涙が枯れることはないがそれでは死なない。悲しめる事の幸せをかみしめて
テレフォン人生相談 2024年9月17日 火曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 三石由起子(三石メソード主宰、作家・翻訳家)
相談者: 女67 夫3か月前に他界 子供はいない
今井通子:
もしもしい、テレフォン人生相談です。
相談者:
もしも、しい。
今井通子:
はい
相談者:
よろしくお願いします。
今井通子:
はい。
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
ズズー(鼻を吸って)ハー(吐いて)
えっとお、主人が・・3ヶ月前に、突然亡くなって、
今井通子:
はい
相談者:
(吸って)これから、どうしていこうかな、と思って・・(涙声)
今井通子:
あら、どういう状況だったんでしょう。
相談者:
(吸って)主人が、3ヶ月前に、突然倒れてその場で、亡くなっちゃったんですよ・・
今井通子:
(吸って)
相談者:
で・・ズー(鼻を吸って)
今井通子:
これ、なんかあの、ご病気で?
相談者:
・・あっ、不整脈があったんですけどお。
今井通子:
うん
相談者:
2ヶ月に1回、病院に通っててえ、
今井通子:
はい
相談者:
えとお、いい方に向かってたんですよね?
今井通子:
はい
相談者:
それで、薬もきちんと飲んでたしい。
今井通子:
はい
相談者:
そしたら、ある日、 突然倒れて、
今井通子:
はい
相談者:
その場で、息、引き取、っちゃ、ったんですよ・・ハ(ため息)ん、ん・・
今井通子:
まあ、じゃあ、心、臓、病、だったのかな?
相談者:
そうですね。
今井通子:
はい。
相談者:
・・
今井通子:
まず、あなたおいくつ?
相談者:
67です。
今井通子:
67歳。
相談者:
はい
今井通子:
ご主人はおいくつでした?
相談者:
69です。
今井通子:
69歳。
相談者:
はい
今井通子:
はい。で、ご家族はお2人で、住まわれてたの?
相談者:
はい。
今井通子:
お子さんとかいらっしゃいます?
相談者:
ありません。
今井通子:
あ、いらっしゃらない。
相談者:
はい。
今井通子:
あ、じゃあ、ご結婚以来ずっと・・ご一緒に、お2人だけで、生活されてた?
相談者:
そうですね。
今井通子:
ご結婚何年目ぐらいですか?、今。
相談者:
私は、遅かったんですけど。
今井通子:
はい。
相談者:
ちょうど、20年です。
今井通子:
あ、ちょうど20年。
相談者:
はい
今井通子:
はい。
もう、お互いに、お仕事はされてなかったのかな?
相談者:
私は仕事はしてませんでした。
今井通子:
あー、じゃあ、元々、専業主婦でらした?
相談者:
はい
今井通子:
はい
相談者:
主人は、退職して、
今井通子:
はい。
相談者:
パートで、第2の仕事、行ってたんですよ。
今井通子:
はい。でえ、亡くなったっていう事実は、もうねえ、
相談者:
うん
今井通子:
受け止めなくっちゃ、いけないんだけれど。・・ 突然だっていうことも含めて、どうしていいかわからないとおっしゃっているんですが、
相談者:
はい。
今井通子:
その、「どうしたら、いいか、わからない」意味っていうか、内容を教えていただける?
相談者:
すごい、なんか、主人はあ、
今井通子:
はい。
相談者:
私のことを気を遣って、
今井通子:
はい。
相談者:
すごい、なんでも、こう・・やってくれてた人だったんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
で、それで、私も・・甘えちゃっててえ。
今井通子:
はい
相談者:
で、私が、旅行に行ったり、
今井通子:
うん
相談者:
友達と、会いに行ったりするとお、
今井通子:
はい
相談者:
必ず、帰りは、駅まで迎えに、に、来ててくれたんですよ。
今井通子:
なるほどお。
相談者:
で、「今日は、食事の支度しなくていいから」、
今井通子:
ええ
相談者:
「外食行こう」とかって、
今井通子:
うん
相談者:
よく、してたんですよ。
今井通子:
はい。
相談者:
だから・・そう風な、いい思い出でしかなくて・・(涙声)
今井通子:
うん。
はい。
相談者:
ズーズー(鼻を吸って)で、突然、いなくな、ってしまったもんですからあ、
今井通子:
はい。
相談者:
私としては、今後、どうやって生活していこうかって・・わかんなくなっちゃったんですよ。
今井通子:
はい。
相談者:
(鼻を吸って)
今井通子:
ご親戚は、な、どなたかいらっしゃるの?
