いっぱいいっぱいの自宅介護。84歳の父親を殴り始めた相談者に共倒れの危機
(回答者に交代)
野島梨恵:
こんにちはあ、
相談者:
あ、こんにちは。
野島梨恵:
はい。
ええと、ちょっと気になったのがあ、
相談者:
あはい
野島梨恵:
あなたがお父様に手を挙げてしまうことがあるっていうのが、
相談者:
そうですねえ、ええ。
野島梨恵:
えっと、何年ぐらい前からそういうことがありましたか?
相談者:
いや・・こちらに来てから・・7カ月くらい前くらいからなんですよね。
野島梨恵:
ふうんんん・・
どれぐらいの頻度になりますか?
相談者:
ほとんど、月一回あるかないかとか・・
野島梨恵:
ふうんんん・・
相談者:
に、なったんですけどね。
ただ・・挙げたりすると、なんか、止まらなくなってえ、
野島梨恵:
うん、うん、うん。
相談者:
「なんで私が?」っていう感じでえ、なんかそういうふうに、「謝って!」みたいな感じ、私、言ったりとかあ、
野島梨恵:
うん
相談者:
なるんですよね・・
「何が悪いと思う?」「なんで私がこうなると思う?」って感じで・・
野島梨恵:
あ、なんで私がこうな・・
相談者:
ええ
野島梨恵:
こんな風になっちゃうか、わかるか?
相談者:
ええ
野島梨恵:
謝ってほしいっていう気持ちなのねえ?
相談者:
そうですね、ええ。でも、ちょっとあの、デイサービスから帰ってきた、マスクを・・ゴミ箱に捨てなかった、とかあ、
野島梨恵:
ああ、ああ、なるほどね・・
相談者:
それで、その翌日に気づいてとか、そういうことでえ、
野島梨恵:
で、カーっとなっちゃうのね?
相談者:
ね?、こういうことでえ・・
野島梨恵:
うん・・。
旦那様はどういう、お考えなんです?、お父様のことについて・・
相談者:
ん、やっぱり、「施設に入れればかわいそうだね」って・・思うんですね?
野島梨恵:
うん・・
相談者:
それで・・もっとデイサービスとか増やしてえ、
野島梨恵:
うん
相談者:
「2人の距離を離した方がいいよ」って言ってね?
野島梨恵:
うん
相談者:
るんですよね。
野島梨恵:
うん
相談者:
ただ、もう、これ以上は、週3日が限度なんでね。
野島梨恵:
うん・・
相談者:
あとは、「もうちょっと離れるように」?
野島梨恵:
うん・・
相談者:
っていうふうには、言われるんですけどね。
野島梨恵:
うん・・
相談者:
でも、看てないと、転んだりとかっていうのあると怖いっていうのは、私、あるんですよね。
野島梨恵:
うんうんうん・・
さっき、リハビリ科の人が来てくれてるみたいな話がありま・・
相談者:
あ、そうです。訪問のリハビリが週2回なんでえ、
野島梨恵:
その、訪問リハビリが週に来ている?
相談者:
はい
野島梨恵:
ヘルパーさんみたいな人は来てないですか?
相談者:
あ、ヘルパーは来てないです。
野島梨恵:
これ、一般論としてえ、
相談者:
はい
野島梨恵:
一回ね?、そのお、ご老人に対する、親に対するう・・まあ、手を挙げるようなことが起こっちゃうとお、徐々に、増えていってしまうんですよね。
相談者:
そうなんですよね。
野島梨恵:
そ・・
野島梨恵:
それが、私も、怖いなって思うんです。
野島梨恵:
うんん・・
相談者:
で、止まらなくなる時があるんです。
野島梨恵:
そう、そう、そう。そうなっちゃうとお、
相談者:
はい
野島梨恵:
あなたご自身では、もう、止められないんだと思うんです?
相談者:
ええ・・
野島梨恵:
で、人がいるときには、あなたも・・旦那さんの前でとかはなさらないんじゃない?
