課題を分離せよ。着拒しても導けなかったニコ中とアル中の母が癌で娘のジレンマ
テレフォン人生相談 2025年1月7日 火曜日
パーソナリティ: 今井通子
回答者: 和田秀樹(精神科医)
相談者: 女29独身ひとり暮らし 父58 母63 弟25
今井通子:
もしもしい、テレフォン人生相談です。
相談者:
こんにちは。
今井通子:
こんにちは。今日はどういったご相談ですか?
相談者:
母との関係に悩んでいまして。
今井通子:
はい
相談者:
・・母、が、ちょっと、癌・・で。えと、◆#に診断されたんですけど。ここ2、3年ぐらい、ちょっと母あ、との、関係が悪くてですね。
今井通子:
はい
相談者:
母あ、が、ちょっとしてきたことというか、それを、もう許して、母とのその交流というか、関係を・・直すか・・距離を置くか、悩んでるんですが。
今井通子:
なるほど。
(吸って)まず、あなた、おいくつ?
相談者:
(吸って)29です。
今井通子:
29歳。結婚はされてます?
相談者:
あ、してないです。
今井通子:
はい、されてないですね。
相談者:
・・
今井通子:
お母様はおいくつ?
相談者:
63です。
今井通子:
63歳。お父様は?
相談者:
58です。
今井通子:
58歳。ごきょうだいいらっしゃる?、あなた。
相談者:
4つ下に弟がいます。
今井通子:
弟さんがいらっしゃる。・・ご一緒に住まれてんの?
相談者:
別です。車で2、30分ぐらいの・・ところで、私は、1人暮らしをしてます。
今井通子:
あ、1人暮らしされてんのね、はい。
相談者:
・・
今井通子:
でえ、お母様が、癌になられちゃった?
相談者:
・・はい。
今井通子:
どこの癌だ、か・・(含み笑い)お分かり?
相談者:
乳癌です。
今井通子:
あ、乳癌。で、手術とかはなさったの?
相談者:
これ、から、詳しくステージい、を・・調べるための・・検査をするっていうの、その、待ちい、状態ですね。
今井通子:
っていうことは、まだ、最近の話ね?、それは。
相談者:
2週間ぐらい前です。
今井通子:
あ、2週間ぐらい前ね。
で・・(含み笑い)「お母様との関係が、あまり良くない」というのは・・かなり、前からなの?
相談者:
元々は、むしろ、母とは一緒に・・買い物行ったりとか、全然、良かったんですけど。
今井通子:
はい
相談者:
仕事、の関係で、1ヶ月ぐらい実家あ、で、ちょっと過ごす時期がありまして。
今井通子:
はい
相談者:
1人暮らしをしていた時 に、父からちょっと・・母、が、腰と足を、ちょっと骨折う、してまして。その後の後遺症なのか、「夜痛い痛いっていう風にうめいてる」・・っていう風に、父親から聞いてたんですけども。
今井通子:
うん・・
相談者:
実際、その、1ヶ月住んでみたら・・うめくっていうよりも、もう、「殺してくれ」みたいな、感じの・・明らかにどっか、精神的におかしいような、暴れ方で。
今井通子:
うん
相談者:
ただ、その・・本当にその・・痛くて、うめいてたっていうよりかは、アルコールの方で・・多分・・
今井通子:
ん?
相談者:
元々結構、アルコールうう、を、飲むう、親だったんですけど。
今井通子:
はい
相談者:
お酒が抜けてる時は、「痛い痛い」って言わなかったんですよ。
今井通子:
はい
相談者:
なので・・父も、私も、これは本当に・・痛いのは痛いんだろうけど、そこまでそのう・・暴れ回るというか、痛がるのは、お酒の方の、情緒不安定なんじゃないか・・っていうふうに、思っててえ。
今井通子:
なるほど。
人間って痛みには耐えられないのでえ・・皆さんがその、「お酒で云々」とかっておっしゃってるけど・・「 殺してくれ」っていうまでだと、相当の痛みはあったんだと思いますねえ。
相談者:
・・そうですかあ。
今井通子:
うん。で、まあ・・それはそれとして。
そ、れ、で、お父さんはもう、手に負えなくなっちゃったのかな?