相談者:
あ、みんな亡くなっちゃって、いないんです。
今井通子:
例えば、姪子さんとか、甥子さんとかは?
相談者:
は、いま、す。
今井通子:
仲良くされてる?
相談者:
いえ、全然してません。
今井通子:
じゃあ、ずうーっと、なんか・・恋愛の、延長、みたいの・・2人の世界で生きてきちゃったのね?
相談者:
そうですね。
今井通子:
そうすると、(含み笑い)周囲の人たちとのお付き合いは?
相談者:
それは、
今井通子:
うん
相談者:
昔勤めてた時の、
今井通子:
うん
相談者:
同期とかあ、
今井通子:
はい
相談者:
そう風な人とは、まだ、付き合いがあるんですよ。
今井通子:
はい。
相談者:
で、相談はしたんですけど。
今井通子:
はい
相談者:
はっぱかけられたように、「しっかりしなくちゃダメだ」って・・もう、言われてえ。
今井通子:
ンッフ(苦笑)な、る、ほ、ど、ね。
相談者:
うん・・だけど、そう・・
今井通子:
うん、(含み笑い)で、まだしっかりできない。
相談者:
うん、それが、できないんですよ。
今井通子:
あ、ハハ(苦笑)あ、なるほど。
相談者:
うん
今井通子:
わかりました。
今日はですねえ、
相談者:
うん
今井通子:
三石メソード主宰で、
相談者:
はい
今井通子:
作家で翻訳家の、
相談者:
ズッ(鼻を吸って)
今井通子:
三石由起子先生がいらしてますので、伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
(回答者に交代)
「元気出さなくていいから」
という励ましがよかった。
夫を亡くした人って、2年ぐらい経ち、三回忌をやる頃は元気になる人も多い。うちの母親がそうだった。吹っ切れて、一人暮らしを楽しんでる感じだった。
でもこの方は子どもいないから、ずっと寂しいのかなぁ…?
まずはご主人様のご冥福をお祈りします。突然のお別れで呆然自失、わかる気がします。
しかし、わたしが心配なのは、今井先生のおっしゃった実務面のほうです。わたしも身内を2人亡くしましたが、最初の2~3ヶ月は様々な実務処理で大変でした。
年金受給は(していたなら)直ぐに止めないと。携帯等もすぐに解約しないと料金が発生しますし。遺品整理は7年かけてもいいけれど、遺産相続はすぐにやった方がいいのでは?
でも、この方、ある種の鬱状態かもしれませんね。だったら、何もできないのもわかるし… 誰か助けてくれる人がいないもんですかね。
聞いていてお気の毒だなあと思いました。わたしもおばちゃんですが、夫のことは大好きですから。
ただ、やはりこの悲しみを乗り越えるも乗り越えないも、結局はご本人の胆力にかかっていると思います。
数年前、うちの近所の2件のお宅で、奥さんが癌でお亡くなりになりました。おふたりとも、まだ60代後半でした。残された旦那様は、おひとりは引きこもり、やがて鬱状態になり、もうおひとりはもともと明るい方なので、近所の皆さんとも積極的に声を掛け合ったりして、今もお元気で働いています。
どちらが良いとか悪いとかではなく、この違いは何か?とよく考えます。どちらにも、別居ですがお子さんたちがいてサポートしているようなのですが、周りの支えも本人の立ち直りたいと言う気持があってこそなんだろうと思います。
この相談者さんも あと一年くらいは気が済むまで泣いてもいいですが、そのあとも引きずるようなら早めに精神科で診てもらったほうがいいかもしれません。
しかし…頼れるのは自分一人というのは辛いでしょうね。私も覚悟しよう。
手続き、聞いてません...
お葬式は出したのだろうか
家の中に、そのままに、なんて事になっていないだろうか?
