一人を二人で生きよ。子育ても介護も終えて夫とは仮面夫婦。無気力からの脱出

(回答者に交代)

中川潤:
こんにちはあ、中川です

相談者:
こんにちは。はじめまして、よろしくお願いします。

中川潤:
あなたがあ、さっきお話の中ですごく気になったのは、「私の役目がない」っておっしゃりようをされたでしょ?

相談者:
はい

中川潤:
子供さんが、

相談者:
はい

中川潤:
うまく、結婚・・でえ・・

相談者:
そうですね。

中川潤:
あの、羽ばたいていかれたなぁと。

相談者:
はい

中川潤:
思うのでありますが、

相談者:
はい

中川潤:
そのお、羽ばたいていったあ、

相談者:
はい

中川潤:
お嬢さんたちが、

相談者:
はい

中川潤:
すごくう、うまく成長されて、

相談者:
はい

中川潤:
お母さんのところへ、

相談者:
はい

中川潤:
なんだかんだ言って頼って・・来なくなった。

相談者:
そうです

中川潤:
これはむしろ、慶賀すべきことでありましてね?

相談者:
そうですね

中川潤:
でも、あなた的にはそれが・・とても寂しいことなのよね?

相談者:
そうですね

中川潤:
うーん

相談者:
はい

中川潤:
っていうことは、あなたはね、

相談者:
はい、はい

中川潤:
自分の 生きがいをね?

相談者:
はい

中川潤:
子供さん、に、

相談者:
はい

中川潤:
関わるっていうことに、

相談者:
はい

中川潤:
自分のお、その生活っていうか、あり方をね?

相談者:
はい

中川潤:
すべて置いてきたところ・・

相談者:
はい、そうです

中川潤:
うん。
が、実はとっても問題だと思わない?

相談者:
あのう・・◆#$%そうですね。主人のこと・・は、2の次、3の次でしたね。

中川潤:
あ、ご主人のことはあんまり面倒みてこなかった?

相談者:
みなかったです。

中川潤:
あ、そうなんだ。

相談者:
主人は、飲む打つ買うを全部した人です。
ごはんも・・

中川潤:
あ、全然やってくれたあん?

相談者:
全部やってくれました。

中川潤:
あ、そうなんだあ

相談者:
はい

中川潤:
うーん

相談者:
もうだから私は主人と、生活のために一緒に・・いる

中川潤:
ああ、いるだけなのか・・

相談者:
だけで、

中川潤:
うん

相談者:
お互い、部屋も別々で。

中川潤:
あ、そうなんだあ

相談者:
そこは割り切ってて、

中川潤:
うん、うん

相談者:
まあだからって喧嘩してるわけじゃあ、なくて、

中川潤:
うーん

相談者:
必要な時はお互い・・

中川潤:
うん

相談者:
協力・・して(苦笑)

中川潤:
うん

相談者:
っていう関係なので、

中川潤:
うん

相談者:
あんまりい、お互いがお互いを日常は束縛してないので。

中川潤:
うーん

相談者:
ま、そこ・・

中川潤:
あのね、そのご主人との関係はもう今更どうでもええけど。

相談者:
(鼻を吸って)はい

中川潤:
ね?
あなたも割り切っておられるわけだから。

相談者:
はい
はい

中川潤:
やっぱりあなたの中にその、ぽっかりあいたね?

相談者:
はい

中川潤:
心の穴ですよ。

相談者:
そうです

中川潤:
うーん
そこの問題なんだろうと思うのね。

相談者:
◆#$%はい

中川潤:
それが、娘さんの問題と、それからお母さんの介護・・

相談者:
はい

中川潤:
がやっぱ大変だった・・

相談者:
(鼻すする)はい

中川潤:
ことお、が、

相談者:
はい

中川潤:
まあ、それは・・お母さんの介護はもう終わってしまったんですね?

相談者:
終わりました

中川潤:
うーん
だからそこで考えるいとまもない・・

相談者:
はい

中川潤:
日々が終わった・・

相談者:
はい

中川潤:
ところで・・

相談者:
はい

中川潤:
さあ、私は・・何をすればいいんでしょう?っていうことになってしまった。

相談者:
そうですね

中川潤:
ということなんだろうと思うんだけどだけど。

相談者:
はい

中川潤:
だけどねえ、

相談者:
はい

中川潤:
あなたあ、もっとね、自分・・のこと・・を、

相談者:
はい

中川潤:
好きになれないかな?っていう、ちょっとぶっ飛んだあ、言い方あ・・をするんですけどもね?

相談者:
はい

中川潤:
臨床心理のねえ、碩学うで、河合隼雄さんっていう人いる・・あの、亡くなられたね?

