
騙して入れたグループホーム。様子とは裏腹な父の「ここは天国」が娘を苦しめる
テレフォン人生相談 2025年9月15日 月曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: マドモアゼル愛(心についてのエッセイスト)
相談者: 女58 夫とふたり暮らし 娘が二人いる 母7年前に他界 父はグループホーム入所
今日の一言: 過去を整理して今を生きる。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもしい。
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
こんにちはあ、
加藤諦三:
こんにちは。
相談者:
お願いしま、す。
加藤諦三:
はい。
最初に、年齢を教えてください。
相談者:
58歳です。
加藤諦三:
フ(吸って)今、お一人ですか?、ご主人と一緒ですか?
相談者:
あ、はい、主人と、二人い、です。
加藤諦三:
二人ですか?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい・・それで、相談というのは、どういうことでしょうか?
相談者:
はい、ええ・・母、が、
加藤諦三:
うん
相談者:
・・(涙声)7年前に、亡くなりまし、てえ・・
加藤諦三:
はい
相談者:
・・父、は・・3年前から・・認知症患ってえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
半、年、前、から、
加藤諦三:
ええ
相談者:
グループホームに、お世話になってまス。
加藤諦三:
あー、そうですか、はい。
相談者:
はい。
でえ・・両親を、
加藤諦三:
うん
相談者:
ちょっと・・強く思う(涙声)ズッ(鼻吸って)思い、すぎて、しまう、傾向があってえ。
加藤諦三:
うん・・
相談者:
ちょっと、娘え、が、2人、おりますがあ、
加藤諦三:
うん
相談者:
2人とも、結婚を、し、て、くれたのでえ、
加藤諦三:
はい
相談者:
時間もできたっていうことで・・自分の、好きなことや、
加藤諦三:
うん
相談者:
まあ、新しいことを、始めたり、とかは、できているん・・で、す、があ、
加藤諦三:
うん
相談者:
やっぱり、布団に入、る・・前とかあ、(涙声)
加藤諦三:
うん
相談者:
んん、今日も・・ちょっと、体調が悪かったのでえ、少しちょっと、昼に休もうかなと思った、時、にい、
加藤諦三:
うん
相談者:
どうしても、父が・・健やかな生活してくれるかなあ?と思ったりい・・
加藤諦三:
うん
相談者:
ってしまう・・
加藤諦三:
う、ん・・(吸って)
相談者:
やはりい・・自宅、で、いた時の生活、からは、
加藤諦三:
うん
相談者:
集団生活になっているのでえ、
加藤諦三:
うん
相談者:
安心はあるけど、自由が・・少なくなってえ。
加藤諦三:
うん
相談者:
やっぱり、認知症っていうことで・・だんだん、この、気力、が、失せてえ・・
加藤諦三:
うん
相談者:
私が訪問した時に、外に、「ちょっと、お茶を飲みに行こう」と誘ってもお、
加藤諦三:
うん
相談者:
「いかない」っていうことで、なかなかあ、そのう・・ハアー(ため息)ホームの中の、自室う、の、布団かあ、フロアの、自分の決められた場所に、座っているっていうことが・・どうしても多くなってしまっている、姿を見るとお、
加藤諦三:
おん・・
相談者:
(鼻吸って)つらい。
加藤諦三:
・・ただ・・お父様自身は、
相談者:
はい
加藤諦三:
今・・の、状態というのを、喜んでんですか?、それとも、嘆いているんですか
?
相談者:
喜んでいると思います。
加藤諦三:
喜んでいるですね?
相談者:
・・はい。
加藤諦三:
だけ・・
相談者:
「天国だ」って言ってます。ッハ(苦笑)
加藤諦三:
うん。
でも、あなたから見ると、自由になっていないんじゃないかな?というふうに思う、ということですね?
相談者:
そうですね。
やはり、庭のある自宅があったりい、
加藤諦三:
うん
相談者:
そこを、ウロウロ・・することもできるしい。
加藤諦三:
うん
相談者:
少し前まではぁ・・自由に・・買い物も行けたりとかはしてたのでえ。
加藤諦三:
うん・・
相談者:
ズ(鼻吸って)
そういうことを思、ったりい。どうしても母への・・気持ちがすごく・・強くて。(涙声)
加藤諦三:
(鼻すする)ていうことは・・
相談者:
はい
加藤諦三:
グループホームに、入っているけ、れ、ど、もお。
相談者:
はい
加藤諦三:
これでいいんだろうか?というふうに、今、あなたは、悩んでいるということですか?