相談者:
そうですね、元々・・相性・・的には、あんまり良くないというか。母、は、ずうっと、愚痴・・っぱなしっていう感じで。
父も・・夜中にずうっと、ドアを叩いて、「起きろ起きろ」みたいなことを・・ されると、
今井通子:
うん・・
相談者:
「もうちょっと、仕事に支障が出るから」・・っていう感じで。
今井通子:
なるほどね・・
相談者:
はい
今井通子:
そうすると、あなた自身としては、お母様を受け入れられない・・っていうこと?
相談者:
私、反、抗、期、ってものが・・ほとんどなか、ったんですけど。
今井通子:
ふうん・・ええ。
相談者:
同居した時に、初めて、色々と・・母に言ったんですよね。
今井通子:
うん
相談者:
その時も、お酒え、の量が、とにかく、本当に多かったのでえ。
今井通子:
どれぐらい飲んでらっしゃるの?
相談者:
25度、の、焼酎の、大きいペットボトルみたいな・・
今井通子:
うん
相談者:
のの、あれが、週に2本・・か3本・・なくなる感じです。
今井通子:
いわゆるアルコール依存症みたいな状態なの?、無いともうダメ・・
相談者:
常に、ちびちび、ずうっと、飲んでる、っていう感じい、ですね。
今井通子:
これは痛み止めにも使ってたか、も、しれない、けど・・
相談者:
そうですね、小学校の時から大きい、ボトルみたいのが、ずっとうちに・・
今井通子:
あ・・フフー(苦笑)ちゃん、それは、じゃあ・・
相談者:
◆#$%□&▽*+
今井通子:
背中の痛みとは関係ないですね?、うん(含み笑い)。じゃ・・
相談者:
ずっと、キッチンドランカーではあったんですけど、
今井通子:
うーん、なるほどね。
相談者:
まあ、母が・・大人だから・・言うのは違うかな?と思って、
今井通子:
うん
相談者:
言わずにはいたんですけど。
今井通子:
うん
相談者:
さすがに治療も多いし、すごく暴言も・・増えてたので。
今井通子:
うん
相談者:
タバコも、かなりい、量が多かったので。
今井通子:
うん
相談者:
心配して、まあ、ちょっと・・禁酒だったり、禁煙だったりの病院・・調べて、「協力するから」・・っていう、話をした時にですね?
今井通子:
はい
相談者:
(涙声)「心配なんかしなくていい!」みたいな。「私を支配するなー!」っていう風に、 言われたんですね?
今井通子:
はい
相談者:
で、お酒かタバコ、を、ま、減らすかやめるか、何かしてくれない限りは、着信拒否を解除しない・・
今井通子:
・・ううん
相談者:
ていう風に、言って・・1年前、に、父としか連絡取らないような、
今井通子:
うん・・
相談者:
状態になったんですね?
今井通子:
はい
相談者:
で、1ヶ月前に、
今井通子:
(吸って)うん
相談者:
父、が・・どうしても、その・・入院みたいな形になってしまって。
今井通子:
はい
相談者:
母と連絡を取らざるを得ないような・・
今井通子:
はい
相談者:
状態になってしまってえ。
今井通子:
はい
相談者:
それで、2、週、間、前に、母から、「検査したら癌が見つかった」っていうふうに、言われ、て・・
今井通子:
はい
相談者:
・・(涙声)心、配、した時に・・ お酒もタバコも・・やめてくれなかった・・な・・っていう・・気持ち・・
今井通子:
うん
相談者:
と、(涙声)親が癌なのに、心配できないというか、ハ・・(ため息)
今井通子:
うん
相談者:
(涙声)親不孝だなっていう気持ちが・・ありました。(嗚咽)
今井通子:
・・そうすると、今日のご質問は・・
相談者:
◆#ちょっと、私い、が、医療職・・っていうのもありまして。親から、治療法とか、病気のこととか、そういう話が、出てきてるんですけど。
今井通子:
うん・・
相談者:
・・今回、着信拒否を、解除したのは、父の病気い、とか、入院とかのこともあった・・緊急事態っていうことで、 解除したんですけど。
今井通子:
うん
相談者:
このままだと、苦しい・・というか・・特に母が何にも・・変えれないまま・・ま、医療的な知識は、ま、普通に・・教えたりとか、そういうのはできるんですけど。母の愚痴に・・(涙声)付き合うのがちょっと限、界、かな、っていうのが・・ありまして・・
今井通子:
なるほどね。
今日はですねえ、精神科医の、和田秀樹先生がいらしてますので、伺ってみたいと思います。
(回答者に交代)
骨折した跡は確かに低気圧とかで痛みが出るものではあるが・・・
乳がん・・・何か不安を感じます。転移していてそこが痛むのではないのかな??
