明日娘が出て行く相談者「(泣)助けて‥」高橋龍太郎「落ちつけ」

テレフォン人生相談 2023年12月26日 火曜日

娘がいなくなれば、どうしたって向き合わなくちゃいけなくなるのが、夫にはご飯も食べれて土日も過ごせる居場所がよそにあるという現実。

 

パーソナリティ: 今井通子
回答者: 高橋龍太郎(精神科医)

相談者: 女58歳 夫58歳 長女30歳 三人家族

今井通子:
もしもし、テレフォン人生相談です。

相談者:
すいません、よろしくお願い致します。

今井通子:
はい。
今日のご相談は何ですかあ?

相談者:
(鼻を吸って)家族との、関わり合いで、私はどうすればいいのか、助けていただき、たくて、お電話を、差し上げました。
(これよりずっと泣き声)

今井通子:
はい。
まずあなたはおいくつ?

相談者:
58歳です。

今井通子:
58歳。
ご結婚されてます?

相談者:
はい

今井通子:
ご主人、おいくつ?

相談者:
58歳です。

今井通子:
58歳。
お子さんいらっしゃいます?

相談者:
はい。娘が、一人おります。

今井通子:
お嬢さん。

相談者:
はい

今井通子:
おいくつ?

相談者:
30歳です。

今井通子:
30歳。

相談者:
はい

今井通子:
三人家族?

相談者:
はい

今井通子:
お嬢さんは、まだじゃあ、結婚されてないわけね?

相談者:
はい、そうです。

今井通子:
と、三人で、家族の問題?

相談者:
はい

今井通子:
は、何でしょう?、そうすると・・

相談者:
私は、先日?

今井通子:
はい

相談者:
娘に対して、「死んでしまえ」と、思ってしまいました。

今井通子:
はい

相談者:
で・・

今井通子:
理由は?

相談者:
まず、夫があ、ほとんど家族に、関わっては、くれません。

今井通子:
うん

相談者:
黙って、仕事に行き、黙って帰って来。

今井通子:
うん

相談者:
土日も、家には、いません。

今井通子:
はい

相談者:
で・・娘があ、

今井通子:
はい

相談者:
大きな病気を、小さい時にしてしまいまして。

今井通子:
はい

相談者:
その・・時も、夫は、ほとんど、病院に来ることもなく。
私一人で、看病を、しています。

今井通子:
この、大きな病気ってなんでした?

相談者:
いわゆる、難病です。

今井通子:
あ、難病。はい。

相談者:
はい。で、今は、20歳の時に、とても良いお薬に出会えることができて、

今井通子:
うん

相談者:
他の方と、変わらないような、生活が、できております。

今井通子:
じゃあ、お嬢さんも働いていらっしゃる?

相談者:
はい。そういう状況の中で、

今井通子:
はい

相談者:
娘が、2、3年ぐらい前から、

今井通子:
はい

相談者:
多分、この子は、家を出て独立したいんだろうなあ、というのは、

今井通子:
はい

相談者:
なんとなく、感じておりました。

今井通子:
はい

相談者:
それでも、私たちには、言い出せないんだろうな、というのも・・なんとなく、感じておりました。

今井通子:
はい

相談者:
で、そんな中で、娘が、どんどんと、私に対して、いろいろな要求を、するようになりました。

今井通子:
うん・・

相談者:
要求自体は、本当に、大したことでは、ありません。

今井通子:
うん

相談者:
(鼻を吸って)あ、の・・例えば、「みかんの皮を、剥いてくれ」とか。

今井通子:
・・はい

相談者:
例えば、「洋服を、着させてくれ」とか。

今井通子:
・・はい

相談者:
とてもその・・25歳、以上、の、子供が言うようなことではない・・よな、とは、思っては、いたんですが。

今井通子:
はい

相談者:
やはり、これはおかしいんではないだろうかと。・・(鼻を吸って)

今井通子:
・・

相談者:
娘の要求が、こうやって、どんどんエスカレートして行くのは、家は出たいんだけれども、ままならない気持ちが、私に向いて、そういう形で出てきてるんではないだろうかというふうに、思い始めました。

今井通子:
う、ん・・

相談者:
で、そのことを、いろいろ悩んでいると、だんだん・・(鼻を吸って)、 このままではこの子はダメになってしまうんではないだろうかという・・恐怖のようなことが出てきてしまっていて。

今井通子:
ああ・・

相談者:
それがだんだんこう・・自分の負担に?、なってきてしまっていって、私は・・いろんなことを、間違ったんではないだろうか?、というふうに、思うようになってしまいまし・・て。

今井通子:
うん。何、間違いました?

相談者:
(鼻を吸って)夫に、対する態度だとかあ。娘に、対する看病の仕方だとかっていうのが、根本的なところで、私は何か、違ったんではないだろうかと・・思うようになってしまいまして。

今井通子:
はい

相談者:
だんだん、自分の価値がないんではないだろうかっていうふうに思った時に・・(鼻を吸って)

今井通子:
・・はい

相談者:
娘を・・家から出さなければいけないっていう、その・・思いばかりが先走ってしまって。娘に、 突然、「もうここから、出て行きなさい」と言ってしま・・ったんです。

今井通子:
何ヶ月前ぐらいに言ったんですか?

