老子を読む賑やか養鶏おじさん64歳。話すうちに迷いが消えて相談不要

(まだまだ続く相談者の自分語り)

相談者:
うん

加藤諦三:
そういう、理事会の下(もと)で、

相談者:
ほいで・・

加藤諦三:
自分も理事なんだけれども、

相談者:
うん。
そやけど、まあね・・

加藤諦三:
せ、接待費を・・

相談者:
もう、60なんぼなんやけ、接待費もいらんよう、なるんでね?

加藤諦三:
ええ

相談者:
ただ、こういう組織はね・・

加藤諦三:
ちょっと待って。
接待費がいらなくなったって、となると、今日のあなたの相談ていうのがボケてくるんだけど、どうい・・

相談者:
ほいでね、

加藤諦三:
ええ

相談者:
私も、あ、うちの家内がね、

加藤諦三:
ええ

相談者:
看護師長で、60年で退職したんや。

加藤諦三:
はい

相談者:
ほいで「もう、そろそろ辞めえ」言うんやけど、辞めるに辞められんのや。

加藤諦三:
あなたはもう理事を辞めたいってこと?

相談者:
ほんとはね。

加藤諦三:
本当は?

相談者:
うん。
ほなけどお・・

加藤諦三:
それで、「本当は」って言うけど、奥さんも「辞めろ」と言ってるわけね?

相談者:
うん、「辞めたらええんやろ、もう気楽にしまえ」と言うんやけどな。

加藤諦三:
そうすと、あなたも辞めたいし、奥さんも「辞めろ」と言ったら・・

相談者:
うん。
ところがね、私(わたくし)のもう、また、息子がちゃんと、継いでくれとんや。

加藤諦三:
先程お、お子さん2人いるっておっしゃって、

相談者:
うん

加藤諦三:
その子が、継いでくれてるというのはどういう意味ですか?

相談者:
あ、また、機械や電気や、その他、やってくれよんです。

加藤諦三:
そうすると、あなたの、今日の相談というのは、接待費のことお、

相談者:
ではない。

加藤諦三:
な、では・・

相談者:
こういう、ま、全部は言えんけどね。

加藤諦三:
ええ

相談者:
事務所の、いうー、が、もう、そのお、兄弟2人と夫婦と、トップの甥ー、ぐらいでしよったら、まあ大体、独占的になるんや、独裁的に。

加藤諦三:
はい

相談者:
ほいだらやっぱり、息子がおったら心配なんでね。

加藤諦三:
すと・・

相談者:
ほいで、いろんなこと考えてみたら、全部は言えんけど、ま、あのお、一時は万事を表すで、地元対策もできなね、

加藤諦三:
ええ

相談者:
いろいろやりよったらね、トップはね、充(あ)て職貧乏や。

加藤諦三:
そうすると、あなたの、その跡を継いでくれてるって、お子さんは何歳ですか?

相談者:
さんじゅうー、はち(38)です、7(なな)、8。

加藤諦三:
38歳ぐらい。
それでそのお子さんは、あなたに何(なん)か、言ってるわけ?
「こういうような、組合では困る」と。

相談者:
ああ、そうそうそうそう。
「親父がしっかりせえ」と。

加藤諦三:
ああー

相談者:
うーん、お・・

加藤諦三:
それ、で、ですから、このお、組合を、

相談者:
うん

加藤諦三:
あなたの目から見ると、独裁と?

相談者:
うん

加藤諦三:
いう言葉を使って・・

相談者:
ただね、

加藤諦三:
はい

相談者:
私が言わんでもね、周りの人はもう、分かっとるらしい。

加藤諦三:
ということは、今日のあなたの、相談というのは、相談というよりも、

相談者:
うん

加藤諦三:
あのお、何となく毎日のいろんなことがあって、不満が多いと、いう話ですか?

相談者:
あ、そうそうそう

加藤諦三:
で・・

相談者:
ほいで、

加藤諦三:
はい

相談者:
いろんな話で、いろいろあるけどね。
ちょっとまあ、あのお、言えん事が多いけれども、あのおー、

加藤諦三:
いや、かなり言ってると思うけど(笑)

相談者:
い、かなり言っとるかえ?(笑)

加藤諦三:
うん(笑)

相談者:
(笑)
かなりは言っとらんと思うんやけど、もう、私がかいたようけ、あるん・・

加藤諦三:
ああ

相談者:
ほいでな、

加藤諦三:
はい

相談者:
いろんな話でこう、見よったらな、

加藤諦三:
ええ

相談者:
例えばあー、そういうようなことでえー、面白(おもしら)ん人はあー、トップに言うたんやけどな。

加藤諦三:
ええ。
それで、これからですね、

相談者:
うん

加藤諦三:
あなたの相談、ま、弁護士の先生にその、相談を、していただきたいんですけど、

相談者:
うん

加藤諦三:
あなたの相談の内容がですね、

相談者:
うん

加藤諦三:
どういうことだか?っていうことを、ちょっとはっきりさせたいんですよね。

相談者:
もう、大体もう、先程からよう考えよったら、あまりね、

加藤諦三:
ええ

相談者:
あのお、迷いはないんです。

加藤諦三:
もう迷いない?