日頃呑んでいたとはいえ、やはり痛みを紛らわす、という意味合いが強いと感じます。
医療従事者という相談者、終末期医療とか高齢者には関わっていないのだろうな?
学んだ知識的なものしか無いのだろうことは想像されます。
どちらにせよ、回答者と同じようにご自分が気の済むようにしなさい。
としか言えませんね。
愚痴を聞きたくないならシャットダウンなんてしないで、距離をおいて関わるしかありません。
結局は自分が冷たい人間。と思われるのが嫌なだけじゃないの?なんてことも感じてしまいます。
残念ですが、お母さんの生き方は変えられず、それがお母さんの人生って事ですよね。生き方は死に方に通じます。仕方ないです。
それを見て相談者さんはどう生きて行くか。その帰路に立ったところでしょうか。
普通に生きてると親は大切に、面倒見なくちゃと思っているものだけど、残念だけどその気持ちが届かない親、値しない親もたくさんいる。それが自分の親だったと受け入れるのは結構きつい。
現実はいつもきつい。
がんばれ。
お互い、思い通りにならないんだよね。
「○○しないで」と言っても、次の日同じことするし。
親から言われたことは、うるさいと思うし・・・。
どこの家庭でも、同じ思いの人はたくさんいます。
それより、痛みを取り除けば、少しは穏やかにならないかなぁ。
愚痴は「はい、はい」と聞き流すのが一番です。
今日の今井先生、相談者が泣いて話していても「で、今日のご相談は?」はちと冷たすぎるのでは
お父さんや弟ともよく話し合って、お母さんが悔いのないような終活を迎えさせてあげて欲しいです。
和田先生も今井先生も優しくて、聴いていて相談者さんと一緒に泣きそうでした。
こんなに相談者さんがお母さんを愛しているのに、アルコールとは恐ろしいものだと再認識しました。
相談者さんは、お母さんとの距離を考えながらお父さんにも気をかけてほしいと思いました。お父さんが疲れてしまったら、負担は相談者にかかってくるのが心配だからです。
ご自身を一番大切にして、残った力でお母さんを助けるくらいの気持ちで無理をしないように。
お母さんの生き方はお母さんの責任で、相談者さんに問題がある訳ではありません。
先生方のおっしゃる通り。
わたしも母の発病当時は、なんとか治してあげたいと色々面倒みたもんです。衣食住、通院介助、わがままも黙って聞きました。なだめたり、すかしたり、説明したり、母の不満を解決しようと色々提案したり、工夫したり。
でも、もうやめました。見放したわけではありません。できることに限界があると気づいたからです。私にできることは、母に安全で衛生的な生活を保証してあげる事。精神面は付き合いきれない。愚痴は聴きます。聴いてる振りをします。否定も肯定もせず、ただ「そうか。そうか。」と相槌を打つだけ。馬耳東風状態。
自分はやれるだけのことはしている。あとは母次第。可哀想とは思うけれどどうにもできない。治らないままで終わっても、それが母の運命だと思ったら楽になりました。
冷たいようですが、私には私の生活があるんです。一緒に落ち込む義理はない。
私だって母は嫌いじゃありませんよ。「好き」と言い切れないところが相談者さんとの違いかな。😅