相談者:
あまり無いですね。
野島梨恵:
ご老人の方は、どんどんね?、衰えていかれるしい、
相談者:
うん、そうなんですよ。
野島梨恵:
こちらの方は、イライラやストレスが募っていくしい、
相談者:
(苦笑)はい
野島梨恵:
エスカレートしちゃうんでえ。今、まさしく、その、旦那様がおっしゃったように・・もう、離しちゃうしか、無いんですよね?
相談者:
施設ですかね。
野島梨恵:
うん、それか、もう、なんか、もう、ヘルパーの人、に、かなり、頻繁に来てもらうなり、なんなり、が・・してえ、あなた、様があ、 お父様を、目・・今、目を離す◆#$離せないっておっしゃったでしょ?
相談者:
そうです、それが・・
野島梨恵:
ん、目を離せるようにい、
相談者:
うん・・
野島梨恵:
しちゃう。
相談者:
うん・・
野島梨恵:
今、だから、お父様いらっしゃってからあ、あんまりご夫婦で気兼ねなく旅行にね?、二泊ぐらいしたりももう、できないんじゃないで、す?、うんん・・
相談者:
ただ、この間あのう、3人で行ったんですよ。◆#$%
野島梨恵:
うん・・それは喜んでらした?、お父様。
相談者:
そうですね、うん。
野島梨恵:
うん・・
相談者:
「楽しかった」って言ってね。
野島梨恵:
あのう・・
相談者:
◆#$%うん・・
あんまりあの・・
野島梨恵:
うん
相談者:
なんです?、感情が出ないし、お礼を言うタイプじゃないん、ですよね?
野島梨恵:
うん、うん。
相談者:
ええ・・
野島梨恵:
まあ、昔の男性なんでしょうね?
相談者:
うん・・そうなんですよね。
野島梨恵:
うん
相談者:
そういうのもイラっとしちゃってえ。
野島梨恵:
・・うん
相談者:
当たり前のようにご飯食べてるでしょ?、とかって感じになっちゃうんですよね。(苦笑)
野島梨恵:
うん。
それは・・あなたが悪いというふうには、思わないし。
相談者:
うん・・
野島梨恵:
むしろね?、その、まあ・・通いの時も、すごく大変だったみたいですよね?お話聞いたらねえ。
相談者:
うん・・そうですねえ。
野島梨恵:
で、まあ、引き取られて?
相談者:
うん・・
野島梨恵:
本当に、いい、お嬢さんでえ。
相談者:
うん・・
野島梨恵:
いい、旦那さん、だな、と思いますけどお。
相談者:
ああ、ありがとうございます。
野島梨恵:
ただ、これ以上、これが続くとお、いい方向に転ぶっていう展開が、すごく想像しにくいんですよね?
相談者:
はい
野島梨恵:
でえ、取り返しのつかないことにはあ、もう、
相談者:
うん、そう、なると、思っちゃうですよ。
野島梨恵:
なりかねないんですよ。
相談者:
ええ、ええ・・
野島梨恵:
そういう事件ってすごく・・多いじゃないですか、今、報道でも、
相談者:
そうですねえ。
野島梨恵:
ねえ?、殺しちゃったとか、
相談者:
うん
野島梨恵:
重症負わせちゃったみたいな、
相談者:
うん、
野島梨恵:
そこまで行かなくてもね・・
相談者:
だから、気持がわかるんですよね、私。
野島梨恵:
うん・・うん
相談者:
うん。そういう人たちの・・
野島梨恵:
それは、そうですよね。毎、日、毎日のことでえ、
相談者:
ええ
野島梨恵:
ストレスがこうたまってきちゃったら、
相談者:
ええ
野島梨恵:
一回、その捌け口が見つけちゃったら、もうそっちに向かって行っちゃうのはあ、
相談者:
そうなんですよね・・
野島梨恵:
人の気持ちとして、わかるのでえ。
相談者:
はい
野島梨恵:
で、止められないだろうなってことも、わかるのでえ。
相談者:
ええ・・
野島梨恵:
だとしたら、もう、そういうことが、起こらないようなシチュエーションをね?、作るしかないから。
相談者:
ええ
野島梨恵:
で、施設はかわいそうだなってお気持ちも分かりますけれども、
相談者:
ええ
野島梨恵:
あのう、そういうことを、お考えにならないといけないし、
相談者:
(ため息)
野島梨恵:
また、その・・何らかの形で手を挙げているっていう。
アザがあったりね?
