#$%

野島梨恵:
小さいお子さんもいるし、ご自分の家庭もあるから、

相談者:
はい

野島梨恵:
あんまりそのことでね、ああどうしよう?と思っててもしょうがないというか、

相談者:
(苦笑)ほんとだ

野島梨恵:
というか、どうしようもないし。うん

相談者:
そうですね

野島梨恵:
うん

相談者:
はい

野島梨恵:
はあい

相談者:
ありがとうございました。

野島梨恵:
うん

相談者:
すっきりしました

野島梨恵:

はあい、ちょっとお待ちくださいね。

(再びパーソナリティ)

「今となってはもうし方がない親ガチャ。無理して介護に手を出せばかえって危険」への9件のフィードバック

  1. ネグレクト、と言うよりも、単に子供に対する無関心なだけのかなぁ?と
    ネグレクトは要するに育児放棄で食事も与えてもらえないような状況ですからね
    相談者はもっと親にかまってほしかった、面倒も見てほしかったけど、仕事が忙しいという理由で祖父母の家に預けられたり、そういう孤独な幼少期の経験がやがて憎しみになってしまったのかな?と感じました
    まあだからといって立派な親からは程遠いとは思いますし、今で言うところの毒親になるのでしょうね

  2. 回答者のどちらにも肩入れしないドライなアドバイスが聴いてて心地よかった。
    親の介護ではなくてあなた自身の葛藤をどうにかしたいという指摘はなかなか鋭いなと思った。

  3. 「ホームに入れちゃうとか…」 「キャハハ」
    え!?そこそんな笑うとこ???
    嫌いな親なら尚更、まず真っ先に出てくる選択肢だと思うけど!?
    自分でノイローゼって言っちゃってるけど、この相談者さん不安に囚われているだけで実際何も行動できていないのでは???

  4. 状況が変わるわけでないのに、物事の考え方、捉え方を変えることで、気持ちも声もこんなに変わるんだな。

    踏ん切りをつけない落とし所があっていいというところ、心ゆくまで「クソババア」と思い続ければいいというところ、参考にしたいと思った。

  5. 何がしたいのかよくわからない相談者でした。別々に住んでる、かつ介護も今の所兄が面倒引き受けてるならわざわざ関わっていかなくても良いのではないでしょうか。先生の言う通り介護を相談者がしなくていいと思う。関わることで過去の嫌な記憶を思い出すことはないと思います。

    そうなるとやっぱり先生の指摘の通り相談の本質は介護云々じゃなくて親とのこじれにこじれた関係をどうにかしたい、ということになるのでしょうか。年を取って普遍的な親子像みたいなのに憧れちゃったのかな?だとしたら無理だろうから諦めたほうがいいと思います。

  6. さすが野島先生‼️ 快刀乱麻😁 こういうドライで現実的な回答、好きです。

  7. ねばならぬ教は大変だ。
    娘だから介護。長男の嫁だから介護って、どなたさんが決めたんですか?
    ありがたいことに我が国には介護保険というものがありまして、困ったら包括支援センターってとこに行けば良いプラン考えてくれますよ。
    親子関係悪くて介護無理なんて事例は山ほどある。
    〜べき、〜ねばならぬ教から脱会して、楽しい人生歩んでね。

  8. ご相談者さんがスッキリされたということなので、ちょっと安心ですが、両親の件は今後、地域包括支援センターに全面的に任せていただければ。

  9. 力の弱まった憎い母に隙あらば復讐してやろうという気持ちが潜在的にありそう。
    さっさとホームに入れるなんていの一番に思いつきそうなものだけど共依存だから妙にねっちりああだこうだ考えている。
    野島流でバッサリしてスッキリ距離を置けるよう頑張って欲しい。

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