老子を読む賑やか養鶏おじさん64歳。話すうちに迷いが消えて相談不要
テレフォン人生相談 2012年9月1日 土曜日
パーソナリティ: 加藤諦三
回答者: 伊藤恵子(弁護士)
相談者: 男64歳 妻63歳 2人暮らし 長男38歳 次男
今日の一言: 気楽に生きれば問題は解決する。
加藤諦三:
もしもし?
相談者:
もしもし?
加藤諦三:
はい、テレフォン人生相談です。
相談者:
お世話になります。
加藤諦三:
はい。
最初に年齢を教えてください。
相談者:
64歳です。
加藤諦三:
64歳。
結婚してます?
相談者:
あ、しております。
加藤諦三:
えー、奥さん何歳ですか?
相談者:
2つ下やから、63ぐらいです。
加藤諦三:
ん、63ぐらいね。
で、お子さんは?
相談者:
2人ほど、います。
男が。
加藤諦三:
はい。
で、今あ、一緒に住んでんの?
相談者:
近くに住んどります。
加藤諦三:
んじゃ、あの、今は、奥さんと2人で住んでんですね?
相談者:
はい
加藤諦三:
はい、分かりました。
それで、どんな相談ですか?
相談者:
えーと、私(わたくし)がね、
加藤諦三:
はい
相談者:
えーと、親を早う亡くしてね、
加藤諦三:
はい
相談者:
母親の郷の方で、ね、畜産経営、のおー、組合にいー、財産を入れてね、
加藤諦三:
はい
相談者:
仕事をしとって、まあ私は、ま、味方からいうたらナンバー2やと思うんやけど、今はね?
加藤諦三:
はい
相談者:
一代目が亡くなって、二代目んなってね、
加藤諦三:
はい
相談者:
そ、いろいろとやっとるんやけど(笑)、私に接待、交際費をいただけんのや。
加藤諦三:
えーとお、ごめんなさい。
親を早く亡くして・・
相談者:
片親ね、父親を。
加藤諦三:
はい
相談者:
ほいでえー、いろいろやっとるんやけどお、あのおー・・
加藤諦三:
要するに、お父さんを早く亡くしたけども、お父さんの仕事をあなたが受け継いでるっていうこと?
相談者:
いやいや、その時にも、鶏を個人で飼いよったんですけどね。
加藤諦三:
はい
相談者:
あの・・
加藤諦三:
鶏を個人で飼ってたってのはあなた?
相談者:
いやあ、親が。
加藤諦三:
親っていうのは、父親の方?
相談者:
父親と母親でえ、は、
加藤諦三:
はい
相談者:
鶏を飼いよってね。
加藤諦三:
はい
相談者:
ほいでえー、親が亡くなってね、
加藤諦三:
はい
相談者:
中学2年の時に。
加藤諦三:
はい
相談者:
ほいで、母親の郷の方へ来て、組合を作ったんです。
加藤諦三:
はいはい
相談者:
ほいでえ、いろいろ経営、の、に参画してね?
加藤諦三:
経営に参画してってのは、あなたが?
相談者:
ああ、もう、2代目になったからね。
もう60なんぼで、お、あ、1代目の方々が、6戸、あー、ぐらいが、一緒にしよったんですけどね。
加藤諦三:
あ、ごめんなさい。
中学2年生って言いましたよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
中学2年生の時に、
相談者:
はい
加藤諦三:
お父様が亡くなられて、
相談者:
はい
加藤諦三:
それで、
相談者:
母の郷へね。
加藤諦三:
ええ、行って、それで、組合を作ったっていうのは?
相談者:
共同で経営する。
加藤諦三:
ああ、共同で経営するということ?
相談者:
うん、うん
加藤諦三:
それで、あなた自身が中学校2年生で、なんか組合の?
相談者:
いや、その時にはまだあ、あの、ならんけど、高校卒業してからね?
加藤諦三:
はい
相談者:
経営に、%$#*、ひたすらやっとるんやけどね。
鶏、たい・・
加藤諦三:
そうすと、そうすと、組合の理事かなんかになってると?
相談者:
ああ、なっとります。
加藤諦三:
それは高校卒業してからですね?
相談者:
あ、はい。
加藤諦三:
はい。
それで?
相談者:
ほいでね、10年ぐらい前に、みんなが亡くなった頃にね、
加藤諦三:
10年くらい、みんなが亡くなったっていうのは?
相談者:
みんな言うんわ、、お、あのおー、1代目が。
加藤諦三:
あ、最初に組合を作った、1代目の、人が亡くなった?
相談者:
うん。
全部亡くなってね?
加藤諦三:
はい
相談者:
6、7人ね。
加藤諦三:
はい
相談者:
ほいでえ、次の代になったんですけどね。
加藤諦三:
はい
相談者:
あのお、私は一生懸命やっとるんやけど、私に接待、交際費を頂けんのや。
加藤諦三:
あなたに接待、交際費を使わせてくれないっていうこと?
相談者:
そうそうそうそうそう
加藤諦三:
それで、最初の代に、あなたあ、は、属するわけですね?
相談者:
はっきり言えばそうなりますね。
加藤諦三:
そうですよね?