相談者:
ええ
野島梨恵:
そういうのを、 介護の人とかが、
相談者:
ええ
野島梨恵:
気がつかれたら、
相談者:
うん
野島梨恵:
これ、警察に通報されてしまって、あなたが逮捕されてしまうっていう可能性も、
相談者:
うん
野島梨恵:
十二分にある。
相談者:
そうですよね。
野島梨恵:
の、でえ、
相談者:
うん
野島梨恵:
あなたが・・そお、こまで、追い込まれてしまうという事態を、避けなきゃいけない・・
相談者:
うん
野島梨恵:
と、思うんです?
相談者:
はい
野島梨恵:
で・・あの、デイサービスとかも、生活相談員さんなり、介護相談員さんなりって、いらっしゃると思うんですけどお。
相談者:
ええ
野島梨恵:
ご相談はされてますう?
相談者:
あ、しました。
野島梨恵:
うん
相談者:
それで、増やしましたね。
野島梨恵:
うん
相談者:
ええ
野島梨恵:
手を挙げてしまうことも、ある、みたいな話はまだされてないです?
相談者:
それは、してないです。
野島梨恵:
うんん。
相談者:
ええ。ただ・・あのう、「茶碗を割った」っていうのは、あるんですけどね?
野島梨恵:
う、ん・・
相談者:
ええ。私が、ん・・「わあっ」ってなってえ、
野島梨恵:
うん
相談者:
物に当たったんですよね。
野島梨恵:
うんん・・
相談者:
ええ
野島梨恵:
それはあ、もう、かなりあなたも、お疲れになってる・・
相談者:
(苦笑)
野島梨恵:
っていう、
相談者:
ええ・・
野島梨恵:
証拠ですよねえ。
相談者:
ええ。
それは言いました。
野島梨恵:
もう、介護相談員の方にい、「このままだとなんか手を挙げてしまい・・」、まあ、手を挙げてしま、った、っていうのは、(含み笑い)なかなか言いにくいと思うんですけども。
相談者:
(苦笑)うん・・
野島梨恵:
まあ、「手を挙げてしまう寸前だと自分でも思って、限界だと思う」と・・
相談者:
うん
野島梨恵:
いう、ご相談を率直に、されてみた方が・・いいと思います。
そういう事件は、とても多くてえ。やっぱりデイサービスの方が気がついて通報されて、ね?
相談者:
ええ・・
野島梨恵:
そしたら、もう、そのまま刑事事件になっちゃってえ、
相談者:
うん・・
野島梨恵:
あなたさん、もお、大変困ったことになるでしょうし、
相談者:
ええ
野島梨恵:
旦那様も、悲しまれるだろうし。
相談者:
そうですね。
野島梨恵:
何よりそれは、お父様にとっても良くない。
ご家族全体に非常に良くないのでえ、
相談者:
うん・・
野島梨恵:
旦那様も頑張れてるけど、あなたも今ちょっと・・お一人で頑張りすぎちゃってるところがあると思うので、
相談者:
はい
野島梨恵:
「かわいそうだな」っていう気持ちがあるのは、すごいよくわかりますけれども、
相談者:
ええ・・
野島梨恵:
ただ、このままで行ったほうが、もっとかわいそうかもしれません。
相談者:
うん・・そうで・・
野島梨恵:
お父さん。もっとかわいそうな結末に、なってしまうかもしれませんねえ?