相談者:
これが、今から、4か月、ぐらい前の、ことだと思います。

今井通子:
4ヶ月ぐらい、前に、言っちゃったのね?

相談者:
はい

今井通子:
はい

相談者:
で・・それから、1月ぐらい経って、

今井通子:
はい

相談者:
あの、「分かりました。出て行きます。」と・・

今井通子:
はい

相談者:
そこから娘の態度が、急変してしまいまして。

今井通子:
はい

相談者:
(鼻を吸って)口もきかないし、ことある、ごとにというか・・「私は、ここから・・縁を切って、出て行くつもりでいるから」・・というようなことを、言い始めてえ、しまいましてえ。

今井通子:
はい

相談者:
(鼻を吸って)ああ、私の言い方が、悪かったんだな、というふうに、思っているんですが、

今井通子:
はい

相談者:
せめて、その・・(鼻を吸って)、・・娘、を、快く、送り出してやりたかったのに・・どうしてこんなことになってしまったのかな、というふうに、後悔ばかりが、先に立ちます。

今井通子:
はい。
4ヶ月前に娘さんに、「出て行け」って言われた、その時の状況なんですが、

相談者:
はい

今井通子:
喧嘩かなんかして、突然、言っちゃったの?

相談者:
感情的になってたと思います。もう、突然、私があ、「こんなことばっかり・・私に負担をかけるようなことばっかりしないで、出て行きなさい!」って言って、

今井通子:
あああ、

相談者:
しまいま・・

今井通子:
そういう・・ことか。
ということは、娘さんには、そのう、「みかん、皮、剥いてくれる?」みたいなことを、言、わ、れ、てえ、「自立しなさい」っていう意味で、「出て行け」って言ったんですよね?

相談者:
そうです。
ただ、言い方としては、とても、感情的になっていたと思います。

今井通子:
んんん、に、言っちゃったのよね?

相談者:
はい

今井通子:
それでその後、娘さんがあ、「出ていく」っていう、決心をして、

相談者:
はい

今井通子:
その後は、口をきかない。

相談者:
はい。
口もきかないですし・・

今井通子:
うん。だけど、今、4ヶ月経って、まだ、家にいるんでしょう?

相談者:
それは、自分が思っているところが、

今井通子:
うん

相談者:
この時期にならないと、空かないという、

今井通子:
あ、もう、

相談者:
理由が・・

今井通子:
出ていく場所は、決めてるの?

相談者:
はい。もう、明日、明後日には、出て行きます。

今井通子:
ああ、そういうことなんですか、はい。

相談者:
はい

今井通子:
そこで?、今日のご相談はなんでしょう?

相談者:
で・・本当は、とても、快く、送り出して、やりたかったのにい、

今井通子:
うん

相談者:
できな・・く、なってしまったんですが。

今井通子:
はい

相談者:
今からでも、

今井通子:
はい

相談者:
快く、

今井通子:
はい

相談者:
明日、明後日、送り出してやりたいな、と、思っていて。

今井通子:
うん

相談者:
それは、何か、方法があれば、助けていただきたいと、思っております。

今井通子:
わあ、かり、ましたあ。はい。
今日はですねえ、精神科医の、高橋、龍太郎先生がいらっしゃいますので、

相談者:
はい

今井通子:
伺ってみたいと思います。

(回答者に交代)

「明日娘が出て行く相談者「(泣)助けて‥」高橋龍太郎「落ちつけ」」への15件のフィードバック

  1. 相談者、つい言ってしまったことを相当後悔しているようですね。
    「今まで、言わずに我慢してたのに、娘の独立までもう少しだったのに」との思いだったのかも知れません。

  2. さすが、精神科の高橋医師と思われるアドバイスだった。
    でも、相談者が今回のアドバイスを受け入れるには、もう少し時間がかかるような気がした。

  3. 今井先生の最後の「わかった?」が今まで聞いたことないくらい呆れた感じでしたね。

  4. はじめから不安定な感情、涙声、相談者に何かしらの精神疾患的なものがあるのではないかな?
    とにかく0か100しかなくて極端なんだよね、この相談者。
    自分が悪いって言ってるけどホントのところそんなことは思ってなくて自分が悪いということで周りを攻撃している。
    はじめは旦那が娘の看病に協力的じゃなかったと批判しておきながら最後らへんは私が悪いと今度は自己蔑視。

    龍太郎先生の言うとおり相談者は依存気質で娘にも旦那にも依存しておりそれが嫌で家族は相談者のもとから離れていく。旦那が相談者の依存を拒んだことによって変わりに娘に対する依存という形でエスカレートしている。

    全部私が悪い、と自分を蔑むことによって周りをコントロールしようとする。
    加藤先生の言葉を借りるならば「自己蔑視には猛烈な敵意が隠されている。」

    1. 自己蔑視には隠された敵意があるってホントその通りですね。まさに相談者はその典型って感じ。
      人のせいにする人より、自分のせいだと主張しまくる人の方が、実はタチが悪い気がします。

