
これみよがしに眼の前で母を犯した暴力父を殺したい男の慟哭
テレフォン人生相談 2025年4月7日 月曜日
相談者: 男23独身ひとり暮らし 両親がいる
今日の一言: 苦しみは成長せよという神様からのメッセージです。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
はい
加藤諦三:
最初に、年齢を教えてください。
相談者:
はい、年齢は23歳です。
加藤諦三:
23歳?
相談者:
はい
加藤諦三:
当然まだ・・独身ですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今は、ご両親と一緒に、生活してんの?
相談者:
いや、今、アパートを借りて暮らしております。
加藤諦三:
1人で、アパートを借りてんのね?
相談者:
・・
加藤諦三:
はい
相談者:
はい
加藤諦三:
わかりました。で、どんな相談でしょう。
相談者:
・・簡潔に、表しますと、あのう・・両親から受けた虐待い、の、フラッシュバックがひどくて・・
加藤諦三:
虐待っていうのは具体的に言うとどんな?・・
相談者:
12歳、ぐらいまで・・暴力的、な、虐待がありまして。
加藤諦三:
(吸って)
相談者:
理不尽にずうっと怒られるのは、基本で・・殴る蹴るも・・ありましたね。
加藤諦三:
・・それは、どのぐらい程度だったんですか?
相談者:
怒鳴るのは、もう、ほぼ毎日。殴る蹴るは・・2週間に1回程度だった、気がします。
加藤諦三:
ああ、ああ・・怒鳴る蹴るが、ほぼ毎日っていうのは・・なんか心理的に言えば、もう・・家という感じではないですね?、あなたから見れば。
相談者:
・・そうです。もうずっと・・小学校の時は・・ビクビクしながら・・◆#
加藤諦三:
ビクビクするだろうねえ・・
相談者:
はい
加藤諦三:
だって・・動物園の中で、檻の中に生まれてきちゃったようなもんですよねえ。
相談者:
そうですね・・
加藤諦三:
いつ怒鳴り、始めるかわかんないもんね?
相談者:
あ、ほんとに・・そうなんですよね。
加藤諦三:
この、虐待っていうのは父親ですよね?
相談者:
そうですね、父親ですね。
加藤諦三:
母親は、怒鳴る蹴るは、やらなかったわけですね?
相談者:
母親も、あのう・・ピアノを、すごいやらせたかったようで、
加藤諦三:
ああ、ああ・・
相談者:
ピアノの練習を、嫌がったら・・手を叩かれたりとか、怒鳴られたりっていうのは、結構ありました。
加藤諦三:
そうするとねえ・・母親っていうと、無償の愛はあるとか、母なるものを持った母親っていう、そういう、イメージが、ありますけれども。
相談者:
はい・・
加藤諦三:
あなたが、持っている、母親とか父親っていうイメージは、一般の人が、話をするような・・父親でも母親でもなかったわけですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
で、今23歳で、よく平気でいるねえ。
相談者:
・・いや、あのう・・平気いい、では、全くなくて。
加藤諦三:
うん・・
相談者:
実はあのう、2年前ぐらいに、その、暴行、事件を、起こしてしまいまして。
加藤諦三:
暴、行、事件?
相談者:
・・はい。小学校までの虐待・・の、フラッシュバック、が、ひどいと、
加藤諦三:
うん
相談者:
怒りの、衝動的な・・行動を起こしてしま、って・・
加藤諦三:
うん
相談者:
腹が立ったり、気に食わないことがあったらあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
暴力的な、行為に・・出てしまうことが度々・・あるんです◆#$%
加藤諦三:
はああ・・
で、も、なかなか人は、理解しないもんね?
相談者:
はい
加藤諦三:
そうすると、小学校に行った時に、友達とか、先生の言うことっていうのは、全然あなたの、知っている母親、父親とは違ってるもんねえ。
相談者:
全く、違いました。
加藤諦三:
・・だけど、よく23歳まで、今・・元気で生きてきたねえ。
相談者:
・・ッハーッハアー!ハアー!!(突然泣き叫ぶ)アーアーアー(嗚咽)ありがとうございます!(泣き叫ぶ)・・アッハ・・(泣き崩れる)
加藤諦三:
・・(鼻を吸う)・・
相談者:
・・ごめんなさい(涙声)・・ッアア・・匕ー、アアッ(嗚咽)・・(吸って)アア!・・アア・・すいません(涙声)・・ああ、申し訳ないです・・ハア(ため息)・・ハア・・
加藤諦三:
・・
相談者:
ッフッフ(泣きじゃくる)・・ありがとうございます。ッフ(泣きじゃくる)・・(鼻を吸う)
加藤諦三:
・・それで、23歳までどうやって生きてきたの?
