弱みは恐妻。嘘つきスナックママにオヤジが手玉に取られた333万円
2014年10月8日 水曜日
スナックのママに何回かに分けて貸した総額333万円。
返ってきたのは100万だけ。
貸し金を公正証書にしたり、ママと同居人の男を連帯保証人立てたり、通帳とカード暗証番号を引き取ったりと、キッチリしてるようで、相手にいいようにされている。
相談者の腰が引けている理由は恐妻。
相談者: 男65歳 妻64歳
パーソナリティ: 今井 通子
回答者: 坂井眞(弁護士)
今井通子:
もしもしい、テレフォン人生相談です
相談者:
お世話になります
今井通子:
今日はどういったご相談ですか?
相談者:
あのお、お金を貸して、なかなか調べて(知らせて?)もらえんので,
今井通子:
ええ
相談者:
公正証書も連帯保証人もとっとんですけどね、
今井通子:
はい
相談者:
親の、方から取ることは、出来ないんでしょうか?、ということ。
今井通子:
親の方から?
相談者:
貸した本人の親。
今井通子:
ああ・・
じゃ、まず、あなたはおいくつですか?
相談者:
60う、5歳です
今井通子:
奥様は?
相談者:
64歳です
今井通子:
64歳
で、お金を貸した・・っておっしゃいましたよね?
相談者:
はい
今井通子:
いつ頃?
相談者:
6年、くらい前
スナックしよって、
「すぐに、何ヶ月で返せるけん、貸してくれまいか?」と。
ほんで、
あの、「わたしゃ(借りた女)」、あの、「親からのお」・・「分け前があるけん、それの証券が、定期に貯金しとるやつが、満期来たら、それで払えるけん」
今井通子:
うん
相談者:
「親の」ざ・・あのお、「分け前として、私にくれとるけん」、いうことで・・
今井通子:
ええ
相談者:
で、
「こちらも(相談者)お金要るけん、間違いないんじゃにゃ?」と。
今井通子:
ええ
相談者:
で、
「間違いない」、って言うて。
ほんだら・・
今井通子:
お金は、おいくらですか?
相談者:
一番初めに貸したのは50万です。
今井通子:
50万円
それは戻ってきたの?
相談者:
も、なんせ、戻ってこん。
今井通子:
それが6年前ね?
相談者:
それから、あの、何日か、経つごとに、1回貸しとるもんじゃけん、「も、必ず返せるけん、私の定期のお、あれが満期になるけん」、また60万、貸して・・
今井通子:
また60万貸しましたと。
相談者:
うん、貸して。
今井通子:
はい
相談者:
そんで、その、積み重ねによって、ま、公正証書には333万くらい巻き(*)ました。
(*)巻く: 契約する。契約し直す。契約を更新する。
今井通子:
結局、全部で333万円になっちゃっていうこと?
相談者:
そうそう
今井通子:
はい
公正証書には、どういう形で返却するって書いてあったんですか?
相談者:
金利と、延滞金も、みな入れて、毎月、計算して、5万なんぼづつ支払いなさいと。
5万3千か、5万4千円くらいやったかな。
今井通子:
で、それは、一番最初の50万のときにも作りました・・
相談者:
いや、全部、まとめて・・
今井通子:
公正証書作ったのは、いつ頃ですか?、そうすると。
相談者:
5年前。
今井通子:
で?、公正証書を作ってから、何回くらい返してくだすった?
相談者:
も、2万返したり、3万返したり、なんぼ言うても返さだったり・・そういうふうな状態が今も現在続いています。
今井通子:
月々に、それでも幾らかは返してくるの?
相談者:
いや、かえない。今年は1回も、返して、もろうてないの。
今井通子:
だけど、えー、何回かは返してきてるのね?
相談者:
はい。
今井通子:
で、それがこの5年間で、何万円くらい返してきたんですか?
相談者:
100万くらい。
相談者:
えー、そうすると、今、えー、残っているのは233万っていうことね?
相談者:
元金だけでもね。
今井通子:
その、スナックのママさんなの?、それ。
相談者:
まー、小さいスナックのママさんでした。
今井通子:
この人からはお金とれないかもしれないから、
相談者:
はい
相談者:
そのお父さんから取ろうていうこと?
相談者:
はい、弟さんとか。
今井通子:
誰かが、保証してるのかな?
相談者:
あのお、連帯保証人、ま、あの、1年前にとりました。
あの、女の人と一緒に、住んでいる男から。
今井通子:
あ、連帯保証人は違う人なのね?
相談者:
ええ
今井通子:
スナックのママさんの、彼氏?
