選ばなかった支援級。大人相談者に救われた感の畳み掛ける事実誤認の大原敬子

テレフォン人生相談 2025年1月8日 水曜日

パーソナリティ: 玉置妙憂
回答者: 大原敬子(幼児教育研究)

相談者: 女53 夫58 長女15 3人暮らし

玉置妙憂:
もしもしー。

相談者:
あ、もしもしい、よろしくお願いしますう。

玉置妙憂:
はい、テレフォン人生相談です。

相談者:
はい

玉置妙憂:
それでは最初に、

相談者:
はい

玉置妙憂:
お年から、お伺いしてもよろしいですか?

相談者:
はい、53歳です。

玉置妙憂:
はい、ご家族は?

相談者:
家族は、50・・8歳、

玉置妙憂:
うん

相談者:
の、主人と、

玉置妙憂:
はい

相談者:
15歳の娘と、

玉置妙憂:
はい

相談者:
3人暮らしです。

玉置妙憂:
15歳の、娘さんと、3人暮らし、なんですね?

相談者:
はい

玉置妙憂:
あなた様も、旦那様も、

相談者:
はい

玉置妙憂:
お仕事してるって感じなんでしょうかね?

相談者:
いいえ、私はしていなくて、

玉置妙憂:
うん

相談者:
主人だけしています。

玉置妙憂:
はい、ありがとうございます。では、今日のご相談ですけれども、

相談者:
はい

玉置妙憂:
どのような、ご相談ですか?

相談者:
はい、15歳の娘の相談なんですけれども。

玉置妙憂:
はい

相談者:
・・ 高校、1年生なんですけれども、

玉置妙憂:
うん

相談者:
3ヶ月ほど前から、

玉置妙憂:
うん

相談者:
学校に、行かなくなってしまって。

玉置妙憂:
うんうん。

相談者:
・・ゆっくり休んで、その後に、行ってくれるといいなと思ったけれども、

玉置妙憂:
うん・・

相談者:
やはり、行く様子がなくう。

玉置妙憂:
うんうん

相談者:
もう学校・・辞めた方がいいのかな?、と・・思って、いる、ことと。学校を辞めるにあたって、どんなふうに、声をかけたらいいか?っていうのが1つと。

玉置妙憂:
うん・・

相談者:
あとは、そのあと・・家にいる生活が、長くなってしまうかもしれないんですけれども、

玉置妙憂:
うん

相談者:
娘・・は、ちょっと鬱っぽい感じで、

玉置妙憂:
うん

相談者:
何に対しても、興味や関心を、 持たなくて。

玉置妙憂:
うん

相談者:
ま、何にってことではなく、携帯を見たりは、してるんですけれども。

玉置妙憂:
うん

相談者:
まあ、あの、外に連れ出そうと思っても、

玉置妙憂:
うんふん

相談者:
どこか行きたいものがあるわけでも、欲しい・・ものがあるわけでも?

玉置妙憂:
うん

相談者:
友達、も、ちょっといないので。

玉置妙憂:
ふうん・・

相談者:
友達と遊びに行くわけでもなく。

玉置妙憂:
うん

相談者:
どのようにして、娘の・・ 居場所?

玉置妙憂:
うん

相談者:
を、作って、何かやる気を、持ってもらってえ。今ちょっともう ・・「生きて、いくのが、辛い」みたいなことを、言っているので、

玉置妙憂:
うんん・・

相談者:
生きる希望を持ってもらえるか?
親としてどんなことをしてあげられるかっていうのと。

玉置妙憂:
うん・・うん

相談者:
私い・・が、寄り添うと言っても、

玉置妙憂:
うん

相談者:
1日中・・一緒に・・いるのもまたちょっと、おかしいかなと思うけれども。

玉置妙憂:
うん

相談者:
ただ、いないと、ものすごく昼夜逆転した生活になってしまってえ。

玉置妙憂:
うん

相談者:
・・昼も、起こさないと、

玉置妙憂:
うん

相談者:
もう、 夕方、まで起きてこなかったり、

玉置妙憂:
うん

相談者:
下手すると・・夜ご飯まで起きてこなかったりしてしまうので、

玉置妙憂:
ううーん・・うん

相談者:
昼には、起こすように、 する、となると、昼は・・いなくちゃいけないとかあ。

玉置妙憂:
うん

相談者:
「外食に行こう」とか、

玉置妙憂:
うん

相談者:
ちょろっと、「服買いに行こう」とか、少し、連れ出すように、

玉置妙憂:
うん

相談者:
心がけるとか、

玉置妙憂:
うん

相談者:
・・まあ、して・・は、いるんですけれども。
この生活をずうっと続けていくことでえ、

玉置妙憂:
うん

相談者:
娘が何か?、希望を持って生活できるようになってくれるんだろうかってい、う、

玉置妙憂:
うん・・

相談者:
ところ?
自分は何をしてあげられるか?