相談者:
そうですね。
加藤諦三:
で、そういう自分の、考え方。
相談者:
はい
加藤諦三:
こんなもんでいいんだろうかな?、というふうに、今、思っているけれども、
相談者:
はい
加藤諦三:
どうなんだろう?ということですね?
相談者:
はい、◆#
加藤諦三:
はい、分かりました。
相談者:
はい
加藤諦三:
今日はあの、回答者の先生として、心についてのエッセイストとしておなじみの、
相談者:
はい
加藤諦三:
マドモアゼル愛先生がいらしているので、伺ってみてください。
(回答者に交代)
認知症の父親をグループホームに入所させず、パートの仕事をしながら週3回通って世話してたら、精神的、身体的ストレスで相談者が倒れていたかも知れません。
騙して半年前に入所させたとしても、父親は「ここは天国だ」と言っているのだから、週1回の面会で顔を見せることが大事だと思います。たとえ、父親が相談者を認識できなくても。
親族が入所して、面会し、昔話などしていると、ふと、正気に戻って、活き活きと話すこともありました。
3週間前に母をグループホームに預けたわたしにはドンピシャ当てはまる相談でした。参考までに私の場合は以下の通りです。
この3週間、私も色々逡巡し、3日連続で母の夢を見たりもしました。やはり、母が可哀想だという気持ちはありましたから。
母は認知症は軽度なのですが、鬱と不安症がひどく、ほぼ寝たきりで拒食状態。体重も33キロまで落ち、かかりつけの医師から施設に入居をすすめられ、グループホームに入ったわけですが、入所当初は恨み言を言われましたよ。覚悟はしていましたし、黙って聞いて謝りもしましたが、ちょっとグサッときたのが「わたしをこんなところに押し込めて、あんたたちは楽をしている。自分が楽になりたいからわたしを見捨てた。」という言葉。これも言われるだろうなあとは予想していましたが、実際言われるといい気持ではありませんね。しかし、わたしに毒づくことでストレス発散できるなら、それでいい、受け止めようと思いました。
そう思えたのは、ホームに入って以来、母が食事をするようになり体重が増えるという目に見えた効果があったからです。顔色も見るからによくなり、表情も穏やかになってきています。最近では、あきらめたのか馴染んだのか、あまり文句も言わなくなり、レクに笑顔で参加している写真を見せてもらいました。
父も母から解放され、こちらも穏やかになり、わたしは 朝夕来ていた父からの愚痴ラインから解放されました。
何より母が安全に守られているという安心感は何にも代えがたいです。おかげで、わたしも母の愚痴を優しく聴くことができるようになりました。
母を施設に入れる決断をしたのは、主治医に言われたからばかりではなく、自分でも色々考えての結論で、正しい判断だとは思っていたのですが、年老いた母に無理をさせているのかと少しすまない気持ちもありました。が、先日、介護師さんから「よくこの方を自宅で看ていらっしゃいましたね。大変だったでしょう。」と言われ「プロから見ても母の介護は大変なんだ。やはり自宅介護は無理だったんだ。ホームに入れて正解だったんだ」と救われた気持になりました。それ以来、もう迷う気持はなくなりました。あとは、できるだけ面会に行って見捨てたわけではないと安心させてあげようと思います。
長々と書きましたが、最後に、加藤先生の言葉でわたしが実践しようと心がけているのは「一度選択したら、その選択の良いところだけをみなさい」ということです。
相談者さんもそうすればいいのに。
(ちなみにこの選択の悪いところはスバリ、お金がかかることです。母の寿命が尽きるのが先か、貯金が尽きるのが先か?手に汗握ります。ケアマネさん曰く、お金がなくなっても打つ手はあるそうですが。)
以上、長文、駄文 失礼しました。
大原先生なら、泣かないで、自分に酔いしれるから!て言われてしまいますね。
相談者本人が、今後同居して精一杯、お父様を介護しては如何でしょうか。
そう遠くない内にお別れしてしまう前に、後悔しないよう、泣いてばかりいないで、行動あるのみです。
そんなに言うなら、余裕もできたし お父さんを引き取ればいいじゃないですか? 自宅で自由に暮らさせて上げれば? 週末だけでも自宅で過ごさせてあげるという手もありますよ。それは嫌なんでしょう?自分の手は汚さずに綺麗事言ってるだけに聞こえます。
お父さんだって今さら環境を変えるのは嫌でしょう。外出を億劫がるのも年取れば当たり前。
本当の悩みは何?お父さんのことではなさそう。