相談者:
うん、なくなってきた。

加藤諦三:
ああー、もう話したら、なんか、

相談者:
うん

加藤諦三:
問題は小さなことに見えてきた?

相談者:
ん?小さなこと見えてきた?
あの、あんまり迷わんとな、

加藤諦三:
はい

相談者:
一生懸命やりよったらな、

加藤諦三:
ええ

相談者:
どうも、うちのトップがな、

加藤諦三:
うちのトップというのは、その理事会のトップね?

相談者:
うん、理事長がな、

加藤諦三:
はい

相談者:
負い目を、反省しだした。
ただな、

加藤諦三:
はい

相談者:
そのおー、反省してもな、プライドが高いけん。
本にも書いとったけど、プライドの高い人はな、「すいません」と「ありがとう」が言えんのや。

加藤諦三:
はい

相談者:
ほいでもう、これ以上、責めんとこと思いよんのや。

加藤諦三:
もう理事長責める気がなくなった?

相談者:
うん。
理事長も、そのお、家族も、もう、責めんとな、

加藤諦三:
はい

相談者:
目は口程に物を言うんで、黙っとって、ちょいちょい!言うんやけどの!

加藤諦三:
はい

相談者:
ほいで、そういうような、もう、風にしといて、もう、よし、あの、恨みに思わず、

加藤諦三:
なんか段々と、聖人君子みたいになってきたね?

相談者:
ウヘヘ(笑)
老子の本読んだんや。

加藤諦三:
ええ

相談者:
ほいだらな、

加藤諦三:
ええ

相談者:
無言のおー、何とかいう本も読んだし、

加藤諦三:
はい

相談者:
それにいー、何と言われようと、私はな、

加藤諦三:
ええ

相談者:
アホと言われようが、

加藤諦三:
ええ

相談者:
俺の留守に、嫁はん虐めるという、トップに言われようが、

加藤諦三:
私は私の、道を行くと?

相談者:
そうそうそう。
ほいでな?

加藤諦三:
ええ

相談者:
ほうへん(?)にい、「恨みを徳で返せ」とこう、書いとったんでもうそれでいこうと思いよんや。

加藤諦三:
あああ

相談者:
老子が書いてるの、なんか、

加藤諦三:
はい

相談者:
ほうへん(?)にい、徳と書いて書いとったと思うんやけどな、

加藤諦三:
ええ

相談者:
まあそんなんで、あの、んー、次々、本読んでみてな、

加藤諦三:
はいはい

相談者:
したらもう、あれやなあ、小さなことやのお、と思って。

加藤諦三:
はい

相談者:
ほいで、金は、あのお、私はあ、お金はもう、どう、器用貧乏やけん、どうにでもなるんや。

加藤諦三:
ええ。
ま、そんだけの、才能があったら、

相談者:
うん

加藤諦三:
何とかなるね。

相談者:
ほんで、おかげでな、

加藤諦三:
ええ

相談者:
私もな、あの、わらしべ長者になった。

加藤諦三:
ええ。
それでね?

相談者:
うん

加藤諦三:
まあ、これからその、活躍していくう、中でも、

相談者:
うん

加藤諦三:
理事会もいろいろあって、

相談者:
うん

加藤諦三:
いろいろ法律的なことも、理事・・

相談者:
もう、法律もない、えんですよ。

加藤諦三:
法律ももう、超越しちゃった?

相談者:
もう、法律も、せんでもな、

加藤諦三:
ええ

相談者:
回りまわってえ、な、

加藤諦三:
はい

相談者:
ああ、私が一生懸命やっとって、

加藤諦三:
うん

相談者:
方々へー、いろいろおー、あの、手伝いや、その他やっとったらな、廻り回って、私のところには物がたくさん来た。

加藤諦三:
うーん。
まあ、な、先程のあなた、地元対策もちゃんとやってるということでしたけど。

相談者:
うん。
ほいで、気持ちも返ってきとる。

加藤諦三:
うーん。

相談者:
ほなからもう、あまりな、周りの方(かた)が思っといてくれといたら、もうそれで結構やと思っとんや。

加藤諦三:
はいはいはい

相談者:
うん

加藤諦三:
それでですね、

相談者:
うん

加藤諦三:
今日はスタジオに弁護士の伊藤恵子先生がいらしてるので、

相談者:
はい

加藤諦三:
あなたの心意気をですね、

相談者:
はい

加藤諦三:
お伝えして、

相談者:
はい

加藤諦三:
いろいろ話を伺ってみたいと思います。

相談者:
はい

(回答者に交代)


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