相談者:
ええ・・
野島梨恵:
結構、事態は、深刻だなと、私は思いました。うん・・
相談者:
あ、そうですか・・
野島梨恵:
早いところ、どこかで、この流れを、止め、て、変えないと・・事件になってしまうんではないかと、心配です。
相談者:
ああ、そうですか。
野島梨恵:
うん
相談者:
分かりました。
野島梨恵:
でも、あなたご自身がね、やっぱり、す・・「このままではまずい」と思ったから、こそ、お電話いただいてるんだろうし、
相談者:
そうですね、ええ。
野島梨恵:
うん、「なんとかしなければいけない」と思っていらっしゃるんであれば、
相談者:
ええ
野島梨恵:
やっぱりなんとかするように?、もっとこう・・介護相談員の方とかに相談して、具体的に動かれて、現状を変える、べくね?、それは動かれた方がいいのかなっていうふうには・・思いますね。
まあ、ちょっとご主人とも・・あとね、お姉さまとも相談された方がいいと思う。
相談者:
ああ・・
野島梨恵:
やっぱり、お金もかかることになりますでしょう?
相談者:
ええ・・ああ、わかりました。
(再びパーソナリティ)
相談者さんの「施設に入れるのが可哀想」という言葉が気になった。
柴田さんの場合は、良い介護職員さんに恵まれたのだろう。
介護経験者としてのアドバイスとして、
介護施設、職員さんも色々なので、入居に関しては、施設を慎重に選んだ方がいい。
柴田さんの言うこともしっかり聞いて対応を、というところですが、難しいんですよねえ。あと、放送に出なかったお母さん、どうしたのかなあ?
子供がいないということですが、あと、介護関係者だけではなく、遠隔地にいる姉ともしっかり話をして、悔いなき対応をして欲しいと思います。
介護施設でも、致死傷事件が起こっているので、心配な面もありますね。
暴力行為が起きてしまっているので施設に入れるべきでしょうね
弁護士のいう通り場合によっては事件になりかねない
高齢者だからちょっとの暴力でも死亡事故に繋がる
相談者はこの相談をきっかけとして今一度良く考えてほしい
我慢の日々で手が出てしまう…、
その一方で、施設はかわいそう…
これは実際に親の介護をしているからの思いで、痛いほどわかる。
こういう時のための施設、と頭では理解していても、眼の前で切なげに嫌だと言われると、こちらも切なくなる、
だけど自分にも限界がある。
何が正解なんだろう、旦那さんが相談者の側にいてくれている様子が、聞いていてわずかでも救われる思いがした。
一刻も早く施設に入れてあげてください。
施設に入れることは可哀想でもなんでもありません。
むしろ相談者の暴力に耐えなければならない理不尽や相談者が介護を一人で抱え込む理不尽の方が「可哀想」です。
施設に入れることよりも相談者からの暴力の方が可哀想なんだが。。。
私も父の介護問題で色々苦労したので相談者の気持ちはとても理解できる。
野島先生や柴田さんの言う通り施設に入居するのがベストだと思う。
実父を憎みながら介護するより施設に入ってもらった方憎しみもなくなって面会に行っても優しい気持ちになれる。(私の母がそうだった)
またご主人がとても理解ある方のようだけどそれも今だけで介護がずっと続けば相談者夫婦の関係にも影響が出てくるかもしれない。
先ずはケアマネさんに相談を。
一生懸命介護するからこそ怒り暴力行為も
出てしまうのだと思う 私も物に当たって
自己嫌悪の繰り返しこうでもしないと自分が壊れてしまうと思った
最初は、嫌がっていたショートステイに慣れて定期的に行けるようになると、自分の時間をもてるようになり楽になりました
介護に正解は、ないのでサービスを使いながら後悔のないようにして下さい
電話してくれてありがとうございました。