玉置妙憂:
うん

相談者:
自分はこれから、どういう気持ちで・・ やっていけばいいのか?っていうのが、

玉置妙憂:
うん

相談者:
悩みな、こと・・ですね。

玉置妙憂:
ううんん・・はい。

相談者:
あと、娘は、そのお、6歳で自閉スペクトラム、

玉置妙憂:
うん

相談者:
・・症と、診断を受けていまして。

玉置妙憂:
うんうんうん、はい。

相談者:
その、時点で・・普通級に、入れるかあ、

玉置妙憂:
うん

相談者:
支援級に入れるかっていう選択ができたところを、

玉置妙憂:
うん

相談者:
・・普通、級

玉置妙憂:
うん

相談者:
に、入れてしまってえ。

玉置妙憂:
うん

相談者:
その後、娘はやっぱり、ちょっと、辛い思いをし、人からいつも1歩2歩、遅れた、感じでえ。

玉置妙憂:
うん

相談者:
学校で過ごし。

玉置妙憂:
ううん・・

相談者:
やっぱ劣等感・・が、強くなってしまってえ、

玉置妙憂:
うん

相談者:
友達関係がうまくいかないので、

玉置妙憂:
うん・・

相談者:
ちょっと、友達も作れずに、 1人でポツンとしていることばかりになってしまって。

玉置妙憂:
うん

相談者:
学校も、楽しい思い出が、ないんですね?

玉置妙憂:
う、ん・・

相談者:
そう、いった、感じで、学校での楽しみも、見出せない、ような状況に置いてしまったことで、私がとても・・(吸って)

玉置妙憂:
うん

相談者:
支援級に、入れてあげればよかったっていう思い・・

玉置妙憂:
うん

相談者:
から、ずうっと、こう、抜け出せなくて・・

玉置妙憂:
うん・・

相談者:
という・・ような・・

玉置妙憂:
うん・・

相談者:
こと思っています・・

玉置妙憂:
うん・・そうなんですねえ。

相談者:
はい

玉置妙憂:
まあ、3ヶ月間、今・・学校に行けてないんだけれども。

相談者:
はい

玉置妙憂:
先ほど、「辞めた方がいいの、かも」と、思ってるのは、どなたですか?

相談者:
私です。
娘に、は、聞いていないのでえ、

玉置妙憂:
ふうん・・

相談者:
わからないのですが。

玉置妙憂:
うん

相談者:
ただ、行く、気は、全くなさそう、でして。

玉置妙憂:
うん

相談者:
もう学校の、がの字も、家で、出ませんし。

玉置妙憂:
うんん

相談者:
学校が、あっても、

玉置妙憂:
うん

相談者:
朝、起きませんし。

玉置妙憂:
うん

相談者:
もう、行こうともしませんしい。

玉置妙憂:
まあ、もちろんねえ。今、行く気になってないからね?

相談者:
はい

玉置妙憂:
うん。で、まあ、その後には、要するに、やめた方がいいんじゃないか、どういう風に、娘に声をかけたら、

相談者:
はい

玉置妙憂:
いいのか?っていうこともありましたけど。

相談者:
はい

玉置妙憂:
もし声をかけるとするとですよ?

相談者:
はい

玉置妙憂:
(吸って)「もう学校辞めた方がいいんじゃないの?」って声かけそうですか?

相談者:
いいえ・・

玉置妙憂:
うん

相談者:
そう、では、なくう・・

玉置妙憂:
う、うん

相談者:
・・「学校・・一旦やめて」、

玉置妙憂:
うん

相談者:
「しばらくゆっくりお休みしようか」・・

玉置妙憂:
あ、そういう風に・・声かけようと思うのね。
「どうしたいの、あなたは」じゃなくてね?

相談者:
はい。「どうしたいの?」って言うと、

玉置妙憂:
うん

相談者:
非常に困ってしまって、

玉置妙憂:
ううん

相談者:
そこで、「辞めたい」って言えないと思うんです。

玉置妙憂:
・・それは、これまでの、コミュニケーションの中で、

相談者:
はい

玉置妙憂:
お母さんが、そう思っている、こと?

相談者:
そうなんです。

玉置妙憂:
ふうん・・「どうしたい?」っていうと、

相談者:
はい

玉置妙憂:
・・言えない?

相談者:
言えないと思います。

玉置妙憂:
ふーん・・そうなんですねえ。

相談者:
はい

玉置妙憂:
そうですかあ。
じゃあ、まず1つ目は、

相談者:
はい

玉置妙憂:
学校、どうしたらいいかってことですかねえ?

相談者:
はい

玉置妙憂:
うん

相談者:
そうです。

玉置妙憂:
そして、あとは、「生きる希望」を?

相談者:
はい

玉置妙憂:
また、「居場所」を?

相談者:
はい

玉置妙憂:
「持ってもらいたい」・・ということ、でしたけど。

相談者:
はい、はい。

玉置妙憂:
うん。それに向けて、

相談者:
はい

玉置妙憂:
お母さんが、どういう風に・・関わっていったらいいか?

相談者:
はい

玉置妙憂:
・・ってことですよねえ?