相談者:
・・ほ、あのう・・◆#$・・ん、あのう・・18、歳になるまでは、
加藤諦三:
うん
相談者:
あの、周囲のお・・友達に、あ、の、虐待されたこととか、全く、誰にも相談、できなくてえ。(吸って)◆#
加藤諦三:
うん、相談したら、腹が立つでしょう?
相談者:
・・はい
加藤諦三:
あんまり・・わからないんで、周りが。
相談者:
はい、匕・・アア・・(泣)ウッフ・・(しゃくりあげる)◆#ありがとうございます・・
加藤諦三:
今、現、在、あなたは両親を、どう思ってるわけ?
相談者:
あ、のお・・父親に当たる人物は・・ッハアー(しゃくりあげる)正直言って、本当に・・殺したいです。ック(泣)
加藤諦三:
「殺したい」と。だけど・・「殺す」っていうふうに、よく思えたねえ?
相談者:
ウックック(涙声)ッハーッウッウ(嗚咽)ウック・・(泣き続ける)
加藤諦三:
・・だって・・「殺す」なんていう・・感情・・を、超えたものがあるでしょ?
相談者:
・・はい(涙声)フー(ため息)
加藤諦三:
それで、「殺す」という、感情を、超えたものが、あなたにあっても、そんなことを理解してくれる人、1人もいないでしょ?
相談者:
はい
加藤諦三:
だから、よく23歳まで生きてきたねって言うんですよ。
相談者:
・・う・・く・・あああ(嘆く)・・ッハアー・・
加藤諦三:
・・で、今日の相談内容っていうのは、どういうことですか?
相談者:
・・ッエ(ため息)・・えとお・・相談内容なんですが、
加藤諦三:
うん
相談者:
(鼻声)父親はほんとに、もう・・今でも、ずっと殺したくて・・
加藤諦三:
うん
相談者:
で、フラッシュバックが強い時は、
加藤諦三:
うん
相談者:
元い、た、実家に、行ってしまいそうに、なるんです。
加藤諦三:
うん・・
相談者:
殺すことで、プラッシュバックに苛まれないであろうって・・考えているので(涙声)
加藤諦三:
(吸って)
相談者:
殺して・・楽になりたいっていう気持ちと、
加藤諦三:
うん
相談者:
我慢して、抑えて・・なんか、人並みの、生活を、目指して送るっていうのが・・どっちで生きて、いったらいいか、わからない・・ック(泣)
加藤諦三:
わかりました。
し、か、し、よく、電話か、け、て、き、て、くれたねえ、あ、な・・た。
相談者:
実は、加藤諦三先生が、書いてくださったあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
5歳児の、大人の、本・・にい、(涙声)ものすごい救われたんです。ほんとです!、加藤先生、あの本書いてくださってありがとうございました!
加藤諦三:
・・いやあ、
相談者:
ああっ・・
加藤諦三:
分かってくれてほんとありがたいよ。
相談者:
ハー(吐いて)
加藤諦三:
今日はね、回答者に、弁護士の、大迫恵美子先生がいらしてるので、
相談者:
はい
加藤諦三:
伺ってみてください。
相談者:
ありがとうございます。
(回答者に交代)
加藤さんへ
【動物園の中で檻の中でも怒鳴る殴るはないでしょ】 #teljin
親を恨む諦三さん、今回の相談者への寄り添い方が素晴らしい。
相談者もつい泣いちゃいましたね。
やりすぎかな??・・・と思ったけど
その後の恵美子弁護士フォローがバッチリ👍
でしたよ。
諦三・恵美子のコンビもなかなかいいじゃん
と感じた回でした。
早く彼女を作って犯してください🤭
その時あなたは変われます。
慟哭を聞いてなんだか胸が締め付けられました。ずっと頑張ったねって誰かに言って欲しかったんだろうな、孤独だったんだろうなって思いました。
大迫先生の回答もさすが。殺したいと思えるようになってよかったですね、という言葉にもきっと救われたんじゃないですかね。これからよい人生をきっと過ごせますよ、ひどい父親のことなんて忘れて楽しく暮らせるようにお祈りしています。