生きてねと遺した娘の後を追いたい妻について行きたい‥遺書を壁に貼りましょう

テレフォン人生相談 2024年12月2日 月曜日

パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 森田豊(医師)

相談者: 男54 妻54 24で10か月前に自死した娘

今日の一言: 励まされる人が励まされるのではなくて、励ます人が1番励まされるんです。

加藤諦三:
もしもし?

相談者:
もしもし。

加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
よろしくお願いします。

加藤諦三:
はい。最初に、年齢教えてください。

相談者:
54歳です。

加藤諦三:
54歳。結婚してます?

相談者:
はい、してます。

加藤諦三:
奥さん何歳ですか?

相談者:
54歳です。

加藤諦三:
54歳。お子さんは?

相談者:
ええと、今はいないです。

加藤諦三:
今いない。はい、わかりました。それで、どんな相談でしょうか。

相談者:
・・生きてて、いいのか・・生きないといけないのか・・

加藤諦三:
はい

相談者:
このまま、妻と一緒に・・死んでしまった方がいいんじゃないかっていう考えが浮かんでます。

加藤諦三:
ああ。

相談者:
娘が、自殺したんですね。

加藤諦三:
何年前ですか?

相談者:
10ヶ月前です。

加藤諦三:
・・何歳ん時?

相談者:
24です。

加藤諦三:
24歳。

相談者:
はい

加藤諦三:
と、◆#$1人ですね?

相談者:
1人娘でした。

加藤諦三:
はい。ほいで・・

相談者:
◆#$%

加藤諦三:
その頃からが、ずっと、「死んでしまいたい」っていう、気持ちが続いてるわけですね?

相談者:
そうです。フー(ため息)

加藤諦三:
はい・・で、

相談者:
で、娘の、遺書に・・「生きてね」ってあったからあ・・生きてるって感じなんです。

加藤諦三:
あ、お嬢、さん、が・・

相談者:
はい。

加藤諦三:
「生きてていいのか?」、とかいう・・ことですけれども。

相談者:
はい

加藤諦三:
生きてていいのかっていうよりも、

相談者:
はいハアハア(荒い呼吸)

加藤諦三:
実は、「死んでしまいたい」っていう、気持ちやないの?

相談者:
そうですねえ。

加藤諦三:
そ・・◆#

相談者:
死んで娘のところに行きたいって気持ちです。

加藤諦三:
・・ちょっと、ふざけるなって怒られるかもしれないけれども、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなた、今、自分の気持ちが、

相談者:
はい

加藤諦三:
「生きていていいのか」という気持ちと、

相談者:
はい

加藤諦三:
「 死んでしまいたい」っていう気持ちと、

相談者:
はい

加藤諦三:
どっちが本当だと思う?

相談者:
多分、「生きていていいのか」って気持ちが、ほんとだと思います。

加藤諦三:
ということは、「生きていていいのか」ということは、「死んでしまいたい」、とは思ってないんだね?

相談者:
そうだと思います。妻のことを説明すると、

加藤諦三:
ええ

相談者:
私も精神病ですけど、妻が精神病で、 娘が死んでしまったことを自分のせいだと思ってるんですね。

加藤諦三:
あああ・・

相談者:
◆#

加藤諦三:
なんで自分のせいと思ってんの?

相談者:
他の人から聞けば、細かいことなんでしょうけどお。

加藤諦三:
うん

相談者:
「誘われて、一緒に食事に行かなかった」とかあ。

加藤諦三:
うん

相談者:
「一緒に買い物に行けなかった」とかあ。

加藤諦三:
うん

相談者:
死ぬ、ほんとに、1ヶ月、2、3ヶ月前の・・ことが、すごい、後悔になってて、「私が悪くて」・・って。

加藤諦三:
ううん・・

相談者:
・・

加藤諦三:
なんでも、自分の責任に・・感じるのね?

相談者:
はい・・なんでも自分が悪いと思ってしまってて。

加藤諦三:
うん。で、今・・問題なのは、別に、奥さんの方じゃなくて、あなたが・・

相談者:
私自身は、

加藤諦三:
うん

相談者:
生きたいと思ってるのが強いです。

加藤諦三:
生きたいとおもって・・

相談者:
ただ、

加藤諦三:
うん

相談者:
そうなってる、妻を見ていて。

加藤諦三:
うん

相談者:
娘の・・遺書の遺言があるから、

加藤諦三:
うん

相談者:
生きて、いますけど。

加藤諦三:
うん

相談者:
一緒に死んでやった方がいいんじゃないか?って思ってるんですよ。妻と一緒に。

加藤諦三:
う、うん・・(吸って)

相談者:
今、苦しんでいるんですよ、妻が。

加藤諦三:
うん

相談者:
娘が亡くなったことによって。

加藤諦三:
うん

相談者:
それを見てるのが、辛いんですよ。

加藤諦三:
ああ、そうか・・あなたは、その、奥さんが、苦しんでるのを見て、

相談者:
はい

加藤諦三:
「こんなんだったら自分も死んだ方がいいな」と思ってるわけね?