相談者:
はい

中川潤:
大変な方ですけど・・「一人を二人で生きる。二人を一人で生きるつもり」っていう・・

相談者:
はい、はい

中川潤:
心の持ち方・・

相談者:
はい

中川潤:
の問題で、そういうことをおっしゃってるんですよ。

相談者:
はい

中川潤:
一人を 二人で生きる。

相談者:
ああ、はい

中川潤:
それ、どういうことか?っていうと、

相談者:
はい

中川潤:
自分をもっとね、大事にしてあげてほしい。大事にするってこと。

相談者:
はあああ(ため息)んん・・

中川潤:
自分を、好きになること。

相談者:
はああ・・(吸って)

中川潤:
でね?、自分ん、を、好きになるだけじゃなくて・・ 自分んん、を、

相談者:
はい

中川潤:
愛おしいと、思う、自分を、持ってほしい。

相談者:
んんんん・・

中川潤:
わかる?

相談者:
(吸って)んんん・・◆#

中川潤:
だ、それをね?

相談者:
あはい

中川潤:
もう少し言えば、

相談者:
はい

中川潤:
自分を、観察する自分を、持つってことです・・

相談者:
観察は十分にしてるつもりなんですけどね・・私のダメなところの方が多い・・

中川潤:
いや、それはね、そうではなくて。

相談者:
はい・・

中川潤:
あなた、決めつけてる部分があるのですよ。

相談者:
・・あああ

中川潤:
さっき、今の寂しい気持ちをね?

相談者:
はい、はい。

中川潤:
押し殺して。今後の自分を成立させなければ・・

相談者:
はい

中川潤:
やっていけない・・なんて、

相談者:
そうですね。

中川潤:
さっきおっしゃったんだけど。

相談者:
はい

中川潤:
ちょっとねえ・・それ、

相談者:
(鼻を吸って)はい・・

中川潤:
根本的に違うんとちゃうか?って・・思うわけですよ。

相談者:
(鼻を吸って)そうなんですね。

中川潤:
うん。

相談者:
(鼻を吸って)んん・・

中川潤:
さっきねえ?、ウルヴェ先生がね?

相談者:
はい、はい。

中川潤:
「だらしなくやったら、なんでいかんの」とかね?

相談者:
はい

中川潤:
あったでしょう?

相談者:
はい

中川潤:
「しんどかったらあ、横になったらええやん」とね?

相談者:
はい

中川潤:
うん。
だからね、

相談者:
はい

中川潤:
あなたね、

相談者:
はい

中川潤:
もっと、ねえ、あの・・

相談者:
はい

中川潤:
自分を解放してあげてほしいんだよねえ。

相談者:
そうですね。
先生の言ってる意味は分かるんですけどお。

中川潤:
なんとなく、わかるでしょ?

相談者:
はい

中川潤:
「だけど、どうすりゃいいのよ」って・・

相談者:
そうですね。

中川潤:
ことなんでしょう?

相談者:
はあい

中川潤:
だけんど、まずもって、ね?

相談者:
はい

中川潤:
私の、役目、が、終わった・・おで、

相談者:
はい

中川潤:
私は一人だ。

相談者:
あはい(苦笑)

中川潤:
寂しい。

相談者:
はい

中川潤:
でもね、これよくよく考えて◆#、人間一人なんだよ。
結婚したって一人なんだよお。

相談者:
そ・・

中川潤:
嫁さんがいたって一人なんだよお。

相談者:
あああ・・そうですね。

中川潤:
そうですよ。あなたね・・パートナーがいたってね、一人ぼっちは一人ぼっちなんですよ。

相談者:
◆#$%□&▽*+

中川潤:
で、逆に言うとね、

相談者:
はい

中川潤:
一人ぼっちをきちんと生きられる人間じゃなかったら、パートナーシップなんて組めないんだから、結婚生活だってうまくいくわけないんだから。

相談者:
なるほど・・

中川潤:
これから一人でいるっていうことが、どういうことなのか・・それが、当たり前のことなんですよ。

相談者:
ああああ・・なるほどね・・

中川潤:
うん。

相談者:
そうですね。

中川潤:
そうですよお?

相談者:
(吸って)あああ・・

中川潤:
元々そうなんだからあ。

相談者:
そうですね。

中川潤:
でしょう?

相談者:
確かに、そうですね。一人で、(鼻を吸って)遊ぶし、そうですね。

中川潤:
そうですよ?

相談者:
何も、全て、一人で、責任を持って・・いたわけ◆#$%□

中川潤:
そうですよお。

相談者:
はい。
なんとなくわかりましたあ。

中川潤:
わかるでしょ?

相談者:
はあい

中川潤:
で、そういうことをお思いになって。

相談者:
はい

中川潤:
肩の、力をもっと抜いて。

相談者:
はい

中川潤:
「こうしなければいけない」とか、

相談者:
はい

中川潤:
「ああしなければいけない」とか、

相談者:
はい

中川潤:
そういうことをちょっと、お考えにならないで。

相談者:
はい

中川潤:
うん。それでもう一度、

相談者:
はい

中川潤:
自分のことを、

相談者:
はい

中川潤:
観察するようにしてみてくださいな。

相談者:
わっかりました。
一人を楽しむ。一人い・・

中川潤:
そうですよ。ああたねえ・・

相談者:
の、自覚・・はい

中川潤:
まだ62なんだから。これから人生、10年も20年もあんだから。

相談者:
うん・・そ、それは、

中川潤:
うん。今から、そんな風なねえ、勘違いした生き方してると、せっかくのこれからのおお、

相談者:
はい

中川潤:
10年、20年が、

相談者:
はい

中川潤:
つまんなくなっちゃうから。ね?