相談者:
はい
加藤諦三:
あなた、そん時、あなただけが非常に若くて、
相談者:
うん
加藤諦三:
他の人は、かなりの歳を、
相談者:
うん
加藤諦三:
取っていたと?
相談者:
はい
加藤諦三:
それでその、かなりの歳の方達が、全部退かれて、1代目の理事としてはあなただけが残ったと?
相談者:
うん、そうですね。
加藤諦三:
そして次の理事の人達が、
相談者:
うん
加藤諦三:
あなたに接待、交際費を使わせてくれないと?
相談者:
うん
加藤諦三:
いうことですね?
相談者:
うん
加藤諦三:
でえ、
相談者:
例えばね、
加藤諦三:
はい
相談者:
餌も取らんのにいー、たくさんのおー、糞を売ってくれたんです、乾燥した。
加藤諦三:
はい
相談者:
半分、それの、ところへね、接待するのにね、
加藤諦三:
はい
相談者:
接待って、(くしゃみ)、頂けんけど、ま、私はね、
加藤諦三:
はい
相談者:
器用貧乏で何でもするんです。
加藤諦三:
はいはい
相談者:
電気もやれば機械もやれば、土木もやれば。
加藤諦三:
はい
相談者:
それに、営業も、よおやるんですけどね。
加藤諦三:
営業もやってるわけですか?
うん。
相談者:
営業もそのお、電話でね?
加藤諦三:
ええ
相談者:
餌もと、取らん、そのおー、代表にも、上場のメーカーの社長の、息子と仲良うなったりな。
加藤諦三:
はい
相談者:
いろいろそうんやけど、それが分からんのですよ。
ま、あれやけど、分からんでも、構わんとは思っとるんやけどね。
加藤諦三:
要するにその、2代目んなってえ、今の、あなたの言う2代目の、経営と理事の人っていうのは、今何歳ぐらいの人なんですか?
相談者:
私とおんなじです。
ほいで事務所がね・・
加藤諦三:
あ、年齢的にはあなたと同じね?
相談者:
うん、年齢がね。
加藤諦三:
ええ
相談者:
トップはね。
加藤諦三:
すと、い、理事は何人ぐらいいるんですか?
相談者:
5人おる、いるんです。
加藤諦三:
5人理事がいる?
相談者:
うん
加藤諦三:
それで理事長っていうのは?
相談者:
理事長は私の従兄弟や。
加藤諦三:
ああ、従兄弟が理事長?
相談者:
ああ。
ほいとお、従兄弟と従兄弟の弟と、
加藤諦三:
はい
相談者:
それとおー、他人の2人の、この、ま、はっきり言えば、物言わん人ですわ、2人は。
加藤諦三:
ええ
相談者:
ほいで私はちょっと、毒にも薬にもなるほうでな、
加藤諦三:
ええ
相談者:
おー、ほ、ちょっと、物言う方や。
加藤諦三:
だけど、理事会の規約みたいなの当然あるわけですね?
相談者:
それがね、
加藤諦三:
ええ
相談者:
総会した時のお、議事録がないんですわ。
加藤諦三:
議事録がないけれども、
相談者:
うん
加藤諦三:
毎年のその、報告書みたいなのはあるわけですよね?
相談者:
ああ、あのおー、決算報告だけはね。
加藤諦三:
はい、それだけはある?
相談者:
うん
加藤諦三:
ほんで、だけどお、事業の内容みたいなものは、当然、そのとき・・
相談者:
ん、大体はしり、知っとります。
あのおー、売り上げがどれぐらいとかね?
加藤諦三:
そうすると、その、あなたの言ってる接待費というのは、
相談者:
うん
加藤諦三:
あなたがその、若い頃ね?
相談者:
うん
加藤諦三:
には、あなたより年上だった理事達は、みんな接待費を使ってたわけ?
相談者:
ある程度は使いよったな、みんな。
加藤諦三:
うん・・。
で、そのお、接待費っていうのは当然、決算書へ出てきて、
相談者:
うん
加藤諦三:
で、それはみんな、理事会、で・・
相談者:
で、監事がまたなあ、
加藤諦三:
ええ
相談者:
物言わん人やし、見ん人やし。
加藤諦三:
うーん
相談者:
見せない、かも分からんしね。
加藤諦三:
そうすると、要するに、あなた今、理事というよりも従兄弟と関係が上手くいってない?
相談者:
あ、そうそうそうそう。
身内のジレンマや。
加藤諦三:
そういうことですね?
相談者:
うん
加藤諦三:
でえー、従兄弟で、年齢も、同じようなもんだと?
相談者:
うん、それに、事務所にはそのおー、夫婦2人とその、おー、トップは、おー、あのお、あれです、子無しですからね。
加藤諦三:
それで、実権は、あなたでない方(ほう)の、理事の方(ほう)に、実権は移ってると?
相談者:
や、そうそうそうそう
加藤諦三:
それで理事長も当然、あなたでない方の、側の人だと?
相談者:
そうそうそう
加藤諦三:
それでえ、理事会っていうのは、5人って言いましたけど、要するに、1対4っていうこと?
相談者:
うん、そうなるわな。
全部もうー、言うたらその通り、イエスマンが多いからな。
加藤諦三:
はい。
でえ、おおよそ、このお、人間関係の構造は分かったんですけど、それであなたの今日の相談というのは、
(まだまだ続く相談者の自分語り)