相談者:
はい

玉置妙憂:
うーん・・わかりました。
では、そういうようなことね、

相談者:
はい

玉置妙憂:
先生にちょっとお訊きしてみましょう。

相談者:
あ、はい、お願いします。

玉置妙憂:
はい。
今日お答えいただきますのは、幼児教育研究の、大原敬子先生です。

相談者:
あ、はい。よろしくお願いします。

玉置妙憂:
では、先生、よろしくお願いいたします。

(回答者に交代)

「選ばなかった支援級。大人相談者に救われた感の畳み掛ける事実誤認の大原敬子」への7件のフィードバック

  1. 小学校入学時点で、悩んだが普通級に入学させたとおっしゃっていましたが、その時点で専門家等に相談しなかったのでしょうか?小学校、中学校ての娘さんの辛い9年間が—-(>_<)今からでも遅くないです。お母さんひとりでかかえないで、専門家に相談して、娘さんが伸び伸びすごせる場所が見つかりますように祈っております。支援級やフリースクール等、きっとみつかります。

  2. 通信制高校なら行けそうかという感じもありますが、どうなのか?障害者手帳があれば、就労継続支援事業所を使わせる手もありますが、どうか?
    在宅中心の形が出来ればどうにかという感じもありますが、ともあれ、大原さんが言うお嬢さんとの会話を忘れず、次の一手を打った方がいいか?

  3. 不登校、難しい問題でもちろん身近にも居たのですが・・・

    小学生時代の話を聞くとごくフツーのお子さんに感じます。
    普通学級だから劣等感、というが支援学級に入っていたら劣等感で学校生活が始まっていたのではないか?
    と思います。

    全般聴いていて、この子の特性よりも兄弟姉妹の居ない弊害が感じられてしまいます。
    一人っ子で親の過保護な感じも否めない。

    この相談者の話、という訳では無く。
    今時の子供が学校へ行きたくないなら行かせない。という親の風潮もなんだかなぁ〜
    と感じてしまいます。
    無理やりでも学校へ行かせて、知識をつけさせて、自立を促すようにするのがホントの子育てだと思うけどなぁ〜。

    と、言いながら我が3人の子が心配も無いくらいに立派に育った訳では無いので、大きなことは言えない・・・ただの私の感想です。

    1. 残念ながら昭和~平成の育児観だと思います。
      自閉症スペクトラムの診断がついている時点で多かれ少なかれ、フツーの育児ではないです。
      社会全体の要求水準が上がっているので、「昔ならちょっと変わった普通の子」でも、令和のご時世には「普通」ではいられないのです。学校にも社会にも受け皿がないのです。
      「無理やりでも学校へ行かせて、知識をつけさせて、自立を促すように」した結果、長期の引きこもりや精神疾患など予後のよくないケースが多かったため、今では不登校への安易な登校刺激はNGという認識が広がりつつあります。
      「支援学級に入っていたら劣等感」というのもよくある誤解で、
      支援級から始めて大丈夫そうなら普通級に移るのは問題ありませんが、
      支援の必要なお子さんを無理に普通級に押し込めると、勉強や集団生活そのものが嫌いになる(=自己肯定感が下がる)弊害が大きいと言われています。

  4. 大原先生って、あわてんぼうなのかな。
    学校をやめさせるかどうか悩んでの相談なのに、辞めさせた!と誤認されて、相談者さんイラっとしてるのがわかりました。

  5. 大原先生、あまり発達障害とかの知識はないオールドタイプの方かなと思うことも多いけど、「生活習慣を身に着けさせる」「五感に訴える」「成功体験を持たせる」っていつものアドバイスは療育の内容に通ずる部分も多いし、社会性を持たせるための方法論は、子どもの特性の有無にかかわらず普遍的なところが多いのかもと思った

    まあ、相談者=母親が悔やんでいるとおり、特性の影響の大きさを過小評価して、普通学級で上手にやってほしいと願ったのが決定的な悪手だったなあ
    大事な一人娘に期待した部分もあったんだろうけど、これまでの義務教育期間は娘さんにはただただ苦痛だったろうよ
    きっと娘さんもうまくやれないことを自覚してて、小さい頃は母親にべったりだったけど、自我が芽生えてきたときに、自分が周りとうまくやれないことを痛感して、心が萎えてしまったんだろうな
    既に自己肯定感を喪失して気力を失くしてしまってるし、完全に二次障害の状態だ

    とにもかくにも相当深刻な状況であることを相談者はまず認識された方がいい
    小中学校時代のスクールカウンセラーを頼ってでも、専門の療育につなげて、専門家と一緒になって、娘さんにできることを増やして、意欲を取り戻してあげてほしい
    ただ、これまで自分の期待先行で娘の窮状を手をこまぬいて見てきて、今回も「娘と語るんですか?」って無邪気に聞き返すような相談者に、娘さんの苦しさがどれほど理解できるのか、甚だ不安だが
    自分はこの相談者は大人とは思わない、相当な無神経だと感じる

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