  5. 旦那は早くから相談者の依存を遠ざけ、代わりに娘が相談者の依存心の下敷きとなり、今度はその娘も離れてゆきいよいよ依存対象が近くにいなくなる
    涙はそのことに対する怒りの現れ

  6. 5年くらい前でしょうか、テレビでも取り上げられましたが、確か書道界の金澤翔子さんもダウン症を抱えながらも一人暮らしをされていますよ。
    難病を抱えながら一人暮らしする人は今後も一定数出てくるので、家族を含めた親族だけでなく、行政や福祉団体などでもサポート出来ればねえ。
    ところで、首都圏での放送は今日が年内最後で、新年は来月5日からになるようですが、そのような地域も一部出てくるのではないかと思います。
    そうならなくても、普段とは違う放送時間帯になる地域も出てくるはずなので、ネット局の番組表はしっかり見て聴くということになるでしょう。

  7. 年の瀬に凄いのが来たなあ

    相談者の言ってることが本当なら、旦那は本当に薄情者だ
    家に寄り付かず、難病の娘にもほぼ興味を示さず、家族で食事もしない
    そんな冷酷な対応をされたら、相談者も心身ともに追い詰められよう

    だけど、現状の相談者は相当に危なっかしい
    娘と仲直りしたいのに、娘に「ごめんね」の一言も言えないってのが理解できない、一言謝って「元気で頑張るんだよ」じゃダメなのか
    笑顔で送り出したいなら笑顔を作ればいいんじゃないか
    第一、娘を自立させたかったのなら狙い通りのはずなのに、結局子離れができてない、それどころか依存してる相手がいなくなること、生き甲斐がなくなることへの拒否反応でめそめそしてるように思える
    まさに15:00の匿名さん、15:21の匿名さんのご指摘どおり

    去年「消防団に入ってる引きこもり息子」の相談をしてきて、大原先生にぶった斬られた自己憐憫相談者によく似てる
    「一生懸命やってきたのに、こんな仕打ちを受けて可哀相なワタシ」から抜け出さないと、娘さんの心も離れていくだけ
    今井先生&龍太郎先生の仰る通り、「とりあえず精一杯やってきた」と自分で自分を納得させて、人に絡まない生き方を探さないと、これからもめそめそし続けるだろうし、ますます周りの人は逃げていくだろう

  8. 私も似たような母がいるため、娘さんの気持ちがよく分かります。
    娘がいろんなことをお願いするのは単純に母親を困らせたいためな気がします

    私の母親は「あなたのためなの」といつも言い、私が嫌がっていることも無理やりやらせてきました。
    案を聞いた時点ですでに「失敗するだろうな、それやると逆効果だよな」と思い拒否をしてもやらせるまでしつこーく言ってくる。
    そしてやってみて案の定失敗しても「私はあなたのために一生懸命考えたの。感謝しなさい」や「失敗したあんたが悪い」と言ってます。
    会話のキャッチボールはできたことありません。

    そんな母親といる父親はすぐキレまくる人間に進化しました。

  9. 私が悪いんですということを何度も言ってましたが、そういう人は本当に悪いと思っていない。
    「そんなことないよ、あなたは頑張ってる」という言葉が欲しいんですよね。
    私も息子に依存していたので、相談者さんの気持ちは少しはわかります。
    今生の別れでもあるまいし、笑って送り出してあげれば。
    それも難しいのかな。

  10. 娘さんは、めそめそしすぎなお母さんから、離れて暮らしたほうが幸せだろうな。。
    いつかは別れて暮らさなくてはいけない。

    決して自分が悪いと思っていない、『自分が悪いんです。』
    なんだかもやもやした相談だった。

  11. ご相談者追い詰められてる。。。
    これまで、相談できる友人や姉妹などいなかったんだろうな。。。
    今井先生が「(ホントに)わかってる?」と聞いてたけど、きっとわかってないね。。。自分を責めることに夢中だよ。。。
    娘の難病にも関心を持たないアスペな夫に孤独感を募らせ、赤ちゃん返りして甘える娘に愛憎逆転の嫌悪をして、「死んでしまえ」と言って後悔する
    典型的なゼロヒャク発想。娘ちゃんも辛かったね、独立するのは正解だったけど

  12. ご相談者追い詰められてる。。。
    これまで、相談できる友人や姉妹などいなかったんだろうな。。。
    今井先生が「(ホントに)わかってる?」と聞いてたけど、きっとわかってないね。。。自分を責めることに夢中だよ。。。
    娘の難病にも関心を持たないアスペな夫に孤独感を募らせ、赤ちゃん返りして甘える娘に愛憎逆転の嫌悪をして、「死んでしまえ」と言って後悔する
    典型的なゼロヒャク発想。娘ちゃんも辛かったね、独立するのは正解だったけど

    管理人さんのおっしゃるとおり。その恐怖の気持ちが先立っているのかも!?

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