聞いていて切なかったです。
私も夫と二人暮らし、子供はいません。
姪はいても全然付き合いはありません。
私も突然一人になったら、どうしようと考える時があります。
この方、財産はあるのかな?お金さえあれば一人になっても
心強いかも知れないですね。
三石砲は封印ですね
あなた暗いもん楽しくないもん、とか今回は一切いわず、相談者の悲しみにどこまでも寄り添って、嘆き悲しむことを肯定して
、少しずつ立ち直るための具体策まで示して、相談者さんの声に張りが出てました
昨日のお孫さんの不登校を相談した祖母のケースがもし三石先生なら…
孫の家庭はよその家
口だしは余計
あんたが楽しまないとダメ
で終わってたかも
回答者選び、適材適所
いいね!
以前玉置さんがパーソナリティを務めはじめたばかりの頃にも似た話が出ていたような気がしますが、悲しみを癒すには時間がかかりますよねえ。
終活を含めた遺品整理をしっかりやることも大事ですが、前期高齢者だけに、とにかく要介護にならないようしっかり頑張って欲しいと思います。
ずーーーと泣いてていいんだよ
でも、きっと、相談者は子なし専業主婦なのでお金の心配があるんじゃないかな?
最後、手続きがやってあるか確認したのはよかったね。
きっと何にもやってないよ。
もしかしたら、旦那さんの年金をそのまま受け取り続けていたりして・・・
可哀想に。とはいえDV夫と離婚調停中の私にとってはそんな相手に巡り会えたこと、本当にうらやましいかぎりです。
何年一緒にいても想いあえて幸せに暮らせる相手っているんですね。旦那さんも幸せだったことでしょう。相談者さんがたくさん悲しんで、落ち込んで、でも浮き上がれたら少しずつ楽しく暮らせるといいなと思います。
私の父親は50代で急死して、母親はいつまでも悲しんでました。私の兄は「お父さんは風のようにいなくなった」と言ってました。
相談者さんは愛された良い思い出を大切に、前向きに生きてほしいと思います。
今回の相談者さんの声、昔人生相談していたかたの
ような、、偶然2回相談を取り上げてもらえたのかな。。
↑勘違いでしたらすみません💦
回答の三石先生ですが今回とても良かったです。
涙が枯れるまでとか無理に食べなくていいとか、
かなりご自身の体験で寄り添っておられますね。
最近三石先生の回答が腑に落ちることが
多いです。
相談者さんも救われますように。
三石先生も今井先生もさすがですね。
うちの姑も舅の死後の手続きは完全に子どもたち任せでした。(年齢的にも仕方ないと思う)
四十九日の打ち合わせのために葬儀屋さんがいらっしゃった時に、家族の死後の事務手続きのサポート制度を紹介してくれました。夫の実家は利用しなかったのでかかる費用等はわからないけれど、そういったところに相談してみてもいいのかも。
私も夫と2人ぐらしで、夫が先に亡くなると想像したら、辛くなりました。
が、今井先生の、死後手続きは…で、シャキーン!ぼけてられない!
長生きしたくないけど、頼りになる人誰もいないし、しっかりしないと!って、なんか気合いが入りました!
本当に染み入る話だった、三石御大にもそんなご経験がおありとは
49日を過ぎてから一気にがっくり来るとよく言うし、3か月っていちばんキツイ時期ではなかろうか
こればかりは万人共通の解決策はないと思う、時薬って人もおられるし、とにかく手足を動かして汗をかいてまぎらわすって人もおられる
相談者さんの場合は「泣いて泣いて独りで泣いて」なんだろうな
ただ、この相談者さんの場合、相当旦那さんに寄っ掛かって生きてこられたようで、喪失の悲しみだけじゃなく、何も知らずに生きてこれた人が頼みの綱=依存対象を失って途方に暮れてる、って印象も受けた
勤めた経験もあり、20年間専業主婦でもあったけど、大事なことは全部旦那さんにやってもらってたんだろうな
昔からのお友達が「もっとしっかりしろよ」って言うくらいだから、相当頼りなく見えてるんだろうし、今井先生もそれを感じ取って最後に忠告されたんだろうな
相続だの保険証の返納だのは今からとしても、旦那さんの口座から今でも生活費を下ろしてたりしてたら、それはそれで危なっかしい話になりかねんが、大丈夫だろうか…