相談者:
わかりました。ありがとうございます。◆#$%□

中川潤:
うん。
もっと自分をね、大事にしてあげて?

相談者:
はい!
ありがとうございます。

中川潤:
はい。ちょっと、ウルヴェ先生と、代わりますね?

相談者:
はい

中川潤:
はいい。

(再びパーソナリティ)

「一人を二人で生きよ。子育ても介護も終えて夫とは仮面夫婦。無気力からの脱出」への16件のフィードバック

    1. 中川先生も言ってますが、河合隼雄という日本の心理学の偉い先生です。ひょっとすると加藤先生より有名かもしれない。

      1. 河合隼雄先生はめちゃくちゃ偉い先生ですよ。
        ユング派勉強して、日本ではじめて箱庭療法を取り入れた先生。カウンセリングの始祖鳥。
        「1人を2人で生きる」
        とても参考になりました。

  1. 目のこともあって小さい頃から頑張り癖がついているんでしょうね。「頑張る。人の役に立つ」事がアイデンティティだった… 自分に甘い自分も認めてあげてね❤お

  2. 中川先生も心理学の本読んで 人生相談のために備えているのかな? 加藤先生のお勧め?

  3. 寂しいひとが、ここにもひとり…
    同年配なので気持ちはわかります。幸い わたしには夫も含め 同じ年頃の仲間がたくさんいるので、皆で励ましあったり、愚痴ったりして楽しく騙し騙し日々を過ごしています。ありがたいと思っています。

  4. わたしも以前は生真面目な方で、何事もきちんとやらなければ気がすまなかったものです。が、還歴過ぎて 体力が目に見えてなくなり、思うように家事や仕事がはかどらないことに焦りを感じたりしました。
    しかし、ある時から開き直りました。疲れや眠気を我慢して家事をやっても はかどらないし楽しくない。今までは子どももいたし 無理してやらなければならなかったけれど 今はもう みんな自分のことは自分で出来る。わたし一人が無理することはないんだ‼️ しんどい時は寝ちゃえ寝ちゃえ~😁と寝るようにしました。酷い時は1日寝込むこともありますが、それで体調が良くなった事を喜ぶようにしています。(さすがに仕事は這ってでも行きますが😆)
    協力的な家族に感謝しています。
    それから、おそらくあと数年で両親の介護が始まると予想されます。その時はまた無理をしなければならないと思うので、それまで束の間の間自分を甘やかそうと思っています。

  5. ご相談者さん、目に障害ということは、障害者手帳持ちなのでしょうか?難しい状態で頑張っているようですが、包括支援にも相談したらどうか?
    お母さんの介護もされているようですが、老老介護の年齢に入るだけに、そのあたりも含めた相談をなるべく早めにしていただければと思います。

  6. 中川先生の一人を二人で生きるお話し、聞けて良かったです。ありがとうございました。

  7. 片眼しつつも長年勤めて娘二人を嫁に出した。よくやったよ、相談者。

  8. 同年代です。相談者さんのお気持ちわかります。
    親の老いや子どもの独立はやっぱり寂しいものです。
    お母様やお子さん…いろいろご家族のために頑張ってこられて、ふと落ち着いたら気が抜けてしまったのではないでしょうか。
    気がついたらいつのまにやらこんな年になってしまったと…。本当に早いです。
    更年期や老化現象の年齢で体にもあちらこちら不調が出てきます。
    将来の不安もよぎります。
    伴侶ともあまり息があっていないようですし、寂しいのではないでしょうか。
    身近に親しくしている人がいれば、また違うのですが…。なかなか難しい。誰か共感して欲しいですよね。
    空の巣症候群で孤独でうつ状態なのかもしれませんね。
    少し落ち着いたら、ちょっとずつ何か楽しいことを始めるか、ペットを飼うなどいいかも。主治医に相談してカウンセリングを受けるのもいいと思います。
    現代は孤独社会なので、これから増えるような気がします。
    とても不安定な年代です。

    1. ペット飼育は止めた方が良いかも。「高齢者がペットを飼い始めたものの、飼い主が施設行きになった際はペットに行き場が無い」問題点が多発している昨今。モラハラっぽい旦那が勝手に始末する…なんてのも有りそうだし。

      1. ペットは小さいうちからでなくても大丈夫かもしれません。保護団体によっては万一の場合の依託制度のあるところも。
        勿論飼うには責任をもって、ですが。
        動物が好きで環境等が許されればです。 
        夫婦の会話が増えた、癒された、という方もおられるようです。

        1. 犬猫は5歳くらいの人慣れした個体を保護団体から貰うこともできる
          子犬子猫よりしつけも終わってるし寿命も短い
          ただ今までの人生で一度もペット飼ってなかったりとか夫婦どちらかが動物嫌いだと無理かも

  9. 人間ってエゴや煩悩だらけで愚か。
    自分も含めて。
    悩みのほとんどが人間にまつわること、のような。
    もう疲れた。
    動物は友だち、です。
    年齢的に飼うのが難しくなるのがなやましい。

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