相談者:
はい

加藤諦三:
あああ・・あ、のねえ、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなた、夫婦関係に、なんか問題があるっていう、気は持ってる?

相談者:
夫婦関係ですか?

加藤諦三:
うん

相談者:
どうなんだろう。ああの、性的なもの以外は・・問題ないです。

加藤諦三:
うーん・・普通、こういう、夫婦でえ、

相談者:
はい

加藤諦三:
54歳という年齢で、考えれば、

相談者:
はい

加藤諦三:
それで、夫婦関係に問題がないとすれば。

相談者:
はい

加藤諦三:
これは、励、ま、し、合って、生活するもんですよね?

相談者:
あああ、そうですねえ。

加藤諦三:
ここで、生きよう、お互いに、生きようっていう、意欲が出てこないっていうのは、なんか問題があると思わない?

相談者:
うああああ・・わからないです・・

加藤諦三:
今日は、医師で、医療ジャーナリストの、森田豊先生がいらしてるので、伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

(回答者に交代)

「生きてねと遺した娘の後を追いたい妻について行きたい‥遺書を壁に貼りましょう」への9件のフィードバック

  1. まだ亡くなられて10ヶ月。
    仮に病死でも辛いと思うのに自死とはそれは
    やはり夫婦で労り慰め合いながらということは
    難しいでしょう。私でも相談者さんの立場になったら夫と共に慰め合うことができるか自信がないです。
    例えば遺族の会などに夫婦で参加されてみるとか
    はいいのでは。と思いました。
    家の中に2人きりでいてはそれは生きていたくない、後悔ばかりにならざるを得ないと思います。
    おなじ思いをしたご遺族の集まりに出て
    思いの丈を話して、他の家族のかたの話を聞きながら気づいたら一年、二年経っていたとなれば
    いいなと思います。本当に辛い相談でした。
    遺された方はやはり自分を責めてしまうのは
    当たり前の感情なので生きていても辛い、
    生きていてもいいのだろうかと思い詰めてしまうと思います。
    少しずつご夫婦が立ち上がれますように。

  2. これは辛いだろうこの上なくつらいと思いました。
    どこまで耐えれるか分かりませんが、自分なら通院し薬もらいながら死ぬまで生きる事を目標に過ごすと思う、自〇する勇気も楽にイケるスキルもないからね

  3. とてもじゃないが、自分の身に起きて耐えられるのか??

    若い人に言いたい。
    生きられるのは実は当たり前では無い。
    子供のためにも自分達のためにも、金銭的以外に可能であれば、子供は2人以上産んだ方がいいよ。

  4. 精神科や福祉など、各所にしっかり通って相談、何らかの方針を得るのが一番。大変でしょうけど、ご相談者さん夫婦が自殺しないのを願います。

  5. 大学時代の後輩が30代前半で自死しました。他人の私でも辛いのだから、彼の母親の辛さは相当だろうと、今、自分の息子が30代前半になり、あらためて感じます。
    病気で急死よりさらに辛く、一生引きずると思います。でもいつかあの世で会えると思って生き続けて欲しいです。

  6. 実際に見た人は居ないんだから「三途の川なんてありません」と諦三先生が相談者に言って欲しかった 

  7. 泣けました。森田先生のお話、わかりやすく、親身で素晴らしかったです。相談者の辛さがよくわかりました。一人娘をなくした辛さ。
    そして、とにかく今は時間を稼がなくてはいけないということ。
    悲しみはなくならないけど、行動は変わるということ。
    加藤先生の、励まし合うということ。
    このお二人が支え合いながら、長生きされることを、願います。

  8. 探していた回でした。
    兄弟を自死で失い、他人事と思えず涙しながら拝聴しました。
    文字にしてくださってありがとうございます。

  9. 森田先生
    素晴らしかった✨
    いつも世襲回答者とか
    育ちが良すぎてテレ人のドロドロ相談には合わないとか
    シメが爽やか過ぎて相談者やリスナーが置いてきぼり、とか言ってゴメンなさい😆

    森田先生はいつも決して偉ぶったり自分の知識をひけらかしたりしない
    親身で誠実、時に、相談者と悲しみを共有し涙を流す
    娘の突然の自死、自責の念、励ましあえない妻、支えて行くことの重圧
    八方塞がりで孤立してた相談者
    丁寧に話を聞き取り、共に涙を流し、最悪の窮地から相談者夫婦を救いたい、その一心で懸命に語りかけていた森田先生の思いは相談者にも私たちにもしっかり届いたと思います

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