相談者:
そうですね。
今井通子:
うん
スナックのママさん、でした、ってさっきおっしゃったんだけど、今は、じゃ、辞めちゃったんですか?
相談者:
ん、やめて、その男の人は自営業、ですので、
今井通子:
ええ
相談者:
雨降ったり、したら、仕事できんような仕事じゃけん、
今井通子:
うん
相談者:
あの、身入りが少ないんですよね。
今井通子:
ええ
相談者:
ほんで、この前、男のとこへ行って、「あんたにも責任は問われるんじゃけん」、
今井通子:
ええ
相談者:
「なんとか考えんといかんぞな」、ということ言うたわけ。
今井通子:
はい
相談者:
ほんだら、あ、その女の人は内職しよんよね。
今井通子:
はい
相談者:
貸した女性は。
で、その、内職の通帳と、
今井通子:
ええ
相談者:
あのお、判子持って来まし・・あの、キャッシュカード持って来ました。
今井通子:
はい
相談者:
ほんで、それでも、やっぱり、内職じゃけん、あったり、無かったりするし
今井通子:
はい
相談者:
毎月こう、返還・・する可能性も少ないし・・も、とにかく、嘘が上手なん・・なんやき・・
ほんで、こちらにしても、やっぱり、家の嫁さんに分かったらいかんき、金額大きいけん、嫁さんに分かったら事じゃけん。
今井通子:
なんで?
相談者:
◆#$%□、あの、嫁さんに分からんで、お金貸しとるんじゃき、お金貸したら事じゃわね、貸して分かったら。
裁判所へ、裁判、しんさ・・行ってでも、名前が出てくるけん、金銭の・・あの、ざ、あ、被告人と原告人の。
今井通子:
要するに、このお、お金を、返してもらうのに、裁判沙汰にすると、名前が出てきちゃうの?
え、そうすると、奥さんにバレちゃうから?
相談者:
奥さんところは、こう、みんなにバレ・・あの、この近所周りにバレるでしょ?
田舎やけん、やっぱ人の口がうるさいけん。
今井通子:
なるほどねえ・・
そうすると、あなたは、まずは、奥さんとか、ご近所さんに、お金貸してることが、分からない方法で、なんとか取り返せないでしょうか?ていう、質問?
相談者:
そうそう。
弁護士に依頼したら可能なんだろうか?ということ。
今井通子:
うん、で、そのときに、とる方法としては・・えー、まず連帯保証人になってる彼氏も、自営業で、雨降ったら、仕事がないから、そんなにお金も、入ってこない。
相談者:
はい
今井通子:
貸した(借りた)当人?、は、今内職をしている。
で、その、内職をしているお金を積み立てている通帳を見せてくれたの?、それとも、それは、あなたが持ってんの?
相談者:
今、持っとる、現在。
今井通子:
そこには幾らか入っているんですか?
相談者:
入ってない。
今井通子:
じゃ、なんで通帳(苦笑)持ってんの?あなたが。
相談者:
いや、毎月内職す・・して、「それから、も、引き落としてくれ」言う。
「大なり小なり、はあるけん」、「内職はずっとするけん」、言うて。
今井通子:
ええ
相談者:
いや、それではちょっと、し、信用・・また、どんな、な、手使おうて・・内職するのたいそうなって、内職せんやろ・・可能性も出てくるし・・
今井通子:
いや
相談者:
で、男の人の、連帯保証人なっとるじゃけん、男の、土地とか建物とか、いうのがあるんじゃけど、そんなのはもろうたって、僕は欲しゅう無いんよね、土地なんかは。
要らん手間かかって、余計お金いるだけじゃし。
そやけん、その、結局は、貸した女の人の親、兄弟、その土地、建物、を取ることは出来るか、出来んか。
今井通子:
え?、土地、建物は要らないんでしょ?
相談者:
いやいや、男、あの、女の、
男の人の土地、建物は要らん。
こりゃもう、倉庫みたいなもんじゃけん。
今井通子:
ええ
相談者:
壊すんでも、よーけ、お金かかるけん。
今井通子:
ええ
相談者:
土地も評価がないけん、要らん思うとんじゃ。
固定資産税、ぎり払わな、いかんけん。
今井通子:
そうすると、あなたは、お金を貸した本人の土地、建物、もしくは、ご本人のご両親か、弟さん、から、お金は取れませんか?、というのがご質問ですか?
相談者:
そうそう・・はい
今井通子:
分かりました。
今日はですね、
相談者:
ほ、法的に。
今井通子:
弁護士の、坂井眞先生がいらしてますので伺ってみたいと思います。
相談者:
はい
今井通子:
先生よろしくおねがいいたします
(回答者に交代)